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管理人の日記
スイッチ買います(即答)
一度データーが消えて、それでもタッグフォースSPを遊び続けてきた |
朗報である。本日、遊戯王カードのゲーム版新作が、ニンテンドースイッチで発売されることが発表されたのだ。携帯電話向けの「デュエルリンクス」を除くと、家庭用ゲーム機での前作は、2015年1月にPSPソフトとして登場した「タッグフォースSP」以来、実に4年以上ぶりということになる。
…詳しく述べてみよう。正式タイトルは、「遊戯王デュエルモンスターズ:レガシーオブザデュエリスト/リンクエボリューション」で、対応ハードは上記の通りニンテンドースイッチ、具体的な収録カード数は不明であるが、最新ルールが適用されるということで、「ヴレインズ」で採用されたリンク召喚が搭載されることは確定であるようだ。また、「歴代アニメの登場人物や全国のデュエリストと戦える」ということで、恐らくはオフラインとオンラインの両方の要素を取り入れたゲームとなることだろう。その他、詳しい内容や発売日などの情報、これから順次公開されていくのだという。
さて。最近の遊戯王カードというと、アニメ第6作の「ヴレインズ」の評判が虚無であったり(【2018/11/27】)、他カードゲームのヒットに反して遊戯王の低迷が続いたりとネガティブなニュースが多いが、私はずっとVitaで「タッグフォースSP」を遊び続けてきた。理由は、私にとって取り替えの利かないソフトだったからである。何千枚というカードから自由にデッキを組んで対戦できる奥深さは、カードゲームでしか味わえないものだ。さらに、それらをゲーム機で、1人で行えるというのも大きく、莫大な資金を投じてカードを集めたり、保管場所に苦労したり、対戦相手に難儀する必要も無い。そういった理由から、主に寝る前やゴロゴロする時の時間潰し用として、「タッグフォースSP」は、発売から4年間、私にとって欠かせない存在となっていたのだ。
…しかしながら、そもそも「タッグフォースSP」は、2015年1月に発売されたくせにVitaではなくPSPソフトということで、画質は荒々しく、しかも過去作で人気を博した遊び要素の大半が削除されるなど、収録カード以外の内容には極めて不満を覚えるものであった(【2015/4/5】)。また、仕方のないことなのであるが、遊戯王では1年につき500枚のペースでカードが増えていくため、4年経った今となっては完全に時代遅れである。リンクはもちろんとして、ペンデュラムも、「アークファイブ」の1年目秋までに収録されたカードしか使用することができないのだ。
――だが、それらの欠点をもってしても、「遊戯王カードのゲーム作品」というものが持つ圧倒的な魅力により、私は今日まで「タッグフォースSP」をプレイしてきたのである。だから、その新作が嬉しくないわけがないというものなのだ。実際に私は、今日の情報を聞いた瞬間、これまで全く興味のなかったニンテンドースイッチの購入を決定したというくらいである。私にとって、遊戯王カードのゲーム作品は、間違いなく「キラーソフト」なのだ。
ただ。初めて情報を耳にした時の狂喜が一段落した今となっては、少し心配な要素も見えてきたのだ。主な不安要素は、「@スイッチのハード的問題」「A新作ソフトのクオリティ的問題」の2つである。
…まず、@の「スイッチのハード的問題」であるが、まあ皆さまご存じの通り、ニンテンドースイッチはあまり出来の良くないハードである。純粋な処理能力がPS4など最新ハードに遥かに及ばないことはもちろんとして、携帯機と据え置き機の両刀を目指した結果、「本体の値段が高い」「コントローラー取り外し部分が破損しやすい」「本体重量がVita(2000番台)の2倍近い」などと、看過しがたい問題を大量に抱えることとなった。しかも、有料オンラインを始めたというのに、WiiUや3DSなどでダウンロード購入をしたバーチャルコンソールのソフトをプレイできないというサービス面の悪さも相変わらずである。しかしまあ、「遊戯王カードのゲーム新作」という物の魅力はハード的欠点を遥かに上回るというものであり、実際に私はかつて「遊戯王ゼアル:激突!デュエルカーニバル」というソフトをプレイするためだけに3DSを買ったことがある。欲を言えば、今「スイッチの携帯機専用モデルが出るかも」という噂が流れているが、それが本当で、上記の問題点が少しでも改善されていれば良いというくらいだ。そのため私は、遊戯王新作の発売日が未発表ということもあって、今すぐ焦ってスイッチを買うということはないものである。
――また、Aの「新作ソフトのクオリティ的問題」については、まず実は「レガシーオブザデュエリスト」を題するソフトは、海外では既にPS4などで発売されている。しかしながら、19.99ドルと向こうの国としてもロープライスな作品であり、内容も据え置きハードの特性をフル活用したとはとても言えない。一応、今回スイッチで発表された新作には、「リンクエボリューション」という副題が付いているため、単純な移植ではないであろうが、収録カードを追加しただけというのでは、「タッグフォースSP」に続くガッカリ作品になることは間違いないであろう。また、タッグフォースシリーズは、「アニメ風演出」や「ミニゲーム」「ゲームオリジナルカード」といったおまけ要素も人気であったため、それらの扱いがどうなるかというのは気になるところである。そして、忘れがちであるが、そもそも大前提として、1万枚近い現在の遊戯王カードを、ほぼ全て収録している必要がある。この条件は、単体で完結するゲームソフトとして必須であり、これが満たされないのであれば、オンラインの「デュエルリンクス」をプレイしたほうが遥かに良いだろう。
そんなわけで。遊戯王カードのゲーム新作は、私にとって極めて嬉しいニュースであったものの、必ずしも手放しで賛美できるというわけではなく、これから先の情報をよく見極めていく必要があると感じた。そもそも、このソフトをハードごと買うとなると、決して安い買い物にはならないということもあるし、発売した後のことを考えても、恐らく再び数年は同じソフトをプレイし続けることになるだろう。だからこそ、しっかりと手触りの良いソフトになっていてくれることを願う必要があるし、場合によっては発売前から声を上げていくことも必要になるかもしれない。
――まあ、とにかくまずは、本日が初公開ということで、これから先に更に期待が高まるような続報を届けてほしいところである。やれ、私はこれまで、「デュエルリンクス」の存在もあって、もう家庭用ゲーム機用の遊戯王カード新作は出ないものだと思い込んでいた。だからこそ、今回の発表は非常に嬉しいものであったし、現段階で様々な不安要素があったとしても、買いたいという気持ちのほうが遥かに強いのだ。もう、やめましょう…未来に希望など無いのです…なんて散々言い続けてきてすみませんでした……。
(2019年2月4日) 1092 PV
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