私が一番欲しかった言葉は、 私以外のヒトに向けられた。
それは私の知る所となり、 あなたは私を見なくなった。
私への視線は、 私以外のヒトに向けられ、
私への言葉も・・・・・・いや、 私にでは無かった。
最初から 解かっていた。
あなたは私を観てはいないと。
私に向けられる言葉は、 全てあのヒトへ向けられるモノだと。
でも、 それでも良かった。 あなたが私を必要としてくれている。 だから。
だから、 それでも 良かった。
私が一番欲しかった言葉が、 私以外のヒトに向けられた今、
そして、 私があなたに告げたかった言葉が、 そのヒトの口から出た 今、
私はもう、 いらない。 あなたには いらない。
あなたは もう、 私を見ない。
あなたは もう、 私と話さない。
あなたは もう、 私の側にはいない。
あなたは もう、 私の声を聴こうとはしない。
私は・・・・・・・・・・・・・
私が今、 一番欲しい言葉は・・・・・・・・・・・・