『電子の場末から○ボタンと叫ぶ』

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パラダイムシフトなしクリアー (倉坂式)

 

《クイックリンク》 序文 / プレイ条件 / ゴグマゴグ(1回目) / ゴグマゴグ(2回目)
序文が地味に長いので、前置きなんてイラネという方はリンクよりスキップをお願いします。

■序文――電子の場末より

 皆様、初めまして。
 あるいは既に私を知っている方、いつもお世話になっております。
 普段はニコニコ生放送にてFF13のプレイ状況を配信すると言う形で活動している者です。
 11月中旬から最近(2012年2月上旬)まではクリスタリウム封印・装備改造封印での攻略を自分なりに進めておりましたが、この度ガイセリックを無事打倒し、チョコボ稼ぎへと足を踏み入れた次第であります。その際、ここの「改造禁止ミッションモード・ガイセリック編」を参考にさせていただきました。この場で再度御礼申し上げます。
 ですが、全員分の最強武器を揃えるとして、チョコボ稼ぎの目標額は2000万ギル。正直に言って、集中して稼ぐのは私にとって困難です。というか稼ぎが面倒くさいと言う一点で十一章までのNCU/NEUを選択していたわけで…。

 というわけで、早々に妥協が決まりました。
 集中してプレイするのではなく、息抜きに未だ開封すらしていなかったFF13-2をプレイしながら、チョコボ稼ぎもしていこう、と。

 FF13-2のNCUはいくつかレポートを見ており、攻略情報もwikiのモンスターデータやロールデータを見る程度には読んでいました。当初は「『通常プレイは甘え』とは言わせない通常プレイ」を目指し、敵の圧殺を目標とした普通のプレイをするつもりだったのですが、どうもピンと来ない。
 本来は某所で通常プレイのレポートを書きながら進めるつもりだったので、スクリーンキャプチャを取り忘れていた部分のプレイをやり直していたところ、ふと思うことがありました。はっきり言って失礼なレベルではありますが、

「パラダイムシフト封印ぐらいなら初見でも何とかなるんじゃね?」

 というわけで、私には珍しく、初回プレイから縛ることにしてみました。
 某評論家が「雑魚戦は○ボタン連打で楽々なJRPGの感覚である」などと評したFF13-2。某所では「〜〜だからと思考停止して試行錯誤もしない人間が評論家を名乗れる時代」などと皮肉だか揶揄だかされていましたが、ここはその某氏の言を検証することにしましょう。


■プレイ条件

 原則条件:
  1) 戦闘中に『パラダイムシフト』を行わない
 努力目標:
  1) 『コマンド』『アイテム』『リーダーチェンジ』の使用を可能な限り抑える
  2) モンスターカスタマイズの『継承』可能な限り控える
 その他の環境条件:
  1) プレイの全編を、USB接続式キャプチャボードを用いPC画面に映して行う。
  2) 初プレイ。自分は攻略情報を見ている場合「初回プレイ」と称します。

 基本的には、つるさんが行った「FF13 オプティマ変更なしクリアー」に準拠する形で制限を設定しています。
 それに加えて、今回は「モンスターの選定が重要」という召喚レイドの理念に基づき、可能な限り「モンスターカスタマイズ:継承」の使用も控える形で進めていきます。
 「その他の環境条件」については、ぶっちゃけてしまうとこれも生放送による配信をそのまま行える環境を整えてプレイするだけと言う話です。検討部分は配信することを考えておりますので、もし興味がありましたら探してみてください。
 曲がりなりにも初回プレイですので、クリスタリウム成長は特に制限しない、と言う形で進めていこうと思います。「このくらいならいいだろう」という目安が全く分からない状態でのプレイなので、うっかり鍛えすぎる可能性もありますが…。

 ※本プレイでパラダイムについて表記する際、パラダイムチューンに関しては
 ※[N] → ノーマル [X] → クロス [W] → ワイド と併記いたします。


■『女神の騎士』

 さて、まずはチュートリアルと称してHP3000超・ATBレベル6という酷い性能を持つライトニングを操作するシーンです。
 さすがにチュートリアルですので、○ボタン連打でまったく問題なく突破できます。むしろHP70%以下で回復アビリティである『ウルの楯』『戦神の祝福』を自動選択するライトニングの行動パターンが炸裂するので、○ボタン連打だとどうやら死なせてもらえないようです。
 個人的に、ATBレベル6のライトニングをチュートリアルバトルの操作キャラとしたのは致命的な間違いな気がしますが、オープニングエピソードはまったく問題なく突破できるので、これ以上は特に触れなくてもいいでしょう。
 途中、ライトニングとカイアスが斬り合う熱いシネマティックアクションシーン完全にスキップできるということに驚愕しながら、わけのわからないバハムート同士の空戦を終わらせてEpisode 1に突入します!


■後ろに下がる戦法13-2

 おそらくはカイアスがヴァルハラでぶっ放した「星の骸」とやらが時空を超えてネオ・ボーダム(冷静に考えると酷い名前な気もするけど、ボーダムノヴァだのノイボーダムだのよりは良かったのかもしれない…。海外版だとNew Bohdamだそうです)に落下します。
 ついでにセラが謎の衣装謎着替えを果たし、謎の敵に襲われたところで謎の男「そいつは俺の獲物なんだ!」と公然と謎の寝取り宣言をしながら、(セラの視点からすれば)謎な理由で名前を知っている彼に謎の弓を渡され「戦えるんだろう?」とこれまた謎の断定をされてなし崩し的に戦闘開始。謎だらけってレベルじゃねーぞ!
 本作はここで『パラダイムシフト』「が」解禁されます。何故かパラダイム編成は解禁されません。しかも初期パラダイムが「デュアルアサルト」([N] ATK+ATK)であるというキワモノセッティングであり、FF13のスタートを考えると極めて不気味かつ気持ち悪い…。
 あろう事か、最初のメイオベントス殲滅戦(メイオベントス4体+ネクトン1体)で危うくセラが死にかけました。残りHP24ってどういう事だよ…。
 初期パラダイムは「[N] ATK+ATK」「[N] BLA+ATK」「[N] ATK+DEF」「[N] DEF+DEF」のようですが、編集できないので本プレイでは意味がありません。というか2人パーティだったら普通BLA+ATKだろ、常識的に考えて…

 ネオボーダムの音楽って小気味いいよなあと感じながら適当に戦闘をこなして先に進めます。ただしバルバロイだけは逃げます。ブレイクしないとまともにダメージが通らない敵をATK+ATKで倒すとか、どう考えてもマゾの所業。
 ちなみに今作でオプティマチェンジが「パラダイムシフト」となり、海外版と用語が統一されましたが、optimaは「最善」を意味する言葉なので、「最善ヲ切リ替エルッテジャパニーズイングリッシュハ意味不明ネ」ということで、「考え方の転換」というパラダイムシフトという語が海外では当てられていたのかなあとおぼろげに思っているところです。実際なんで国内外で用語が違ったんでしょうね。

 さて、さらに歩を進めて最初のボス、「ゴグマゴグ」(1回目)戦。まだパラダイム編成は解禁されていないので、残念ながらオプティマは「[N] ATK+ATK」のまま。「敵の攻撃はDEF+DEFに切り替えて凌ごう!」という親切な指示は、残念ながら本プレイでは「強力だがATB大幅低下」を遥かに下回るお役立ち度です。

セラ ATK Lv.2BLA Lv.2DEF Lv.1
HP 385物攻 32魔攻 34
スターシーカー(+4/+4)
ノエル ATK Lv.2BLA Lv.1DEF Lv.2
HP 404物攻 38魔攻 34
フレイムフォッシル(+4/+4)
召喚 ------(未解禁)
   
編成 [N] ATK+ATK

 さて、ゴグマゴグの攻撃は『ルイン』と思しき射撃と、『摩天掌』による範囲攻撃。どうやら『摩天掌』は定期的に使用してくるようです。ざっと受けてみたところ、『摩天掌』を4回受けるとゲームセットと言ったところ。ちなみに、『摩天掌』は上側への攻撃範囲も広いようで、明らかにゴグマゴグの上を取って攻撃しているノエルも叩き落とされます。
 そして『摩天掌』が4回来る前に倒せるかどうかは非常に微妙です。あれ、これ詰んでるんじゃね?
 かなりのダメージを与えましたが、3回目の『摩天掌』で既にセラもノエルもHPは30%以下のレッドゾーン。無念にも倒しきれず、4回目の『摩天掌』が振り下ろされ――

 セラに当たらない!?
 ノエルは犠牲になりましたが、これ幸いとセラがそのまま残りのHPを削り取り撃破。

 原因を分析。※さすがにアルティマニアは購入してません
 13-2における瀕死(HP30%以下、HPゲージ赤色)状態のキャラクターの挙動は前作と同じで、「自発的に前に進まない」ようになるようです。
 そしてセラは、魔法を使用する時に後ろに下がります。魔法と弓攻撃を交互に行う場合、サッズと同じように後ろに下がる挙動も示します。
 さらに、『摩天掌』はゴグマゴグを中心とする一定範囲の敵にダメージを与える範囲攻撃です。
 つまり、いわゆる「後ろに下がる作戦」が自然に成立し、セラは『摩天掌』の範囲から無事に逃れることができるのです! まさかパラダイムシフト封印プレイで「後ろに下がる作戦」を実用する日が来るとはまるで思っていなかった。
 ただしセラの『たたかう』は挙動がよく分からないため、今回は剣攻撃が暴発しなくて良かったと言ったところでしょうか。誰かセラの剣と弓の使い分けについて詳しいことを知っている方がいましたら、教えていただけるとありがたいです。ホントに「遠くにいるのに剣で斬りかかる」「至近距離なのに弓で撃つ」とか、よく分からないんだよね…。


【動画】

 ニコニコ動画版はこちらから


■『摩天掌』→ swipe → 「強打する」

 そんなこんなでオーパーツを探し、ゲートに叩きつけに行くセクションでようやく「パラダイム編成」「クリスタリウム」が解禁されます。今回はクリスタリウム成長を制限しないので、早速成長させることにしました。

セラ BLA Lv.5→『サンダー』修得
ノエル ATK Lv.4→『エリアブラスト』修得
DEF Lv.3→『リジェネガード』修得

 そしてその足で「ゴグマゴグ」(2回目)戦に挑みます。

セラ BLA Lv.5ATK Lv.2DEF Lv.1
HP 403物攻 32魔攻 36
スターシーカー(+4/+4)
ノエル ATK Lv.4BLA Lv.1DEF Lv.3
HP 412物攻 42魔攻 34
フレイムフォッシル(+4/+4)
召喚 ------(未解禁)
   
編成 [N] BLA+ATK

 今回のゴグマゴグは、攻撃技としては『摩天掌』のみを使用するようです。『因果結界』があるためブレイクしないとまともにダメージが通らないのですが、これを[N] BLA+ATKでこじ開けます。最終的に『摩天掌』は瀕死になったセラが後ろに下がることで完全に回避できるので問題はありません。
 実戦では2回目のブレイク後にノエルが昇天しましたが、敵の残りHPもわずかだったため、残されたセラでブレイク中に倒し切ることができました。
 音楽が例のメタル的な何か(「限界突破」という曲名だそうな)ですが、個人的にデスボイスで発せられる「Do it! Do it!! Do it!!! Do it!!!!」と思しきフレーズが物凄く耳に残ってます。テンションが上がるのは確かなんだけど、RPGの戦闘曲かと言われるとちょっと疑問をはさまざるを得ないところはあるかもしれません。ペルソナシリーズの「Reach Out To The Truth」「Mass Destruction」も大概でしたが…。


【動画】

ニコニコ動画版はこちらから




 Episode 1を無事に突破することができたのですが、Episode 2 からは新要素・ブラッドダメージも解禁され、FF13とはまた別の方向で厳しい戦いが予想されます。
 初見で現在進行形、全く見通しの立っていないプレイではありますが、お付き合いいただけるとこちらとしても幸いでございます。

 今作でマーキーが20歳という衝撃的事実に動揺しながら、今回はこれで締めたいと思います。もっと若いと思ってたよ…
 本記事をご読了いただき、ありがとうございました。

 

(2012年2月17日) 4880 PV

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