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管理人の日記
やっぱゲームが一番だよね!
皆さま、「FX」というものをご存じだろうか。これは自衛隊の次世代戦闘機ではなく、xで表される関数のことでもなく、「外国為替取引(Foreign Exchange)」のことを指している。
・・・その内容は、いわゆる「マネーゲーム」のことであり、目的は二国間の為替の変動を利用して利益を出すことである。例えば、最初に100ドルの資金があったとしよう。そして、「1ドル=120円」の時に持っているドルを12000円に換えておき、「1ドル=80円」になったらそれをドルに戻すとする。すると不思議なことに、手元には150ドルが残るのだ。つまり、相場の変動を上手く利用することにより、何もせずに50ドルの利益を出したということになる。まったく何が何だか分からないものだが、これは金を作るという意味で、まさしく“錬金術”と呼ぶべきなのかもしれない。
――が、もちろんこれは成功した場合の話であり、この逆をすれば、金は謎空間に吸い込まれて消えていってしまう。特に、コンピューター上の画面だけで取引をするような場合では、有り得ないような大量の額が一瞬にして失われてしまい、もはや「途方に暮れる」というレベルではない大惨事が往々にして起こってしまうのである。まったく、最近ではこの「FX」を代行する業者とやらが現れており、そういうところは「楽して儲かる」「必ず儲かる」などとメリットばかりを強調しているが、そんな都合の良い話があるわけが無い。そもそも、業者もボランティアでやっているわけではないので、人任せにしたら負けるに決まっているのだ。やれ、こういうものは、経済に対する十分な知識や経験を持っていて、それでも勝てるかどうかというところである。だから、シロウトが手を出して良いものでは無いのだ。やはり、汗水を垂らして地道に働くのが一番なのである・・・。
さて、そんな「FX」について、近年では軽くブームになっていることからやってみたという人も多く、その影響でネット上では「FXコピペ」なるものが語り継がれていたりする。
・・・その「FXコピペ」とは、FXを経験した人たちが書き込んだ記事をまとめたものであり、多くは「500万円損した」「夫の財産を丸ごと消してしまった」などという、見るもおぞましいような内容がつらつら綴られている。その代表的なものを引用してみると、だいたい以下のような感じになっているのだ。
258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/07(月)
01:30:14.94 ID:UP+w8cz70 |
・・・なんともまあ。業界用語で、FXで損益を出すことを「溶かす」と言うらしいが、この人は見事なまでに溶かしてしまっている。しかも、道中ずっと得意気な口調で語っておいて、最終的には「820万を140万にした」ということからも分かるように、大損をしてしまっている。だが、そのような語り方こそが、不意に読者の笑いを誘うのである。もちろん当人達にとっては笑えないのであるが・・・。
――やれ、もしこれが「何百万円損をしました。FXなど絶対にやめておいたほうがいいです」などと一般的な口調で書かれていたとすれば、単に負け組の遠吠えと捉えられ、誰の心にも残ることはなかったであろう。だが、このような筆舌に尽くしがたい状況を、あえて笑いを誘うような文体で書くことで、この文章はどんな言葉よりも雄弁に「FXの恐ろしさ」を語っている。文章とは、こうあるべきなのだ。
というわけで、この「820万を140万にした」のコピペは、まさに後世に語り継ぐべき証言記録なのだということが分かった。
――さて、ここで俺は少し疑問に思ったことがある。もし、このFXコピペ風に「世の中の失敗体験」を綴ってみたとしたら、果たしてどのような感じになるのであろうか? いわゆる「コピペ改編」というやつである。このような改編ネタは、テキストサイトの基本とも言えるものであり、俺としても腕が鳴るというものだ。では早速、久々のコピペ改編ネタで逝ってみることにしようっ!!
◆1
就活をお前ら難しく考えすぎだろ |
◆2
恋愛をお前ら難しく考えすぎだろ |
◆3
FF12をお前ら難しく考えすぎだろ |
◆4
選挙をお前ら難しく考えすぎだろ |
(2012年12月12日) 4515 PV
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