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管理人の日記
「ワールド・オブ・ファイナルファンタジー」楽しみですね!!!
あっそ。じゃ、別にいいよ。 |
本日、あのPS4/「ファイナルファンタジー15」の発売日が、9月30日から11月29日に延期されることが決定したのだ。
…呆れた話である。FF15と言えば、ご存じの通り「ファイナルファンタジー・ヴェルサス13」として2006年に初めて情報公開が為されたのだが、その後も開発が長引き、一時期は開発中止説なども囁かれながら、この春にやっと発売日が公開されたのである。その、大々的なイベントまで開いて「9月30日」と発表された姿には、一応のシリーズファンとして、「10年待ち続けた作品がやっと発売されるのだ」と安堵させられるものであった。
――そんな作品が、あろうことか発売1ヶ月半前になって、更に2ヶ月の延期が発表されたのである。だが、もはや俺の感想は、「悲しい」とか「怒りを感じる」とか、そういうものではない。「呆れた」なのだ。それは、「まあFF15だし所詮はこの程度か…」という意味である。7年ぶりのFFシリーズ正統続編は、俺の中でそれほど軽い存在になっているのである。いやもうFFシリーズ本当にヤバいよ。
さて。俺がこうやってFF15に不信感をいだいている理由は、別に今回の発売延期だけではない。事前公開された体験版のクオリティが、グラフィック・システムの両面で、遠くPS4のレベルに達していないからである(関連:【2016/4/18】)。
…まず。FFシリーズと言えば、映像表現が特に優れたゲームとして名を馳せているが、さすがの俺も洋ゲー全盛期の現在において、世界最高峰のグラフィックを要求することはない。だが、それにしたって、1080pも60fpsも実現できないというのはどうなのか。フルHDでくっきりヌルヌル動くどころか、900pで微妙にボヤけており、30fps維持どころかガクガクと処理落ちまでする始末である。モデリングなどに関しても、PS3の「ファイナルファンタジー13」と比べて、特に大きく進化しているということはない。ハッキリ言って、以前プレイした「メタルギアソリッドV:ザ・ファントムペイン」のほうが遙かに映像表現で優れているのだ。こんなものをFFシリーズ正統続編として出して、恥ずかしくないとでも思っているのだろうか。
――また、システム面においても。FF15のバトルシステムはアクションRPGに近いものとなっており、○ボタンを押しっぱなしにしていると勝手に攻撃を繰り出してくれるのだが、これが糸で吊された操り人形がフラフラ戦っているような感じで、見た目的にも操作性的にも全く面白くない。しかも、いま流行の「オープンワールド」をゲーム性との兼ね合いも考えずに採用してしまった結果、あっちに行って作業、こっちに行って作業、というオープンワールドの悪い面だけが目立ってしまっている。これ、多分もうスタッフも何が面白いのか分かっていないのではないだろうか。
そういうわけで。今回の延期で、俺のFF15に対する不信は頂点に達したのである。そもそも、このPS4の全盛期にPS3.5レベルの作品をドヤ顔で出してくるという時点で印象は悪かったのだが、あれだけ大々的に発表した発売日が再び延期されるとあっては堪ったものではないのだ。「納期」といった最低限の約束すら守れない人間を信頼できるはずがない。恐らく、ゲーム本編も、それ相応の出来になることであろう。
…ちなみに。【公式サイト】によると、延期の理由は「更なるクオリティアップのため」という、いつものアレである。が、2015年の「エピソード・ダスカ」から2016年春の「プラチナデモ」まで、根本的な部分はほとんど改善されていなかったというのに、今さら2ヶ月延期をしたところでいったい何が変わるというのだろうか。いい加減にしろよ。アニメとか映画とか作ってる暇があったら、ゲームをまともに作れよ!!
――やれ。これを見て、“FFシリーズのファン”の皆さまの中には、(;・∀・)「そんなに文句を言うんならお前は買うな!」と考える方も多いかもしれない。だが、こうやって俺が文句を言っている陰には、何倍・何十倍もの声なき声が居て、シリーズから去ってしまっていることだろう。根本的な問題は、「PS4の大作&FFシリーズの正統続編として満足できるクオリティに達していない」「大言壮語・発売延期を繰り返すスタッフが信頼できない」という2点である。だから、FFシリーズファンは、いま岐路に立たされているのだ。皆さまはどうする。この、粉飾された宴を共に楽しむか、それとも――?
(2016年8月15日) 4478 PV
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