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クリスタリウムなしクリアー2 プレイ日誌
【第9話 死にゆく13-2】
アガスティアタワーをクリアし、次の目的は「新都アカデミアAF4XX」で幾つかのイベントをこなすことになる。そして、その次の5章:「時空の狭間」&「死にゆく世界」では、とんでもなく長いうえに意味不明なイベントを挟みながら、「カイアス(時空の狭間)」「ゴグマゴグ」という、またお前らかという感じのボスと戦うことになる。バトル的にも物語的にも、いよいよ後半という感じになってくるのだ。なんだこのまとめ方は。
・・・ま、前の4章の「ゼノビア」「デミ・ファルシ=アダム」は、ハッキリ言って弱すぎたため、個人的にはかなり欲求不満という感じであった。さすがに、そろそろボスは強くなってきてくれる・・・よね?
ということで、まず向かう「新都アカデミアAF4XX」は、人工ファルシが暴走しなかった未来であり、街は平和な場所となっている。やっと「街らしい街」の登場だ!・・・と思いきや、ロクに店や施設があるわけでもなく、サブイベントと言っても制作者の正気を疑うレベルに意味不明でつまらない最低最悪の糞クイズイベントがあるだけである。もちろん、そんなものは「やり込み要素」などでは有りはしないため、当サイトではスルーさせていただく。適当に、攻略サイトでも見てこなせば良いであろう。なぜ、こんな広大で美しい街に、あんなゴミみたいなイベントを挿入できるのか。アカデミアはAF400も4XXも糞すぎて驚く・・・。
そんなこんなで奥に進み、ホープと話して今後の行動を決める。ここで行うことは、「グラビトンコア」と呼ばれるオーパーツを5つ集めることである。これがまた13-2屈指の曲者であり、というのも「グラビトンコア」は今までに行った場所のどこかに隠されており、全7つのうちから5つを見つければ良く、また隠されているマップの名前も示されているのだが、実際にはやたらと分かりづらい場所にポツンと置いてあるうえに、半透明でお分かりだろうか。この中に巧妙に擬態したグラビトンコアが隠れているのだというレベルに見つけづらいため、自力で探そうとなると多大な苦労を費やすことになる。俺は初回プレイの際に、最初の「ネオ・ボーダム」の物だけは自力で見つけたのであるが、ハッキリ言ってそれ以降は絶対無理だと確信できたため、さっさと攻略サイトを見て飛ばしてしまった。
――まあ、制作側としては、ここらで性急にストーリーを進めるのではなく、少し「寄り道」をしてほしいという意図なのであろうが・・・しかし、プレイヤー側としては「アカデミアAF400」「アガスティアタワー」という糞ダンジョンを連続で攻略させられ、だんだんとこのゲームが嫌になってきているところである。そこで、こんな糞探索イベントをやらせるなどという発想は尋常ではない。しかも、寄り道をしたならしたで、ゲートを開ければヤシャス山ビルジ遺跡ヤシャス山ビルジ遺跡に、ゲーム性と関係無い糞パズルを延々とやらされるヲルバ郷などの極悪ラインナップが名を連ねている。さらに、どこに行っても敵が弱いので○ボタン連打で終わり、戦闘としての面白さも全くと言って良いほど無い。「寄り道を楽しむ」どころか、寄り道によってますますこのゲームが嫌いになるだけである。
ま、何にせよ、そのような点は「やり込み」などでは全く無く、当サイトで触れるには値しない。個人の創意工夫が活かされるようなものでもないため、攻略サイトを見て作業する以外の行動は時間の無駄だ。
ちなみに、そんな寄り道先でも新モンスターが出ることがあるため、俺は仲間に出来そうな奴を一通りクリスタル化しておいたのだが、特に魅力的な奴は居なかったように思える。一応、それなりに数は取ったはずなのだが、何の印象にも残っていないことを考えると、恐らく一線で活躍できるような奴は皆無だったのであろう。うーん、アルカキルティ大平原のメンツが最後まで活躍することになるのか・・・?
――ただし、その中で1体だけ別格の輝きを誇るモンスターを入手できたため、そのモンスターをいつもの形式で紹介しておくことにしよう。久々に、戦力を大きく強化してくれる奴が仲間になったぜっ!!
◆「新都アカデミアAF4XX」で仲間にしたモンスター(モーグリキャッチャー) | ||||
名前 | ロール | パラメーター | 評 | コメント |
銀チョコボ | DEF | HP2803 / 物理213 / 魔法262 | ◎ | ゴブリンチーフの2.5倍ものHPを持つ強力なDEF。 最大HPが高いと「ポーション」の回復量も上がるため、非常に防御能力が高い。 シンクロ技は単純なダメージ攻撃であるが、予想を遙かに超える大ダメージを与えることができる。 DEF最強の一角であり、場合によっては「ゴブリンチーフ」との2体態勢にするパターンも出てくるだろう。 |
このDEF/「銀チョコボ」は、アカデミアのホープが居る研究医の奥の球体にモーグリを投げつければ入手することができる。
・・・さて、今までDEFと言えば「ゴブリンチーフ」であり、高い防御力を維持しながら「キアイをいれろ!」で各種強化ステータスを掛けることができたが、問題はHPが1101しか無いということであり、非常に強力なモンスター相手ではリーダーが「ポーション」を連打して回復しても間に合わないようなことがあった。ところが、銀チョコボはHPが2803もあり、そして今回の「ポーション」は割合回復であるため、最大HPが高いと回復量も上がってくれる。つまり、銀チョコボはこれまでよりも遙かに固いDEFとして使っていけるのである。まあ、ゴブリンチーフには有る「ガード系効果UP」が無いのは残念であるが、それは誤差の範囲内であろう。
――ちなみに、シンクロ技の「クェーーーッ!」は、相手に魔法ダメージを与える攻撃である。なんだダメージ技か・・・と言いたいところであるが、これが金チョコボのシンクロ技にも匹敵する大ダメージを与えられるため、様々な場面で役立ってくれる。同じDEFでも、「銀チョコボ」は「ゴブリンチーフ」とは違ったパターンの強力モンスターなので、場合によっては2体を同時投入するようなパターンも出てくるだろう。
また、ここでやり込みプレイ的に重要な物として、ホープに「カオスクリスタル」を渡すと貰える通称:「フラグメント武器」というものがある。これは、フラグメントの数によって攻撃力が上がる武器であり、セラ用の「タケカミヅチ」とノエル用の「フツノミタマ」が登場し、どちらも戦闘以外のイベントで入手することができる。このプレイではキャラクターのパラメーターを強化することができないため、「フラグメント武器」のようなレベル以外で強くなれる要素は非常に重要となるのだ。なお、「攻撃力がフラグメントの数と一致する」と思われていることが多いが、正確な計算式は「40
+ (フラグメントの数 * 0.625)」であり、フラグメントを160個全て集めると+80で220となってくれる。また、ゲーム本体のバージョンが1.00(アップデートなし)だと、画面には+40ぶんの攻撃力しか表示されないが、内部的にはちゃんと上がっているので心配する必要は無い。
・・・と思いきや。なんと、この「フラグメント武器」について、実はVer.1.00と1.01でゲームバランスに甚大な影響を与える仕様変更が行われており、具体的には「ブレイブ」「フェイス」などを使用した際の攻撃力がVer.1.00のほうが著しく低くなっているのである。詳しくは、【バージョンアップによるフラグメント武器の仕様変更について】という別テキストを用意したので、そちらを参照していただきたい。もう、これは本当に酷いと言うしか無いのである。仕様変更という事実はもちろんとして、そういうものをユーザーに何も知らせずに行う制作側の対応は有り得ない。
――当然、このプレイを行っていた当時の俺(※記事を書いているのは本編クリア後)は、そんな「バージョンごとの違い」などは知るはずもない。しかし、偶然ではあるが、第1話で「ゲームのバージョンは『1.00』(初期バージョン)を使用する」という制限を用意していたため、「気付かずにアップデートしてバランスが崩壊する」という最悪の事態だけは免れることができた。なお、以降も全てこのプレイ日誌では、断りが無い限りバージョン1.00を使用して進めていく。基本的には、バージョン1.00のほうが攻撃力が低くて苦しいバランスとなっているので、このプレイ日誌を参考にしてプレイされる場合には、1.01を使っている人も支障は無いというものであろう。もちろん、簡単だから良いとか難しいから悪いとか、そういう問題では無いのであるが・・・。
ちなみに、そのフラグメント武器を手に入れるための「カオスクリスタル」であるが、どこで手に入るのかと言うと、実はカジノの景品としてこっそり並んでいたりする。しかし、上にも書いた通り、この時点での目的は発見困難な「グラビトンコア」を5つ集めることであり、それを通してプレイヤーたちは疲れ果てている。さらに、そこに加えて1ミリも面白くないカジノをプレイしようという人は居ないであろう。
ただ、もちろんやり込みプレイではそんなことは言っていられないため、地道にコインを集めていくことにする。カジノに存在する2種類という多彩な施設のうち、「チョコボレース」のほうはチョコボ系モンスターのレベルとレースでの強さが連動しているため、このクリスタリウム封印プレイではまともに勝負をすることができない。そのため、「スロット」のほうに焦点を合わせることにする。このスロットは当たらないうえに演出が寒いことで有名であるが、スタッフの最後の良心として、L1ボタンを押すことで「自動プレイ」を選択することができる。まあそれでも当たらないことには変わらないのであるが、無駄に複数のボタンを連打する必要は無くなるので、大幅に楽になる。これを使い、適当に1000コインくらいで区切って、それまでに当たったらセーブ、当たらなかったらリセットという方法を繰り返す。
なお、このゲームのカジノはドラクエ8などとは違って、適当に打っていてはコインが減る一方であり、しかも100コインを賭けられるオーバーブレイクモードでの大当たり以外は全て時間の無駄であるため、とにかくストレスが溜まってしまう。時間効率だけで言えば、適当な場所でバトルをして稼いだお金でコインを買うほうが遙かに良いであろう。スロットがマシなのは、L1ボタンをセロテープで固定して他の作業を行いながらやれるという点だけである。なお、前作FF13のセーブデーターがあるとスロットマシンの当たる確率が高くなるという出所不明の噂があるが、詳細は不明である・・・。
ちなみに、フラグメント武器の入手に必要な「カオスクリスタル」の値段は10000コインであるが、そのフラグメント武器を強化しなければならないため、他にもフラグメントを手に入れられる「たったの1ギル!」「セッツァーのダイス」と他エリア探索に必要な「ワイルドオーパーツ」を手に入れ、さらにセラ・ノエルのフラグメント武器のうち2個目の物を更に1000コインで購入する必要があるため、合計で稼がなければならないのは40980コインである。まあ、これはもう地道にやるしか無いというものであろう。
・・・ちなみに、スロットマシンを回していると、非常に低い確率で「ラッキーコイン」を入手することができ、これもまた該当するフラグメントを入手できるため、ひたすら手に入るまでやるしかないという感じになっている。その出現確率は、恐らくコイン1枚につき数万分の1程度であろう。実戦では、全てのフラグメント系アイテムを買っても「ラッキーコイン」が入手できず、延々と面白くも無いスロットをやらされることになってしまった。この「ラッキーコイン」は、通常プレイのレベルであっても、フラグメントコンプリートの難関となるという。こんな苦痛しか無い糞カジノに、なぜ更に苦痛でしかないイベントを入れてしまったのだろうか。どうしてスタッフは自分が面白いと思えないものをゲームに入れたのか? それとも、これを面白いと思えるほどにゲームを制作する能力が下がってしまったのだろうか??
ちなみに、先日発売されたアルティマニアには、「ラッキーコイン」の入手条件は「1回の訪問中にスロットマシンでコインを合計7777枚以上獲得する」ことだと書いてあるが、これはもう検証するまでもなく絶対に嘘である。願望を書くな願望を!!それとも、これも「アップデートでのバランス調整(笑)」とかいうやつなのか?
そんなこんなで、必死にゲーム性とは全く関係の無い時間を費やし、なんとかカジノ関連の全てのフラグメントを入手することができた。
その後、大平原のジャボテンダーを倒して「ヴァイルピークス」(※前作の使い回しのうえに恐ろしいほど狭い)へ進み、オーディン・ダスクにボコられて引き返したりもしながら、合計して108個のフラグメントを入手することができた。これで、ノエル・セラのフラグメント武器も大きく火力が上がってくれる。まあ、これがこの時点での限界というわけではないだろうが、とりあえず一連のイベントを終わらせてラスダンまで進めれば再びマップ画面に戻ってこれるため、これくらいで十分というものであろう。うむ。ワシのフラグメントは108まであるぞ!!
ということで、いよいよストーリーを進めていく。実は、この「時空の狭間」に一度突入すると、ラスダンに進めるまではヒストリアクロスに戻ってくることができなくなるため、一応はセーブデーターをコピーして残しておく。なお、意識している人は少ないと思うが、ここからが「5章」であり、そしてラスダン突入後からが「最終章(第6章)」という感じになっているので、当サイトではこの表記を用いていくことにしよう。
さて、この「時空の狭間」では、いきなりセラがノエルとはぐれて1人で狭い空間に閉じ込められ、そしてトンチンカンな発言をするユールをひたすら追いかけていくことになる。と言っても、マップはそれほど広くないため、どちらかと言えば「移動しながらイベントを進めていく」という意味合いが大きい。なお、敵モンスターも一応は出現し、そこではセラ+仲間モンスターの2人パーティで戦うことになるが、まあ弱い敵しか出ないため、特に問題は無いと言ったところであろう。いざとなれば、全滅回避を使って戦闘自体を避けてしまえば良い。
そんなこんなで、軽く時空の狭間の最深部まで進めていく。そこでは、幼女の唇が急におっさんに変わるという超絶グロシーンが再生された後、ボス:「カイアス(時空の狭間)」と戦うことになる。
このバトルの最大の特徴は、何と言ってもセラ+仲間モンスターの2人だけで戦わなければならないということである。敵の基本的な特性は変わらず、今までのように激しい連続攻撃でこちらの行動を妨害しながら大ダメージを与えてくるうえに、HPやステータス異常を回復する能力を多数持っている。ここでのカイアスも、3章で戦った時と同じく、大きなライバルキャラクターとして立ちはだかってくるのだ。
――特に、エンディング後に「グランドクロス」で再戦する場面は、多くの苦戦報告が聞かれ、全編でも屈指の難関として名高い。まあ、それにしたって、ちゃんとキャラクターを成長させたうえでメリハリの付いた戦い方ができればそれほど苦労することもなく倒せてしまうし、いざとなれば「DEF+JAM」あたりで「ブラッド」を使って最大HPから削っていく手もあるのだが・・・。
さて。では、クリスタリウム封印プレイにおける「カイアス(時空の狭間)」戦について考えていこう。まず、ここから日誌執筆時にアルティマニア(攻略本)を使えるようになったが、今回のアルティマニアは期待したほど役に立たない。情報がゴチャゴチャしすぎて何を言っているか分からないし、嘘くさい記述や明らかな間違いも大量に存在する。まあ、このプレイ日誌では、いつも通り俺の体感で書いていくのが一番であろう。一応、敵のHPやチェーン耐性を調べるために、わざわざPS3を起動しなくても良くなったというメリットもあるしね。
まず、今回のカイアスのスペックである。HPは12000、チェーン耐性50&ブレイク値200.0%、「デプロテ」「デシェル」「スロウ」「バイオ」「ウィーク」「カーズ」が有効で、タイプ耐性は物理・魔法が半減である。まあ前回と同じくオーファンさん的なパターンであるが、2人で戦うことが考慮され、HPは12000に、またブレイク値は200.0%に減少している。
・・・とまあ、3章で戦った時のHPは34560で、それでも少ないと感じたくらいなのに、この終盤で12000というのは、もう笑ってしまうような数値と思うかもしれない。しかも、各種ステータス魔法の効きも悪くなく、ブレイク関連もチェーン耐性50&ブレイク値200.0%と雑魚敵並みである。まあ、クリスタリウム封印プレイでも、適当にDEFで引きつけて、ブレイク後の集中攻撃で簡単に倒せてしまうと思うであろう。
が、そんなふうにHPが低くても倒せないというのが、カイアス戦の難しいところである。というのも、このカイアスは最終奥義である「チェーンカット」を使ってくるのだ。この「チェーンカット」は、「ブレイク中であってもチェーンゲージを100.0%に戻す」という強力無比な効果を持っており、しかも一定間隔で瞬時に使用してくる。さらに、「チェーンカット」の後には即座に「心身活性化」か「聖なる混沌」を使い、こちらが掛けた悪性ステータスを解除しながら自身を強化してしまう。特に厄介なのが「リジェネ」であり、凄まじいペースで相手のHPが回復していってしまうため、中途半端なダメージは全く意味が無くなってしまうのだ。
・・・さらに、敵の攻撃自体も強力であり、連続攻撃でこちらをひるませながら大きなダメージを与えてくる。というか、初期HPのセラでは狙われたら即死と言っても過言ではない。となると、もちろんDEFを使わなければならないのだが、そうなると更に行動効率は落ちてしまい、「チェーンカット」によって無力化される可能性も高くなる。さらに、「挑発」が切れた瞬間にセラが狙われてしまったら、それで全てが終わりである。
――ということで、まあ長期戦は不可能であろうため、今回も相手の攻撃を防ぎながら弱体・強化・ブレイク・攻撃の流れをスムーズに行い、速攻を仕掛けるしか無い。ちなみに、今回のカイアスも「リレイズ」での復活を行わないため、1度HPを0にすればOKである。うーん、このリレイズ復活ってやたらと印象に残ってるけど、ラスボス戦の時とグランドクロス時しか使われないっぽいな。
さて、今回のカイアスの行動パターンとしては、「激しい攻撃→少し待機してから自身を強化」の流れをひたすら繰り返すが、残りHPが60%以下になると即座に「チェーンカット」を使う。よって、理想的な流れとしては、相手のHPを60%ギリギリまで削り、そこからモンスターのシンクロ技で一気に削ってしまうような戦法が求められるであろう。逆に、そこで倒せないと、「チェーンカット」で全てが無に帰し、「リジェネ」でHPを回復されるうえに、強化ステータスを掛けられてしまう。そこから再びブレイクさせるだけで一苦労であるし、もちろん相手の攻撃がセラに命中すればその瞬間にアウトである。さすがにそれでは勝てない。
――とまあ、そんな一撃必殺で重要となるのは、まずはATKだ。今回俺が用いたのは、前回のデミ・ファルシ=アダム戦でも活躍した「キチュー」である。シンクロ技の「メテオごっこ」は、前回10000を超えるようなダメージを叩きだしていたため、威力的には十分であろう。また、キチューは物理攻撃が得意なので、その能力を活かすために「ブレイブ」と「デプロテ」を使用したい。「ブレイブ」要員としては、いつも通りDEFにもなれる「ゴブリンチーフ」が良いだろう。残った「デプロテ」要員は、まあ適当に選べばOKだ。・・・ということで、決まった戦術は次の通りである。
◆第5章:時空の狭間 |
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基本的な戦法としては、上にも書いた通り、HP60%からシンクロ技を用いて一撃必殺をすることで、「チェーンカット」を使わせずに倒すことを狙う。そのために使うのは、キチューの「メテオごっこ」であり、それをサポートするのが、「デプロテ」要員のJAM/「ビルジバス」に、ディフェンダーかつ「ブレイブ」要員の「ゴブリンチーフ」である。なお、ビルジバスさんはこれが最初で最後の活躍であるが、特に強みというものは無く、単に「デプロテ」以外に余計なものを覚えていないという理由だけでの起用である。まあ、弱体化の基本であるサモちゃん(サモヴィーラ)は、「デシェル改」のほうを先に使ってしまい、今回はお役ご免だからな。
・・・さて、実戦時の過程としては、相手は必ずセラから狙って攻撃をしてくるため、そのままではあっという間に戦闘が終了してしまう。よって、まずはD「BLA+DEF」から始め、速攻でゴブリンチーフがシンクロドライブを使うことによって相手の行動を中断する。カイアスは、どうやらシンクロドライブを挟まれると、連続攻撃を中断するようである。その後はCDEで後ろに下がりながらチェーンを蓄積させていく。そして、カイアスが「スプレッドパルサー」を使ったら、相手はしばらく攻撃をしなくなるので、その隙にAB「BLA+JAM」でデプロテを掛けながら相手をブレイクする。そして良いところまでチェーンボーナスを伸ばせたら、最後に@「ATK+ATK」に変え、HP60%ギリギリまで削ったところで「メテオごっこ」を使う。その攻撃で与えられるダメージは大体4000程度であるため、相手に「チェーンカット」を使われないよう、最後はタイミングの勝負となるのだ。
――実際の勝利時には、時間を掛けすぎてカイアスに「心身活性化」を使われ、2ルーチン目の攻撃に入られたりしてしまったが、それが幸いして相手の攻撃モーション中にHPを60%以下まで削ることができ、そこから「メテオごっこ」で相手のHPを削りきることができた。まあ、このバトルの勝ち抜き方は実にシンプルであるから、やはり最後は本当に「タイミング勝負」ということになるのであろう・・・。
◆動画◆
そういうわけで、「カイアス(時空の狭間)」戦もクリアし、さらにイベントを進めていく。まず、その後に強制的に移動させられる場所では、選択肢を間違えることによって「パラドクスエンディング」を見ることができ、それによりフラグメントを入手することができるため、堂々と間違えてフラグメント武器を強化していく。初回プレイでは、これでゲームが終わってしまうと思ったのは秘密である・・・。
その後、イベントが終わるとセラを自由に動かせるようになり、さらに雑魚モンスターも出現するようになる。ここで、次のボス戦までは敵と戦うことができなくなるので、先ほどのカイアス戦で使用した仲間モンスターのシンクロゲージを回復させておくことにする。まあ、次の戦闘で使うかどうかは微妙なところであるが、回復させておいて損は無いというものであろう。なお、前作キャラクターがちょい役として登場するが、正直どうでもいい。こんなおまけみたいな登場なら出なかったほうがマシである。ただの宣伝用のシーンだろ。
――そして、更に場所を移してのノエルの回想シーンでは、今度は初期レベルのノエル1人でカイアスと戦うという恐ろしい超難易度シーンが訪れるが、どうやらここは負けてもストーリーが進行するため、開幕から速攻で負けるつもりで挑んでいく。というか、どう考えても相手の攻撃に耐えられないし、リジェネの回復量も上回れないし、ステータス魔法による支援も使えないし・・・。戦おうにも全く歯が立たないのである。恐らく、これから何十年が経っても、このカイアスをクリスタリウム封印で倒せるという人は皆無であろう。無理なものは無理なのだ。
ということで、さらに物語は進んでいく。ここまでで既にイベントは長いのだが、ここから更に狭苦しい空間で「ちょっと移動→意味不明なイベント」という過程を何度も何度も繰り返していく。そしてラストでは、きらきら光りながら昇天していくノエルをセラが止めてメインテーマが流れるという世界観ガン無視の意味不明シーンを経て、ボス:「ゴグマゴグ」と戦うことになる。
このゴグマゴグの基本的な行動パターンは、「もだえる」で自身を弱体化させ、それを一定時間ごとに「奈落の息」でこちらに移し替えてくる。そのパターンの間に、各種の物理攻撃や魔法攻撃を使ってくることもある。・・・のだが、恐らく通常プレイのレベルでは何が何だか分からないうちに相手が死んでしまったという人が大半であろう。よって、いつも通り通常プレイで弱い敵は封印プレイでも弱いということで、適当に「ウィーク」を掛けてBLAを中心に攻めていき、相手の攻撃は「DEF+DEF+DEF」で守れば死ぬことは無い。運が良ければ1ブレイクで倒せるし、そうでなくとも戦っていけばそのうち勝てるであろう。戦闘前には、最悪の場合、敵味方全員のステータス効果を解除する「ユニコーンの角」を使わなければならないとさえ思っていたが、そんなことは全く無かった。普通に弱いわコイツ。
・・・そんなこんなで、戦闘前に毎回ノエルのパラダイムがリセットされる謎仕様にイライラしたりもしながら、適当に10回ほど戦って突破することに成功した。何の面白みも無い、つまらない戦いであった。BGMの「女神の騎士」(初期トレイラーなどで流れたメインテーマの一つ)も凄まじく滑っているし、モンスター自体も使い回しで特に魅力も無い奴である。これを楽しめというのは無理だ。これで、「使い回したぶんゲーム部分を作り込める!」というのが嘘であるということがハッキリしたな。やる気がねえから使い回したんだろ。そういう姿勢ならゲーム部分も糞になるに決まってるわ。
そんなわけで、次は「死にゆく世界」の探索を進めていくのだが、この時点で進められるのは東半分だけである。と言っても、西半分もぽつぽつとアイテムがあるだけなので、後から行けば良い。
ちなみに、このマップ、やたらと広いが何の面白みも無いただの砂漠であり、しかも出現モンスターも、「ウドー」「アポタムキン」というHPが低いうえに鬼チェーン耐性でブレイク不能、そのくせ攻撃力だけは高いという本作の糞バトルを体現したようなモンスターが繰り返し繰り返し繰り返し出現する。無駄に戦闘BGMだけは「女神の騎士」となっているが、もう完全に寒いだけである。この辺りで、大半のプレイヤーが「ああ、もう無理だ。このゲームはクソゲーなんだな」と諦めてしまったことであろう。
・・・しかし、それでもまだまだゲームは続いていく。この後、少し進めると、マップを更に変え、再び長い長いイベントがスタートする。なお、この次のマップでの戦闘BGMは、前作で使われた「閃光」(メイン戦闘BGM)なのだが、ここでもウドー&アポタムキン+雑魚シ骸祭りなので、もう全く意味の無いBGMの無駄遣いとなっている。この辺まで作って、もうスタッフも投げやりになってしまったのであろうか。○連打でブレイク不能の弱い敵を殴り倒すだけの糞戦闘に前作のBGMを入れられたところで、何も嬉しくないし、むしろむなしさが増すだけなのであるが。
そんなこんなで、なんかもうゲーム全体がどうでも良くなってきた感のある第5章もクリアし、ついにラストの第6章へと進んでいく。
・・・まあ初回プレイの感想として、ラスダンの敵は非常に強かったため、少なくとも今までよりは苦戦させてくれるはずだ。そうでなければ、本当にこのゲームとは何だったのか分からなくなってしまう・・・。
(2012年2月2日) 5197 PV
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