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管理人の日記
FF7リバースがひと段落したので、予告通り、モンハンサンブレイクを始めました。『2』シリーズの密林が復活してる!!!
※電車は止めないようにしましょう |
月の最後の金曜日ということで、恒例となっていた投資記事であるが、残念ながら今回で最終回としたい。
…やれ、一般ニュース等でもちょくちょく話題になっている通り、7月中旬から現在に掛けて、株価がかなりキツめの下落を受けている。発端は、政治家たちの発言と為替介入だったようだが、その後にどうしてここまで火の手が広がったのかは、正直なところ、分からない。
――では、具体例を挙げてみよう。最高値を記録した7月11日(木)の評価額を基準として、例えば「eMAXIS
Slim 全世界株式」で約8.0%、「楽天
日経225 インデックス・ファンド」で約10.8%、「楽天
SOX インデックス・ファンド」で約19.1%の下落となった。特に、年明けから株価の牽引役となってきた半導体が大損害を受け、その動揺は、未だに収まっていない。致命傷とまでは言えないが、重傷であることは間違いない。これら全ては、ある程度の分散が効いたインデックス・ファンドであるため、業界全体が後退しているのである。
やれ、どうも、証券会社には、1日で5%以上、評価額が下がると、投資家にアラートメッセージを送信するという決まりがあるようだ。私は、そのルールを初めて知ったのだが、今回の下落では、それが複数日・複数ファンドで届いているという次第だ。1日で10万円以上が燃やされるといった桁外れの惨劇も、この2週間で4回起こっている。その間の僅かな上昇など、気休めにしかならない。
さて、この事態において、単純にアメリカや日本の株が下落しているのも痛いが、とりわけ私の立場からすると、円高というのが厳しい。円は、くだんの7月11日に、これまたここ最近では最高値クラスの1ドル161円程度を記録したあと、FRB?とかいうアメリカの組織の発言で火が付き、そこに便所バエ:日○銀行が油を注いで一気に炎上、その後もいろいろあって、現在は153円となった。約-5%で、これが純日本株以外の全ての投資商品に掛け算され、評価額が下落する大きな要因になっている。さらに、細かい理屈は私も理解していないのだが、円高が進むと、海外投資家が日本株を買いづらくなり、日本株も下落するそうだ。株式市場にとっては、悪夢の展開である。
――では、この状況で、「円安で輸入原材料の値段が上がったので、値上げしまーす」とか言ってた奴らが、値下げをしてくれるかというと、そんなわけがない。運営が、ユーザーに有利なバグは一瞬で潰しにくるくせに、その逆は行わないのと同じだ。マジでクソ銀行は邪魔すんな。
さて。これらの下落により、私は全体の投資額:400万円強に対し、2週間で、約60万円を失った。だいたい、株の利益は、2〜3ヶ月程度前まで巻き戻った。それはつまり、5〜7月くらいに買った商品は、軒並みマイナスを連ねているということである。
…やれ、私はこれまで、今年に入ってからの楽観的な市場を背景とし、株式投資をゲームとして捉え、前のめりに様々な投資商品を購入してきた。しかし、そういったものは、ことごとく炎上している。例えば、7月頭に、キャンペーン目当てで始めた「moomoo証券」(【日記:2024/7/1】)は、約64万円の元資に対し、一時期は+2万円程度と良いパフォーマンスを発揮していたが、今は-9万円となっており、落差は10万円を突破した。かつてウッキウキで、1日に何度もログインしていたが、今では携帯電話から消してやろうかと思うくらいだ。もちろん、資産を精算するまでは、嫌でも削除できない。
――さらに、折の悪いことに、私は、この7月の第2週(8日〜12日)に、少し早めの夏休みをいただいたので、趣味と実益を兼ねて、様々な金融サービスに申し込んでいた。それらも、もちろん灰になっている。単独記事としては書いていなかったが、「大和コネクト証券」というサービスでは、1万0000円の投資信託購入に対し、約9%のマイナスが掛かっている。
また、17日(水)には、同証券の「株のタイムセール」というサービスを使って、米半導体大手「エヌビディア」の株を3%OFFで購入した。既に大きな下落を経験し、さすがにここが底だろう…と考えたのだ。世界の株高の発端となった会社の株を、1株だけとはいえ購入でき、私はホクホクとした気持ちになった。しかし、その夜に、エヌビの株は3%を超える下落となってしまったため、セールで買ったにも関わらず赤字スタートとなった。加えて、私の浅はかな予想に反し、半導体株は卒倒しそうになるくらいの続落が続き、1週間ちょっとが経過した今では、-11.52%と、損害が拡大している。こういう感じで、現在の株式市場は、やることなすこと全て無駄という感じになっている。動けば動くほど傷が広がり、手の施しようが無いのだ。
というわけで。もう、細かいリストなんて乗せたくないが、自分用の記録ということも兼ねて、NISA枠だけは触れておこう。これだけでも、この7月中旬からの市場が、どれだけ酷い状態になっているか、分かっていただけるはずだ。やれ、私は、去年から投資を始めていたため、まだその分が黒になってくれているが、もし、暖かくなってから投資をスタートしていたら、今ごろ真っ青になっていたことだろう…。
いま振り返ると、果てしない時間の浪費だったなあ |
そういうわけで。株価の下落で精神的に苦しくなった私は、幾つかの習慣を改めるに至った。
…まず、私は、「ポイ活」とサヨナラした。私は、去年秋に投資を始めた際、同時に楽天系統のサービスも初めて知りそこで「ポイ活アプリ」の類を、大量にインストールしていた。内容は、要するに、広告を見ることで、少量のポイント(1ポイント=1円相当)が貰えたり、ポイントのあたるクジが引けたり、というものだ。額としては少ないものの、塵も積もれば山になるということで、貯金箱にチャリンチャリンとお金を入れるような感覚で、習慣にしていた。
しかし、このポイ活が、自分の自由時間を圧迫しているということに気づいてしまった。特に、「1日に1回できる」というミッションが多いため、「日付が変わった直後」に作業をすることが多い。日付が変わって、いち早く日記を書き上げて寝たいところに、ポチポチとポイ活を要求され、寝るまでの時間が20〜30分は伸びてしまう。また、「仕事から帰ってきたあと」にも、この手の作業が集中する傾向があり、「クリックしてポイントゲット!」みたいな内容のもので、メールボックスがゴミの山になっている。それらを既読にし、そしてその後に、「動画広告付きのクジ」や「ポイントが貰えるアンケート」などをこなしていたりすると、これまた20分は掛かってしまう。料理・皿洗い・洗濯といった、生活維持のための家事は削れないため、やはり、最終的には、自由時間か睡眠時間が削られるハメになるのだ。
…その他にも、ポイントのための奇行は多い。決して長くない職場の昼休みに、昼限定の1ポイントを獲得するために、インターネットが通じる場所まで移動し(普段の職場は地下なので、私の携帯電話は電波が通じない)、通信回復が上手く行かないときは、携帯電話の再起動を待っていたりもした。また、せいぜい1日2ポイント程度の万歩計アプリのミッション達成のために、買い物は終わっているのに、店をダラダラ徘徊していた。こんな感じで、いま振り返ってみると、「ポイントを取りこぼしたくない!」という思いが強すぎで、実に無駄な行動をしていたのである。
――では、そうまで時間を掛けて、どれくらいの利益を得られているかと言うと…せいぜい、1日50ポイントというところだろう。もちろん、しっかり積み重ねれば、決して無視できる額ではない。だが、1時間弱でこれというのは、一歩引いて考えてみると、ちょっと実行の是非を考えるべきだと思ったのだ。株価の下落によって精神的に疲弊した現在、もう少し、時間的に楽な生活を考えていくべきだろう。
まあ、これらポイ活については、私は具体的な利益だけでなく、前述の通り、“貯金箱にチャリンチャリンとお金を入れる感覚”も含めて、楽しみでやっていたのだと思う。ただまあ、もう今となっては、「楽しい」という感覚は消え、完全に義務で行っているものとなった。私は、残念ながらニートではなく、フルタイムの仕事を行いながら、このような日記の毎日更新を続けている。そういうわけで、最近はとにかく時間の圧迫が激しい。だから、ポイ活のようなタイパに見合っていない行動は、真っ先に断捨離していかなければならないのだ。
…ただし、そのようなポイ活の中で、「TikTok
Lite」だけは、未だに生き残っている。簡単なミッション(ほぼ動画を開いて放置するだけ)で、1日あたり20〜30円相当のポイントが入手できると、比較的マシな部類ではある。まあ、携帯電話端末へのリアルダメージで、相殺されてしまうかもしれないが…。ともかく、受け取る額が大きければ、「貯金箱にお金を入れる楽しさ」も増える。そういうわけで、このアプリだけが、ギリギリで生き残れたのだ。
――あとは、TikTok Liteは、1人あたり5000円が貰える紹介サービスが、とても大きい。新規登録後、10日間ログインをするだけで、被紹介者&与紹介者の両方に、これだけのポイントが配られるという、謎の出血大サービスである。今月も、多くの方にご協力いただき、私としては嬉しい限りだった。ポイントは、「PayPayポイント運用」に投入しており、皆さまに利益を報告したかった…。だがそれも、一時期は約4000円という大きな利益を出していたものの、今や、あえなく赤字転落をしている。だがまあ、レバナスにはしていなかった(【日記:2024/6/10】)ので、まだ挽回は可能である。それに、インデックス投資には、下がった時に追加購入ができれば、その回復速度を加速できるという性質が存在する。
そういうわけで、ご協力いただける方は、例によって謎に複数あるリンクから良さげなものを選んで、登録いただけると幸いです…(【@】【A】【B】【C】)。
ということで。ポイ活とサヨナラしたことにより、私は「@日付が変わった直後」と「A仕事から帰ってきた直後」で、それぞれ20〜30分程度を開けることができた。早く寝られるようになって嬉しいし、サイト更新や料理といった他の趣味にも、時間を使いやすくなった。さらに、1円単位のポイントを気にすることがなくなり、少しだけだが、“お金の話”からも、意識を遠ざけられたように思う。
――やれ、上で書いた「
(株価)まだ戻ってこねぇのかな? |
そして、他にサヨナラしたものとして、私は、株価を頻繁に確認する習慣をやめた。ただし、不完全である。
…やれ、これまでのように、評価額が右肩上がりになっていた際は、1日に何度も株価を確認し、ニンマリできていた。だが、この2週間は、逆に、ここ数ヶ月で積み上げてきた利益が一斉に消えていった。連日、目の前で、努力の成果が死んでいく様子を見せつけられて、気持ちが良いわけがない。私だったら、赤点のテストは、真っ先に焼却炉で燃やすな。
――そういうわけで、私は、株や為替の値動き確認に使っていた「Google
Finance」を、お気に入りから削除した。また、この年明けくらいから、Excelファイルに、株価の値動きを毎日記録していたが、それも取りやめた。とにかくまずは、目に付くものを減らしたかったのである。
ただし。「完全に株の値動きを見ない」というわけにもいかない。私は、一般に推奨される「投資信託の積立購入」だけでなく、以前ほどでないものの、「売って買って」という取引も行っている。そのため、価格を確認し、適切な時期に適切な量、売却や購入の注文を出さなければならない。つまり、娯楽ではなく、仕事として、株価を確認しなければならないのである。だが、いろいろな商品が「-10%」だとか「5月頭からの利益がチャラ」みたいな惨状になっており、これだけでも、割と結構ツラい。
…正直、メインとなっている「NISA枠を使った楽天証券への15万円/月の投資」と、サイドアームである「iDeCoへの2.3万円/月の投資」、つまり月17.3万円の積立投資だけでも、20万円強という私の手取り額からすれば、まともな生活を疑うくらいに前掛かりであろう。だから、無理してクレカ積立を先取りしたり、利息0円ローンを借りたり、各証券会社のキャンペーンを開店周りしたりする自分に、疑問を感じつつあるのだ。
――もちろん、儲かっている時は、「自分の資産が増える」のも「工夫や努力が報われる」のも、その両方が楽しく、「投資」それ自体を趣味としていた。だが、株価が下がって精神的に不調となる状況で、しかも、リアル業務や日記更新で時間と労力が圧迫される中で、そこまで株に労力を費やす価値があるのだろうか。この辺りは、まだ自分の方針を決めかねており、今後の状況次第、という感じである。
「そうです。あのコが僕の畏敬する天使様なのです」 |
そういうわけで。私が、去年10月から投資を始めて、もうすぐ1年が経過するが、この7月は、これまでで最大の下落となった。しかも、これまでは「横ばいとなって上がらない」や「一瞬下がってすぐ戻る」というパターンが多かったが、今回は、2週間、ほぼ一方的に下落している。たった2週間で60万円が消え、手の施しようが無い。しかも、これで終わりかどうかすら分からないのだ。これまでの人生で経験したことの無い、異様なキツさである。
…ところで、本日の記事の題名は「暴落、そしてサヨナラ」であるが、やはりこの状況でも、「暴落」はちょっと言いすぎかな…と思う。もちろん、ハイテク株の再筆頭である半導体は、最高値と比較して-20%となっており、かなりキツいことには違いない。しかし、全世界株など、防御力の高い商品は、為替損失を含めても-10%程度で済んでいる。
――そして、期間についても、こんなのが年単位で続くなら「暴落」であろうが、たかだか2週間の出来事だ。私は、毎日毎日確認していたから勝手にダメージを大きくしていたが、「投資したことすら忘れている」というくらいであれば、屁でもない。私は、原理原則通り、インデックスファンドしか買っていないし、レバレッジも掛けていないのだから、必ず価格は戻ってくる。ここから、年末に掛けて価格を戻していくくらいのペースであっても、株価にとっては、日常茶飯事である。私がたった2週間で狼狽しているのは、単に生き急いでいるだけなのだ。
そして、ここまで書いて、気づいていただいたと思うが、「暴落、そしてサヨナラ」という題名の記事にも関わらず、私が株とサヨナラするという選択肢が、全く出てきていない。だがそれは、私にとって当然の話だ。何故なら、投資を引退するということは、つまり、ゆうちょ銀行の「利子:2円」の世界に戻るということである。あんな、何も知らなかった時代の自分に、戻れるわけがない。本当に郵便局は良い経験を教えてくれた。ありがとう!!
…とはいえまあ、今回の「暴落」で、株との付き合い方を見直すべきだと考え始めたのも事実である。この記事についても、6月までのように、各銘柄を細かくまとめるのではなく、NISA枠だけに簡略化しているし、7月中旬くらいまで更新ネタの1ジャンルに定着していた投資記事も、一斉に姿を消した。実際に、私が株を始めてから、ここまでの下落が、ここまでの期間、続いたのは初めてであり、間違いなく今が最大の試練である。これを期に、もう、株が上がっただの下がっただのという記事は、二度と書けなくなるかもしれない。
――しかしながら。今後、自分が詳細にどうするかは、もう1ヶ月、状況を見てから決めたい。幸い、いろいろと計画を練った結果、8月下旬まで…つまり約1ヶ月間は、全く株を売らなくて済むようになった。この、いつ止まるかも知れない下落の真っ最中で、株を売って資産整理をすることだけは避けられたのだ。まあ、8月末&9月末が割とキツくなるので、単に課題を先送りしただけとも言えるが…。さて、この下落が、どこまで続くのか。そして私は、これからどうするべきなのか。それは、もう少し状況を見てから、決めていきたい。「恋は忍耐」という良作漫画があるけど、「株は忍耐」も出すべき!
(2024年7月26日) 4897 PV
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