低レベルクリアーINTプレイ日誌
【第十話 強敵!そして最強の武器!】
ハントループを終わらせ、「最強の盾」を手に入れた。
というわけで再びヘネ魔石鉱に行こ・・・うとして手が止まる。シカリのヴァン、最強の盾装備出来無いじゃん・・・。せっかくマインゴーシュ+最強の盾で回避125だふぅんふぅんとか言おうと思ってたのに・・・まあ武器と盾の回避は別々に計算されることも分かったから、たとえ装備出来たとしても意味がないんだけどね。
仕方ないので「盾回避率UP」を3つ持ち、「血塗られた盾」装備で絶対防御体制をくみ上げられるバッシュで特殊採掘坑を探索することにする。打撃をすべて回避できる状態で「リフレクトメイル」でリフレク状態になれば、エテムの攻撃でダメージを受けることは全くなくなるのだ。
ただし、もちろんこの作戦にも欠点はある。「死の宣告」の効果を無効化できないのだ。無印なら普通に万能薬で回復すればいいところだが・・・今回INT版、ナイトのバッシュは「万能薬の知識」を持っていないので、万能薬によって死の宣告状態を回復することができない。とんだ無能薬だ、全く。仕方なく「万能役の知識」をすべて持つヴァンを一瞬だけ登場させ回復させることに。ヴァンが戦闘不能になってしまい、控えに戻してから蘇生させる手間が必要となるが・・・全滅するよりマシだ。
・・・そんなこんなで苦労しながら何度かマラソンし、「フルケア」「ソイルショット」「ブレイブスーツ」「ローブオブロード」「グランドアーマー」入手。無印版では全員が使えた「ブレイブ」を使えるのは今回パンネロだけなので、その力を借りずしてブレイブ状態になれる「ブレイブスーツ」は非常に有用。防御力も57と高く、一気に戦力が上がることが可能になる。どうせなら三人分入手したいが・・・さて、今回は一体どこをマラソンするんかねえ・・・。
次は大灯台地下へ向かう。前回の低レベルクリアーではまともに戦うのが大変厳しかったため「デスブリンガー」「血塗られた盾」で相手の打撃を回避しながら即死狙いで戦ったが、今回は「アルデバランY」と標準で得ているダメージ限界突破能力により、こちらの戦闘能力が格段に上がっている。そして大灯台地下の主力モンスターである「ブーネ」は水属性が弱点、「アパンダ」は土属性が弱点。ブレイブ・バーサク状態に加え相手の弱点に対応する弾丸で攻撃すれば、一発のダメージはなんと20000。ブーネなら一撃、アパンダでも二撃だ。
ということで、敵を倒しながら進んでいく。トリップマシーン・フェニックスは凄い難しいが大灯台地下の「フェニックス」は楽々撃破、どんどん進めていく。下層と同じく、この地下層でも敵を一体倒すごとに黒の珠が出現する。しかも凝塊となって3倍になる性質も消えていないので、凄い早さで珠が集まる。妙なところで快適になったな・・・。
更に歩を進め、地下2階、地下3階へ。打撃が回避できない「デッドリーボーン」が主力なので嫌らしい・・・。まあ有用なアイテムを集めるためにも頑張って回復アイテムを乱打しながら戦い・・・何度かネクロマンサー*3のパーティに全員混乱させられて全滅しかけたりもしながらも「風のペネトラテ」「ダークショット」「バブルチェーン」「リボン」等入手。最初の3つは頑張って粘着して人数分手に入れたよ。
そんなこんなで黒の珠をすべてセットし終え、最下層へ向かって「闇神」戦。このモブ、ランクS扱いであるが実力はH級と言っていい。強力な魔法を使いながら大灯台で戦った4体のしもべを召喚してくる強敵である。スクウェアが昔作ったゲームがモチーフになっているとかなんとか。
戦う。メンバーはいつも通りヴァン・バルフレア・フラン。ヴァンが突っ込み攻撃を引きつけ、バルフレアとフランが遠くから銃で攻撃する基本的な陣形。HPを80%ほどまで削ったところで闇神が順番にしもべを呼び出すモードに。まずは亀「パンデモニウム」。特に攻撃は強力ではないので、普通に戦って撃破。絶対防御はバランスの魔片で崩した。次は魚「シャーリート」。ナパームショットを装填して攻撃し瞬殺。獅子「フェンリル」。略。最後に鳥の「フェニックス」。こいつ最初は回避無視・打撃必中の能力を得ていて嫌らしいが、なぜかHPが減るとその能力を失って弱くなる。ということで「ソイルショット」で暗闇をかけながら削り撃破。
最後に残った闇神本体を狙う。そこそこ強力な魔法を使っては来るものの、ヴァンは4000、バブルチェーンを装備したフランとバルフレアは5000以上のHPがあるので、ほろろ装備のヴァンが回復を乱打すれば相手の攻撃力を容易に超える回復能力を得ることができる。ということで戦い・・・撃破。ふう。最も厄介だったのは予想通り「カーズ」だったな。無印ではウイルスだけの攻撃だったのに・・・全員にウイルス+混乱+毒+スリップは痛い・・・。
最後に地下1階に粘着してランクS「イクシオン」と戦う。こいつ通常攻撃が雷属性を持つというたいへん恥ずかしい能力を持っているので、それを「ダイヤの腕輪」で無効化・・・できない。何故か普通にダメージを受けてしまう。ふーむ・・・まあ「サンダガ」を無力化できるので有利なことには変わりない。闇神戦と同じく「ほろろの根付」装備のヴァンがエクスポーションで味方を回復させながら戦い、イクシオン撃破。もうここら辺のレベルの敵も雑魚と化してしまったのだな。
最後に残ったのは・・・ランクH「キングベヒーモス」。やるしかないぜ!早速テレポで古代都市ギルヴェガンに飛んで・・・ふと思い出した。そうだ、「シカリのナガサF」を取ろう。
「シカリのナガサ」はインタ版で追加された新武器・・・と思いきや、無印の「ダンジューロ」の名前が変わっただけだ。しかしその派生版のシカリのナガサFは正真正銘の新武器である。その攻撃力は104とそこそこ高いが・・・それよりも重要なのは、即死の追加効果を持つことである。その発動確率はなんと70%(参考までにアサシンダガー:5%、デスブリンガー(INT):12%、一撃の矢:25%)。「セーフティ」能力を持たない敵との戦において、非常に役に立つ武器のはずだ。この低レベルクリアーでも是非とも入手したい。
その「シカリのナガサF」の入手方法は、無印時代の「ダンジューロ」と同じ。つまり「ラルヴァイーター」のドロップである。あまり気が進まないが・・・ここまで知ってしまったらやるしかない。
オリジナル版では「グランドヘルム」と並んで特に入手しづらい(しかも役に立たない)アイテムが「ダンジューロ」だったが、その理由は「ラルヴァイーター」と戦うための手順が非常に煩雑であることにある。奴はクリスタル・グランデで256体以上の敵を倒したとき、転移装置のあるエリアに登場するのだ。この数値はセーブしたりクリスタル・グランデから出たりすると0に戻ってしまうため、普通にやっていてはラルヴァイーターと遭遇することでさえ難しい。しかも「ダンジューロ」は確率「低」のアイテムなので、入手確率はわずか3%。一度ラルヴァイーターを倒せば2体目以降は30〜255体からランダムの数値の雑魚敵を倒したときに出現するので多少楽になるが、そんなのは救済にも何もならない。出現させるために他のモンスターを狩らなければいけないため、ラルヴァイーターのチェインがつなげられないのだ。一応毒で倒す・「自爆」で消滅させる、などの方法もあるが・・・普通にやっていては果てしなく時間がかかってしまう。
さすがにこれは厳しすぎると判断されたためか、救済処置が準備されている。「分裂」で現われたネクロフォビアを倒した状態でエリアを切り替えると、この敵撃退数が1増えるという謎仕様が存在するのだ。だからなんだ・・・と言いたいところであるが、これによりラルヴァイーターでチェインをつなげることができるようになり、さらにエリア切り替えを繰り返すだけでラルヴァイーターを再出現させることができるようになる。その上、古代都市ギルヴェガンでバロンを倒してあらかじめ大コインまでチェインをつなげておけば「低」確率のアイテムの入手確率も18%(オリジナル版は12%)に上がるのだ。
具体的にどうやってその仕様を活かしてラルヴァ狩りをするかというと、まずは左右どちらでもいいのでシルル層へ行き、転移装置の隣のネクロフォビアが無限に沸くエリアで適当にネクロフォビアを何回か「分裂」させて倒す(普通に倒すとチェインが切れるので毒で自爆させる)。その後は転移装置のあるエリアとそのネクロフォビアのエリアをしつこく行き来。そのうちラルヴァイーターが出現するので倒す。その後はネクロフォビアのエリアをはさんで転移装置のエリアから2エリア離れたあと、再び転移装置とネクロ部屋の間を往復すれば良い。2回目以降は前述の通りラルヴァイーター出現が早くなるので楽になる。
・・・俗に「子ネクロ方式」と呼ばれている方法だ。最近のインターネットの攻略のクオリティは凄まじく高く、このような素晴らしい方法を考える人も大勢いる。そのような方々への敬意とともに、感謝の気持ちをもってここに引用させて頂いた。
ということで、この低レベルクリアーでもその「子ネクロ方式」を利用する。バロンをチェインしてからクリスタル・グランデに行き、セット・レオにてネクロフォビアを数体分裂させて倒す。赤魔戦士のアーシェが「スリプガ」「ポイズン」で上手くネクロを完封しながら倒せるんだこれが。魔力が高いから「HP満タン魔力UP」さえ得ていれば「インディコ藍」なしでも60レベル差を超えてステータス攻撃が通るしね。
というわけで上の手順の通りにやってラルヴァイーターを登場させる。HPが約10万と大きいうえ攻撃能力も高いため、オイル状態にしてナパームショットで瞬殺。・・・がアイテムを落とさなかったのでいったん2エリアチェンジをしてから同じ手順を繰り返す。今度はラルヴァのお供に死神がいたので「氷に弱い敵
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たたかう」を使ってラルヴァだけを集中攻撃。アイテムを落としたが「アルカナ」だったので逃亡。再び同じ手順を繰り返し・・・6回目で「シカリのナガサF」入手!やったぜ!かかった時間は・・・2時間ってところかな?
一旦アイテムを補充しに戻ってから、「キングベヒーモス」の討伐に戻る。雑魚敵をナガサFを使ってサクサクと狩り・・・全滅させることに失敗し一旦完全復活させたりしながらもめげずにもう一度全て倒しなおし、条件を満たしてキングベヒーモスを登場させる。
さてこの「キングベヒーモス」、166,8491という強大なHPを持ち、物理攻撃も魔法攻撃も非常に強力。ステータス攻撃も全てを無効化し、オプションで「魔法障壁」と「完全マバリア」の能力を交互に得ると、防御面にもぬかりがない。まさにランクH最強の敵であると言えよう。
前回低レベルクリアーでは、こいつの遠くにいる敵には魔法攻撃しか使用しない性質を利用して、出来るだけ多く相手の属性魔法を吸収しながら味方の「ダークショット」による銃撃でHPを回復し戦ったが・・・今回は戦法を変える。シカリのヴァンが「イージスの盾」を装備してデコイ状態になり、相手の魔法攻撃を受け流す。アーシェはデコイ・シェル・バブルなどで戦況をサポートし、バルフレアはひたすら銃撃を繰り返す。そしてヴァンはつっ立っていても暇なので「遠隔攻撃」を使い、相手が魔法障壁で物理攻撃を防御したらバランスの魔片で攻撃してそれを解除する。
・・・こんな感じの戦法で、オリジナル版の時のそれよりも遙かに楽に、しかも素早く勝利できた。『いかなる敵の攻撃でも、通常魔法であれば「イージスの盾」で回避可能である』という知識があったからこそ、このような改良版の戦術を作り上げることができた。やれ、FF12INTには「最初からLv90でスタートする」という、その場しのぎのような「強くてニューゲーム」が用意されているが、そんなものは必要ない。プレイヤーが得た知識こそが、FF12では最強の武器。二回目そしてそれ以降のプレイこそが、「強くてニューゲーム」なのだから。
ということで「キングベヒーモス」撃破。これでヤズマット以外の44体のモブ、その全てを討伐した。残すはついに三大裏ボスのみ・・・!
さあ、行くぜ!
・・・ごめんなさい。リアルで「魔神竜」忘れてました・・・。
魔神竜?どうせ典型的劣化ヤズマットだろ?どうでもいいよ・・・。