FF1/低レベルクリアー(PSP) プレイ日誌 - やり込みinFF

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低レベルクリアー(PSP) プレイ日誌

 



体はイカだけど心はタコ、みたいな人生を送っているのかも


 今回は、3番目の追加ダンジョンである
「癒しの水の洞窟」を攻略していこう。ただし、文章の長さの都合上、前半の2体のボスまでである。
 …と、その前に、一応はストーリーラインに戻って、海底神殿で
「クラーケン」と戦っていく。こいつは、打撃の威力がなかなか強力で、全弾ヒットは200〜300と強烈であり、場合によっては一撃死も有り得る。ただ、所詮は打撃ということで、「ブリンク」によって、いつものようにやり過ごせる。また、「スミ」は、暗闇状態を付与するだけの技であるが、「リボン」によって防御できるため、1回休みと同じである。そもそも、FF1における暗闇は、空気のようなステータスだ。恐らく、バグにより全く効果が無かったSFC〜PS版FF6の暗闇よりも影が薄いであろう…。
 ――ということで、バトル自体は、開幕こそ一撃必殺の恐れがあるものの、「ブリンク」を決めれば目に見えて楽になる。そのまま、いつものように「巨人の小手」で打撃を強化して、殴り倒していけば良い。以上である。マリリスと同じく、
ストーリー上の敵などは、もはや問題ではないのだ。

 ちなみに。こいつとの戦いでは、レベルが一気に
16→18と2つ上がってしまうため、ステータス吟味は難しくなる。
 …しかしながら、前回の「燃え盛る火の大穴」での戦いにより、
低レベルクリアーで最重要なのはHPと強く意識するに至ったので、ここは両方とも「HPの大成長」を狙っていきたい。幸い、16→17では、HPが必ず大きく伸びるため、17→18の部分だけ頑張れば良いという話になる。
 ――例によって、初回の勝利をキャプチャするためのプレイはVitaTVで行い、その後の吟味は通常Vitaで寝っ転がりながらやったので、16→17と17→18のどちらでパラメーターが成長したか、細かいところまでは覚えていない。だがもちろん、
HPは両方とも大成長である。

 ところで、最後のカオスであるティアマットに、「レイズサーベル
(クラウダ)による即死が効くということは、割とメジャーなネタである(“ピ”では無効に変更されたようだが…)。しかし、実はクラーケンにも、猛毒と石化による即死が有効なことは、あまり知られていないようだ。
 ――しかし、今回、吟味で何度も倒すという場合でも、わざわざ即死を狙わず、普通に戦っていった。また、私も、クラーケン即死ネタを知らなかったということもあるが、
それくらい理解が浅くても楽勝な相手とも捉えられる。一応、これは低レベルクリアーのハズなのだが…。

白(実績) HP MP モンスター名
Lv16 308 180 15 18 24 13 12  
16→18 +53(+1回) +24 - +1+1 +1 +1 - クラーケン(1回目)
Lv18 361 204 15 20 25 14 12  


動画



いつもながら、「経験値入手が必須となる場所」は、低レベルクリアーの宿敵


 それでは、今回の本編である、3つ目の追加ダンジョン:
「癒しの水の洞窟」を攻略していこう。
 …まず、構造としては、地下20階のダンジョンであり、5階・10階に1体ずつ、そして20階に2体のボスが出現する。敵としては、FF5からの選出になっており、
「ギルガメッシュ」「アトモス」「オメガ」「神竜」の4体が登場する。この4体は、FF3やFF4のように、特に統一感があるわけではない。とりわけ、アトモス(第2世界:バリアの塔)が選ばれたのは、本当によく分からない。
 ――そして、今回のダンジョンは、低レベルクリアーの宿敵である
「経験値入手が必須となる場面」が存在する。しかも、1つ目の追加ダンジョンの「大地の恵みのほこら」のように、「フィアー」で追い払って極小経験値に抑えることもできない。また、その“経験値入手が必須となる場面”自体の出現も、回避不能である。よって、最下層のボスに対しては、別データーとして戦うことにする。そのため、戦利品も、本編には持ち帰れない。

 ちなみに、その経験値が手に入ってしまうマップの内容は、“ダークバハムート”というキャラクターが、先へと進むために、3〜5体のドラゴン討伐を要求してくるというものである。どの敵も、逃走はできず、「フィアー」で撤収してくれることも無いため、真正面から倒す必要がある。名付けるなら、
「ドラゴンの試練」とでも呼ぶべきであろうか。出現場所はランダムであるが、最も遅くとも、地下19階には出現するため、突破せず最下層には辿り着けない。
 …さて、ドラゴンタイプの敵は、どの相手も
2000くらいは経験値を持っている。この数値をどう評価すべきかというと、先に倒したクラーケンの経験値が4245であるため、それと比べても大きめであって、5体も倒すとなると、レベルアップは回避できそうにない。最強の「ホーリードラゴン」など、5505という、物語上のボスよりも大きな経験値を持っている(浮遊城ティアマットが5496)

 では、「ドラゴンの試練」によって、どこまでレベルが上がるか考えてみよう。まず、私の白魔道士が、Lv18/累積経験値16902/次のレベルまで2825という状況である。Lv19までの猶予経験値は、書かれている通り2825であるため、
まあ「レベルを上げない」というのは無理である。
 …次に、Lv19→20で必要な経験値は3613であり、2825+3613=6438である。どうも、私のプレイに加えて、他者様のプレイ動画なども見てみると、選ばれるドラゴンは
「3種類、かつ合計3〜5体」ということのようだ。よって、経験値の少ない順から、「ホワイト1 / シルバー1 / ゾンビ1」となれば、獲得するのは経験値5832で済む。そのため、理論上は、ここでのレベルアップを、18→19で抑えられるであろう。
 ――しかし、実際のところ、他者様のデーターも含めて、11件の「ドラゴンの試練」を調べてみたが、その要求モンスターが、レベル19
(+1)で抑えるための経験値6437以下となったのは0件である。それどころか、レベル20(+2)で止まる10448以下ですら、2件しか存在しない。それ以外の9件で登場したドラゴンを、私の低レベルプレイに当てはめると、元々のレベルより+3〜+5と、かなり大幅なレベルアップになってしまう。

 さて。私の最下層クリア時は、幸運にも18→20で済んだのだが、その前のテストプレイの際は、Lv22まで上がってしまっていた。
 …のだが、
このレベルアップについては、そこまで気にしなくても良いのかなあと思う。まず、どのパターンでも経験値が入ってしまうということで、低レベルクリアーとしては、この“ドラゴンの試練”を乗り越えた後のデーターを、本編に持ち帰ることはできない。また、少しくらいレベルが上がったところで、地下20階のボスはかなりの強敵であるため、バトル内容はほとんど変化しない。
 ――それに、もし「地下20階のボス」に極限低レベルで挑むというプレイをする場合、
マリリスを後回しにしてクラーケンを先に攻略するという処置が必要になるため、プレイ全体を組み直さなければならない。しかしながら、今回プレイではそこまでこだわっているわけでもなし、その場合についても、やはりバトル内容はほぼ同じものとなる。まあ、正直、割とまったりめのプレイであるし、そこまではやらなくて良いかな…。

 最後に。参考として、この「ドラゴンの試練」で実際に要求されたモンスターの数と種類を、以下に掲載してみる。上の3つは、私自身のプレイ
(PSP版)で、残りの7つは、動画サイトでの他者様の攻略から引用したものである。
 …まあ、こういうデーターをすぐさまWEBで調べられるということで、良い時代になったと言える。
ただ、詳細なプレイ環境が分からないと、エミュレーターや改造などという話がどうしても付きまとってくるので、これらのデーターは、私の物も含めて、あくまで“参考”としていただきたい。


 私の攻略
 シルバー3 / ホワイト1 / ブルー1(10375、最下層まで攻略した際)
 レッド2 / ホワイト2 / ホーリー1(計14715)
 レッド1 / ホワイト2 / ホーリー2(17316)

 
他者様の攻略
 ホワイト1 / レッド1 / ゾンビ1(PSP:6936)
 シルバー1 / ホーリー1 / ブルー1(PSP:10579)
 グリーン2 / ブラック1 / ホーリー1 (GBA:12573)
 グリーン3 / ブラック1 / ホーリー1 (GBA:20709)
 グリーン1 / ブルー1 / イエロー3(GBA:14542)
 ホワイト2 / レッド1 / ゾンビ1(旧スマホ:8637)
 レッド1 / ホワイト1 / ホーリー3(海外GBA:21120)
 ホワイト2 / レッド2 / ゾンビ1(海外PSP:11541)



  ちなみに、この日誌の完成間際に、もしやと思って試してみたのだが、前の階でセーブして、「階段を降りてダークバハムートに話しかける」ことをリセットしながら繰り返すと、
このドラゴンの抽選をやり直すことができる(※「次の階でドラゴンの試練が現れる」ということは、ダンジョンを入り口からやり直さない限り、変化しない。また、同階層に入ってからセーブをしてやり直した場合は、選出モンスターは変化しない)
 …そして、実際にこれを何度か繰り返したところ、「シルバー1 / ホワイト1 / レッド1」という組み合わせを出すことができた。この3体の合計経験値は6405であるため、白魔道士のレベルは18→19としか上昇しない。よって、
最下層のボス敵たちに、Lv19で挑めていたということになる。
 ――まあ、私のデーターは更にゲームを先に進めており、丁度良いセーブが無かった。そして、前述の通り、19でも20でも戦闘はさして変わらないうえ、Lv19でやり直すとなると、ダンジョン攻略と動画作成はもちろん、エクスポーション稼ぎから白紙で行わなければならないため、わざわざリトライはしないことに決めた。しかしながら、今後、もし“追加要素ありのFF1”を低レベルプレイでやり込みたいという人が居たら、是非ここは、階段の手前でセーブ&リセット法を使って、Lv19で乗り越えてみてほしい。オメガと神竜には、Lv19で挑めるのだ。
これが凄いのか凄くないのかは全然わからないが。

ダンジョンとしては、主力の海底神殿に浮遊城&過去のカオス神殿、他にボーナスマップも


 では、「ドラゴンの試練」以外の、
「癒しの水の洞窟」のダンジョン面について、注目をしていこう。
 …まず、主力となるのは、もちろん
海底神殿であり、ランダムマップ17個(全20階層 - 5階&10階&20階の3つ)のうち、6つが海底神殿マップとなっている。また、それに加えて、浮遊城過去のカオス神殿っぽいマップも、先回りして登場をしている。
 ――さて、これらのうち、海底神殿と浮遊城は注意が必要である。というのも、
逃走不能の「デスエレメンタル」が登場する危険性があるからだ。その他の敵も、なかなか逃げづらい相手が多いうえ、基本のエンカウント率まで高いという難マップである。そのため、基本的には、逃走を狙うよりも、短い間隔でセーブ&リセット法を使い、じりじりと進んでいった。ちなみに、過去のカオス神殿は、本編ラスダンであるが、このダンジョンでは簡単な部類に入る。

 そして、このダンジョンでは、
雑魚の出現しないボーナスマップが、面白い構成をしている。
 …まず、そのうち一つは、
ダンサーがひたすら通路で踊っているマップである。前回の「燃え盛る火の大穴」での、人々が歩き回っていたマップと異なり、踊り子たちはこちらの移動を制限するような配置になっていない。また、雑魚敵も出現しないため、完全なサービス地帯である。ちなみに、話しかけると、「タンタラス」「君の小鳥になりたい」など、FF9と関連するセリフを喋ってくれる。こんな訳の分からないダンジョンだが、“カオス”や“ガーランド”も居ることだし、ひょっとするとFF9世界と繋がっているのかもしれない。
 ――また、“空中に浮かぶコーネリア城”という感じのマップも登場する。ここでは、一定時間ごとに、
透明な床が光って見えるので、それを頼りに、空中を歩いて行くことになる。必ず宝箱が10個配置されており、レアアイテムが多く手に入るうえ、雑魚敵も出現しない。また、失敗して落下をしたところで、スタート地点に戻されるだけで、それ以外のデメリットは発生しない。でも、最初からやり直しになると、時間的&精神的な打撃があるから…と言いたいところであるが、別に通常セーブが封じられるわけでもないため、定期的にセーブを使いながら進んでいけば、更に安全性は増す。宝箱の中からは、各種アップ系アイテムにラストエリクサーなど、レア物がザックザクである。

 その他、画像としては載せていないが、雑魚敵の出現しない図書館風マップに、これまた雑魚の出て来ない水没した町など、とにかく変なマップが多い。ただ、こういう
バグってるみたいなマップも、これまたFFらしくて面白いというものだ。FF1という世界は、何でもありなのである。

もしや、PSP版のフォントを利用した高度なギャグ…なわけないか(初出はGBA版だし)


 というわけで、ここからは、「癒しの水の洞窟」のボス攻略の方に入っていこう。前述した「ドラゴンの試練」は、登場自体は確定であるものの、いつ出てくるかはランダムである。そのため、全20階層のうち、地下5階と10階に登場するボスに対しては、極限低レベルで挑んでいける。
 …まずは、5階で登場する
「ギルガメッシュ」である。ご存じ、FF5で初登場した人物であり、当初は敵として登場したものの、その後にバッツたちと奇妙な友情を築くに至った。テーマ曲の「ビッグブリッヂの死闘」も含めて、“FF5と言えばギルガメッシュ!”と言っても良いくらいのキャラクターである。
 ――そういうわけで、FFのスピンオフ作品や移植・リメイクにおける追加要素において、「ギルガメッシュ」は必ずと言って良いほど声が掛かる。見た目は、ほぼ確実に、
「赤を基調とした鎧に身を包んだ大男」という、FF5での姿を踏襲している。また、本人の、「次元を旅している」(※エクスデスにデジョンで飛ばされただけ)という設定も、他作品で違和感なく出すために、都合が良いのかもしれない。
 その他、テーマ曲も人気であり、FFシリーズの名曲をメドレー形式にする場合、その“FF5枠”を担当するのは、
ほぼ確実に「ビッグブリッヂの死闘」である。FF非プレイヤーであっても、ギルガメッシュの名前か、はたまた「ビッグブリッヂの死闘」のメロディーや曲名を知っているという人は多いかもしれない。私ですら、FF5をプレイする前から名称を知っており、「ビッグブリッヂ」を、勝手に“天空に掛かる虹の橋”みたいなイメージで捉えていた。実際の“ビッグブリッジ”は、横3マスの普通の橋だったのだが…。

 そういうわけで。この、GBA/PSP版FF1における“FF5枠”のモンスターとしても、順当に、ギルガメッシュが選ばれた。
しかし、こいつは弱い。
 …というのも、まず、敵の攻撃として、打撃はかなり強力である。しかし、悲しいかな、FF1における打撃に付きまとう問題として、「ブリンク」で回避率を上げれば脅威度がガタ落ちしてしまううえ、序盤から「エルフのマント」により、確率次第だが、完全に無効化が可能である。
 ――次に、剣を使った特殊攻撃は、フォントの関係上かなり見づらいのであるが、必ず
1ダメージしか受けないため、「エクスカリパーということのようだ。これは、ひょっとすると、PSP版の「゜」「゛」が分かりづらいフォントを逆手に取ったギャグかと思ったが、ギルガメッシュの登場はGBA版からであるため、その可能性は無いであろう。何にせよ、実際の戦闘としては、1回休みと変わらない。
 その他の攻撃として、敵は「プロテス」「バオル」による自己強化を行う。これは恐らく、FF5での1回目バトルにおける、「俺が悪かった…」からの自己強化をイメージしているのであろう。しかし、「プロテス」「バオル」も防御魔法であり、
こちらの「セーバー」による強化速度と比べると、存在意義は無に等しい。というわけで、これらの魔法も、やはり1回休みである。
 最後に、「かまいたち」という全体攻撃を使用してくるが、これは200弱のダメージを受ける普通の攻撃である。
これが唯一のまともなダメージ技であるが、使用頻度が微妙であるため、店売り品のハイポーションでも、余裕で回復が間に合ってしまう。以上、これがギルガメッシュの全てである。

 そんなわけで。今回は、
あまりにも敵が弱すぎたため、Lv1のキャラクターを寝かせたまま、初回で余裕の勝利を遂げてしまった。
 …やれ、これだけで終わると寂しいので、何か他のことも書いてみよう。まず、この「癒しの水の洞窟」地下5回で行われるギルガメッシュ戦では、その前にミニイベントが挟まれ、どこかに隠れているギルガメッシュを探し出すことになる。そのルートは3種類に分岐し、人魚たちから情報を収集して進めていくことになるが、何ということはない。
わざわざ会話をしなくとも、適当に探索して何とかなってしまう。稼ぎプレイで周回する時に面倒でなくて良いというメリットはあるが、謎解きの意義は一体…。
 ――また、PSP版においては、大地の恵みのほこらにおける「バトル2(FF3)」、燃え盛る火の大穴における「バトル2(FF4)」と同じく、この癒しの水の洞窟においても、FF5に由来する新規のアレンジBGMが作曲された。しかも、ギルガメッシュ戦には、特別に、専用曲として
「ビッグブリッヂの死闘」が用意されているのだ(他の3体のボスは、FF5の「バトル2」)。FF1において、専用の戦闘BGMが用意された敵は、ラスボスのみであり、それですらPSP版では裏ボスのクロノディアに使用されているということで、ギルガメッシュのBGM演出は唯一無二である。これはやはり、ギルガメッシュと、ビッグブリッヂの死闘が、高い人気を誇っているからこそと言えるだろう。あとは、バトル面での手応えがあれば、完璧だったのだが…。

動画



原子(atomos)の異名を持ち重力を自在に操る口がデカい男(?)騎士


 引き続きダンジョンを攻略していき、地下10階で登場するのは、「アトモス」である。
 …さて、FF5におけるアトモスは、一応は第2世界の終盤で登場し、戦闘不能キャラを吸い込んで消滅させるという特殊仕様を持ったボスである。なかなかの強敵ということで、私も全滅をしてしまった記憶がある。
 ――のだが。他の“FF5枠”である「ギルガメッシュ」「オメガ」「神竜」に比べ、
アトモスは圧倒的に地味である。FF5は、他にも特徴的なボスが多くおり、期間限定の裏ボスと言える「ギルガメ」や、個性的な見た目と戦闘パターンで印象に残る「マギサ&フォルツァ」「メリュジーヌ」「ストーカー」「全てを知るもの」「カタストロフィー」「ハリカルナッソス」「ネクロフォビア」、その他にもギルガメッシュの相棒である「エンキドウ」など、様々な候補が存在する。対するアトモスは、“その後のFFシリーズでも、形式を変えつつ同名要素が登場している”という点は重要であるが、“FF5のボス敵”という意味では、やはり力不足感が否めないと思う。
 ちなみに、戦闘前のセリフは、FF1版だと「侵入者…排除する…」となっているが、
原作ではそんなことは言っていない。では何と言っているのかというと、(エクスデス城の防壁を解除しようとする一行に対し、)好きなようにはさせん!」というものである。まあ、うん…という感じだ。

 さて。そんなアトモスの、FF1版の実力であるが、
これはかなりの強敵と言える。
 …というのも、問題は、FF5でも主力となっていた「コメット」だ。単体攻撃だが、
500強というこれまでにないダメージを受ける。一応、行動パターンの都合上、「ワームホール(単体即死、リボンで回避可能)「コメット」という交互使用となるようだが、ハイポーションの150では回復が間に合わない。また、全体攻撃の「ファイガ」も、リボンの半減を前提として260ダメージと強烈であり、Lv1キャラクターたちは確実に燃やし尽くされてしまう。
 ――そんなわけで。分かっていたことだが、敵の火力は、前回の「燃え盛る火の大穴」よりも更に向上している。対するこちらの戦力、
特に回復能力は、もうリッチ戦からずっと「ハイポーションによる150回復」で進歩していない。よって、毎ターン回復を行ったとしても、1ターンに受けるダメージのほうが多く、バトルの長期持続は不可能となってしまっているのだ。

 ということで。今回のアトモス戦に対する回答は、
速攻である。敵の攻撃は、「ファイガ」以外は単体技であるため、運が良ければ、かなりの長期間、Lv1キャラクターたちを生き残らせることができる。その3人を使って、主力の白魔道士を一斉に強化し、早期決着を付けるのだ。
 …また、回復についても、ハイポーションの150回復では焼け石に水であるため、全回復が行える「エクスポーション」を投入していく。これならば、コメットによる500強のダメージにも、対抗が可能である。ただ、現時点の保有数は
2個である。これを使って体力を維持し、勝負を決めるのだ。

 さて。今回、敵の物理攻撃は緩いため、白魔道士はブリンクを省略し、「巨人の小手」によるセーバーから使って、攻撃力を上げていく。セーバーは、攻撃力とヒット数の両方が上昇するため、効果が高いのだが、
自分自身にしか使えないという制限があるため、白魔道士の行動はこれで決まりである。
 …続いて、他のLv1キャラクターたちは、
「自分以外に使える強化」を白魔道士に掛けていく。まずは、いつも通り、最大HPを上昇させる「巨人の薬」からだ。火力上昇には寄与しないが、これがなければコメットで一撃必殺のため、やむを得ない。だがその後は、「力の薬」「スピードドリンク」「エルメスの靴」などを使って、火力のほうを向上させていく。
 ――ちなみに、具体的な強化値としては、セーバーが「攻撃力+16&命中率+10
(自分のみ)、力の薬が「攻撃力+10」、スピードドリンクが「命中率+32」である。どれも、「元々のパラメーター+255」が限度であり、命中率は+32につき+1ヒットへと換算されるようだ。ヘイスト状態を発生させるエルメスの靴(ヒット数2倍、1回だけ)も含めて、全て単純な上位下位とはならない内容で、利用価値が存在するというのは面白い。

 というわけで。実戦では、「ファイガ」の使用が6ターン目と遅れてくれたおかげで、複数人での強化を存分に行うことができた。そして、白魔道士1人になった7ターン目から、「たたかう」で攻撃を始めたのだが、その頃には
3000ものダメージを与えられるようになっており、5回殴って勝利に成功した。
 …ただ、
まだまだ本腰ではないという地下10階の時点で、もうハイポーションでの回復が間に合わないというのは、今後の展開に不安が残ってくる。現行より上位の回復魔法である「ケアルダ」(約300回復)は、Lv19からしか使用できないが、現在の白魔道士のレベルは18と、1つだけ足りず、癒しの水の洞窟の道中にある「ドラゴンの試練」でレベルが上がったとしても、最下層までに白魔法を買う機会は無い、このダンジョンの攻略で「ケアルダ」を使うことはできない。なんだか、嫌な予感がしてきた…。

動画



FF1はタイムループものだからね、裏ボスを低レベルで倒すために時間を巻き戻すだけだよ(イミフ


 さて。続いては、「癒しの水の洞窟」の最下層で登場する、オメガ&神竜戦であるが…
ここで、プレイをやり直し、やはりLv20ではなくLv19での撃破を目指していくということにしたい。
 …やれ、そもそも、「ドラゴンの試練」で、“ダークバハムートに話す直前でセーブ&リセットをしても、選出モンスターは変わらないのだから、前の階からやり直しても同じだろう!”と誤解したのは私であり、その責任は自分で取るべきである。また、このサイトは「やり込みinFF」であり、プレイも「低レベルクリアー」である。よって、“裏ボスの撃破”という、本編シナリオに関わらない部分だったとしても、
やはり数値にはこだわっていきたいのだ。
 ――そして、現時点では、2体のボスの片割れであるオメガ戦の動画のみを、先行アップロードしている状態だ
【YouTube】。というわけで、公開した分は“旧記録”的な扱いで取っておき、神竜戦からをやり直し、それらの動画を作成して、プレイ日誌も書き直せば良い。

 さて、そのボス戦のやり直しだけなら、まだ楽である。しかしながら、私は更に、
Lv18の時点での適切なセーブデーターを取っておいていないという痛恨のミスを犯した。そのため、やり直しは、クラーケン戦の直前のLv16からとなる。それだけなら、クラーケンを倒す作業が追加されるだけなのだが、今回は更に、「エクスポーション稼ぎ」という派手なマラソンが必要になるため、やり直しはかなりの苦難を要する。
 …もっとも、最下層のオメガ&神竜戦で必要となるエクスポーションの数は、既に分かっているので、全てをやり直す必要があるわけではない。総合して、リトライ部分は、
10時間くらいであろうか。まあ、この程度なら、やり込みプレイにはよくあることである。この先ずっと、「オメガと神竜はLv20で倒したけど、本当は19でも挑めたんだよな〜」と後悔しつづけるよりは、きっかりやり直したほうが良いであろう。では、次回の更新までに頑張ろう…。

 

(2022年5月14日) 5815 PV

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