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管理人の日記
春ですね。
緑色の方向で攻めていったら竹デザインになりました |
現行の安倍政権になってから、しばらく議論されていることがある。それは、「自衛隊」を「国防軍」に改名しようという点である。
…というのも。ご存じの通り、この国の憲法では、国を防衛するために陸・海・空その他の戦力を持ってはいけない(??)ということになっており、実際に日本政府の解釈としては、自衛隊は「軍隊」ではなく「戦力」でもない。では何なのかというと、自衛隊は実力なのだ。憲法で戦力の不保持が示されていても、国を守るための自衛権は認められており、そのための「必要最小限度の実力」までは否定されていないので自衛隊を組織しているという設定なのである。なんだ実力か!
実力なら仕方ないな!!!はは1111!
――とまあ、こんな遊戯王カードのトンデモルールみたいなカラクリがもう半世紀以上も用いられてきたのであるが、それはさすがに時代にそぐわないということで、その改正が議論されるようになってきたのである。もちろんこれは、「自衛隊」の名前だけを変えれば良いという話ではなく、憲法の条文はもちろんとして、日本の防衛政策全般の考え方を改める、戦後日本の大きなターニングポイントとなることであろう。
さて。そのように「自衛隊」を「国防軍」に変えることについては、もちろんメリットとデメリットが存在する。今回は、「防衛に対する意識が高まる(?)」だとか、逆に「いつか来た道に戻ってしまう(?)」などというスピリチュアルな議論は置いておき、具体的な面について考えてみよう。
…まずメリットのほうとしては、自衛隊を「軍」と位置付けることで、各種国際条約の恩恵を受けることができるというものである。例えば、今のところ自衛官は軍人ではないという扱いであるため、捕虜を取ったり捕虜に取られたりする権利がない可能性がある(※専門家の間でも解釈が分かれているので詳細は不明)。また、他国と戦争になった場合にも、交戦権が無いため、相手国の領土を占領することもできないかもしれない。この辺りをあらかじめ整理しておくことは、戦時の混乱を防ぐために必須であると言えよう。
――逆にデメリットとしては、憲法を改正して自衛隊を「軍」にすることで、危険な任務への参加に歯止めが掛からなくなってしまう可能性があるということである。その功罪は別としても、これまで憲法上の制約がストッパーとなって、自衛隊の派遣が中止されてきた例は少なくない。もちろん、そういった政策の評価というのは大変難しいものであるが、なし崩し的に派遣がエスカレートし、不要な任務で自衛官が命を落とすようなことは、国として決してあってはならない。アレだ、その場合、可能性を生み出しただけでアウトなのかもしれない。
…とまあ。世の中では、こんな感じの議論が行われているのであるが、とりあえずまあそれは置いておいて、今回の本編に行ってみよう。
この「自衛隊」を「国防軍」に変更しようという議論への反対意見の一つとして、「周辺国を刺激する」というものがある。その理由はよく分からないが、とりあえず「自衛隊」を「軍」に変えると、「周辺国」は「刺激」されるようなのだ。
――ならば、である。逆に、「軍」という言葉を片っ端から「自衛隊」に変えていけば、周辺国がマイルドになっていくのではないだろうか?
例として、「軍靴の足音が聞こえる」だとヤバさを感じる表現であるが、「自衛隊靴の足音が聞こえる」だと男・強さ・優しさといったイメージになる。「国防軍」も、変えてみて問題があったらすぐに「国防自衛隊」に戻せば良い。それを繰り返すことで「国防国防国防国防国防国防軍」などとキラキラネームを作ることも可能だ。少し前に問題となった安倍総理の「我が軍」発言も、「我が自衛隊」なら何の批判も無かったであろう。「軍」から「自衛隊」に変えることで、多くの問題が解決してしまったしまったのである。
そんなわけで。今日は、そんな「軍」→「自衛隊」の変更を、幾つか試してみることにしよう。
――これらの例を見れば分かるように、「軍」という言葉を「自衛隊」に変えるだけで、人は簡単に優しい気持ちになれるのである。そしてそれは、きっと“周辺国”にも伝わってくれるはずがないだ。そうか分かった、これこそが日本の積極的平和主義…!!
◆1◆
中国人民解放自衛隊
(よわそう)
◆2◆
慰安所
自衛隊関与示す証拠
(いやー…、証拠が見つからないと思ってたが、まさか未来から干渉していたとは…。
未来から干渉していたんじゃ仕方無いなー…)
◆3◆
地球防衛自衛隊
(艦娘「地球の危機なのに日本だけで戦うとか…」)
◆4◆
読売巨人自衛隊
( 核 弾 頭 )
(2015年4月4日) 4394 PV
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