低レベル+入店禁止クリアープレイ日誌

【第十話 スターダスト・オーバードライブ】

 ◆動画 10-1◆

 古代都市ギルヴェガンを突破すれば、いよいよダンジョンは大灯台を残すのみとなる。
 「事実上のラストダンジョン」とも言われるリドルアナ大灯台。一体どんな戦いが俺を待っているのか・・・?
 今日も逝くよ、俺!一緒に戦おう!いつまでも一緒さ・・・俺・・・。

 オキューリア(あのゼーレ的な何か)に会って契約の剣を手に入れた後は、クリスタル・グランデの上層を探索することにする。
 ここで入手するべきアイテムと言えば、何と言っても「エクスカリバー」であるが、他にも強力な装備品が多数手に入る。順に説明してみよう。


 「エクスカリバー」 両手剣 攻撃力128/回避10 聖属性 (シルル・ザイレム・ウェサ:20%/1個のみ)
 お馴染みの両手剣。高い攻撃力と聖属性を持ち、闇属性の敵に対して巨大な破壊力を発揮する。
 「ブレイクブレイド」 片手剣 攻撃力95 (オルドビ・フロウェン・ノイ:10%)
 盾と併用できる武器としては、最高レベルの威力を持つ片手剣。回避が0なのは残念だが、代わりに連撃率が二倍となっており、攻撃性は高い。

 「最強の盾」 盾 回避率50 雷無効 (オルドビ・フロウェン・ウェ:20%/1個のみ)
 ネーミングセンスが少々アレだが、デメリットなしで回避50は盾の中で最も高い。おまけとして、雷属性を無効化してくれる。
 「デモンズシールド」 盾 回避率40 闇吸収 (シルル・フロウェン・イサ:1.5%)
 こちらは「最強の盾」より純粋な回避率は下がるものの、闇属性を吸収することができる。1個しか入手できない「最強の盾」の代わりとしても有用。

 「マクシミリアン」 体/重装備 物理防御力58/魔法防御力1/力+9/スピード+6 (シルル・フロウェン・イサ:7.5%)
 当プレイでは最強となる重装備の鎧。物理防御と力の上昇値が高く、アタッカーの防具として採用できる。


 こいつらを集めるわけだが・・・クリスタル・グランデの上層部は「裏ダンジョン」に属する場所であり、雑魚敵が熾烈な強さを誇る。通常攻撃さえ1000以上のダメージを与えてくるので、回避を行わなければ即死してしまう。そのため「血塗られた盾」「ガントレット」を装備して回避を100にし、HPも回復しながらトレジャーを収集する。
 回避率を上げるアクセサリと言えば「ヒスイのカラー」だが、その効果は「回避確率を30%上げる」というものである。一方「ガントレット」は「盾の回避数値を10上げる」というものなので、盾の回避数値が71以上ならば、「ガントレット」を装備したほうが最終的な回避確率が高くなるのだ。オリジナル版だと「血塗られた盾」だけだが。
 具体的に言うと、「血塗られた盾」「ヒスイのカラー」を装備した場合、回避率は1-(0.10*0.7)=93%だが、「ガントレット」ならば1-(0.10-0.10)=100%とできるのだ。めんどくさいなァ、掛け算と足し算の性質の違いというのは・・・。

 その後、何故か入手率20%の「エクスカリバー」40回マラソンさせられたり、最上層からワープしてようとしてアルテマ戦に突入してしまったりもしながら順調にアイテムを集めて・・・予想通り「デモンズシールド」で詰まった。上記リストの中でこいつだけがダイヤトレジャーであり、入手確率は1.5%とずば抜けて低い。
 「なんだよ、そんなのセロビ台地の『リボン』と同じじゃねえか。ははッ、ワロス(AAryと思うかも知れないが、こっちはセーブポイントが近くに無いため、気合で3エリアチェンジを繰り返す必要がある。しかも道中で出現する敵はワープ攻撃を多用する「ネクロフォビア」。攻撃を回避するためにエスケープモードになれないため、毎回ちんたらと走って行かなければならない。そして「血塗られた盾」のデメリットダメージで、ハイポーションもどんどん減っていく・・・。
 そんな感じの壮絶にやる気が無くなる戦いだったが、10時間ほど掛けて何とか2個の「デモンズシールド」を入手。ハイポーションが切れてしまったので、とりあえずはここまで。必要になったら、また3個目を集めに来よう。――もう二度と行きたくねえけどなッッ!!


 古代都市ギルヴェガンから久々に脱出し、消費アイテムを補充したうえで、シナリオを進めることにする。
 まずはバーフォンハイムでレダスを仲間に。あらゆるプレイで役立たずと呼ばれるこいつであるが(除ライセンス禁止プレイ)、今回の「低レベル+入店禁止クリアー」では、そこそこ戦力になる仲間である。攻撃力が高く、物理攻撃の回避率も約50%とまあまあなので、単純にアタッカーとして活躍できるのだ。
 ――まァ、「突撃→死ぬ→突撃→死ぬ→突撃→(ryを繰り返す感はいなめないが・・・それも愛嬌と言うことで許せるといいなす。

 ということでリドルアナ大瀑布へ。まずは大灯台の入り口「かわき満たす広場」にてボス「ハイドロ」戦!
 正直言って印象の薄いボスだが、HP203800で最終状態にて「通常攻撃CT0」「回避無視」を得るという、強いボスの基本は押さえている。早速戦ってみたが・・・ふむ、これは確かに強い。「通常攻撃CT0」を得るのがHP<30%と早めなため、強引に押し切ってしまうのが難しいのだ。30%って言っても、61000はあるからなァ。
 こちらの攻撃で与えるダメージは、「エクスカリバー」「魔力のシシャーク」「マクシミリアン」「ブレイザー」(「HP満タン攻撃力UP」)で極端に攻撃性を高めたバッシュが聖属性の弱点を突くことにより、バーサク状態ならば一発4000のダメージを与えることができる。
 そのようにバッシュが主力となるのだが、もちろんバルフレアとアーシェにも攻撃を加えさせる。使うのは、前回のダイダロス戦で没となった「ほろろの根付け+エクスポーション」のコンボ。一発が2400ダメージとなるうえに、敵の重い攻撃を微妙に遅延させることもできる。後はレダスの打撃500と、相手の「バイオ」の反射ダメージも利用可能。これらの攻撃を駆使して、とにかく最後は押し切り勝負となる。

 敵の攻撃は、魔法は「バイオ」「カウント」「ドンムブガ」「ダーラ」「フィアガ」「カーズ」、技は「クラッシュファング」「消化液」「ソニックファング」「体当たり」「ファイアボール」と非常に多彩だが、「リフレク貫通」を持っていないため魔法は跳ね返せるし、技は発動が遅い上に最悪でも一人が殺されるだけと甘々である。「消化液」とか打撃より威力が低い技には、果たして存在価値があるのか?
 能力に関して言えば、初期はゆっくりとしたペースで魔法や技によって攻撃してくるだけだが、HP<60%で「回避無視」「通常攻撃ダメージUP」、HP<30%で「通常攻撃CT0」、瀕死状態で「瀕死攻撃力UP」を得る。そしてHP<30%以下では「バイオ」「ダーラ」以外の全ての魔法/技の使用を取りやめ、ひたすら打撃攻撃を連発してくる。ダイダロスなどの例からも分かるように、この状態になると手が付けられなくなってしまうのだ。一発1000がノータイム&連撃付きだからなァ・・・。
 幸運なことに、相手は「瀕死防御力UP」の能力を得ない。また発狂モードに入ったとしても、隙の大きい「バイオ」「ダーラ」を使用してくることがある。よって作戦としては、それらの隙を突き、一気に倒してしまおうということになるのだ。

 ・・・ということで10回ほどプレイし、「HP<30%になったと同時に『バイオ』を2回連続で使用する」という絶大な隙を見せ付けた回に見事ハイドロ撃破成功!
 ふゥ。しょぱなからエラく強かったなァ。実際に戦ったのは、たったの1分ちょっと。だがドキドキする、いかにもFF12という戦いだった・・・。満足できたぜェ!

ハイドロと聞くと、どうしても某亀Xを思い出す・・・  BOSS◆ハイドロ Lv47 HP203800

 HP30%以下になると、相手の通常攻撃が
 1000ダメージ+CT0+回避不能と異常なまでに強烈なので、
 エクスカリバーの攻撃力で強引に押し切る。

 バッシュの打撃:4000
 レダスの打撃:500
 バル/アシェのほろろエクスポーション:2400
 「バイオ」の反射:750*1〜4

 と大きなダメージが与えられるため、
 運次第だが、最終状態のHP61000を一気に削ることができる。

 ちなみに「ホーリーの魔片」は、
 逆に自分たちの行動を遅延させる結果となったため、リストラした。


 ということで、いよいよ大灯台内部へ!まずは下層の攻略から。セーブポイントによる回復を利用し、「一撃の矢」でキマイラブレインを倒して黒の珠を3つ集める。それをセットして扉の封印を解除し、ボス「パンデモニウム」戦へ(今回は3人をLv22に上げる必要は無い)
 こいつ、本編で初めて「絶対防御」を使うボスとしての印象が強い。何故か「アレイズ」で敵対心を操作するとそれが解除されるため、不滅なるものにアレイズを放たせる憎き主犯でもある。それ以外では・・・特に印象無し。今回調べてみたが、HPは116678「パワーターン」などの範囲攻撃を使用してくる。だが「通常攻撃CT0」の能力を得ることは無い。通常攻撃CT0を得ないということはすなわち雑魚なので、普通に戦うことにする。

 戦闘開始。序盤は回避が有効なので、弱点を突く風属性ダガー「ゾーリンシェイプ」と盾を持って戦う。相手の「石化にらみ」「フラッシュ」「リボン」で無効化しながら(レダス回避不能)チマチマと戦い、HP<50%のモードへ。パンデモニウムは「絶対防御」を使う。このプレイではひたすら待つしかない。とはいえ敵の攻撃は回避可能な物理攻撃のみなので、2分間を耐えることは簡単である。大混乱パンデモニウム (笑)
 そのうちに絶対防御が解除され、再びダメージを与えられるようになる。ここからパンデモニウムは「被ダメージカット」「回避無視」を得て面倒くさくなるが、攻撃ペースは遅いので余裕。更に瀕死状態で「瀕死攻撃力UP」が発動するものの、やはり攻撃自体がゆっくりなのでザコい。そのまま戦ってパンデモニウム撃破。ふぅ・・・。

 アルティマニアを見た段階で、体力勝負になることが分かっていたが、ここまでとは・・・。
 弱いのは一向に構わないけど、面倒な戦いは面白くないのな。覚えておこう。うんうん。

ま、こっちもガードしてるから、お互い様か  BOSS◆パンデモニウム Lv45 HP116678

 絶対防御うぜェ・・・。

 瀕死状態では、それなりの攻撃性を誇るものの、
 やはり「通常攻撃CT0」が無いというのが大きく、恐るるに足らない。

 全体攻撃の「パワーターン」も、まず全員に直撃することは無いうえに、
 仮に当たったとしても、HP重視のバルフレアとアーシェは生き残れる。

 生き残〜りたい〜♪ 生き残〜りたい〜♪
(以下ry

 ◆動画 10-2◆

 しもべを減らして次の階へ。「大灯台下層-始原の旋回廊」コジャデイダラを倒して通路を作りながら、階段を登っていくエリアである。
 コジャとデイダラは「エアロガ」「ブリザガ」などの強力な全体魔法攻撃を仕掛けてくる上に、「リフレク貫通」の能力を持っている。そのため、まともに戦うと甚大な損害を受けてしまうが、こいつ悲しいことに石像タイプのモンスターなので、移動をすることができない。そのため、最初は接近して近接攻撃を誘発し、その後に手動で離れてしまうことにより、敵は一切行動不能に陥ってしまう。近距離以外全て安全地帯、Hもビックリだ。あとは「一撃の矢」で遠距離から仕留めればOKである。
 しかしまァ、実際にはコジャが2体接近して出現するような場面もあり、その場合は上記の作戦が機能しなくなってしまう。緑色のブロックを作る際は、同じエリアのコジャならOKなので、何度もエリアチェンジを繰り返して、楽な配置のコジャだけを倒したりもしながら突破していった。
 ――結局、4つの旋回廊を突破するのに掛かった時間は2時間。ふゥ、疲れた・・・。上で一度セーブしてから戻り、今度はアタシは赤色担当ってことで!のデイダラを倒し、赤の橋を一つ架け「デュエルマスク」入手。HP+800の能力が光る、最強の頭防具である。他のトレジャーは・・・面倒だし役に立ちそうも無いから、別にいいや。


 ということで進める。大灯台3体目のボス「シャーリート」戦ッ!
 火属性が弱点、そしてオイル状態を無効化できないということで、ダメージ限界突破がデフォルトとなっているINT版の低レベルプレイでは初撃で数万ダメージを与えられて撃沈していく相手だが・・・生憎あいにくと今回のプレイでは銃が使用できない。オイル状態にする手段や炎属性の強力な攻撃も無いため、純粋な殴り合い対決となる。
 シャーリートとの戦いの舞台は、セロビ台地中央の池。敵が水中に居るときは攻撃力と防御力が上がるうえに、「通常攻撃CT0」「回避無視」「被ダメージカット」「見切り」の能力を得て大幅にパワーアップする。強い敵の基本を満たしてしまうため、可能な限り水上におびき寄せて戦いたい。
 ・・・こういうフィールド系の要素は、実際に戦ってみるまで分からないことが多い。ということで適当なガンビットを組み、早速実戦に挑むことにする。

 戦闘開始。どうやらフィールドは「中央が陸地」「その周辺が池」という円形の地形であるようだ。ということは、戦闘開始直後に「味方一人 - リフレガ」「味方一人 - ファイガ」を組み合わせることで一歩も動かずに撃破が可能ッ!うん、また今度のプレイで試そうか(´・ω・`)
 まずは近接武器で攻めてみる。が、当然の如く水上に居るシャーリートに攻撃を仕掛けてしまい、あっという間にCT0&回避不能の反撃で戦闘不能状態になってしまう。回復役が常に陸上に居るよう気を付ければ、まず全員が死んでしまうことは無いのだが・・・攻撃を加えるたびに戦闘不能になるとあっては、アイテム消費量が悲惨なことになってしまう。というわけでこの戦術、可能な限り没にしたい。

 ということで、次は遠距離武器を使って攻撃を加えてみる。ここでレダスが空気を読まずに「突撃→ナンテコッタァー!」を繰り返したため、最強の矛で刺殺してガンビットで復活しないように設定。シャーリートは敵対心が高くなるまで陸上の敵を攻撃しないため、これで一方的に攻撃を加えられるようになり、敵の攻撃は貧弱貧弱ゥ!だ。
 ・・・と思ったが、そこまで机上の理論が上手く行くことは無かった。どういうことかというと、マップの南(入り口が在った方角を北とする。シナリオアルティマニアP.224より)の方向に水辺が広く、そちらへシャーリートが移動したときに攻撃を仕掛けてしまうと、遠隔武器の射程をもってしても水上に行かないと攻撃が届かないのだ。そうなるとやはり反撃を受けて死んでしまうため、考えていたような「一方的な攻撃」には成り得なかった。FF12の中、そこまで甘くないということである。


 「遠隔武器で陸上から攻撃を仕掛ける」という戦法で問題になることは一つである。エリアの南端に行ったシャーリートに攻撃を仕掛けると、「通常攻撃CT0」「回避無視」の能力を得たシャーリートの反撃を喰らい、あっという間に倒されてしまうことだ。
 手動で攻撃を仕掛ければ問題は解決するが、このプレイでは可能な限りガンビット任せで戦うことにしている。ならば「1.『エリアの南端以外に居る敵 - たたかう』」というガンビットが設定できれば問題は解決するではないか・・・と思うところだが、そこまで都合の良いガンビットは構築不可能である。
 ――と、そのように考えて、ふと思い出したことがあった。それは「目の前の敵」というガンビットターゲットの性質である。その名前から「キャラクターの目の前に居る敵をターゲットとして捉える」という設定に思えてしまうが、実はこれ「画面に描写されている敵」という意味。現に、ヤズマットなどの巨大な敵と戦っていると、不意に味方側の攻撃が止んでしまうことがある。それは、カメラが動いて敵が描写されなくなったため、「目の前の敵」ではターゲットを維持することができなくなったからなのだ。
 それに気付いてから、俺は汎用的な攻撃として「目の前の敵 - たたかう」では無く、「敵一体 - たたかう」を使うようになった。

 さて。
 そこまで「目の前の敵」というガンビットの性質について分かったところで・・・勘の良い読者の皆さんには、もう俺が何を行おうとしているか分かったであろう。そう、「目の前の敵」をセットして、カメラに池の南端を映さないのであるッ!そうすると、シャーリートが水辺の広い南側に行った際には攻撃を仕掛けなくなるので、ガンビットだけでも攻撃を抑制し、陸上を舞台にして戦うことができるのだ。
 更に言うなら、シャーリートは敵対心が高いとき以外は陸上の敵に攻撃を加えない。そして敵対心は時間と共に少しずつ低下していくので・・・カメラ位置で攻撃頻度を調整すれば、理論上は一度も攻撃を受けることなく倒すということも可能である。
 ――まさに、水上での追い打ちを取りやめ、敵対心の操作で陸上への攻撃さえ封じてしまう、一石二鳥の戦法だと言える。これは行けそうだぜッッ!!


 そういうわけで、実践に移すことにする。具体的な戦法はこうだ。
 バルフレアとバッシュがボウガン(パリィされない)「目の前の敵 - たたかう」により遠距離から攻撃、アーシェは位置調整役としてリーダーに設定し、回復行動以外は一切行わない。そしてアーシェを陸地のほぼ真ん中に配置した上でカメラ視点を調整すればOKである。前述の通り、画面に水辺の広い南部を写さないことで、その方向への味方キャラクターの攻撃を封印してしまうのだ。そうすることで常に陸地の上から攻撃することができ、安全に戦うことが可能なのである。
 ――さあ、行くぜ!

 最初に画面に写していたのは、エリアの東側(入り口を向いて右)。この方向は水辺が極端に狭いため、まず水上での攻撃を受けることは無いのである。攻撃回数も少なく抑えられるため、敵対心も下がって良い感じ!と思っていたが、相手が「瀕死防御力UP」を得てからダメージがリジェネ状態によるHP回復ペースに追いつかなくなったため、失敗に終わってしまった。ふーむ、攻撃回数が少なすぎるのも考え物、ということか。
 そういうわけで、次は画面の南部以外を満遍なく写すようにカメラを調整する。これだと極めて危険な南部以外のとき全てで攻撃を仕掛けることができるが、北端に行った敵を追い打ちしすぎて反撃を喰らうこともあるし、攻撃回数の増加により敵対心を上昇させ、陸上の味方が攻撃を受けてしまうこともある。
 ・・・まァ低レベルクリアーだし、多少の不安定性は仕方無い。物量に任せて強引に殴ろうとしていた初期の作戦に比べれば、遙かに面白い作戦が立てられたし、これで良いだろ。やり込みプレイとはそういうもの。ということで20分ほど戦い(※俺は見てるだけ)シャーリート撃破!ふぅ。ふぅ、ふぅ。

 ――しかし、「目の前の敵」というガンビットターゲットの性質については昔から知っていたが、それがメリット要素として使えることがあるとは。
 この性質を用いれば、新たなガンビット縛りプレイの世界を開くことができるかもしれない。しかしそうなると、「カメラ移動はプレイヤーの操作に入るか否か」という、新しい問題が提起されることになりそうだなァ・・・。

アルティマニアに誤植あり。こいつが出るのは「大灯台下層」  BOSS◆シャーリート Lv48 HP134089

 配置はこんな感じ。
 攻撃が終わるとバル/バッシュはアーシェのもとに集合し、
 アーシェ自身は「フェニックスの尾」を使うのみで、移動は行わない。
 そのため基本的には、配置が崩れることは無い。
 バルかバッシュが倒されても、すぐに回復させれば良いだけである。

 まァ、実際はチンタラと戦っていたので、
 事故って何度かアーシェが攻撃されてしまったが・・・。

 カメラ視点により攻撃回数を調整すればその点は改善されるが、
 リジェネ状態による回復を考慮すると、
 低レベルの条件下では、この配置がベストだと思われる。

 ちなみにレダスは、開始と同時にヴァンによって刺殺された。


 次は大灯台中層。能力を封印して進んでいくエリア。ここの音楽が地味にカッコいいんだよな〜!!
 封印すべき能力は「たたかう」「魔法」「アイテム」「ナビマップ」のどれか。「たたかう」「アイテム」は、このプレイでの基本であるため、何が何でも封印することはできない。ということは「魔法」「ナビマップ」のどちらか。今までのプレイでは、封印してもバトルでのデメリットが存在しない「ナビマップ」を選んでいたが・・・今回は「魔法」を生け贄とすることにした。制限の「入店禁止」ということは魔法が買えないから、実質魔法禁止にも等しいしね。「魔法使い禁止」・・・だと・・・(ゴクッ)
 ということで道を逝く。この中層では敵を倒す必要が無く、有用なトレジャーも存在しないため、一気に走り抜けて突破。走る〜走る〜〜俺〜達〜〜♪

 中層最後のエリアでボス「フェンリル」戦。Lv49、HP189992。
 打撃タイプのボスであり、終盤は熾烈な連続攻撃を仕掛けてくる・・・と思いきやコイツ、最後の最後まで「回避無視」の能力を得ない。回避無視を得ないということはすなわち雑魚なので、普通に回避を重視したセットで戦っていくことにする。
 そして戦闘開始。回避役のアーシェは「血塗られた盾」+「ガントレット」で回避率100%。血盾のデメリットダメージさえ回復していけば、一切の死ぬ要素が存在しない。他の二人も盾を装備して片手剣で攻めていく。「デモンズシールド」+「ヒスイのカラー」で回避率は58%、「最強の盾」なら65%。レダスでさえも50%の確率で打撃を回避できるため、ピンチになっても立て直しが容易なのだ。いや・・・アーシェが絶対に死なないから、そもそもピンチにならないか。
 ということでタイミング外しのカウンター打撃に若干苦しめられながらも、FF12らしい肉弾戦を経て、フェンリル撃破。弱い・・・。

♪当たらなければァ〜  BOSS◆フェンリル Lv49 HP189992

 全ての攻撃が回避可能。
 盾と「ヒスイのカラー」を使い、大幅に回避率を上げて挑む。

 バルフレア:回避率58%
 バッシュ  :回避率65%
 アーシェ  :回避率100%
 レダス   :回避率50%

 アーシェ以外が戦闘不能状態になったら、
 フェニックスの尾で回復させる。
 また、アーシェは自身のHPをハイポーションで回復する。
 それ以外のキャラは、HPを回復させる必要が無い。

 弱い。


 いよいよラストフロアの大灯台上層!ここはもう慣れているので、サクサクと進める。途中で雷属性を無効化できる「ラバーコンシャス」、魔法防御力が非常に高い「サークレット」を入手し、エレベーター手前まで行ったら一度戻って体制を立て直す。さあ、召喚獣「ハシュマリム」戦ッ!
 大灯台攻略のメインディッシュ・・・と言いたいところだが、なんとこいつ、最後まで「通常攻撃CT0」「回避無視」の能力を得ない。回避無視を得ないということはすなわち(ry なので、物理攻撃のラッシュを心配する必要は無い。
 そうなると問題は特殊攻撃である。ハシュマリムの攻撃で派手なのは、何と言っても「クエイジャ」。全体が大ダメージを受けるお馴染みの召喚獣特殊魔法であるが・・・驚くべき事に、土属性攻撃なのでレビテトで回避できてしまう。単体版「クエイジャ」と言える「ロックユー」(We Will?)も、同様に浮遊状態なら命中しない。
 ――要するに、通常攻撃は恐るるに足らないが、特殊攻撃はもっと恐るるに足らないということである。ハシュマリム・・・恐ろしい(ほどに弱い)子・・・!

 ということで、フェンリル戦で使ったガンビットを少しだけ変更して戦いに挑む。戦術は単純かつ明確。「味方一人 - レビテガの魔片」でひたすらレビテト状態を維持し、盾で敵の打撃攻撃を回避しながら戦う。前回と同じくアーシェは物理攻撃の回避率が100%なので、運悪くクエイジャ・ロックユーに直撃しない限りは死ぬことが無い。カウンターの頻度が高く、アーシェ以外が頻繁に戦闘不能状態になってしまうが・・・安全第一ということで、レビテガの魔片をばらまきながら戦う。
 そのうちにHP<80%のモードとなり、ハシュマリムの「ロックユー」が飛んでくる。しかし当然レビテトにて回避。そのまま殴っていき、HP<50%となったところで「ヘイスト」、「プロテス」・・・そして「クエイジャ」!だが、全員がレビテト状態で回避。ふぅむ。
 ――その後は最終モードのゾディアークにも匹敵するペースで「クエイジャ」を放ってくるが、全てレビテトで回避できてしまう。物理攻撃も当たらないし、当たったところで状況は崩れないし・・・。終盤の絶対防御も難なく乗り越え、ボコスカ殴ってハシュマリム撃破。
 はァ、召喚獣だから期待してたのに・・・弱すぎる。ま、物理攻撃は盾で凌ぎ、特殊攻撃はステータス魔法で回避なんて、FFシリーズの低レベルプレイらしいけどね。

まともに食らうと1000以上なので全滅の恐れあり。回避必須  BOSS◆ハシュマリム Lv50 HP209060

 ──アタシの名前はハシュマリム。
 心に傷を負った召喚獣。聖なる力で人々を導く統制者♪
 アタシがつるんでる友達は聖天使をやってるアルテマ、神々にナイショで
弱点を告げてるシュミハザ。訳あって赤子になってるゾディ。
 退屈な時、アタシは一人で大灯台を歩くことにしている。
 「あームカツク」・・そんなことをつぶやきながらしつこい神々を軽くあしらう。
「ちょっと話聞いてくれない?」どいつもこいつも同じセリフしか言わない。
 「すいません・・。」・・またか、と現世の法則を自在に操るアタシは思った。
シカトするつもりだったけど、 チラっと冒険者の男の顔を見た。
 「・・!!」
 ・・・チガウ・・・今までの男とはなにかが決定的に違う。オイヨイヨな感覚が
アタシのカラダを駆け巡った・・。「(ムセテンナヨ・・!!これって運命・・?)」
 男は空気だった。連れていかれてフルボッコされた。「キャーやめて!」
 絶対防御をきめた。「ガシッ!ボカッ!」アタシは死んだ。クエイジャ(笑)



 そんなこんなで、いよいよ大灯台攻略も終盤!残るはガブラス、ファムフリート、シドのみッ!
 さァ、次回は「低レベル+入店禁止クリアー」で最大の難所と予想している場面であるが・・・果たして実戦はどうなる!?

 

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