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FF12HD/かんたん低レベルクリアー
雪国はつらいよ戦闘 |
さあ、召喚獣2体を倒した後は、未残っているランクAモブ2体を倒しつつ、この時点での大ボスであるキュクレイン戦への準備をしていくことにしよう。
…まず倒すのは、パラミナ大峡谷に出現するランクAモブ:「トリックスター」である。依頼者はチョコボ屋のガーディで、「盗賊に襲われていたところをトリックスターに助けてもらった(うんうん)。まだ近くにいるはずだ。倒そう!(←?!?!?!)」という畜生な理由により討伐をすることになる。一応、クラン本部にいる少年の両親を殺したという裏設定があるらしいが…。
――ということで、トリックスター戦の舞台に向かうわけだが、まず行うのは「ファイアフライ」を装備しての雑魚掃除だ。トリックスターはMAP中のあちこちを走り回るため、そのままだと雑魚も巻き込んだ乱戦になって経験値が入ってしまう恐れがある。今回はアクセサリ枠を自由に使いたかったため、あらかじめ雑魚敵を全滅させておくことにしたのだ。途中、氷のエレメントと殴り合いになってしまい地味に死闘になったりもしたが、無事に敵を全滅させることができた。なお、本編のトリックスター戦については、すぐ隣のエリアのセーブクリスタルでHP/MPを回復してから挑めるという親切設計である。
そんな感じで、MAP切り替えラインを何度か往復し、トリックスターに挑んでいく。こいつに関しては、攻撃能力がなかなか高いようだが、睡眠・暗闇・沈黙と致命的なステータスが3つも効いてしまうため、それを使えば適当に勝ててしまうと思われた。
…しかし、それは大きなミステイクだったのである。敵は、HPが50%を切ると、1度だけであるが「白の風」によって全てのステータス異常を無効化してしまう。まあ、それまでに掛けた暗闇状態と沈黙状態は無効されないのであるが、あいにくと今回は眠らせた敵を「たたかう」で起こしてしまう不十分なガンビットを組んでいたため、まずは黒魔道士のヴァンが「スリプル」を使ってひたすら無効化されるだけの木偶の坊となってしまった。さらに、敵はHP20%を切ると「魔法障壁」で物理攻撃まで無効化してしまう。「バーサーカー」でオートバーサク状態になっているバルフレアが、この状況に対応できるはずもない。もっともバーサク状態で無かったところで、敵の魔法障壁など何も考えていない力任せのガンビット設定だったので、無駄な話である。
――いっぽうの敵はと言うと、「通常攻撃CT0」&「回避無視」(ただし暗闇状態)で熾烈な攻撃を仕掛けてくる。また、「チョコメット」はミスすることも多いが、広範囲に1000以上のダメージと、かなり凶悪である。一方のこちらは、ひたすら無効化される「たたかう」と「スリプル」を繰り返すことしかできない。一応、ヴァンも「ドレイン」は用意してあったのだが、こうなることを想定しておらず、ガンビットの一番下に「敵1体
- ドレイン」というものがあるだけで、全く状況に対応できていなかった。
ただし。本バトルにおいて、敵の「白の風」と「魔法障壁」は永続ではない。ということで、結果的にはキャラクターをしっかりと育成していたおかげで、2つの効果が消滅するまで敵の攻撃に耐えることができ、そのままバルフレアの銃撃によって撃破することができた。
…ただ、なんかもっと上手く戦えなかったのかという感じのバトルであった。例えば、敵を睡眠状態にして(&睡眠を起こすモーニには消えてもらって)、「リフレク」による反射でそれを維持しつつ「無作為魔」と「暗黒」(暗黒は眠りを起こさない)で攻撃するとか、瀕死状態で魔法障壁を発動させた相手には、「『瀕死』の敵
- ドレイン」などを上のほうに用意しておき、ステータスよりも魔法攻撃を優先して使用するとか、そういった上手な戦い方があったように思う。
――まあ、強敵でもないただ1モブという警戒心の低さが招いた事態であるが、もう少し相手をよく研究して挑んでいくべきだった。いくら自分の中では通常プレイ扱いとはいえ、低レベルらしさが微塵も無い。試合に勝って勝負に負けた、そんな感が強くする、残念なバトルだったなあ…。
オートセーブのインチキ技ここに極まれり |
続いての敵は、ルース魔石鉱奥(その1)に出現するランクA:「アントリオン」なのであるが、奴は終盤で「通常攻撃CT0」と「回避無視」の両方を得るうえに、これまでの相手に効いてきた暗闇状態などの搦め手が一切通用しない初めての敵である。ということで、苦戦が予想されたため、私は新たな戦略を練って挑んでいくことにした。それは、盾役を行うキャラに、強力な防具に加えて「守りの指輪」を装備させ、防御を固めていく作戦である。
…さて、「守りの指輪」に関しては、物理防御力が6・魔法防御力が5上がり、さらにリジェネの永久効果を持つというアクセサリであるが、FF12には他に強力なアクセサリがいくらでもあるため、ただ防御力が上がるだけのこのアクセサリが使われることは少ない。しかしながら、FF12のダメージ計算式においては、「相手の攻撃能力と同程度の防御力数値を持つ場合、少しの防御力上昇でも大幅にダメージを軽減できる」という特性がある。この辺りは、前回の「たたかう禁止
低レベルクリアー」におけるシュミハザ戦に詳しく書いてあるので、興味の有る方はそちらをご覧いただきたい(【該当プレイ日誌】)。
――そして。現在持っている防具の中で、パンネロが装備できて最も防御力が高いのは、ミネルバビスチェ…ではなく、重装備のキャラビニエールである。その防御力数値は「53」であり、アントリオンの攻撃力数値は「68」である。詳しい計算は省くが、各種オプション等の数値も無視した純粋なダメージ値については、「キャラビニエール」を単体で装備した時は176〜274、一方で「守りの指輪」も併せて装備した時は106〜204と、概ね2/3程度にダメージを軽減することができる。アクセサリ1個で、これだけできれば上等だろう。
そんなわけで、この時点で「守りの指輪」を入手するためには、幻妖の森でキラートマトのレア密漁を行わなければならない。
…さて、この「密漁」という技、敵が瀕死状態でないと絶対に成功せず、条件を満たしても地味に命中率は100%ではないという特性がある(基本命中率80%、そこに自分と相手のレベル差のぶんだけ命中率が変動し、相手よりレベルが高ければ更に3倍=必中)。そして、多くの場合の目当てとなる「レア密漁」枠のアイテムが手に入る確率はたったの5%であり、それなりの回数を繰り返さなければ狙ったアイテムを入手することはできないのだ。
――が。今回私は、PS4版からの新システムである「オートセーブ」を用いた、更なる悪さを思いついてしまったのである。今後、PS4版FF12も末永くプレイをされていくだろうということで、同じような稼ぎを行う人のために、ここに記しておくことにする。
まず。「キラートマト」に関しては、睡眠が有効であり、そのうえでヴァンが「サンダラ」を放てば良い感じに瀕死=密漁可能状態にはできる。
…のだが、FF12の雑魚敵は同じマップに登場する場合でも能力値が一定ではない。そして攻略本によると、キラートマトのHPは3167〜3647とおよそ15%も変動をするため、こちらの攻撃が同じであっても、ダメージが多すぎて倒してしまったり、逆に瀕死にできなかったりという問題が存在する。
――その他、キラートマトは付近の仲間とリンクしやすい傾向があり、少数を相手にしていても大量の敵が勝手に集まってきてしまう場合がある。また、密漁の命中率も40%程度と微妙であり、時間が掛かって目覚められてしまうと、攻撃を受けて「HP満タン魔力UP」が適用できなくなり、再度眠らせるのは面倒である。やれ、魔法使いキャラの強さは「HP満タン魔力UP」に依存しているところがかなり大きく、杖装備の回避率も高くないため、根本的に正面切った敵との戦いは苦手である。ただでさえ回数が必要なレア密漁なのに、こうまで状況を作るのが難しいとなると、かなりの手間が掛かってしまうのだ。
そこで今回思いついたのが、「密漁」ができる状態をオートセーブで固定する方法である。まず、エリア切り替えラインギリギリまで敵を引き寄せ、そこまで着いてきたキラートマトを「スリプル」→「サンダラ」で瀕死状態にする。そうして準備ができたら、すぐに相手を密漁せずに、エリア切り替えラインを超えてオートセーブのデーターを作成する。あとは、「『瀕死』の敵 -
密漁」などのガンビットを用意し、敵を密漁していけば良い。
…というわけで。これでレア密漁が成功すればOK、失敗してもすぐロードしてやり直せば、敵が瀕死&睡眠状態のところから始まるうえに、敵は既にエリア切り替えラインギリギリまで来ているため、何もせずとも勝手にガンビットが反応して「密漁」を行ってくれる。あまりにも楽すぎるのである。
――そんな感じで、状況を作った後も5%という確率自体は変わらないため、何度か試行を繰り返す必要はあったが、闇雲に走り回って戦うよりも遥かに効率的に密漁を行い、目当てである「守りの指輪」を入手することができた。ふむ、このオートセーブ…まだまだ応用のしがいがありそうなシステムだな。まあ、応用というより、どちらかと言えば「悪さ」と表現するほうが近い気もするが…。
あれ?
全然強くない |
そんなわけで。準備も整ったということで、最後に空中都市ビュエルバへ行き、アントリオン討伐の依頼を受けてルース魔石鉱の奥(その1)に入るための鍵を入手し、バッガモナン一味に襲撃された場所から鍵を開け、奥へと進んでいく。
――さて、ここでも、Lv40程度のゲーム終盤レベルの敵が出現するということで、何らかの稼ぎが行える可能性があるのだが、とりあえず当初はアントリオンの討伐に集中することにしよう。というわけで、いつも通りフランを使って、確定トレジャーのみを回収しつつダッシュである。FF13だけじゃなく、FF12も全員が活躍できるゲームバランスになってるから…(震え)。
さて、ランクA:「アントリオン」は風属性を弱点としているが、本作の「エアロラ」は敵専用魔法であり、「エアロガ」が入手できるのもジャッジ・ベルガ撃破後であるため、魔法で弱点を付くのならば「エアロ」で攻撃をするしかない。しかしながら、前回の稼ぎで風属性の銃弾である「風のペネトラテ」を入手しているため、それを主力として攻撃するのが一番有用であろう。
…また、敵は雑魚のキラーマンティスと共に登場し、キラーマンティスは経験値を持っているほか、アントリオンが「捕食」を行うことによってレベルを上げてしまう。しかしながら、デジョンが有効であるため、INT版で追加されたガンビットによる「敵2体以上で敵に
- デジョンの魔片」を使って消滅させてしまえば良い。魔法使いキャラがそれを行えば、「エアロ」の対象に雑魚を巻き込んでしまう可能性も気にしなくて良くなる。
――そして。アントリオン本体に関しては、HP<50%で「回避無視」「通常攻撃ダメージUP」を、HP<20%で「アグレッサー」を宣言して「通常攻撃CT0」を得るため、計画通り「守りの指輪」を装備したパンネロを、更にデコイ+プロテス+バブル状態にして耐えしのぐ。その間に、バルフレアの銃撃とアーシェの「エアロ」で集中攻撃し、敵のHPをゼロにするという計画だ。ついでに、アントリオンはスロウ状態が有効ということで、最終状態でこそ通常攻撃CT0によって無意味になるものの、アーシェが唱えられるので掛けておくことにしよう。
そんな感じで戦ってみると…意外も意外、戦法が綺麗にハマってしまい、全く苦戦せずに相手を倒せてしまったのである。
…確かに、バルフレアの銃撃は強力なのだが、そもそもパンネロの防御能力も非常に高く、最大HPに対して危機感を覚えるようなダメージを受けることは全く無かった。しかも、瀕死になっても何故か敵はすぐに「アグレッサー」を宣言せず右往左往し、「瀕死防御力UP」も得ないということで、バルフレアがどんどんHPを削っていき、結局「アグレッサー」のモーションが終わった直後に相手が倒れてしまった。敵は、通常攻撃CT0で1回も攻撃ができなかったのである。どういう…ことだ…??
――やれ、確かに今回は、トリックスター戦の反省もあってかなりの対策を練っていったが、それにしたってランクAかつHPが100000を超えるということで、少しは楽しませてくれる相手であると思っており、自分の中では弱点の「エアロガ」を手に入れてから戦うべきなのを繰り上げたというつもりでさえあったのだ。それが、こんな簡単に倒せてしまうのは…。うーん、やっぱり今回は、自分で思っていた通り、低レベルプレイというよりも通常プレイの感覚に近いのかなあ。銃もそうだし、最大HPに関してもそうだし…。
ということで本日最後の稼ぎです |
そんな感じで。「アントリオン」の討伐報酬として、アクセサリの「バブルチェーン」を入手することができた。これは、最大HPが2倍になる「バブル」が常時発動するという、オリジナル版でもお馴染みのアクセサリである。FF12では味方側の最大HPが9999を超えるため、ヤズマットの「サイクロン」による全員9999ダメージに対抗するために装備していった人も多いであろう。ちなみに、INT/PS4版では敵側のダメージも9999の限界を突破するが、果たして…?
何はともあれ、今回は「バブル」を使えるキャラが限られている(それでも魔法職は全員)ため、オリジナル版より出番は増えてくるはずだ。
…そして。今回新たにルース魔石鉱の奥(その1)に進むことができたということで、新たにアイテム稼ぎを行っていく。なお、ルース魔石鉱にはLv60程度の雑魚敵が登場する最深部(“その2”)も存在するが、そちらに関しては、アントリオン討伐後にシナリオを進め、フォーン海岸のキャンプで鍵を拾わなければならないため、現段階では進むことができない。またの機会を心待ちにしよう。
というわけで、今回のターゲットは、ヘッドレス&デュラハンという巨人系モンスターから手に入る「邪神の肉」×7であり、高級毛皮×9・火の魔晶石×8と共に売却することで、魔人の帽子・ミネルバビスチェよりも強力な軽装備である「ローレルクラウン」&「ラバーコンシャス」を手に入れることができる。なお、巨人モンスターに関しては普通に戦っていけば良く、高級毛皮・火の魔晶石に関しても、幻妖の森で燃えている犬たちを狩りまくればOKだ。そんな感じで、ささっと稼ぎを終え、2つの新たな強力装備を手に入れておいた。
…ちなみに。「ローレルクラウン」&「ラバーコンシャス」の素材のうち、「邪神の肉」については排水後ガラムサイズ水路に出現するレアモンスターの「ドゥラウナ」から盗むことができ、「高級毛皮」についてはかなり面倒だが西ダルマスカ砂漠に登場するレアモンスターの「リンブルウルフ」(王宮前プレイでグラディウスを盗ませてくれるアイツ)のドロップかモスフォーラ山地の「カウンターウルフ」のレア盗みから、そして「火の魔晶石」に関してはみんな大好き「精霊サラマンド」あたりからでも盗めば良いということで、この2つの装備品については最速でベリアス撃破後すぐに入手できるということになる。やれ、FF12は結構やり込んだつもりだったけれど、こういう見落としは今でも多いものだ。だからこそ、面白いのだが。
かわいい(語彙力ドンアク) |
そんなわけで。今回ランクAモブの2体を討伐し、残すところの強敵は、召喚獣の「キュクレイン」のみとなった。
…ただ、こいつに関しては、これまでとは桁違いの強さを誇る敵であり、かなりの苦戦を強いられることになったのである。そのため、ガンビットの細かい調整も含めて幾度となく挑まされることになったが、これこそがFF12のバトルシステムの面白みである。その意味で、まさにこの長い長い寄り道の最後に戦う大ボスに相応しい存在であった。というわけで、次回は、“不浄王”キュクレインとの戦いに、いよいよ足を進めてみることにしよう!
(2017年8月12日) 1324 PV
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