ジャンクションなしクリアー.プレイ日誌
【第一話 恐れるな】
「やり込み人さんに20の質問」というものが昔あり、その中に「他人のやり込みを参考にするやり方についてどう思いますか?」という質問があった。それに対してこういう返答をした人がいたことを今でも覚えている。「自分で考えないやり込みの、何が面白いんですか?」
俺は「自分で考えないやり込み」がつまらないとは思わない。まずゲームをやるという行為それ自体が楽しいこと、そして何よりも先人達が積み上げてきた理論を使って難敵をパズルを解くようにパタパタと倒していくのを見るのが楽しいからだ。そしてその作業を通すことにより、先人達の苦労や工夫が味わえてきて、自然と言葉に出来ない感情が満ちあふれてくる。勉強でもまずは先人の解答を参考にして始めるではないか。
・・・過去は俺も先人達の偉業を参考にするのみだった。それを改良して今までのやり込みを進めてきた。俺がFF8のやり込み界を開拓した偉大な先人達に及べたとは遠く思えない。しかし俺にもやり込みの面白さを伝えることは出来る。今回はFF8の「ジャンクションなしクリアー」を通してやり込みの面白さを一部だけでも伝えたい。このプレイ日誌を見てやり込みをやってみたくなって頂いたら、それがやり込みサイト管理人としてのこの上ない喜びだ。
1年ぶりのFF8・・・と同時に恐らくこれが最後のFF8のやり込みになるだろう。始めてFF8をやったときにまだ小学生だった俺も今やスコール君と同い年の17。その意味での記念プレイでもある。
・・・とまあ重苦しい前文でスタート。本文は今まで通りの文体で行こう。じゃないと俺が耐えられね。
制限はジャンクションなし以外は特に無いが、とりあえずゲームとして楽しむ、という条件なので全滅回数を出来る限り少なくしたいと思う。あとポケステは使わない。今の時代、ポケステ持ってる人なんてあまりいないから、それをフルに使った攻略は今回の理念からいっても無いよな。
それじゃあ行こう。あくまでも軽く、初回プレイを楽しむような心地で。
まずはDISC1をセットし、PS2本体を高速読込+補正モードにしてFF8を起動。久しぶりだなーFF8は。もう俺にとっては無批判で受け入れるという意味で古典の領域。そっか。世の中で古典が良いとされている理由が分かったよ。その時々で最高の技術を使ったものは、そのように評価するもんなんだな。
やっと英文の意味が分かったオープニングムービーを見てゲーム開始。スコールの頭にもちがくっついていたが、あれは包帯だったんだな。うんうん。まずは炎の洞窟へ。教室で操作が出来るようになったと同時に右スティックを倒してみたが当然視点は回らない。当たり前か。
廊下でぶつかってきた少女に大丈夫かと声をかけ、一連の案内イベントをして校門で仲間を増やして次の試験へ。炎の洞窟。・・・中で数回エンカウントしつつ奥へ。イフリート戦。戦うだけで撃破・・・。特殊技を使うHPにすら減らなかった。ま、最初はこんなもん。FF8・7年の歴史といえどもコイツで苦戦するのはノーダメージクリアーぐらいだろう。10分だと時間切れになるかもしれないと思って20分を選択するが、14分を残してミッション終了。さあ次だ次!
仲間を減らして次の学生寮へ。途中で何でガーデンの制服はこんなにスカートが短いんだ、とごく一般的所感を覚えながらも制服に着替えて表に出る。何故か逆方向から歩いてくるスコール君。ゼル・サイファーも逆の方向から登場。結局何の役にも立たない学園長の説明を受け、再び駐車場と逆の方向に歩いて駐車場へ。
・・・今だからこそ分かる、想像を絶する馬鹿のサイファー君と会話しながら実地試験場へ。少々レベルを上げてもどうせ困らないが・・・今回は基本を忠実に守っていくつもりなのでサイファー以外を戦闘不能にして始末剣連打で突破。ガンガン進む。
そして山に登る途中でヘッジヴァイパー戦。ここのヘッジヴァイパーは確か二体で登場することがあったような気がする。その時はサイファー一人だとやや厳しい。ということでゼルを蘇らせてデュエルを使う。デュエルには「メテオストライク」という対象のHPの1/4の割合ダメージ攻撃があるのでそれを使用するのが良い。最初は表示されていないが、コマンドを入力すれば使うことが出来る。連打するには4、6秒からスタートしたとして「→←、↑↓、↓○↑○」の繰り返しがお勧め。
まあ実戦では一体だったのでメテオストライクのダメージが100を切ったところでデュエルを中断し、ゼルを戦闘不能にした後サイファー一人で撃破。こういう細かい説明も皆さんにジャンクションなしクリアーをやって欲しいからこそ。
さて更に進める。どう見てもスカートの短いセルフィ(上着も短い)を仲間にして電波塔内部へ。ここではボス「エルヴィオレ」戦がある。まずは先ほどまで戦闘不能だったスコールとゼルがHP1で復活しているのでポーションを使っておく。セーブしてエレベーターで上層へ。まずは前座のビックス+ウェッジ戦。前座なので大したことはない。エルヴィオレ戦への準備をここで行なう。具体的にいうとゼルが特殊技が出せる状態でエルヴィオレを登場させればよい。エルヴィオレはやや威力の高い全体攻撃を持っているのでそれを喰らわないように速攻をかけるためだ。コイツにもメテオストライクが効くのでそれで削り、足りなかったら連続剣などで補えばよい。
・・・とかいいつつ、実戦ではHPを減らしすぎてスコールが殺され、エルヴィオレの攻撃でセルフィも死亡しゼル一人で何とか撃破したが。こういう予想外の出来事もやり込みの魅力。
下層でセーブしてさらに進める。追いかけてきたロボットX-ATM092戦。コイツはメテオストライクが効かないのでデュエルの通常打撃連打で倒すこととなる。「超級武神破拳」と呼ばれる「○×、→←」の繰り返しが良いが、次のような組み合わせもある。「→←、↑↓」。これの繰り返しで良いのは○×、→←の組み合わせよりやや威力が高くなること、そして単純なので繰り返しやすいこと、スティックを兼用すれば早く入力できることだ(スティックと方向キーを組み合わせる。具体的にいうと→←、↑↓の黄色で示した部分をスティックを使って入力する)。後はコイツには雷系魔法も有効。要するに、適当に戦えば勝てる。
・・・実戦ではセルフィのHPを減らし「オーラ*2」を発動させ、ゼルの6秒デュエルで撃破。まだまだ序盤だしな。
さて逃亡モードに入る。ここも順番におさらいして行こう。
最初のマップ。走って逃げる。
次の某空族が禁断の言葉を叫びそうなエリアは画面手前を走ればOK。
地震が起こるマップ。ある点を走って通ると地震で足止めされ戦闘になってしまう。ややこしいので全部歩こう。
次のドール兵が吸い込まれるエリア。走って逃げる。
サイファーのレベルを上げた人には眼をつぶっても出てくる橋。まずは右に走り、相手がジャンプしたらその着地を確認してから左に走る。そうするとまた相手はジャンプするので後は右に走ればOK。
次のエリアは犬を逃がす。後はそのまま走れば終了。
実地試験が終了しバラムへ帰還。ふう・・・やっぱFF8はいいゲームだわ。基本に戻ってみると今でも新鮮だ。
・・・思いの外長くなりそうだけど、こんなFF8「ジャンクションなしクリアー.プレイ日誌」をよろしくお願いします。