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管理人の日記
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ひどいよ…こんなのあんまりだよ…。 |
本日、アメリカのPS系イベントにて、PS4で「ファイナルファンタジー7」のリメイク版が発売されることが決定した。
………………。さて、「ファイナルファンタジー7」と言えば、初代PSで1997年に発売された伝説的名作である。ハードを次世代機(当時)であるプレイステーションに移し、2D→3Dと大幅に進化したグラフィックは多くの人の度肝を抜いた。また、シリーズで初めてCGムービーによる“映画的演出”が取り入れられた作品であり、以降のFFシリーズの方針を決定付けたとも言える。当時のゲーム業界に与えた影響も大きく、特にPS・セガサターン・N64の過酷なハード戦争に終止符を打った、歴史上最も著名な“キラータイトル”としても知られている。その他にも2004年からは、映像作品である「アドベントチルドレン」など、多数の関連作品が発売されていたりもする。
――ということで、「ファイナルファンタジー7」はまさにFFシリーズを代表する一作なのだ。ユーザーからの評価もトップクラスであり、人気投票を行った場合には必ず上位にランクインし、「音楽」「シナリオ」「キャラクター」など単体の要素を取ってみても人気が高い。また、PSP・PS2・PS3など、新たなハードが出るたびに必ずと言って良いほどリメイクの噂(願望?)が出るほど、最新技術での作り直しが望まれていた作品だった……。
と、いうわけで。そんな「ファイナルファンタジー7」のPS4でのリメイクが決まったのであるが……。
……言いにくいのだが…その「リメイク」は、初代PS版のただのリマスターだったのである。どういうことかというと、アレだ。いま流行の「HD版」と同じで、要するに初代PSのカクカクのモデルがくっきり映るようになっただけである。えっ…。「FF7のリメイク」と聞けば、誰もが「8等身のキャラクター」や「壮大な3Dマップ」「美麗なムービー」など、最新のシリーズ作に匹敵するようなクオリティのものを想像するだろう。ましてや、次世代機のPS4なら尚更である。それを、わざわざ今さら初代PSのソフトを、しかも現代ではお世辞にも綺麗とは言えないソフトを持ってくるとは…。
――さて、今さら紹介するまでも無いことだが、FF7はゲームアーカイブスでの配信が為されており、PS3・PSP・Vitaを持っていれば簡単にプレイすることができる(※PS4はアーカイブス未対応)。さらに、「FF7原作のHDリマスター版」という枠でさえ、昨年発売されたPC版に既に取られてしまっている。ということで、今回のPS4リメイク版の存在意義は、残念ながら限りなくゼロに近いであろう。しかも、こんなものをわざわざ海外のイベントに行って大々的に発表してしまったのが決定的にマズかった。その証拠に、【Youtubeの公式動画】には猛烈な勢いでマイナス評価が殺到しており、如何に今回の発表が期待外れだったかを示している。いったい何故、こんなものを作ってしまったのか…。
ということで。FF7のリメイクを長らく望んできたファンをもれなく全員シ骸化させるほどのインパクトがあった今回の発表であるが、幸か不幸か「PS4でFF7がリメイク」という言葉だけを聞いた人たちの間では、「マジで!? PS4買ってきます^∀^」などと、別世界のような会話が為されている。
…それに。ひょっとしたら、「PS4以外のソニー系ハードを一切持っておらず、シリーズ屈指の人気作である『7』を今から初めて遊んでみたい」という人や、「あえて原作のイメージを崩さずに高画質で遊びたいが、PCには詳しくないのでPS4版をプレイしたい」という需要も微粒子レベルで存在するかも知れない。まあ、それにしたって「DL版限定・1000円とかで配信1週間前にこっそり公開」とかにしておくべきレベルだったと思うが…。
――ということで、まとめに入ろう。言うまでもなく、大半の人にとって今回の「FF7のPS4リメイク」は期待外れだった。そのダメさたるや、もはや言葉での表現が難しいレベルに達しており、日曜の朝から「開いた口がふさがらない」だとか「笑えばいいと思うよ」「ファルシ好みの幻かもな」「FF12のHD版まだですか?」などと現実逃避をする人が続出したのである。今回はこの状況を、FF7の主人公であるクラウドさんに質問してみることにしよう…。
Q:
今回の「FF7のPS4リメイク」をどう思いますか?
(2014年12月7日) 4701 PV
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