吹き荒ぶ嵐の中、立ち尽す影があった。
やがて、意を決したように、真っ直ぐ前を見据える。
友が雄叫びをあげる。
行く手に広がるのは、希望か 絶望か、
物語は 始まる
時にうつむき、時に天を仰ぎ、祈り、
しかし、決して振り向く事は無かった
荒れ狂う波、
吠える空、
拒む雷光、
突き刺さる雨、
そびえたつもの・・・
それらの向こうに、何を見るというのか
それを合図にするかのように、影は 動く。
握りしめた手には、何があるのか。
もう、迷う事は無かった
光か 闇か、
秩序か 混沌か。
未来は あるのか・・・・・・
・・・・・・何の為に戦うというのか