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管理人の日記
人類は麺類と言うが嘘。人類はギョーザ類だった。
尾崎豊も、たぶん100円玉で缶コーヒーを買うより、ギョーザを作ったほうが満足感が得られた |
この新生活で、私は僅かに調理をするようになった。その主力料理が、「冷凍ギョーザ」である。
さて、こういった冷凍ギョーザのメリットとして、まずは調理がとても楽なことがある。なんと油すら不要で、凍った状態からフライパンに並べ、そのまま熱するだけだ。ここまで来ると、もはや電子レンジでの温めと感覚は大差無い。それでいて、味は雲泥の差であり、作りたてのカリカリ感が味わえる。
…また、値段が非常に手頃である。この手の冷凍ギョーザは、12個入で200円弱で販売されている。量としては、メインに据えるなら12個、サブなら6個という程度であり、この時点でも安価と言える。が、冷凍食品は、定期的に4割引きなどといったとんでもないセールが開催されている。最初からその値段で売れやと言いたいところであるが、そのセール時に買えば、100円程度でギョーザ12個が調達できるのだ。
――最後に、冷凍食品共通の特性として、保存が容易である。私が溜めている商品を見てみたところ、どうも賞味期限は1年半のようだ。仮に、1週間に1回食べるとすれば、78個ストックして良いということになる。もちろんそれは極端な例であるが、10個くらい買ったところで、まず腐らせることは無いだろう。あらかじめ溜めておけば、買い物に行くのが億劫になった場合でも、食事の質を維持することが可能である。
さて、私は以前までの一人暮らしでは、調理を全く行わず、店から買ってきた物をそのまま食べるか、または電子レンジで温めるだけであった。自分でやることは、米を炊くだけである。もちろん、これを踏襲しても良かったのだが、買い物に行く回数が増え、面倒なうえに、無駄遣いをしやすくなってしまう。一方で、完全な自炊をするとなると、私は手際が悪いため、1食の調理に30分〜1時間という莫大な時間が掛かるうえ、洗い物が大量に出てきて、その処理にも時間を取られてしまう。こちらも、私の生活スタイルに合っているとは言えない。
…そこで、それらの折衷を取ったのが、「僅かに」調理をするというパターンである。まな板や包丁は、レタスを半分に切る時だけに使い、それを手でちぎってサラダとする。その僅かな手間により、以前までのように「カット済みの物を買う」というよりも、遥かに量・値段面での満足度を高くできる。そして、上記の冷凍ギョーザについても、同じ量のギョーザを惣菜として買うと、どうしても300円くらいは掛かってしまうし、作り置き特有のシナシナな食感となってしまう。しかし、フライパンで温める(+フライパンを洗う)という僅かな手間さえ許容すれば、100円で出来立てのギョーザ×12個を味わえるのだ。
というわけで。今回の私の「僅かに調理をする」という方針の中でも、冷凍ギョーザは主力中の主力であり、味・値段・調理の手軽さ・保存の容易さなど、あらゆる面で完成度の高い食品である。やれ、ギョーザ(餃子)を発明したのは中国人であるらしく、最近の中国は5000年の歴史を名乗りだしたようだが、その餃子を凍らせ始めたのは日本人であり、今から50年ほど前の話である。
――つまるところ、冷凍ギョーザは5050年の歴史を持っていると言える。それだけ歴史のある食べ物なら、この驚異的なコストパフォーマンスも納得だ(?)。今は、もう冷凍庫に2パックしか残っていないから、次のセール時には10個くらいまとめ買いをしておこうっと。
(2022年4月1日) 4835 PV
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