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管理人の日記
デカ過ぎんだろ…
すごく…大きくなってます… |
最近のゲーム機はデカすぎると思う。上の画像は、携帯ゲーム機である「ゲームボーイアドバンスSP」「PSP(3000番台)」「PSvita(1000番台)」「ニンテンドースイッチ&スイッチライト」に、最近の売れ筋だという携帯電話(スマートフォン)の「AQUOS Sense4」と、大きさの比較に使えそうだった遊戯王カードと500円玉、そして変なTシャツを着ている宇崎さんである。だいたいの大きさの比較として、ご覧いただきたい(※宇崎さんは比較用ではない)。
さて、この「携帯ゲーム機の大きさ」という問題について、何を基準として話し始めるかであるが、ここは一時代を築き上げたPSPをスタート地点としよう。PSPは、ゲームボーイアドバンスや同SPと比べると、「寸法」も「重さ」も大きめであり、当時としては明らかに大柄なゲーム機であった。しかし、2021年の今から振り返ってみると、最重量の1000番台(280g)ですら軽めに感じる。また、左右のブーメラン型の形状も手にフィットしやすく、外出時はもちろん、うつ伏せで枕を胸の下に置いて遊ぶやり方、さらには横向きに寝っ転がってプレイする方法など、様々な姿勢で遊ぶことができた。「モンハン」はうつ伏せで体を起こして、「遊戯王タッグフォース」は横向きに寝っ転がってなど、ゲーム内容やその時の気持ちに合わせたスタイルで楽しめたのである。私は、PSPの形状と重さは、携帯ゲーム機の完成形であると思う。1000番台→2000番台→3000番台と、順当に進化していったのも嬉しい。PSPgoは時代の先をgoしすぎていたのだ…。
…次に、PSPの直接の後継機であるPSvitaは、PSPと似たような設計思想であるが、全体的なサイズ感が上がり、携帯機としてはやや使いづらくなった。しかし、左右のブーメラン型の形状は同じであり、重さも大きく上がったわけではないため、これまた寝っ転がってうつ伏せ/横向きで使用可能である。私は、「遊戯王アークファイブ
タッグフォースSP」とPSアーカイブス&リモートプレイ用として、今もPSvitaの1000番台を愛用しているものだ。
――しかし、その後のスイッチについては、通常版は寸法・重さともに凄まじく、携帯するには骨が折れる。しかも、「寝っ転がって横向き」の姿勢だと、構造上の弱点である「コントローラーの接続部分」に力が入る恐れがあるうえ、下にしたほうの手に掛かる重量も馬鹿にならない。以上より、通常版スイッチを寝っ転がって遊ぶ場合、お上品(?)な「うつ伏せで枕を胸の下に敷いて」の姿勢で遊ぶことがほぼ必須となる。だが、私としては、横向き寝っ転がりの姿勢でダラダラ遊び、そのまま寝落ちするというのも、携帯ゲーム機ならではの遊び方だと思っている。恐らく、この辺りの需要に答えたのが、携帯性をアップさせた「スイッチライト」ということなのだろう。テレビ出力機能さえあれば、迷わずこちらを選択するのだが…。VitaTVみたいに、後付けでも良いので、テレビ出力機能を用意して欲しいものだ。
高さh[mm]
= 115 + 3.54 × (y[西暦] - 2007)に大体あてはまります。西暦3000年には3.6m! |
さて、この「携帯機の巨大化」という傾向は、ゲーム機だけでなく、携帯電話(スマートフォン)にも見られる。
…具体的に、アンドロイド端末は山ほどあるので、アップルのiPhoneを例に出してみよう。私が、初めてスマートフォンタイプの携帯電話として買った物は「iPhone5」であり、画面サイズ4インチ/重さ112gというものであった。しかし、その後に発売した「iPhone6」は、4.7インチ/129gと、既に巨大化が始まっていた。当時の私は、iPhoneの後継機にしようかどうか悩んで、結局「Androidの小さめの端末」を使うことしたのだが、その理由の一つに、「サイズが大きくなってしまったこと」があったのはよく覚えている。
――ちなみに、iPhoneは現在では12まで出ており、メインストリームの「iPhone12」は6.1インチ/162gとPSPを縦持ちしたみたいな大きさであり、小型版の「iPhone12mini」ですら5.4インチ/133gと、順調に広がっていっている。なお、アンドロイド機種についても、通常版/小さめ版が存在することがあるが、全体的な流れとしては大型化の傾向に進んでいることは間違いない。片手で操作できるのか…?
とはいえ、結局のところ、サイズが大きめの物のほうが売れているのだから、そういうものが世間的には受け入れられているのだろう。
…ただ、私は携帯機は大きければ良いというわけではないと思う。大きいと、重くて手が疲れるし、自然な感じで反対側まで指が届かない。私には、初めて触ったiPhone5くらいのサイズがちょうど良かった。それぞれの端末に存在する「mini」や「compact」といったモデルですら、私にとっては「仕方なく選ぶ」という程度であり、それより大きな“通常版”は検討すら行わない。たまに、電子書籍端末みたいなサイズの物(“大型版”?)をわざわざ買っている人がいるが、恐らく根本的に使い方の方向性が私と違うのであろう。
――その他、使い方の違いを考えてみると、私は「携帯ゲームはVita・スイッチ・iPadで、ネットサーフィンは携帯電話で」と完全に分担しているが、世間的には普段使いの携帯電話にゲーム機能を持たせている人のほうが多いと思われる。そして最近では、「Call
of Duty」「荒野行動」といった対戦型FPSや、「原神」といったアクションRPGなど、据え置き機に迫るようなゲームを携帯電話で無理やり動かすようなことも増えている。そういったゲームを遊ぶ場合、画面サイズが小さいと操作が行いづらい。なるほど確かに、片手持ちではなく両手持ちを主とするのであれば、本体が大きくなるのも道理である。
というわけで。
…私としては、携帯ゲーム機でも携帯電話でも、最近の巨大化の流れは好きではない。私にとっては、今から10年くらい前の、PSPとかiPhone5くらいのサイズ感が一番良かったのである。携帯ゲーム機は寝っ転がってうつ伏せまたは横向きで遊べる重さと大きさが、携帯電話は片手に収まるくらいの寸法が、私にとっては理想である。最近の若者は手が大きくなっているから…ということは、たぶん無いであろう。
――ただ、世間的には、「なんでもスマホ」の流れは更に加速していくと思われるので、今後とも携帯端末の大型化は避けては通れないだろう。片手持ちから両手持ちになって、携帯電話は大きくなった。ならば、今後、足まで使った四刀流とか、変な方向性に進化しないだろうな…?
(2021年2月6日) 2690 PV
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