低レベルクリアーINTプレイ日誌

【第一話 再戦!再び戦場へ!】

 待ちに待ったFF12インターナショナル版の発売。今回は声が英語になっただけではなく、キャラクターの個性を際だたせるため12種類のライセンスボードを選んで使用する「ジョブシステム」が追加された。
 正直に言うと、何でも出来た原作のライセンスボードを区切っただけで、単に自由度を減らしてしまうだけに終わるのではないか、などと不安に思っていたが・・・実際に見てみてびっくり。キャラクターにかなりの個性付けが出来るようになっており、ちょっと見ただけだがかなり上手くできている感じだ。他にも色々な新要素が加わっており・・・外見的には同じFF12だけれども、全く別の攻略法が必要になってくるように思える。
 というわけで今回の低レベルクリアー。前回の通常版FF12低レベルクリアーもかなり燃えたけれども、今回のインタ版低レベルではそれ以上に燃やして欲しいものだ。新たな装備品が加わり、新たな戦術が使えるようになるはず。それに、今作のメインとも言われている100連戦のトライアルモードにも期待が高まる。ヤズマット・オメガmk.XII・ゾディアークの三大裏ボスもかなり強かったが、それよりも難易度が高いと言われているトライアルモードは、果たして低レベルではクリアできるのか・・・?
 FF12は慣れてるけど、今回ばかりはどんな戦いが俺を待ってるのか、まったく分からんな。まさに未知への挑戦と言ったところ。
 よし、行くぜ!


 8月9日が発売日だったが、用事があったので少し遅れて8月12日に購入・プレイ。というわけで本編スタート。早速オープニングムービー!日本語版と思って字幕をOFFにして英語ばっかりでわけがわからずリセット。よくあるよくある。字幕を付けて再出発。・・・うーん、いくつかシーン追加された?なんか、剣闘シーンが激しくなっていたような気がする。まあ、今回はCERO B(CERO12)で犯罪マーク付きだからな・・・。FF12に犯罪シーンなんてあったか?
 オープニングが終わり、レックスが操作できるようになる。で、早速L1ボタンでの4倍速モードを試してみる。うーん、動きが気持ち悪い。まあ、適度に使っていくことにしよう。ってことで、がんがん進める。インタフェースも結構変わってて、新鮮な気分だ。なんとかかんとかレモラは攻撃力が上がっていたが仲間がちゃんと回復してくれるので難無く撃破。その後の戦闘で帝国兵が2体から3体に増えていて殺されかけたりもしながら進め、レックス編終了。レックス編終了時のイベントもちょっと変わった?鎧に血は原作でもついてたっけ?

 ヴァン編に移る。初期装備が片手剣からダガーに変わってるな・・・。ウェアラットは特に問題なく普通に倒し、話を進めて町を歩く。モンハンP2の影響で背後にカメラを移動しようとして倍速モードを発動させちゃったテヘッみたいな感じで進め、「はぐれトマト」の討伐。トマジからオルケルアの腕輪を貰う。原作では単にHPが+25されるだけの最弱レベルのアクセサリーだったが、インタ版では防御力と魔法防御力が+1されるようになったようだ。ちょっと便利になったな。
 でそれを装備させようとしてライセンスボードの選択。・・・って、いきなりかよ!ジョブは一度決めると変えることが出来ないので、これは今後100時間を占う非常に重要な決定となる。それを、この開始30分の状況で選べと?無茶だろう、常識的に考えて・・・。
 とはいえ、原作とは違い未取得のライセンスもすべて閲覧することができるようになっているので、色々見て考える。低レベルクリアーで主力となる銃を扱うことの出来る「機工士」を入れることは決まりであるが・・・問題は他のキャラ。デコイ・リバース作戦を使うのなら、必ず魔法使いキャラを入れなくてはならない。更に盾で攻撃を受け流すキャラ、攻撃力の高い武器で打撃を加えるキャラも忘れてはいけない。エクスカリバーフルボッコがないと倒せないもんね、ゾディアーク。
 ・・・30分ほど色々検討し、ジョブは次のように決めた。

 ヴァン:シカリ
 バルフレア:機工士
 フラン:機工士
 バッシュ:ナイト
 アーシェ:赤魔戦士
 パンネロ:白魔道士


 「シカリ」はダガーと盾で相手の攻撃を受け流すキャラ。HPアップのライセンスが多く、軽装備で固めれば最終的にはレベル1でもHPが8000を超える。原作では低レベル時の最大HPは5500程度だったから、非常に大きい上昇となる。これだけ上がれば、新しい戦法も使えるようになるはず。
 バルフレアとフランは銃を扱う「機工士」とした。この二人は他キャラと比べてMPも低く個性が小さいため、ステータスに関係なく扱える銃を装備させることにした。平たく言うと、バルとフランが余ったから、機工士にした。
 バッシュは力がもっとも高いので、打撃でガンガン攻める「剣士」で。銃耐性を持つ敵との戦いで活躍してくれるはず。
 アーシェとパンネロは最大MPが高いので魔法使いキャラだが、パンネロは特にMPが高いので回復魔法を使える「白魔道士」、アーシェは文武両道と行ったところなので盾が装備でき幅広い魔法が使える「赤魔戦士」で。なお、どちらのキャラも「デコイ」と「リバース」が使用できる。

 ・・・うーん、まあ要すると、"感じ"で選んだわけだが・・・発売直後で攻略情報も揃ってないし、仕方ないか。最善ではないと思うが、しかし大外れでもないはず。うん。それくらいのほうが、やり込みとしては面白いかもしれないな。


 というわけではぐれトマト戦。特に問題なく撃破。うーん、最大HPが下がっている気がするな。さらにイベントを見て進め、パンネロを仲間にする。またすぐにストーリーを進めてもいいが、ラバナスタ王宮に入るとしばらく外に出れなくなるので、メンバーが二人で稼ぎやすい今のうちに軽く稼ぎを行なっておく。あちこちでトレジャーを拾ったり、アイテムを盗んだり・・・。
 ・・・やってみてわかったが、原作からさまざまな要素が大きく変更されている。トレジャーはほぼ全て中身が一新され、しかも1エリアチェンジで復活するようになっている。雑魚敵から盗めるアイテムも新しくなっていて、西ダルマスカ砂漠のアラウラネからはメイスでなくボウガンが盗めるようになった。装備品は名前こそ同じものの、能力が全く変わっている。原作FF12では中盤から世界がいきなり広がったが、今回は最初からそうなっているみたいだな。ちょっと戸惑うけれども・・・そういうの、原作を知っているからこそ、楽しめるのかもしれない。なんか、いいな。
 ちなみに東ダルマスカ砂漠の途中の小キャンプのトレジャーからいきなり獲得経験値を0にする「ファイアフライ」が手に入ったのはかなりビビった。ライセンスボードのかなり序盤にファイアフライのライセンスが配置されていたのは、ちゃんと意味があったんだな。
 途中「テクスタ」を討伐したりしながらも(「ポーション」の回復量:100→120)ポーション・フェニックスの尾・ギルなどを集めて稼ぎ終了。こういう新要素の続出、通常プレイでは目新しさ以外あまり変わらないかもしれないけど、やり込みプレイの領域に入ると一つ一つが可能性を秘めているから油断できない。それが難しいところでもあるし、面白いところでもある。

 パンネロと別れ、装備品を外すのに忘れたことに気付き/(^o^)\状態になりつつも先に進める。ラバナスタ王宮。最強の矛のリンクトレジャーは無くなっているとのことなので、安心して全てのトレジャーを入手しながら進める。適当にイベントを進め、バルフレアとフランを仲間に。バルフレアの初期LPが21あったので、銃を使っていくらか敵を倒してLPを25にし、アクセサリ1と2のライセンスを取得して早速ファイアフライを装備させる。原作ではミリアム遺跡まで待たなければならなかったけど、インタ版では低レベルの条件下でも序盤から自由に戦術が組めるようになったんだな。

 先に進め、残念な結果になった「オイヨイヨ!」を見て帝国兵戦。特に問題なし。細かい点では「ケアル」が範囲魔法になっていて、しかもやたらと広範囲に効果が及び、一気に全員が回復するようになっている。
 で、その先のアマリアがゲストに加わるイベント。原作では声無しイベントだったが、インタ版では声ありイベントになっていた。その結果、遂にアーシェが「ゲストキャラクター」という単語を喋ってしまうことに。ああ・・・世界観の問題でそういうゲーム的単語は声なしにしていたはずなのに・・・。「○(アクション)ボタン」の二の舞が・・・。
 先に進んで、ボスのプリン*4戦。炎が弱点なのでフランの「ファイア」で攻める。「ケアル」に続き、何故か「ファイア」も全体魔法になっている。まあ、そっちのほうがタクティクスっぽくて戦術が面白くなるのかな。「ファイラ」や「ファイガ」は最初から範囲魔法だったしな。4体全てに100ダメージを連発し、あっという間に撃破。原作の低レベルクリアーでは銃が主力となったが、インタ版では果たして・・・?

 更に進める。二人なら戦いやすいだろう・・・ということでアマリアとバルフレア(ファイアフライ装備)でLP稼ぎ。ゲストキャラクターはレベルが上がらないので低レベルクリアーでも自由に戦わせられる・・・と思いきや、インタ版では経験値がしっかりと入っている。Oh・・・。通常プレイなら非常に嬉しい変更要素だろうが、低レベルプレイとしては非常に厄介。ゲストの装備は相変わらず変更できないので、ファイアフライで経験値をカットすることは出来ない。アマリア・ラモン・ラーサー・レダス・・・その全てが障害になってくるんだな。元々障害だったのも約一名いるけど。

 更に進め、ブッシュファイア戦の手前でセーブ。
 正直、ここまで変わっているとは思ってなかった。安易にお金を稼ぐために、英語版をちょこちょこっといじって新しい題名で出したのかと思ったが・・・楽しませてくれそうじゃないか、FF12インターナショナル。

 

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