過去の幻影

  

誰しも、過去の幻影から 逃れたいと思ってる。

まだ見ぬ未来を予見し、少しでも良くあるようにと、今を模索している。

覆い被さる悪しき影を振り払おうと、もがいている。

起きた事は 無き事とはならず、敬遠したい事が否応無く現実となる。

 

過去の幻影が、 未来をも支配しようとする。

 

捨て去る事も、忘れる事も出来ず、奥底で今も生き続けるモノを、

見て見ぬフリをし、無視し続けようと言うのか。

それも、良かろう。 だが、何も変わりはしない。 何も、良くは ならない。

避けるのでは無く、逃げるのでも無く、

正視し、迎え、打ち勝つほか無いのではないか。

弱いからこそ、強くあらねばならないのではないか。

 

強く なれ。 弱いからこそ、脆いからこそ、 真に 強くあれ。

  

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