低レベルクリアー.プレイ日誌


♪バトル2 提供:NO LIMIT Is.

【第七話 いばらねの道】

 ピナックルロックスを抜けたあとは、荒れたリンドブルムへ進むこととなる。たくさんのアイテムが拾えそうで、実は役立つものはほとんど拾えない。シドと会うイベントの後に劇場区まで行けば、タンタラスのアジトで若干のギルが拾えるくらいか・・・。
 買い物などで適当に用事を済ませたら、さっさと先に進んでしまおう。

 再び霧の大陸へ・・・と行っても新しいチョコグラフが掘れるわけでもなく寄り道イベントがあるわけでもないので、ストーリーを進めることにする。ク族の沼に行って再びクイナを仲間にし、フォッシル・ルーへ。FF9屈指の空気音楽を一瞬聞いた後、アーモデュラハンに追いかけられるイベント。経験値こそ持っていないものの捕まると面倒なので、落ち着いて振り子を避け進んでいく。焦って振り子に激突し何度も戻されなければ、まず戦闘になるおそれはない。
 その後、ボス「ラニ」戦。時折放ってくる全体「ウォータ」を喰らうと確実に一発全滅してしまうので、出来る限り素早く倒すことにする。ダガーは「ヘッドギア」「魔術師のローブ」を装備し物理防御を固めて後列に下がり、1ターン目を乗り切ったら自分に「リフレク」を使って魔法攻撃を防御。ジタンはマンイーター+MP消費攻撃で、ビビは三角帽子装備のブリザラでそれぞれ攻撃、クイナは保険として「いつでもリフレク」を装備し防御しておく。相手の最大HPは低いため、これでまあ負けることはなかろう。
 ちなみに「ぬすむ」でそこそこ良い装備品が入手できるが、すぐに店で買えるようになるため、ジタンの攻撃(=1200ダメージ)を潰してまで盗む必要はない。特に1/32の確率で盗める「さんごの剣」は現時点では全く必要ないのだから。
 ずっと前から気付いていてどこかで書きたかったのだが・・・FF9アルティマニアの453ページ、右の索引部分に「ギザ+マルークの洞窟」という謎の地名があるんだよな。うん、それだけ。

 ということでラニ撃破。先に進む・・・後ろに戻るとアーモデュラハン監禁現場でエリクサーが拾えるが、雑魚敵と遭いまくって面倒なので俺は戻らなかった。
 フォッシル・ルーは非常にめんどくさい構造をしているが、単純に考えれば一本道に毛が生えた程度。分かれ道でまずは下に行き「妖精のピアス」回収。その後はしばらく順路通り進み、転換点スイッチ4を押して「ラミアのティアラ」を入手。あとは順路通り進み、戻れなくなるぞ!の警告を例年通りシカトして先へ進む。
 外側の大陸!・・・と言っても特にすることはなく、カエル取りをした後にチョコボを呼び出してチョコグラフ「枯れた砂浜」を掘り出し、コンデヤ・パタ→黒魔道士の村とシナリオ通りに進める。いろいろ合成したり拾ったり(宿屋の「星宮ヴァルゴ」は重要)して話を進め、グラフィックの綺麗な夜間イベントを見る。紫色の光が印象的だよな・・・。
 その後は離脱するクイナから装備品を全て外し、コンデヤ・パタ山道でエーコを仲間に加える。強力な打撃こそないものの、攻めにも守りにも使える強力キャラなのでガンガン活用していこう。召喚や白魔法「ホーリー」などは低レベルクリアーではかなり役立つ。

 さらに進め、その先で「ヒルギガース」戦。小学校時代はこいつに太っちょのクラスメートのあだ名がついていたものだった。
 確定一発全滅の「地震」が大変厄介なので、それを「レビテト」で防ぎながら戦うことになる。「レビテト」は2ターンとちょっとで切れてしまうため、2ターン目に上書きする形でかけ直す。戦死者が出た場合もダガーとエーコのどちらかが蘇生させ、もう一方が全員にレビテトをかけ直す。「地震」のほかは単体物理攻撃しかないので、この方法でキャラクターが行動すれば初ターン「地震」一発全滅以外の全滅は完全になくなる。
 「ルーントゥース」とマンイーター+MP消費攻撃装備のジタンが打撃で1600、三角帽子装備のビビがブリザラで800。ヒルギガースのHPは8000ちょっとしかないため、ターンがサクサク回ればすぐに倒せる。ヒルギガースは約4000ダメージを受けると次のターンに「ケアルガ」を使用するので、上手くリフレクでも貼って無効化したいところだが、タイミングが難しい上にこっちの攻撃魔法まで跳ね返されてしまうので、無理して狙っていく必要はない。
 一応こいつからはエーコ用の笛「妖精のファイフ」が盗めるが・・・その確率はなんと1/256。気力の影響を無視する「盗賊の極意」を装備して10秒に1回「盗む」ができたとしても、期待値的には2560秒(=43分)でやっと一個盗めることになる。こだわるのなら盗んでもいいけど・・・まあ、これはいらないだろ・・・。


 マダイン・サリの噴水で「星宮リーブラ」を入手し、一連のイベントを見た後に村に戻って「おふだ」を10枚買い、いよいよ全編でも1・2を争う鬼畜スポット、イーファの樹へようこそだ。みなさんお馴染みであろうが、今回のプレイ日誌のコンセプトということで、ここの凶悪っぷりとその対策を一から語ってみることにしよう。

 イーファの樹の低レベル攻略難易度を大きく上げている主犯格は、間違いなく雑魚敵「ストローパー」である。その凶悪さは語っても語っても何度でも語りたいくらい。
 イーファの樹全域で40%程度の確率で出現し、全体物理攻撃「なぎはらう」と単体物理攻撃「たたく」を使用する枯れ木のような敵が「ストローパー」である。そして前者の「なぎはらう」を受けると、高確率で一発全滅してしまうのだ。一応防御を固めれば耐えることもできるが・・・結局100%の確率で耐えることはできない上に、後述のゾンビ状態にしたキャラが戦闘不能状態になってしまうと結局リセットなので、実質「なぎはらう」を受けたら失敗に等しい。
 普通こういう全体物理攻撃は、同じ敵の持つ単体攻撃に比べて劣っている点があるはずだが・・・「なぎはらう」『使用確率が「たたく」の約二倍』『威力が上』『回避不能』と何一つ低い点はない。Oh...It's unreal...
 ということで、ストローパーに出会ったら速効でとんずらをかます。また「金の針」で一撃で倒せるため、ゾンビ状態のキャラクターだけが生き残った状態なら、それで倒してしまってもいい。

 ・・・そんなわけで、イーファの樹攻略中には常に一発全滅の危険が伴うわけであるが、ただそれだけなら、なんならタイムアタックに見習ってノーエンカウントで進めばいい。がそうはいかないわけで・・・イーファの樹の奥では「ゾンビ*2か*3」「ドラゴンゾンビ」の順に経験値を持った雑魚敵との強制戦闘がある。このうち一戦目のゾンビ戦が今までとは別格の凶悪さを持つのだ。
 普通なら相手にST異常をかけた上でしっかり防御を固めて「ストップ」で止めていけばいいところであるが・・・ゾンビは何と3ターン目に「とける」を使って自爆する。その場合経験値を押しつけられ、当然のごとく失敗となってしまうのだ。
 どうせストップの成功率は10%程度。2体か3体かは完全ランダムであるが・・・打撃の威力も全く低くなく、2ターン目に「死のルーレット」で回避不能の即死を押しつけてくる(or勝手に自爆して経験値をプレゼントしてくれる)こともある、などの要素も考えると・・・ゾンビをストップで止めて経験値を回避する手段も無くはないが、俺は無いと言いたい。というか、断言できる。

 というわけで、このゾンビとの強制戦闘では味方をゾンビ状態にして、経験値をカットすることになる。そのためにはイーファの樹の後半エリア・根の中でランダム出現する「ドラゴンゾンビ」にゾンビブレスをかけて貰えばいい。魔法防御をしっかり固めた上でシェル状態にすれば、ダメージを60程度まで抑えられ低レベルキャラでも耐えることができる。一応全てのキャラクターがゾンビ状態になることができるが、お勧めはHPが高く「まどろみの術」などもあるジタン。次点はHPが高めなダガーか。
 厄介な他の攻撃はテントでも使って封じてしまおう。FF9最強のST攻撃アイテム、それはテント。まさに蛇頼み。

 さてこのゾンビ状態、経験値が入手できなくなるので低レベルクリアーでは有益と思いきや・・・とんでもなく面倒なST異常である。
 まず、「ゾンビブレス」を受けて減ったHPを回復したいところだが、回復系の行動を使ってしまうと反転し自殺になってしまう。ゾンビ中のキャラをリバース状態にして回復魔法を・・・などと有り得ないことを考えてしまうが、そんな便利なものはこの世界には存在しない。そしてゾンビ状態のキャラクターが戦闘不能状態になってしまった場合、おふだでゾンビを解除したあとでないと蘇生させることができない。あの「転生の炎」でさえミスになってしまうのだ。
 さらに戦闘が終わってもアイテムや魔法でHPを回復させることができない。使ってしまって自殺はないのだが、「ブブー」という効果音がなって使用できないのである。
 他にも「トランスすることができずゲージも0となる」「ゾンビ状態のキャラだけの場合は逃げることができない」などのデメリットがあり、経験値入手を回避できるとはいえ、あきらかな悪性ステータス異常であり、あまり積極的には使って行きたくない感じだ。
 ・・・まあここでは前述の通り、ゾンビ状態を使わないとあまりにも厳しすぎるので、使っていくのであるが。

 まあそんなこんなで四苦八苦してキャラをゾンビ状態にすることができたら、セーブポイントまで戻ってテントでHPとMPを回復。その後は根を下っていくことになる。上に書いたように、ゾンビ状態のキャラクターが戦闘不能状態になると復活させるためにはゾンビ状態を解除せねばならず、結局リセットしたほうが早いことになり、つまりは失敗となってしまう。ストローパーの「なぎはらう」で一発終了のお知らせにビクビクしながらも葉の上に進み、強制戦闘の「ゾンビ」戦へ。
 防御をしっかり固めればゾンビの「たたく」には耐えられる。2ターン目に使ってくる可能性のある「死のルーレット」が大変厄介なので、1ターンで勝負をつけたい。アンデッドタイプのゾンビはエリクサーで一撃で倒せるため、それを使って敵の数を減らした後、ゾンビ状態のキャラだけが残った状況でビビが「サンダラ」でも放ってまとめて自殺することにしよう。もちろんゾンビキャラは「さんごの指輪」あたりで吸収。
 準備さえしっかりと整えればそれほど難しい戦闘ではないものの、葉のあるエリアに行くとメニューを開くことができずにそのまま強制戦闘に入ること、攻撃力が低く防御力が高い魔法使いキャラが中心ということもあり味方への打撃で自殺できないことに注意しよう。二つとも俺がやっちゃったZE☆

 その後の「ドラゴンゾンビ」戦は、いったん全員を蘇生させて、相手の一回目の攻撃をしのいだらまたもやゾンビキャラ以外が自殺、エリクサー攻撃で終了。もしゾンビ状態のキャラが戦闘不能状態になってしまっても、落ち着いてストップで止めていけばOK。なんならこの戦闘中に再びゾンビキャラを生産しても良い。
 さらにその後のボス「ザ・ソウルゲージ」戦。厄介な全体攻撃を二つも持ち、ノーヒントの凶悪カウンター「炎葉乱舞」まで持っている強敵であるが、最初のターンに高確率で被害のない「レベル5デス」を使うことを利用し、エリクサーで倒してしまう。あれだけの厳しい連戦を乗り越えた後でこいつとまともに戦おうという心を持つ人がいたら、俺はその人を尊敬します。


 ・・・ということで予想通り滅茶苦茶語りが長くなったが、やることを整理するとこうだ。

 ◇まあまずは中央のセーブポイントまで進む
 →いったん奥に進み、魔法防御を固めてシェル状態にしたキャラ(ジタンがお勧め!)が「ゾンビブレス」に耐える
 →戻ってセーブし、テントでHP・MPを回復
 →意地で奥まで進み、吹き抜けフロアに着く前に装備を整える
 →「ゾンビ」戦。エリクサーで頭数を減らし、魔法でゾンビキャラ以外がまとめて自殺、ゾンビキャラがとどめを刺す
 →「ドラゴンゾンビ」戦。戦闘前に態勢を立て直し、隙を見てゾンビキャラ以外が自殺しエリクサーで終了
 →「ザ・ソウルゲージ」戦。さっさとエリクサーで終了

 というわけで、何度か単純なプレイングミスをしてリセットしたりもしながら、30回程度でイーファの樹突破。ふう、久々にこれだけのリセットを経験したぜ・・・。

 さあ、DISC2もいよいよ佳境!勢いで進めていこう!
 次も今回ほどではないものの、かなり苦しめられるんだよな・・・。

 

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