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管理人の日記
300万ヒット記念日記です(※嘘です)。
最近、何やら「トキ」という鳥が話題になっている。なんでツルじゃなくてトキなんだよっ!! ツルのほうが「可愛さ」「格好良さ」「美しさ」など全ての面でトキを上回っていると言うのに・・・。そりゃあ確かに、ツルは焼き鳥にはできないけど、それを言ったらトキだって焼肉にはできないでしょ。今の時代でトキを焼いて喰ったりしたら、そいつの家が消されることは間違いない。
・・・さて、余談は置いておいて、今なぜ「トキ」が話題になっているかというと、前々から「トキ」は既に日本では絶滅しており、人為的な環境下で中国から輸入した個体だけが生き残っていた。そして今回、野生に放したトキが初めて子供を産み育てたということで、「ふたたび日本にトキが蘇るのでは無いか」と期待されて話題になっているのである。くそっ、現在ではトキですらリア充なのか・・・。
ちなみに、その「トキの子育て動画」が、昨今の世相を反映してネットで生放送配信され、それがなんと3日間で20万ものアクセスを記録したという。それだけ、国民の興味が高い事案であると言えよう。ちなみに、その動画配信サイトは、俺も先日使用した「ustream」である。まあ30分で追い出される某生放送では視聴者からの非難が轟々だろうからなあ・・・。
では、なぜそのように「トキ」が保護されるのかというと、その最も大きな理由は、「トキ」が自然保護の象徴として考えられているからであろう。
・・・というのも、この仙人のような姿の「トキ」は、元々は特に珍しい鳥というわけではなく、むしろ里山に有り触れた動物であったそうだ。ところが近代になって、田畑を荒らす鳥として駆除されたり、はたまた羽毛目的で乱獲された結果、20世紀前半には既に日本では絶滅に近いような状態となってしまっていたという。だからこそ現代の日本では、贖罪と共に「環境保護」の観点を兼ね、その象徴として「トキを復活させる」というプロジェクトが進んでいるのだ。・・・と、ネットで調べてみると「どうせ保護団体の利権狙いだろ」という鼻クソをほじりたくなるような意見が散乱していたが、まあ「トキを保護する理由」としてはこんな感じで良いだろう。
――実は、稀少動植物の保護には、「そこから得られる科学的知見の維持」というちゃんとした理由があり、例えば現在使われている薬品のほとんどは自然界の化学物質を参考にして作られているため、それを亡くしてしまうことは人類文明にとって大きな損害となる可能性がある。しかしそれ以上に、特に日本では前世紀に経済的発展を重視しすぎて環境をないがしろにしてきたため、これからの時代は、それを保護しながら共に発展をしていくという姿勢が必要となる。その方針自体は、決して間違ったものでは無いだろう。もちろん、行き過ぎた「環境保護」は経済活動を衰退させて人類を不幸にさせかねないため、そのバランスが重要となるのであるが・・・。どうでもいいけど、「環境保護」って良い言葉だね。甲虫装機ダンセルとか早く絶滅させろよ。
さて、そんな「トキ」は、日本を象徴する鳥の一種であるが、しかし実は「日本の国鳥」というわけではないのだ。では、ここでこそ美しさと可愛さを兼ね備えたツルが・・・!と思いきや、残念ながら日本の国鳥は「キジ」である。あのビジュアル系な見た目のどこに引かれたのであろうか・・・。だんご1つで協力してくれることが評価されたのだろうか? くそっ、あんま調子に乗ってると撃ち落とすぞっ!!
一方で、俺オススメの「ツル」は、お隣の中国で国鳥として指定された・・・と思いきや、その学名が「Japanese Crane」(“日本の鶴”)であることから論争となり、結局うやむやになってしまったという。うーむ、確かに外国の国鳥が「日本のツル」というのは微妙な感じであるが、肝心の「日本のツル」が日本で評価されているとは言えないし、かと言って東アジア以外のツルはツルという名前が付いただけのパチモンであるし・・・。あの、白と黒と赤のシンプルなカラーリングが美しいツルは日本(+東アジア)だけの物である。いや別に俺の名前がツルだからって上げてるわけじゃないですよホントホント。
――そんな感じで、どんどんと「トキ」には微妙感が漂ってきたりもしてしまったが、どうやらそのトキは「佐渡」という場所で保護されているようである。そして、鳥という観点で目を向けてみると、俺は東京に住んでいるのであるが、お隣の「埼玉」という国家では、何やら鳥の形をしたキャラクターが珍重されているようだ。では、その画像を早速ご覧いただこう・・・!
(2012年5月8日) 2118 PV
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