低レベル+入店禁止クリアープレイ日誌

【第三話 レイジング・バトル】

 ◆動画 3-1◆

 さて、序盤最大の難関、バルハイム地下道である。
 一般的なプレイではバッテリミミックを倒して電力を補充して進んでいくのが基本であるが、そいつが経験値を持つ敵なせいで、低レベルクリアーではその手法を取ることができない。よってかなりの数の雑魚敵が出現してしまうのだ。まあ、それだけなら逃げれば良いだけなのだが・・・ご存じ、バルハイム地下道では道中閉ざされたゲートを開ける電力を確保するため、必ず1体はバッテリミミックを倒さなければならないのだ(最初に貰える電力を確保して進む方法もあるらしいが・・・?)。よって実質的には、暗くなった地下道に多く出現する雑魚敵を一回は相手にしないといけないことになるのだ。
 また、最後に出現するボス「ミミッククイーン」も、使い魔を召喚しながら厄介な全体攻撃を仕掛けてくる強敵である。
 ・・・つまりバルハイム地下道は、「バッテリミミック戦」「ミミッククイーン戦」の二つに分けられるということになるのだ。順に攻略していこう。


 まずは「バッテリミミック」のほうから。全体に約40ダメージを与える「放電」やHPを大きく回復する「充電」などの厄介な技は持っているものの、所詮は雑魚敵でありHPは520しかない。よって包囲攻撃を仕掛ければ一瞬で勝てる。
 ・・・と言いたいところであるが、そうは問屋が卸さない。というのも、道中のゲートを開けるためのスイッチ部屋でバッテリミミックと戦うわけだが、そこにたどり着くまでに電力はとっくに0となっている。よって、雑魚敵があちこちから沸いてくるのだ。敵を包囲するどころか、こっちが包囲されてしまうのである。
 今まで通りに殴っているだけでは、包囲攻撃であっという間に全滅してしまう。そこでゲーム開始直後に集めておいた「ポーション」を、ここぞと湯水のように使う。回復を最優先にしていれば、とりあえず全滅することはない。全滅しなければ、いつかは勝てるのだ。

 また経験値の問題であるが、この時点で最もレベルアップが近いヴァンのLv2までの経験値は42。一方、バッテリミミックを4人全員生存で倒した場合の獲得経験値は41・・・うまくギリギリでレベルアップしないように出来ているのだ。
 ちなみにゲストメンバー(この時点でのバッシュ)はレベルが上がらないが、経験値を割る頭数には入る。よってバッシュとバルフレアorフランの二人だけで戦えば、メインメンバーが獲得する経験値を最小にすることができる。「ファイアフライ」入手までのLP稼ぎが多くできるという利点はあるが・・・今回プレイでは余裕がなかったため、普通に全員で戦うことにした。ま、ちょっとくらい序盤のLPが少なくなっても、なんとかなるっしょ。うんうん。

 ・・・ということで実戦に移る。
 雑魚敵であるはずのスカルアーマーの「ボーン」100近いダメージを喰らって絶句したりもしながら、ポーション99個システム(回復アイテムをドバドバ使って持ちこたえること。命名:俺)で生き残る。アイテムの使用は常に瞬時に行われるため、バトルスピードを下げると味方側だけが一方的に有利となるのだ。もちろん敵が「通常攻撃CT0」の効果を得ている時などはその逆となってしまうため、バトルスピードは上げねばならない。ここらへん、敵に関する前調べも重要だ。
 しかしながらこの戦いでは、敵を倒しても必ずしも成功とはならない。戦闘不能者がいる状態でトドメを刺してヴァンのレベルが上がったりしたら当然のごとく失敗だし、稼ぎがかなりめんどくさかったことを考えると、無闇やたらにアイテムを消費するようなプレイングも自粛したい。また前回低レベルのように、バッテリーの回復量が少なくてリセットが決定することもある。
 そして、今回プレイならではの失敗パターン。

 -----------------------------------

 ( ^o^)「よし!バッテリミミック撃破したぞ!」
             
   チャリーン ●目薬を手に入れた!」
             
           /(^o^)\

 -----------------------------------

 今回はドロップアイテムの入手が一切禁止されているため、触ってしまった瞬間にやり直しが確定する。近接武器でトドメを刺すと危険なので、可能な限り遠隔武器かリーダー以外のキャラが最後の一撃を加えるように注意しなければならない。

 ・・・そんな感じで、純粋な戦闘難易度は高くないが、気を遣うことが多く、割と大変な戦いとなった。
 実際に上手く行くまでには10回近くやり直したわけだし・・・そこそこ厳しい場所だったな。


 さあて、次はいよいよバルハイム地下道の大ボス「ミミッククイーン」戦。・・・まあ何も考えずに、まずは適当に戦ってみることにしよう。
 戦闘開始→少し削る→「サンダーバースト」全滅。
 俺「\(^o^)/」

 ――この戦い、何となく戦って勝てていた今までとは違った、別次元の難易度を誇るのである。
 ということで前回の「低レベルクリアーINT」から1年振り、久々の敵語りモードに行こう。オラ、すっげぇワクワクしてきたぞ!


 ミミッククイーンが持つ大技は、「サンダーバースト」「グランドシェイク」の二つ。威力は圧倒的に前者の方が高く、ダメージは約160〜170。この時点の最高HPはバルフレアが「ヘッドギア」「クロムレザー」「オルアケアの腕輪」を装備したときで、その値は167。これなら高威力の「サンダーバースト」にも耐えられるぜ!
 しかし、ダメージが大きい値を取ってしまうと死ぬことには変わりないし、そもそもバルフレア以外の全員が戦闘不能になってしまってはあまり意味がない。立て直しのために大量のアイテムを消費するし、手間取っているうちに次の「サンダーバースト」が来てしまう。
 ・・・そもそも、ミミッククイーンの行動パターンはどういうものなのか。大技で一発全滅したからそれに注目するのは分かるが、まずは全体を知るべきであろう。

 ミミッククイーンは、雑魚敵の「タイニーミミック」4体と同時に出現する。使い魔のこいつらは経験値を持っているため、倒すわけにはいかない。よってボスのクイーンのみを集中攻撃することになるが、そうするとタイニーによってバッテリーが減らされ(そもそも最初から0なのだが)、強力な大技を使われ放題になる。非常に厄介であるが、この時点では経験値を回避して雑魚敵を倒す手段が存在しないため、どうすることもできない。
 一般的な低レベルプレイでは、味方を上手く誘導して、全員が同時に「サンダーバースト」を喰らわないようにする手段がよく取られる。俺も前回ではそれを使用したが・・・今回はできる限りガンビットに任せようという微妙な自主規制があるため、キャラを操作して攻撃範囲外に誘導する作戦は使いたくない。他にもよく使われる手段であるが、オプションでHPを上げてこらえることも、今回の制限事項から不可能である。
 ・・・しかしながら、「サンダーバースト」は回避可能な物理攻撃。よって気合いで幾らでも耐えることができるのだ。現時点では相手を暗闇状態にすることが不可能なので、装備品の回避率に頼ることになる。そのために使う装備は、バルハイム地下道で拾えるかしの棒」攻撃力27・回避率25・連撃率12と非常に高い性能を持っており、回避のみならず攻撃用の武器としても使える。「暴走日1」(一発変換)のライセンスが新たに必要となるが、それだけの価値はあろう。

 ・・・アルティマニアで調べた感じでは、「サンダーバースト」の使用条件について、詳しいことは分からなかった。
 しかしながら体感として思ったのが、「『グランドシェイク』を使った場合は『サンダーバースト』をしばらく使わなくなる」ということだった。「グランドシェイク」のダメージは全体に80程度。強力ではあるが、すぐに回復すれば致命打にはならない攻撃である。こっちが来れば、一発全滅は無くなるのである。
 結果として、作戦は非常にシンプルなものに決まった。

 攻め→ バルフレアが「ヘイスガの魔片」で手数を増やし、「樫の棒」で殴りまくる。
 受け守り→ ヴァン・フランが攻撃そっちのけでポーション連打。「サンダーバースト」は来ないか、来ても回避することを祈る。

 重装備で固めたバルフレアが棒装備で叩き出すダメージは、一発100。ミミッククイーンのHPは4073と多いように思えるが、ヤズマットで例えるなら一発125万ダメージを与えられるのと一緒だ。攻めがリズムに乗れば、一瞬で勝つことができる。そしてゲストメンバーのバッシュも、一発60と悪くないダメージを叩き出してくれる。
 さあ、この戦術で勝てるか?正直、プレイ前に一番心配だったのは、この戦いだった。序盤でいきなり挫折するのは嫌だが、果たして・・・?

 ・・・予想通り、「サンダーバースト」が来ると一発で状況が崩れる。回避しなければ即死なのはもちろんだが、1人か2人で回避したところで、状況を立て直すのはかなり厳しい。ほとんどの場合、アイテムを大量に消費した上で失敗してしまう。これはもう、最初から「グランドシェイク」のみが来るパターンを狙ったほうが早いかも・・・。
 そんな感じで負けながらも戦い続け、12回目の挑戦。相手の大技は運良く2回とも「グランドシェイク」。よしっ、バルフレアがボコボコと殴り・・・ミミッククイーン撃破!よっしゃあ!やったぜ!イヤホッホホオオオオオオゥゥゥゥゥッゥウ!


 その後、某金属歯車第三作の「その・憤怒」戦を彷彿とさせる脱出イベントを見て・・・バルハイム地下道クリア!
 さあ、次は戦艦リヴァイアサンだ。また「経験値付き雑魚敵を含む中ボス戦+大ボス戦」という構成だが、どうなるか・・・?

 

第四話へ

 

ひとつ前のページへ トップへ