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管理人の日記
†懺悔の子† †ルドルフ=フォン・ガーランド† †月華† †覇王鬼帝† †超鎮闇光† †継承の魔天子†
インターネットでは、そこで使用する“仮の名前”のことを「ハンドルネーム」と呼ぶ。本日は、そんなハンドルネームの中でも、厨二的な心を持った「痛ハンドルネーム」について語ってみることにしよう。
・・・やれ、皆さまご存じの通り、「インターネット上で本名を公開する」という行為は、あまりよろしいものではない。その悪用法は、インターネット普及当時から現代に渡って数知れずというもので、全ページを「堅牢」で守るくらいの覚悟が無ければ、決して本名を使ってはならない。そのため、人は「ハンドルネーム」を用いるのだが・・・しかし、いきなり「名前」を考えろと言われても悩んでしまうもので、こういう時に人は「よく見知っている用語」を参考にするそうだ。本名を少し改編してみたり、好きなミュージシャンやスポーツ選手を引用したり、ゲームの中のキャラクターになりきってみたり・・・と、だいたいそんな感じである。
――だから、恐らくインターネット上の人々に「あなたのハンドルネームの由来は何?」と聞けば、ほとんどの人は明確にその理由を答えられることだろう。まあ、大半の人はそれほど深く考えずに名を付けたと思うが、だからこそ「地」が出るというものだ。「名は体を表す」とはこのことであろう。ということは、「痛ハンドルネーム」の方々は・・・。
では、具体的に「痛ハンドルネーム」の例をご覧いただこう。代表的なものとして知られているのが、「†漆黒の堕天使†」である。まず“漆黒の堕天使”とは何なのか、それ以上に「†」はどういう意味なのか実に気になる。加えて、字面・発音・全体としての意味不明さから、まさに「痛ハンドルネーム」というに相応しい。その他の例としては「卍 鬼斬皇
卍」「双天神」「紅キ黒炎ノ龍」「次元騎士―トワイライトナイト―」「綺羅」「§刹那§」などなど、どれも悲しいくらいの背伸び感を思い出す。シリーズものとしては、旧日本海軍の戦闘機名は「彩雲」「紫電」「極光」「雷電」「菊花」「震電」など、現在まで繋がる厨二魂の原点を感じることができる。電気使いすぎだろ。節電しろよ。なお、そのような旧日本海軍の厨二魂は何故か現代では中国に受け継がれ、「神舟」「天河」などの心くすぐるワードを連発しているらしい。
・・・しかしまあ、そのような“痛ハンドルネーム”は、見ている限りでは面白いのだが、しかし実際に関わるとなると実にめんどくさいものである。例えば、俺がもし「つる」ではなく「‡神聖魔導王‡」と名乗っていたとしたら、プレイ日誌を公開するたびに「†神聖魔導王†」という恥ずかしい名前が晒されることになり、あいさつをする時も「こんにちは。朝起きたと思ったら夜になっていた神聖魔導王です。」などと気の抜けるような文章を書かなければならない。もしOFF会でもやってしまえば大変なことになるし、身の回りの人から(*・∀・)「ねえねえ、神聖魔導王ってどういう意味なの〜?w」なんて聞かれたら、もう人として生きていくことができなくなってしまう。その後、何らかの形でハンドルネームを改正したとしても、影では「神聖魔導王(笑)」とささやかれ続けることだろう。いやあ、小学生の時に普通のハンドルネームにしておいて良かったわ・・・。
――ちなみに、もしそのような「痛ハンドルネーム」を作ってみたいと思う方が居たとしたら、その時に重要なのは「背伸び感」である。例えば、「エースコンバット3」や「メタルギアソリッド2」のように完全に意味不明方面に振り切ってしまえば、それは誰も「厨二」としては捉えてくれない。つまり、「我々がギリギリ知っているレベルの知識」を出すことが、「厨二魂」の極意なのだ。
と、そんな感じで。「痛ハンドルネーム」というものは、ちょっと苦しく、ちょっと微笑ましい、“初恋”のような味を持っていたのである。初恋=厨二病か・・・。
――だから皆さまも、恥じることなくどんどんと「厨二病」を発揮していって良い。人間、今より上を見ようという目的意識がなくなってしまえば、おしまいである。さあ歩みだそう! 紅魔、‡大樹イグドラシル‡、恋するウサギちゃん、シイゼエボオイ・エンドゼエガアル―その男の子と女の子を見よ―、美しい魔闘家鈴木、“賢人会議”、ラ・ヨダソウ・スティアーナ、「能力」、蒼信号朱信号、グラジオラスの剣、「デュエルドラゴン」、自警隊・・・。
(2013年1月27日) 4369 PV
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