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FF12HD/かんたん低レベルクリアー
今回はこの方から |
レダス編も長丁場になってきた。今回は、死都ナブディスでの「フューリー」「フンババボス」、そして「カオス」戦を書いてみたいと思う。
…さて、死都ナブディスに関しては、メインシナリオを進めるだけなら訪れる必要の無い場所であるが、そのぶんサブイベントに関しては豊富となっている。とりわけ印象的なのが、最速ならベリアス撃破後に訪れることができ、「最強の矛」や「グランドアーマー」など、最強クラスのレアアイテムを手に入れられることだ。そのやり込みは、FF12の魅力を象徴するものであり、今なお「ガリフ前プレイ」として語り継がれるほどである。
――対する、この召喚獣カオスの撃破は、この死都ナブディスで行われる本来の大イベントという位置付けであるが、ガリフ前プレイに比べると微妙な扱いである。初めて戦えるようになる時期が、「帝都アルケイディスに到着した後」と中途半端であり、出現させるまでに行うべきサブイベントも、どちらかというと「面倒」と表現したほうが近いからだ。敵としての強さは、全13体の召喚獣のうち2番目であり、本作屈指のモンスターと言って良いのだが…。
そんなわけで。本プレイにおいても、死都ナブディスの攻略を始めていく。イベント全体のデザインとしては、世界各地で合計3枚のメダルを集めたのちに、死都ナブディスに行き、前座である「フューリー」「フンババボス」の2体を倒し、その後に挑戦可能となる「カオス」を倒せば終了、という形になっている。そういうわけで、数々のサブイベントを終わらせ、まずは北から回り込んで、1体目である「フューリー」と戦っていく。
…さて、こいつに関しては、「英雄マーチ」で自身を強化したのちに、「バッカスの酒」でバーサク状態になって攻撃を仕掛けてくる。さらに、通常攻撃に狂戦士の追加効果があるため、前回のたたかう禁止プレイでは、制限の都合上狂戦士状態になる=即リセットという非常に恐ろしい敵であった。
――しかしながら、弱点としてHPが69710しか無いため、ここまでイベントを進められるプレイヤーの多くにとっては、恐るるに足らぬモンスターである。一応、INT/PS4版ではちから・スピード・回避率が強化され、特に回避に関しては「見切り」も入れて実回避率57%という凄まじい値に達しているのだが、ここまでHPが低いと適当に殴っているだけで簡単に終わってしまうだろう。
そんなわけで。敵の回避率への対策としては、「回避されない銃や魔法を使う」「『カメオのベルト』を装備する」などが挙げられるのだが、今回プレイではもっと画期的な方式を発見した。それは、レダスで攻撃するということである。
…というのも。オリジナル版からであるが、レダスはキャラクター特性として「回避無視」を持っている。その特性は、敵が得た時と同じく、自分からミスをする場合(暗闇状態であるか、オリジナル版で飛行タイプの敵に『たたかう』を仕掛ける)を除いて、絶対に敵に攻撃を回避されなくなるというものである。やれ、FF12の敵については、ボスやモブの大半が回避率ゼロか1桁であるうえに、回避率を無視したい場合にも確実で使いやすい銃があるため、どうしても味方側の「回避無視」は敵のそれに比べて軽視されやすいが、役立つ場所ではとことん役に立ってくれるのである。
――そんなわけで。久々にHP1+バーサク+ブレイブ+ヘイスト状態になった雷神レダスが、「回避無視」でザクザクと敵を切り刻んでいく。盾役のパンネロの「たたかう」がそれなりの確率で回避される中、レダスは安定してダメージを与えていくことができる。敵は最初から「被ダメージカット」を持っており、最終的に「瀕死防御力UP」を得るということでダメージはかなり落とされてしまうが、それでもレダスが次々と連撃を加えていき、あっという間に相手を撃破することに成功した。うむ。久しぶりに、正しくレダスが活躍したバトルになったな!
フンババと言えばFF6に出てくる歩きづらそうなアイツ |
引き続いて、死都ナブディスを南方向に探索していき、2体目のボスである「フンババボス」と戦っていく。
…さて、こいつに関しては、全ての攻撃が回避可能であるため、制限プレイではただ固いだけのデクノボウと見なされることが多い。「血塗られた盾」か、そこまで行かなくとも「デモンズシールド」で十分である。敵は、闇属性の「ダークネス」と地属性の「アースシェイク」を使ってくるが、前者は「デモンズシールド」か「黒の仮面」で吸収できるし通常の回避も可能、後者はレビテト状態になればノーダメージでやり過ごすことができる。ちなみに、「アースシェイク」は、拳で地面を叩き割るようなモーションの攻撃であるが、意外なことに単体攻撃である。その拳でそのまま殴れ。
――ちなみに、敵は時折「プロテス」で自分の防御能力を上げてしまい、それに「デスペル」をすると「ダークネス」で反撃をしてくるという厄介な特性を持っており、これにレダスが巻き込まれて死んでしまう事態がそれなりの頻度で発生する。その他、HP<80%からはカウンターも使うようになり、発生率は40%となかなかなのであるが、それでもやはり最悪の場合でレダスが死ぬだけなので、何ら問題はない。
そんなわけで。敵のHPは314086と多く、HP<40%というなかなか高い状態から「通常攻撃CT0」を得てしまうのだが、やはりというか「回避無視」と組み合わさっていないため、一切恐ろしくはないは無い。そのまま、レダスが殴り続けて撃破することに成功した。
――まああれだ。要するに、あのナブディスの惨劇を生き延びたレダスが、こんなところで死ぬわけが無いということである。殺しても死なない。レダスは何度でも蘇るのだ。蘇るたびに髪の毛が一本ずつ減っていく。
ハゲ地蔵(イヴァリースに伝わる寓話で、ハゲは石にして放置せよ、の意) |
そんなこんなで、2体のボスを倒したことにより、やっと真打である“輪廻王”カオスへと挑んでいけるのであるが、ここで考えなければならないのは、カオスジュダの持つ経験値をレダスが回避する方法である。
…というのも、ご存じの通り、カオスは「カオスジュダ」という4体の使い魔と共に出現する。その特性に関しては、【前回の「たたかう禁止
低レベルクリアー」の該当回】に詳しく書いてあるが、魔法を唱えている対象に「サイレス」を100%の確率で使うという厄介極まりない特性を4体共通で持っているため、「たたかう」が禁止される本バトルでは、必ず最初に倒さなければならない敵だと言える。
――のだが、このカオスジュダが、嫌らしいことに経験値を持っているのである。そのため、「弱くてニューゲーム」ではない今回プレイでは、メイン3人のアクセサリ欄を「ファイアフライ」で埋めなければならない。さらに、レダスは装備品を変更することができず、リザーブメンバーに下げることも不可能なため、戦闘不能か石化状態で経験値を回避する必要がある。というわけで、最初はカオスジュダを攻撃するガンビット(「HP<5000の敵」)の下に蘇生を入れるという方法で対処しようとしてみたが、普通にカオスに殴られて戦死者が出て終わったため、2回目は石化放置を用いることにした。これならば、カオスジュダを攻撃するガンビットの下に「味方1人
- 金の針」を用いれば良いだけなので、大きく戦法を乱すことは無いのだ。
ちなみに。この「石化中」状態は、10カウントから始まって約45秒後に石化状態になってパーティから消滅するという厄介なステータス異常であるが、カウントが減っていくごとに「物理攻撃で与えるダメージ」と「敵の物理攻撃で受けるダメージ」の両方が10%ずつ減っていくという特殊な性質があり、近年では防御手段として使われることもあるんだとか。確かに、完全に石化してしまうまでの全時間を1ループとして考えれば、平均して50%のダメージを軽減ということになり、防御手段としては「プロテス」以上に強力となりうるポテンシャルを秘めている。
…そして、ありがたいことに、ガンビットには「『石化』の味方」と「『石化中』の味方」の両方がオリジナル版から存在するため、「石化中の時は放置し、完全に石化したら金の針で解除する」という戦法を手動操作封印で利用することも可能である。また、石化中状態になりたい時は、自分に「ブレイク」を使うだけで良い。こちらは、INT/PS4版では時空魔戦士しか覚えられないが、それでも試してみる価値のある作戦であると言えよう。
――まあなんだ。これは、INT/PS4版では完全なバランスブレイカーと成り果ててしまった「リバース」の代用品として、時代に求められたものなのかもしれない。確かに、この使いづらさと効果の強力さは、どことなくオリジナル版の「リバース」を彷彿とさせる。「ブレイク」の命中率が65%というのも、オリジナル版の「リバース」の70%にそっくりだ。まあ、完全にダメージをシャットアウトできた逆転状態に対して、石化中はあくまで「軽減」に過ぎず、そもそも物理攻撃にしか適用されないのであるが、特にPS4版のHPアップライセンスの法外な強力さを考えれば、オリジナル版リバースと比べてそこまで劣っているようにも思えない。世間では、この石化中状態と手動操作を用いた様々な工夫により、低レベル+リバース封印でのトライアル制覇(PS4版)等も達成されているんだとか。世間は広い。FF13と同じく、FF12にもまだまだ知らない世界が広がっている…!
前が見えねェ |
そんな感じで、いよいよカオスへと挑んでいく。
…さて、こいつとの戦闘で行わなければならないのは、まずはとにもかくにも使い魔の「カオスジュダ」を全滅させることである。魔法を唱えている対象への「サイレス」を始めとし、防具では0ダメージに抑えられないラ系魔法やカオス本体に対するサポートなど、危険な行動が多いからだ。
――やれ。前回の「たたかう禁止
低レベル」では、わざと敵に「サイレス」を使わせたりもして時間を稼ぎながら「ショック」で1体ずつ倒していくという本来の低レベルクリアーらしい緊張感のある戦いとなったが、今回のPS4版では体力・火力ともに大幅に上がっており、渋滞も起こらないため、黒魔道士が「コラプス」を放つだけで簡単に相手の数を減らしていくことができる。実戦では、末恐ろしいことに1回のコラプスで敵全てを巻き込んで撃破することができた。これがPS4版の低レベルクリアーか…。
カオスジュダ撃破後は、「HP<5000の敵」の下に用意されたガンビットが起動し、レダスを「金の針」で復活させて、カオス本体と戦っていく。
…では、カオス本体の能力について、ここで触れておこう。まず、特徴的なのは、異常空間により「たたかう」の使用が封印されるということである。敵はしっかり物理攻撃をしてくるので明らかなインチキだ。とりわけINT/PS4版では、使用できる技の種類がオリジナル版と比べて限られてくるため、この制約によるバトルの難易度は上がっていると言える。
――その他、能力値や行動パターンに関してはオリジナル版と変化なく、約1500ダメージの打撃の合間に各種の風属性魔法を使用してくる。大技の「エアロジャ」は3000ダメージ+35%の混乱と強力であり、「たたかう禁止」の空間では混乱状態になるとそのままどこかに走り去って行動不能に陥ってしまう。オプションに関しては、初期は「HP消費攻撃」で自身のHPを削りながら2倍のダメージを与えてくるほか、HP50%からは「HP消費攻撃」を失う代わりに「回避無視」「通常攻撃ダメージUP」を得る。また、瀕死状態では「アグレッサー」を宣言して「通常攻撃CT0」で激しい攻撃を仕掛けてくる。
このレベルからでも立て直せるのが今回プレイ |
そんなわけで、カオス本体と戦っていくのであるが、序盤は基本通り「スロウ」を掛けつつ、「ショック」「ドレイン」や「針千本」などを使って攻撃を仕掛けてくる。敵は、「エアロガ」などの範囲攻撃を用いてくるが、しっかりとHPを回復していればレダス以外は即死せず、魔法攻撃なのでイージスの盾で受け流すことも可能なため、普通に「ケアルガ」などを使って立て直していけば良い。
…その後、HPが50%以下になると、敵は「エアロジャ」を使用してくるようになる。そのダメージは、「シェル」無しで約3000と、今回プレイのHPにおいてですら一撃でパーティを壊滅させうる威力を誇っているので、必ずHPの高いパンネロをバブル状態にして耐えなければならない。
――逆に言うと、パンネロがバブル状態で8000以上のHPを保ってさえいれば、意外とどうにでもなってしまう。やれ、前回プレイでは、こちらからの攻撃を全て封印し、「HP消費攻撃」によって味方1人が戦闘不能になると同時にHP50%を下回るようにし、蘇生直後の非ターゲット時間を用いて「エアロジャ」を回避する…という極めて特殊な戦法を用いていったが、今回はそこまでしなくとも、適当に蘇生させて「ケアルガ」でも使えば簡単に状況を立て直せてしまう。仮にパンネロ1人+混乱という絶望的のような状態に陥っても、すぐにカオスが殴って混乱を解除してくれるため、やはり戦線を維持することができてしまう。低レベルクリアーとは一体…。
そんな感じで戦っていき、最後のHP<20%では敵が「アグレッサー」を宣言して「通常攻撃CT0」の効果を得る。ここまで来るとさすがに強敵であり、かなりの使用ペースになる「エアロジャ」によって定期的に状況を崩されることもあって、なかなか攻撃ペースを上げていくことができない。ちなみに前回プレイでは、「HP≧50000の敵」の下に「味方1人
- リフレガの魔片」を用意し(カオスのHP20%は41793)、それをトリガーとして反射コラプスを撃ち込んでいくという戦法で、まるごとラストを飛ばしていった。当時の戦力では、HP最大のバッシュですら打撃に1発耐えるのがギリギリであり、もはや最後発狂をまともに戦い抜くことなど不可能である。この最後のトドメを意識して、開幕のカオスジュダ撃破からガンビットを組み上げていったのだ。
…のだが、やはりというか何というか、今回プレイでは全滅する危険性はそこまで高くはない。盾役を「デコイ」「プロテガ」などで支援して「ケアルガ」で回復していれば、そこまで大きな危険なく状況を立て直すことができる。また、たまに使ってくる「エアロガ」に巻き込まれたところで、魔法使いですら一撃死する心配は無い。いっぽうの攻撃面はと言うと、ヴァンの「ショック」は、蘇生と回復に悩殺されて使えるタイミングはかなり限定されるのだが、1発で5000という十分な火力を発揮し、カオスの残りHPである約40000をサクサク削っていってくれる。
――というわけで。結局「アグレッサー」から撃破までに3発もの「エアロジャ」を受けてしまったが、全て耐えきることができ、蘇生からの「ケアルガ」などで状況を立て直して、そのまま相手を撃破することに成功した。終盤の猛攻は、さすがに本作屈指の強敵と言えるレベルではあったが、そのクラスですらもはや正攻法の力押しで沈んでいくのである。このゲームの低レベルクリアーとは何なんだろうか…。
「これくらい設定できる人を基準に難易度を考えて良いのか?」と聞かれれば、ねえ… |
そんなわけで。前回は恐ろしいほどに苦戦したカオス戦であったが、今回は特に工夫をしない正攻法で勝利を掴むことができた。あまりにも苦戦をしなかったため、「果たして低レベルクリアーとは何なのか?」という哲学的な疑問を何度もいだくことになってしまったくらいだ。
…ただ、これはある意味で、ゲーム初心者には仕方が無いのかもしれない。例えば、上の画像のガンビットは、本戦闘で黒魔道士のヴァンが使用していたものであり、紹介を省略するくらいのごく普通の設定である。しかしながら、「ガンビット」は完全に各プレイヤーが1から作り上げるものであるため、その設定力の差というものがモロに出てくる。例えば、上記のガンビットで、@「『万能薬』があるのに『やまびこ草』を用意しているのは?」A「『HP<5000の敵
- コラプス』を設定している意味とその利点・欠点は?」B「『ショック』の下に『エーテル』を用意している意味は?」C「最後の自分自身に『ハイポーション』を使っている理由は?」などという疑問にサクッと答えられる人は、恐らくあまり多くは無いだろう。
――やれ、これは問題として急に出されると難しく思えるが、プレイする側の立場からすれば、ゲーム開幕からの経験を活かして、自然と作り上げられる部類のものである。しかしながら、10年前のオリジナル版FF12の発売当時とは時代が大きく変わった。もはや、いくら大作RPGとはいえ、そこまで単品のゲームをやり込める人は、ほとんど居ないというものであろう。だったら、ひたすらぬるめの難易度にして、より多くの人に低レベルクリアーの面白さを知ってもらうという方向性も、決して間違ってはいない…のかもしれない。
(ちなみに、上記のガンビットの疑問に対する答えは、@「カオスジュダが居る際に沈黙状態を優先して解除するため」、A「カオスジュダを攻撃するためで、利点はカオスジュダ4体の弱点を参照してガンビットを4つ埋めるよりも枠を節約できること、欠点は最終盤のカオスにも暴発してしまうこと」、B「攻撃役として行動効率を上げられるようにMPが切れてショックが不発になるまで『エーテル』を使わないため、及びアイテム師としてのレダスを活躍させるため」、C「非戦闘時に『HP満タン魔力UP』を引き出すため」というもの。ただ、メイン攻撃役のヴァンとしてはサポート過多気味であり、序盤にカオスの攻撃で追加効果のドンアクが発生しても解除できないという問題も存在する。Aの暴発もあり、ガンビットとしての完成度は高くなく、むしろ低いほうだ。このガンビット単体が良いか悪いかではなく、これくらいのものを3人ぶんサクッと組んで問題点も洗い出せる人を前提に難易度を調整して良いのか、という話である)
というわけで。本作の低レベルクリアー初心者向けのバランスは、必ずしも悪いことばかりではないと言える。
…のだが、もちろん問題は「初心者向けの難易度しか用意しなかったこと」である。ご存じの通り、INT版FF12のバトルシステム自体は引き続き高度なものであるが、更に細やかなバランスを楽しめるオリジナル版が既に存在しているため、どうしてもそれと比べて「パラメーターが上がって使える技が少なくなり、大味になった」と評価せざるを得ないのである。今回のリマスターは、グラフィックや音質・システムの強化などは本当に素晴らしいだけに、INT版をベースにした更にぬるいバランスしか用意されなかったことには、やはりどうしても疑問符が付いてしまうのだ。PS2の時は好きな方を選べるということで問題には成り得なかったが、「決定版」となりうるPS4版がINT版ベースしか採用しなかったことが、大きな問題となっている。
――やれ。少し前に、PS4版FF12が世界で100万本を突破した(DL版の実売数+パッケージ版の出荷数)ことが発表され、記念の描き下ろしイラストとタイトルデモが公開された他、追加の公式生放送も行われるらしい。発売後にここまでするタイトルというのはなかなか珍しいということで、どうせならその生放送でオリジナル版対応パッチの配信も発表してほしいと思ってしまうのだ。このゲームに足りないのは、後はそれだけである。
最速ではメインシナリオで古代都市ギルヴェガンの攻略後に行ける |
そんな感じで。FF12の世界の冒険も、クライマックスへと進んでいく。
…次に攻略するのは、「ヘネ魔石鉱・奥」である。全13体の召喚獣のうち、10体以上を倒すことによって探索可能になるエリアであり、合計4つ存在する裏ダンジョンの中でも最高難易度と誉れ高いエリアである。雑魚敵はトップクラスの強さを誇るうえに出現数が多く、ステータス異常を用いた非常に強力な攻撃を多数使用してくる。その分、レアアイテムを大量に入手できるほか、最大の効率で経験値を稼げるエリアも存在し、狩場や腕試しとしての意義も大きい。そして最深部には、本作における「三大裏ボス」の一角である“戒律王”ゾディアークが待ち受けている。
――というわけで、レダス編も大詰めになってきた。次回は、ヘネ魔石鉱の探索と、そして大ボスであるゾディアークの攻略を取り扱ってみることにしよう。まあ、倒すだけなら幾らでも方法はあるのだが、今回はレダスという要介護中年も居ることだし、全体的なピーキーさもいくらか緩和されているため、戦術的な面白さを追求して戦ってみることにしたい。そう言えば、10年前のオリジナル版とINT版の低レベルクリアーでは、どちらも戦闘中の装備変更とガンビット組み換えを使用していたものだった。そのため、今回はその辺りを封印できるかどうかが大きな焦点となってくるであろう。さあて、前回のたたかう禁止プレイでは苦しい勝利(実質敗北)になったゾディアークとは、今回はどう戦っていけるのか…?
(2017年11月5日) 1070 PV
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