オクトパストラベラートレサ編 ノーセーブノーダメージクリアプレイ日誌 - やり込みinFF

トップページ > FFプレイ日誌 > オクトパストラベラートレサ編 ノーセーブノーダメージクリア > No.01

オクトパストラベラートレサ編 ノーセーブノーダメージクリアプレイ日誌

 

無題

「ノーセーブノーダメージクリア」

やり込み人であれば、1度は耳にしたことのあるプレイスタイルであろう。
「ノーセーブ」と「ノーダメージ」という、強烈な響きを持つ2つの条件を以て、数多の挑戦者を魅了してきた。
しかし、現実は甘くない。

RPGでは、ダメージを受ける前提で設計されたゲームが多く、そもそも挑戦できるソフトの種類に制限がある。
更に、「1発でもダメージを受けたら終了」というプレイ条件は、戦略を組み立てるのは勿論、ミスなく実行する力量も求められる。
私自身、RPGにおいて「ノーセーブノーダメージクリア」が達成されたという報告は、数えるほどしか聞いたことがない。

だがこの世には、制限や障害が厳しければ厳しいほど燃えるという者も存在する。
なんとまぁ、余程の勇者か狂人か。
少なくとも、私にはそこまでの熱意も、時間も、力量も存在しない。
そう、思っていたのだが・・・


5月16日(土)

自粛生活に入り、はや2ヶ月が経過した。
RPG専業者として、9本目のゲームをクリアした翌日のこと。
朝風呂に浸かりながら、物思いに耽っていた。

「そういや、制限攻略なんもやってねぇなぁ・・・」

ゴールデンウィークに、リマスター版のFFIXで低レベル+エクスカリバーU入手という攻略を行ったが、所詮は先人の攻略法と、「5倍速・エンカ無し・オートセーブ」というリマスター版三種の神器を活用して成し得たに過ぎない。
まずはFFIXの通常の低レベルに慣れ、次は日誌に書けるような本プレイに移ろうと思っていたが、実行に移せず2週間が過ぎた。
うまく言えないが、「刺激」が足りないのだ。
地味なプレイ条件で、先人の攻略法を軽くいじった程度のプランしか浮かばない。

自分が思い描く「やり込み」と、何かが違う。
そう思った時、ふとある攻略が頭をよぎった。

ミンサガ ノーセーブノーダメージクリア

自粛生活の中で、ゲームのプレイ動画を観る機会も増えた。
RTA動画が中心の中で、何か面白い攻略は無いものかと、ULTIMAGARDENを検索していたところ、上記攻略に行き当たった。

「知識量と練度が違う・・・」

攻略タイトルのインパクトに負けず劣らず、組み立てられた攻略の質も相当なものだった。
敵データから研究班が解明した裏の仕様に至るまで、あらゆるデータと経験を駆使し、100%の勝率を叩き出していた。
観ていた時は、自分の攻略には関係ない、別次元のものだと思っていたのに、何故かまた記憶から呼び起こされてしまった。

しかし、もう1つの攻略を思い出した時、意識が180度切り替わった。

オクトパストラベラー トレサ編 RTA

オクトパストラベラーは、先日半額セールがあった時に購入し、4月末に1度通常プレイを行ったゲームだ。
数人のエピソードを4章までクリアするのみで満足し、FFIXの低レベルに移ったという経緯がある。
真の魅力を理解する前に放置してしまったという心残りはありながらも、多様なゲームにありふれた日常で、無理して掘り起こそうという気にもなれなかった。

トレサ編をクリアした縁で、RTA動画を観ることにしたが、当時は「40分ほどでサクッとクリアできるんだな」という感想しか浮かばなかった。
しかし、この日は違った。
攻略の過程を想起する中で、とある予感が込み上げてきた。

「トレサ編だけであれば、ノーダメージでクリアできるのではないか?」

この時、自分の中にあった固定観念が逆回転を始めた。

「ノーセーブノーダメージには、ゲームに対する圧倒的な知識と経験が必要だ」

そう、思っていた。だが、

「上手くゲームとプレイ範囲を選べば、素人でもノーセーブノーダメージが可能なのではないか?」

という思考に切り替わった。
つまり、こういうことだ。



プレイ条件

オクトパストラベラーで、最初の主人公にトレサを選び、以下の条件で第4章までクリアする。

1.ノーセーブ
その名の通り、プレイ途中でのセーブを禁じる。最初から最後まで、中断なく一気にクリアすること。

2.ノーダメージ
プレイヤー側が1ポイントもダメージを受けることなく、攻略を完遂すること。
1のノーセーブ条件と併せると、「1ポイントでもダメージを受けた瞬間、プレイを強制終了し、New Gemeに戻る」ということになる。

それ以外は一切制限を設けない。
どれだけレベルを上げるも自由、誰を仲間にするも自由、隠しジョブを手にするも自由。
何を行うにしても、「ノーセーブ・ノーダメージ」で完遂しなければならない。それだけだ。

ハードの差がどう影響するかは知らないが、ソフトはSteam版を使用する。
理由は単純。
一緒にスマブラで遊ぶ友達も居ない私が、スイッチというハードを持っている訳が無いからだ。

クリア条件を思いついた時に、ある1つの問題が浮かんだ。
早速否定するようで難だが、このゲームはノーセーブクリアが出来ない仕様となっている。



画面の右下に注目してほしい。
なんと、オートセーブ機能が存在するのだ。
これではノーセーブクリアが出来ない。

とはいえ、これは些細な問題である。
裏でセーブデータが存在したところで、それを使わなければ良いだけのこと。
プレイ条件1を「1.ノーリトライ:途中でセーブデータをロードする行為を禁止し、最後まで中断なくクリアすること」に置き換え、攻略タイトルを「ノーリトライノーダメージクリア」に変えることで、事なきを得た。


プレイ条件まで固まったところで、早速パソコンを起動した。
といっても、すぐに攻略に移る訳ではない。
攻略の全過程をノーダメージで行う以上、クリアまで見据えた攻略プランが非常に重要となる。

「敵を知り己を知れば、百戦危うからず」

まずは、撃破すべき敵を知る所から始まった。
攻略上撃破が必須とされる敵は以下の通り。

1章ボス ミック&マック



2章ボス オマール+配下兵



3章ボス ヴェノムタイガー



4章ボス エスメラルダ



そう、撃破必須のボス戦は、たったの4回のみなのである。
「素人でもノーセーブノーダメージが可能」と感じた理由がお分かりいただけるだろうか。

勿論、これらにノーダメージで勝利するためには、仲間を集め、強化する必要があり、そのためには準備段階での戦闘も必要となる。
それでも、実現可能性は十分ある、そう感じさせるだけのプランが、頭の中にはあった。
朧げに浮かんだ撃破プランが実現可能か否か、攻略本とにらめっこしながら攻略プランを記したExcel表を作成しているうちに、気づけば1日目が終了していた。

 

(2020年5月23日) 5029 PV

次の回を読む→
.                                                                                                                                                                                                                .

ひとつ前のページへ
トップへ


System: Mahatmya Ver.1.28