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「遊戯王アークファイブ」が面白い / やり込みinFF

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管理人の日記
シンクロ召喚が出てきた時はほんと嬉しかったです。

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お楽しみはこれからだ!ご視聴ありがとうございました!KONAMI先生の次回作にご期待ください!!


 この4月からスタートした遊戯王シリーズ第5作の「遊戯王アークファイブ」が、まずは面白くて一安心という感じである。
 …というのも、ご存じの通り前作の『ゼアル』は、デュエル・シナリオ共にとても満足できるものではなく、はっきり言ってシリーズ失格という出来であった【2014/3/25】。そういうわけで、その続編である『アークファイブ』には、当然「そこからの立て直し」というものが期待されていたのだが…その目標は、現時点ではある程度達成されていると言える。ここまで10話ほどを見て、今後の展開が楽しみになっている自分を発見したことに、何よりも驚きと喜びを隠せなかった。

 では、そんな『アークファイブ』の何が良いのかと言うと、とにかくデュエル面の改善というものが非常に大きい。やれ、前作はため息が出るほどのワンパターン展開がひたすら繰り返されたものだったが、今作では小型・大型のモンスターがバランス良く使用されており、融合・儀式・シンクロ・エクシーズなど様々な召喚方法が取り混ぜられていることや、既存カードも多く取り入れられていることもあって、圧倒的にデュエルの質が上昇しているのだ。
 …また、登場するキャラクターに関しても、使用するカードや戦略に一貫性が見られ、「デュエルを通してその人物のキャラクター性を表現する」ということに成功している。メインキャラはもちろん、1話限りのサブキャラクターに関しても個性付けが良く為されており、カードゲームを題材としたアニメとして非常に魅力的である。アニメを見た後に、「そのデッキを使ってみたい!」と思えるということが、何よりの証拠であろう。
 ――その他、シナリオ面に関しては、まだ序盤であるため何とも言えないのであるが、主人公によく似た謎の人物が登場するなど、今後の展開が気になる感じとなっている。この、エクシーズ召喚を使用する遊矢(通称:黒遊矢)に関しては、「平行世界から来た別次元の主人公だ」「いやヒロインの精神世界に存在する守護霊だ」「僕だ」などと、ファンの間で様々な考察が為されている。これまで、「超展開」と呼ばれるシナリオ展開を何度も繰り返してきた遊戯王だけに、今後どうストーリーが進行していくのか、実に楽しみなのだ。

 ただ、そんな『アークファイブ』にももちろん不満点が無いというわけではなく、「今作独自の魅力に乏しい」という問題点が存在する。
 …例えば、今作の目玉要素とされた「アクションデュエル」は、“フィールド内にあるカードを自由に拾って使用できる”というターン制カードバトルを根底から否定するルールとなっており、アニメ的にも「テンポが悪い」「駆け引きの要素が無くなる」「そもそも迫力が無い」と百害あって一利無しである。現状、アクション要素が薄ければ薄いほどデュエルが面白いという本末転倒な感じになっており、根底からルールや表現を考え直すか、それが無理ならしれっと無くしてしまったほうがマシであろう。また、新召喚方式の「ペンデュラム召喚」も、現段階では実用に足るようなものではなく、わざわざ使ってみようという動機付けが薄い。また、主人公の「エンタメデュエル」という方針も、蓋を開けてみれば「勝ちが確定したとたんに饒舌になって観客と共に相手を追い詰めていく」という“見せしめ”のようなもので、はっきり言って不愉快である。
 ――つまるところ、現時点の『アークファイブ』は、「前作よりはマシ」という点で評価されているところが、かなり大きいのだ。

 とはいえ、冒頭にも書いた通り、今作の感想は基本的には「面白い」というものである。確かに悪い点はあるが、それよりも良い点のほうが圧倒的に大きいからだ。また、やや微妙だった1〜6話に比べ、それ以降の話が桁違いに面白くなっていることから、今後の改善にも期待が持てるであろう。
 …さあ。『アークファイブ』では、これからどんなキャラクターが出てきて、どのような戦いが繰り広げられていき、どういった物語が展開されていくのか。また、それに合わせて、現実世界ではどのようなカードが登場し、ゲーム環境にどのような影響を与えていくのか。やっと、毎週毎週楽しめる「遊戯王」が戻ってきてくれたのだ。ファンとして、これからも目が離せない。

(2014年6月28日) 4718 PV

登録タグ/ 遊戯王アニメ
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