君の奏でる音色は、
優しい響きがする。
時に高く、
時に低く、
僕を包み込む。
僕の腕の中で、
静かに、
時に荒々しく響き渡る
君の音色は、
やがて 大きく、
細かく 震える。
徐々に 高く、
徐々に 早くなる
狂おしいほどの 君の音色は、
僕の名を呼ぶ。
何度も、何度も、
僕の名を 奏でる。
静かに終わる メロディー。
僕だけに 聞かせてくれる
優しい響き。
震える君の唇から
漏れる 吐息。
全てが、僕のもの・・・