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管理人の日記
「クリスマスにリア充を○す」とかネットに書いたらリア充は中止になるのかな?
彼氏・彼女など当然いるわけもない皆さまにとって朗報である。ついに、2012年のクリスマスが中止されることに決まったのだ。
・・・皆さま、「マヤ文明」というものをご存じであろうか。「マヤ文明」は、現在の中米辺りに実在した古代文明であるが、今から1000年ほど前に滅亡してしまったという。そのマヤ文明では、「天文」の技術が特に優れていたとされており、世界で最も速く「暦」という概念を作り出し、農業や地学に役立てたことはもちろん、星々の運行から未来のことさえも予言できていたと言われている。
――ところが、そんなマヤ人たちの暦は、ある日をもって唐突に終わりを迎えている。その日付を現在のカレンダーに直すと、およそ2012年12月23日ごろとされている。やれ、未来予知までできるマヤ人が、唐突に日を数えるのを止めてしまったのだ。これはただ事ではない。つまり、「2012年12月23日」をもって、この世界は終末を迎えるのである。
さて、この予言で注目すべきは、もちろん「12月23日」というドンピシャの日付設定である。見事なまでにクリスマスが中止されている。もう狙ったとしか思えない。
・・・やれ、マヤ人が「クリスマスを中止する」という目的を確実に果たそうとするため、勢い余ってその後の日々まで中止してしまったことは少々痛いが、この際そんなことは些細な問題だ。あの、我々の宿敵であったクリスマスが、マヤ文明によって跡形も無く粉砕されたのである。もしかすると、古代マヤ人はこのようにクリスマスが怒りの日と化していることまで見透かしていて、その憎しみが最大限に煮えたぎった2012年という時に、「中止」という裁定を下すに至ったのではないだろうか。そう考えると、なんという凄まじい先見の明である。マヤ・・・恐ろしい子・・・!
――なお、この話の信憑性については、「マヤ文明が1000年先の終末を予言できるのであれば、どうして自分たちの滅亡を予測して阻止できなかったのか?」という面からの疑問点が存在する。ごもっともである。しかし、そのような事態になった理由を推察するとすれば、「自分たちの社会が既に手の施しようが無く、せめて未来に残された我々に思いを託したのではないか」などと考えることもできる。何にせよ、古代の人たちがわざわざ俺たちのためにクリスマスを中止してくれたのだから、その恩恵に授からない手は無い。クリスマスは、終わったのである。
そんなわけで、今年のクリスマスは無事に中止されることが決定した。これでもまだクリスマスを行おうという逆賊が居るのなら、必ず無慈悲な鉄槌を加えてやらなければならない。
・・・やれ、我々はやはり日々の務めを行い続けるのが一番良い。それはつまり、インターネット言論の監視と自宅周囲の警備活動である。その誇り高き仕事には、休みなど存在するわけもないのだ。そして、今年ついに、宿敵であるクリスマスが滅んでいったということで、もはや我々による天下統一は目前というものである。さあ、皆で争いの無い理想世界を作り上げようではないか。
――しかし、クリスマスが中止になったとして、それでも恋人が欲しいという人は居るかもしれないし、願い事で「彼女が欲しい」などと祈る人も存在するであろう。もし、そのような人々の希望を叶えられなければ、それは決して理想的な社会とはなってくれない。ならばその願い、俺が叶えてしんぜようではないか。クリスマスに「彼女が欲しい」と願う皆さまへ、こんな「プレゼント」が届きますように・・・。
(2012年11月10日) 4423 PV
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