ジャンクションなしクリアー.プレイ日誌
【第七話 時間圧縮】
さて、夏休み中と言いながら、再開したのは2007年3月。中断したのが前の年の6月だから実に10ヶ月ぶりの再開である。俺の一身上の状況も変わり、ゲームを取り巻く状況も変化し、文章の書き方もかなり変わったが、まあこれはゲームのプレイ日誌なので、純粋にそれとして楽しんで貰いたい。では行こう！
宇宙から戻ってきたら魔女記念館→イデアの家→エスタ大統領官邸（エアステーションを出て右奥）と首尾良くイベントを進める。この先ルナティックパンドラに突入すればたちまちDISC4でラスボス戦となってしまう。その前にまずはキャラクターを強化しなければならない。そのために行なうことは次の通り。
・青魔法「マイティガード」「ホーミングレーザー」の習得
・リノアを使う場合、バハムートを倒してアビリティ「禁断魔法精製」の入手
・主力キャラクターのレベルを上げる
・全員の武器を最強に改造する
このプレイでは出来る限り「インビシブルムーン」に頼らずに行くので、リノアを攻撃キャラとして使うと共に、キャラクターのレベルを上げ、敵の攻撃に耐えていくことにする。もちろん無敵を使う場合はこの限りではない。出来るだけレベルを下げ、大ダメージを与えられる魔法攻撃で攻めれば良い。まああくまでこれはプレイ日誌であり、攻略法ではないので、以下は俺の方法で話を進めていこう。
青魔法「マイティガード」はご存じ強力な防御魔法であり、これが無いとラスボスの強烈な攻撃に耐えることはかなり難しい。プロテス+シェル状態がかかり、ピンチ度次第ではリジェネ・ヘイスト・レビテト、更にピンチだとオーラ状態までかかる。ポケステ無しだとこの時点から習得可能になる青魔法であり、是非とも今習得したい。
マイティガードを覚えるために必要な「バリアシステム」を落とすモンスターはベヒーモス。出現率はあまり高くないが、エスタ大平原にて出現する。出てきたら普通にデジョネーターで倒せば良い。レベル30以上のベヒーモスなら割と楽に落とすが、そうでなければ確率は低いので、他の雑魚を倒してレベルを上げながら集めるといいだろう。実際のプレイでは1時間ほどで入手出来た。
青魔法「ホーミングレーザー」習得のための「レーザーキャノン」の入手であるが、一応ベルヘルメルヘルが低確率で落とすのを狙う、という手段もあるが、機動兵器8型BISがほぼ確実に落とすのを利用して覚えるのが一番楽であろう。非常に攻撃力の高い青魔法であり、「ショックウェーブパルサー」（ジャンクションなしの条件下ではポケステ利用でのみ習得可能）の次に強い攻撃である。ピンチ度に依るところが大きいが、ダメージが9999に達することも少なくない。ちなみにFF8では一部を除いて、どんなに落としやすい敵でもアイテムを落とす確率は255/256となっている。当然1/256の確率で機動兵器8型BISがレーザーキャノンを落とさないこともある。その時は諦めてリセットしよう。
次は「禁断魔法精製」の入手である。所持する魔法を5倍の威力で連打するリノアの特殊技「ヴァリー」を使うために必要な行為である。普通は魔法精製はG.F.が後から習得するアビリティであり、ジャンクションなしの条件下では使えないのだが、バハムートだけは最初から「禁断魔法精製」を覚えており、ジャンクションなしの条件下でも魔法を精製しリノアに持たせ、ヴァリーで攻撃させることが出来るのだ。たまに「なぜジャンクションなしなのに魔法を使ってるのですか？インチキですか？」と言われる（外人はすぐに"cheat"と言うような気がする）が、それはこういうことである。ジャンクションなしでも、魔法は使えるのだ。
さてそのための竜王バハムートの撃破であるが、バハムート自体は大して強くない。スロウ・暗闇が有効であるため、くさい息で弱体化させ、強力な攻撃でたたみかければ良いのだ。実戦ではリノアのウィッシュスター二発で撃破した。むしろその前のルブルムドラゴン二体撃破をメンバーに被害無く完遂するほうが難易度が高い。その前哨戦の攻略であるが、単にデジョネーターで吹っ飛ばせば良いのだが、特に二戦目は必ずバックアタックを受ける事になる。キスティス、リノアのどちらか一人がかけてしまうとバハムートを倒すのはかなり難しくなってしまうので、天国に最も近い島近くの高台のコカトリスを使って囮のスコールを石化させ、そいつに攻撃をさせることでしのいだ。かなり運が悪く、なかなか上手くいかなかったが・・・ブレスやメテオで全滅させられたりね。
ちなみに前々作「真・ジャンクションなし+インビジブルムーンなしクリアー」では「ホーミングレーザー」の習得後にバハムートを倒している。それもいい。そのほうがいい。
さて次はレベル上げである。FF8は低レベルを保った方が楽だからRPGとして滅茶苦茶とか言われているが、そんなことは無い。精製を極めて良く知る者だけが低レベルでも高い能力値を得られるのであり、普通にプレイするのならばやはりレベルは50程度あった方が楽である。ジャンクションなしクリアーでも、無敵を使う場合はHPなど関係ないのでレベルは低い方が良いが、無敵を使わない場合は敵の攻撃をしのぐ必要があるので、レベルを上げHPを上げたほうが圧倒的に有利なのである。
というわけで、レベルを上げていこう。マップ左端の地獄に最も近い島へ行き、セーブしながら雑魚を送って行けば良い。主力の二人（俺のプレイではキスティス・リノア）をいっそレベル100まであげてしまおう。後述の最強武器の素材も結構集まるし。
キスティス・リノアのレベルを上げたところで次は全員の武器を最強に改造する。特にゼルなんかは改造のあるなしでデュエルの威力が大きく変わってくる。ラスボス戦は本当に厳しいので、少しでも楽に出来るのならば、出来るだけ手を打っておくべきである。しかしポケステ無しではスコールの最強武器「ライオンハート」を入手することは出来ず、「エンドオブハート」も覚えられないのが痛い。仕方ないので一つ前の「クライム＆ペナルティ」で我慢。これでも連続剣の威力は大きく上がる。
というわけでそれぞれの素材を集めに行く。まずはエスタに行き、くけけけけを倒してエネルギー結晶体を入手。くけけけけとは、エスタ内部の通路に座っていて、話しかけるとエルノーイルと戦闘になるアレである。マップを切り替えると何度も戦え、レベルが高ければほぼ確実にエネルギー結晶体を落とす。後はいつも通りサボテンダーアイランド近くの海岸でアダマンタイマイを倒しアダマンタイン、海洋探査人工島でヘッジヴァイパーと戦い竜の皮、更にデリングシテイ近くの高地のすそでハウリザードと戦いネジ、更にティアーズポイントで鉄巨人とクアールを倒し、それぞれ星々のかけら、月の石を入手。どれも倒す敵さえ分かっていればそれほど辛く無かった。やはりFF12の辛さが異常か・・・。
さて、これらの強化でパーティは大きく成長した。しばらくは戦闘を楽しむ余裕さえある。ってことでストーリーを進める。
ルナティック・パンドラに突入し風神・雷神戦。「くさい息」で眠るので、後は適当に攻撃して倒す。ちなみに雷神は一回しか攻撃してこなかったが、そのときは石化状態のスコールを狙ってきた。特別調べる必要もないとは思ったが、「男がいるときは男キャラにしか攻撃しない」は石像であっても成り立つのかもな。
更に進めて1年前の俺が高出力発生装置を取れるようにしなかったことを嘆きながらも、機動兵器8型BIS戦。魔法を精製していないことに気付き一度リセットしたりもしたが、「禁断魔法精製」を使いリノアにアルテマ、メテオを持たせる。そしてリノアがヴァリーを発動させ、キスティスはマイティガードで固めた後、ホワイトウインドで適度に回復。するとあれよあれよと言う間にリノアがアルテマで9999ダメージを連破しすぐに撃破。ラスボスにさえ通用する戦法なのだから、そこらのボスに有効なのはもちろんである。
サイファー戦。やっぱりヴァリーで放置。強すぎる。封印すれば良かったか？
一行あけてアデル戦。後半の強敵であり、最初の行動はメテオで確定。その後もクエイク・ホーリーなどの強力な魔法で攻撃してきたり、魔力集中後にアルテマで攻撃してきたり、と多彩な攻撃を仕掛けてくる。もう何度似たような文章を書いたか分からないが、昔は開幕メテオ前に特殊技を連発し倒す手段が使われていたので難関であったが、ある程度のHPを保ちつつ戦えばアデルに勝つのはそれほど難しくはない。キスティスがマイティガードを使い、隙を見てホーミングレーザーで攻撃。これでいける。実戦ではドレインでリノアが死んでリセットしたりしながらも3回目でマイティガードのリジェネでの回復が絶妙に作用し撃破成功。まあ、まあまあかな。
シリーズ恒例のバグっぽい部屋を抜け『魔女』戦。最初にマイティガードでプロテス+シェル+レビテト+ヘイスト+リジェネ+オーラ状態になり、ヴァリーアルテマで撃破。FF12もビックリの放置戦闘。ジャンクションなしでこれ。これがヴァリーの実力。かなりマニアックな技であるが、使う価値はある。
いよいよアルティミシア城。ここまで来れた人なら8ボスくらいの敵ならもう何も言わなくても"適当"に戦えば勝てる。俺も適当に戦った。
スフィンクス/アンドロ・・・適当に殴った。当然「特殊技」解除。たまに「セーブ」を解除しちゃうお茶目な人がいるとかいないとか。
トライエッジ・・・コンバイン。アンジェロキャノンだとカウンターで死ぬので全力逃亡。そのうちウィッシュスターが出て一撃。「セーブ」解除。
ウルフラマイター・・・くさい息。暗闇状態にしたら溶解液で体力0。マイクロミサイルで削りホーミングレーザーでトドメ。「戦闘不能の回復」解除。
ティアマット・・・ヴァリーメテオで死亡。「アイテム」解除。
ちなみにアンドロ戦では使い魔のダブルバガーがかなり厄介だった。昔どこかの掲示板で聞いた話であるが、これをあえて倒し、更に出てくるライフフォビトンにもダメージを与え、剣を抜かせ「居合いぬき」だけを使用するモードにさせる。「居合いぬき」は即死効果のある攻撃であるが、ゾンビ状態だと無効化できる。ゾンビ状態のキャラがいる状態でこの状況に持ち込めば、アンドロ自体はダメージ攻撃を一切使用しないため、絶対に負けることは有りえない。俺が考えた戦術ではない（確か初期レベルジャンクションなしをやってた人の作戦だったと思う）が、埋もれさせるのは惜しいということで、敬意を表すると共に、ここで紹介させて頂く。
さて、いよいよ見せ場のラストバトル、アルティミシア戦である。毎回様々な戦術を使い、成功したり失敗したりしてきたが、果たして今回は・・・？