◇トップページ > FFプレイ日誌 > FF12 低レベル+マラソン禁止クリアー【入門編】 > No.11
FF12 低レベル+マラソン禁止クリアー【入門編】
ファイアフライを入手し、LPを稼いで戦力を強化した一行は、いよいよモブ狩りに臨みます。モブ狩りと言っても、実際には一部ボスも撃破しているのですが、それはさておきシナリオ上のこのタイミング(フォーン海岸に到着してからツィッタ大草原に向かうまでの間)に以下の敵を倒しました。
◆マラソン禁止クリアー この段階で倒したボス・モブたち |
・ホワイトムース ・ボムキング ・ブライ ・オルトロス ・ボーパルバニー ・アトモス ・トリックスター ・マインドフレア |
上記の表のうち、赤系統の文字で示した敵が今回の日誌で紹介する敵になります。上記の表は倒した敵を時系列順に並べてあるのですが、見て分かる通り一部順番を変えて紹介します。これは単純に、説明のしやすさを考慮したのが理由です。尤も、「ホワイトムース->ボムキング」の順番で倒した事さえ留意しておけば、後の敵は順不同で紹介しても問題はありません。
――というわけで、上記の赤文字で示した敵について語っていくのですが、実はこれらの敵こそが、前回の日誌で説明した「瞬殺してしまった敵」になります。その為、本来は表に簡単にまとめて「瞬殺しました♪」で終わらせてもよかったのですが、その瞬殺のやり方のほとんどが、今までの自由にLPが稼げなかった頃には出来ない、「様々な魔法や技を駆使した方法」であったため、せっかくなので簡単に説明していこうと思いました。以降の文章では、今回紹介する敵をいかにして「瞬殺」したのかを語っていきます。
画像は前回の使いまわしです |
まずは上記の表の中のホワイトムースを相手にします。この敵は「銃・計算尺耐性」を持っているため、今までのように「狂戦士状態で銃を乱射する」という戦法が通用しません。また、敵は防御が高く、「たたかう」で攻撃すること自体があまり有効ではない敵と言えるでしょう。一応、死都ナブディスにある最強の矛を使用すれば(リンクトレジャーさえ気を付けていれば確実に入手できます)、「たたかう」で大ダメージを与えられない事もないのですが、入手までが面倒くさいこの時点ではボムキングを倒しておらず、また最強の矛を手に入れるとゲームバランスがどうなるか不安だったので、この段階ではまだ手に入れていません。
こう書くと攻撃手段がないように感じられますが、LPを自由に稼ぐことが出来るようになったため、物理が駄目なら魔法で攻撃すればよいだけです。敵は「ウォタガ」に加えてたくさんの状態異常魔法を使ってきますが、「リフレク貫通」を持っていないので、ルビーの指輪やリフレクトメイル(フォーン海岸で購入可能)の「リフレク」の永久効果で敵の魔法攻撃を跳ね返すことが出来ます。そして、こちらの攻撃手段は、敵の弱点を突ける「ファイラ」をデルタアタックで反射する手段を採用します。
さて、敵の魔法攻撃はこれで対処できるのですが、敵は「ビンタ(1.5倍打撃)」などの魔法以外の攻撃技も使用してきます。ですが、この攻撃技もある方法を使用する事で防ぐことが出来ます。それは「スリプル」による睡眠です。敵は睡眠状態を無効化できないため、「スリプル」が効いてしまえばあとは「ファイラ」で煮るなり焼くなり好きに出来る状態になります。おまけに、睡眠状態だと攻撃のダメージが1.5倍になってくれます。
実戦では、バッシュがおとり状態になっている間に瀕死状態にしたパンネロが敵を睡眠状態にし、瀕死のアーシェとパンネロ二人掛かりでファイラを跳ね返しまくりあっという間にホワイトムースを撃破してしまいました。実際の戦闘の様子は下の動画を参照してほしいのですが、炎の杖による強化、「瀕死魔力UP」、敵の火属性弱点、睡眠状態によるダメージの増加によって「ファイラ」一発あたりのダメージが5000前後にまで跳ね上がってしまいました(残念ながらオイルは効きません)。実戦闘時間は40秒ほどですが、うち20秒がアーシェとパンネロのガンビットをONにするタイミングで悩んでいた時間であり、実際に攻撃した時間は15秒ほどでした。RTAでデルタアタックが多用される理由がよく分かりました。
リフレクヒットマンフラン |
続いての相手は、ランクBのモブである「ブライ」です。この敵は状態異常魔法や「サンダラ」等を使用してきます。しかし、この敵には沈黙状態が有効であり、また敵はこちらが遠くから攻撃すると魔法のみを使用してくるので、沈黙状態にすれば遠くから攻撃するだけで完封することが出来ます。なのでこのマラソン禁止プレイでも敵を沈黙状態にして遠くからちまちまと攻撃して撃破……はしません。
先人の方々の攻略を調べてみると、この敵の攻略法でとても面白いものを発見しました。それが【こちらの方の動画】です。今回はこの方の戦法を採用致します。この場を借りてこの方の動画の戦法を説明しますと、ブライの使用する「アンチ」を跳ね返して瞬殺するという戦法です。「アンチ」という魔法は、対象のHPとMPを入れ替える効果があります。そして実はこの魔法は、バトルアルティマニアにもさりげなく書いてあるのですが、実はリフレクで反射できるという特性があります。当然「リフレク貫通」を持っている敵の使用する「アンチ」は反射できないのですが、ブライは「リフレク貫通」オプションを持っていません。「アンチ」の対象のHPとMPを入れ替える効果はセーフティでも無効化されないので、ブライ自身が食らってもブライのHPとMPが入れ替わってしまいます。敵の最大MPは999が上限であるため、ちょっと攻撃を加えればあっという間に倒すことが出来てしまいます。
そんなブライ戦のバトルメンバーの装備とガンビットは次の通りです。
◆ブライ戦 バトルメンバーと装備 |
フラン アルデバラン/オニオンバレット/シャコーハット/リフレクトメイル/金のアミュレット |
◆ブライ戦 ガンビット |
フラン |
1.HP<1000の敵 -> たたかう |
(°Д°)<oh...
……前述のとおり「アンチ」の反射さえ出来てしまえば、あとは簡単に倒せる為、装備もガンビットもメンバーも適当で問題ありません。実戦では、ブライの出現地点に到着したら、まずブライが魔法のみを使用してくる距離にフランを待機させます。あとは敵が「アンチ」を使用するまで待ち、敵が「アンチ」を使用して自爆したらフランのガンビットの「1.HP<1000の敵 -> たたかう」が作動し、「HP満タン攻撃力UP」のオプションによって一撃で1000を超えるダメージを与えて終了です。銃弾一発で倒されるBランクモブって……
ホワイトムースmk.U |
さて、続いての相手はFF6でおなじみの「オルトロス」ですが、こいつは火属性弱点、睡眠有効、「銃・計算尺耐性」と前述のホワイトムースと同じような能力を持っているため、基本的にはホワイトムース戦と同じ方針で戦います。同じことを何度も記述するのもあれなので、ホワイトムース戦との相違点だけ述べます。
まず、オルトロスは戦闘メンバーがフラン/アーシェ/パンネロでないと出現しないため、バッシュの代わりにフランを起用します。また、オルトロスは出現時に必ずシェル状態になっている(ホワイトムースは50%の確率でシェル状態になっているので、シェル状態になっていないパターンで戦いました)為、そのままでは「スリプル」が命中しにくくなってしまいます。よって、魔法アタッカーではないフランが最初に「デスペル」を唱えます。そして、フランには蛇のロッド(ケロゲロスの討伐報酬)を装備してMPを増加させ、万一アーシェやパンネロのMPが尽きた際、彼女たちに「アスピル」を介してMPを供給するMPタンクになってもらいます。
そんな感じで、オルトロスもホワイトムースと同じような感じで撃破しました。ちょっと前のマティウス戦とかで味わった苦労とは何だったのかと感じる程の瞬殺具合でした。
汚物で消毒だ〜! |
続いての相手は「ボーパルバニー」です。この敵の最大の特徴は、「ゾーン内をひたすら逃げ続ける」というADB(FF12のバトルシステム)を活かした特徴でしょう。こちらに攻撃を仕掛けてこないので一見楽勝そうに感じますが、これは普通に戦えばゾーン内をえっちらおっちら走り回らなければならない事を意味しています。当然ゾーン内にはほかのモンスターがうろついており、以前のバッテリミミックの際にも述べたような状況になってしまいます。具体的には、ボーパルバニーと戦いたいのにほかのモンスターも相手をしなければならないという状況に陥ってしまいます。
ところが、これはボーパルバニーを狂戦士状態にすることで解決できます。以前に述べた通り、狂戦士状態は勝手に敵に向かって「たたかう」を繰り返す状態になります。これはボーパルバニーも例外ではなく、ボーパルバニーを狂戦士状態にすると逃げるのをやめてこちらに攻撃を仕掛けてきます。これで、ボーパルバニーを追いかけて逆に周囲の雑魚敵に追い込まれるという事態を防ぐことが出来ます。
そうやって狂戦士状態のボーパルバニーと戦うと、ボーパルバニーは狂戦士効果も相まってこちらに中々のダメージを与えてきます。これへの対策は、おなじみ「ブライン」によってしのぎます。敵は「回避無視」を持っていないので、くらやみ状態にしてしまえばこの時点で購入できる装備であっても、敵の攻撃の命中率を5%未満にすることが出来ます。狂戦士状態の敵は攻撃対象をランダムに決めるのですが、おとり状態の影響は受けるので、おとり状態にした盾役を用意すれば敵の攻撃をほとんどシャットアウトできます。
敵の対策は以上ですが、ここからはボーパルバニーへの攻撃手段について述べていきます。……といっても、やることは単純で、バイオのデルタアタックで瞬殺します。これまでの戦闘でデルタアタックの強さを実感した私は、( ^o^)<「行動を封じられる敵にはつべこべ言わずデルタアタックすればいいんじゃね?」と思い始めていました。よって、狂戦士+くらやみ+おとりで攻撃をほぼシャットアウトできる上に、HPが20010と低いボーパルバニーも、デルタアタックで倒すことにしました。さて、ここで「バイオ」を選定した理由ですが、敵は聖属性以外の全ての属性に何らかの耐性を持っているため、属性付きの魔法では思うようにダメージが与えられないからです。ちなみに、バイオは無属性であるため、属性強化によってダメージを伸ばせず、ボーパルバニーは睡眠を無効化し、睡眠状態によるダメージ上昇も狙えないため、そのままでは「魔法チャージ」の回復量が少なくなってしまい、バイオを使ってもすぐにMPが枯渇する恐れがあります。そこで、今回の戦闘では、あらかじめ魔法アタッカーに「フェイス」を付与しておきました。
実際の戦闘では、戦闘前にボーパルバニーの出現地点付近にいるクァールを「デジョン」で消し飛ばしておき、バルフレア/アーシェ/パンネロの3人で戦闘に臨みました。事前に盾役のバルフレアはリフレクトメイルを装備する前に「デコイ」でおとり状態にしておきました。魔法アタッカーのアーシェとパンネロはルビーの指輪を装備する前に「バヒール」で瀕死状態にしておき、同時にフェイス状態にもしておきました。この状態でボーパルバニーに挑むと、なんとバルフレアのおとり状態が切れるはるか前に敵を倒すことが出来ました。デルタアタック恐ろしい……
「バーサク状態で銃乱射」よりひどいかもしれません |
――さて、次の相手は「アトモス」ですが、この敵も例のごとく睡眠が有効なので「スリプル」で眠らせ、例のごとく瀕死状態のアーシェ/パンネロが例のごとくデルタアタックで倒します。敵は例のごとく最初にシェル状態になっているためフランがまずそれを「デスペル」ではがし、敵は例のごとく聖属性以外に耐性を持っているため例のごとく「バイオ」のデルタアタックで倒します。例のごとくフランはMPタンクです。もともとアトモスは帝国軍のとばっちりで怒り狂っていたのに、追い打ちを掛けるような説明のひどさで申し訳ありません。
ちなみに、下に上げた動画のアトモス戦部分で、キャラクターが狂戦士を無効化するアトモスにバッカスの酒を使用している場面がありますが、これは瀕死状態のキャラクターがシェル状態のアトモスに「スリプル」を無駄打ちして「バイオ」を唱えるMPを消耗させないようにするためにMPを消費せず敵対心も稼がない適当な行動を設定していたのが背景にあります。アトモス戦に関する説明は以上です。
ゲストメンバーと同じく、アザーメンバーも扱い方が重要かもしれません |
今回の日誌最後の相手は、Aランクモブである「トリックスター」です。この敵についてアルティマニアを参照してみると、何だか途中でいろいろな特殊効果を得たり強力な範囲攻撃を使ったりして面倒くさい敵だという事がわかりました。しかし、睡眠状態を無効化出来ない敵という事で( ^o^)<「つべこべ言わず(以下略)」で攻めることにしました。敵は「バリアチェンジ」で弱点属性を変更してしまうので、例のごとくバイオで攻めることにしました。
ところが、この戦闘ではアザーメンバーであるモーニが戦いに参加します。このモーニこそが今回の戦闘における最大の敵になります。まず、モーニは独自のガンビットに基づいて行動するのですが、これは敵の状態異常などを全く考慮していない必要最低限のガンビットになっています。すなわちせっかくこちらが眠らせた敵を何も考えずにたたき起こしてくれます(^o^)v。また、彼のガンビットには「スリップの味方->リジェネ」というものがあり、これによってせっかく「バヒール」(=スリップ状態)によって瀕死状態にしたキャラクターがリジェネ状態になってしまいHPを回復されてしまう始末です。そんな感じで、こちら側の意図をくみ取ってくれないモーニは、やり込みプレイではしばしばプレイヤーの手で始末されてしまったりします。
そんなモーニですが、このプレイでは2つだけ役に立ってくれる事があります。それは、トリックスターに睡眠を掛けるまで盾役になってくれる事と、彼をリフレク状態にすれば(+何らかの方法で行動不能にさせれば)、デルタアタックの反射回数を増やせる事です。
トリックスターは最初、透明状態で出現ゾーン内を駆け回り、こちらを見つけ次第姿を現して攻撃を開始します。姿を現してからデルタアタックの準備が整うまでの敵の攻撃をモーニに受けさせることが出来れば、こちらで盾役を用意する必要がなくなり3人態勢でデルタアタックを仕掛けることが出来ます。
ではどうやって(おとりの効かない)モーニに攻撃を引き付けるのかというと、トリックスター出現時のイベントを利用します。トリックスターが初めて出現した時は、ゾーンを越えてきたパーティの前でモーニがトリックスター出現の旨を述べ、以降はパーティの後についていきます。モーニがしゃべり終えた直後の状態は、パーティの目の前にモーニがいる状態なのですが、これは見方を変えればモーニが先頭に立っている状態とも言えます。パーティはゾーン切り替えラインにいる状態なので、トリックスターが近づくにはモーニのいる方向からしか近づけず、トリックスターが最初にモーニを発見する確率が高くなります。これによってトリックスターの攻撃をモーニに引きつけ、その間に準備を整えることが出来ます。
モーニがトリックスターの攻撃を引き付けた後は、モーニはバイオ反射要員としてじっとして頂きたいので、トリックスターと一緒にモーニも眠ってもらうことにします。同時にモーニに「リフレク」も掛けておきます。別に「リフレク」は掛けなくても何とかなるのですが、モーニを殺してしまうと後味が悪くなるような気がしたのでせめてもの慈悲でモーニにリフレクをかけてあげました。ちなみに、モーニをターゲットする際に使用したガンビットのターゲットは「最も武器の強い味方」です。
以上のような感じで、トリックスターもデルタアタックでサクサクと倒すことが出来ました。撃破後に眠っていただけのモーニが何かしゃべっていましたが、彼はおそらくまだ寝ぼけていたのでしょう。
これまで説明してきた戦闘をまとめた動画をアップロードしました。どれもこれも今までの動画とは比べ物にならない速さで敵を撃破していることが分かるかと思います。また、上記の説明で端折っていた各戦闘の装備やガンビットなども紹介しています。ちなみ余談ですが、この動画のいくつかの戦闘では、うっかり歩数攻撃を使用してしまったためいくつか撮り直しをしていたりします。
何かいろいろとモヤモヤした敵でした |
――さて、ここまでは瞬殺した敵たちを紹介してきました。市販品の装備でも、しっかりと戦術を練ればこれほど簡単に勝利できるのがFF12というゲームだと実感しました。恐らくこのプレイ全体で一番楽だったパートでしょう。次回は「ボムキング」や「マインドフレア」を紹介したいと思います。このマラソン禁止プレイもデルタアタックをはじめとした様々な戦術が組めるようになり、自由度が大きくなりましたが、果たしてこれから先はどうなるのでしょうか――?
(2019年8月18日) 4908 PV
. . |