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低レベルクリアー(PSP) プレイ日誌
少しずつタイムを更新していくことが重要 |
FF1日誌も3話目である。今回は、ミニゲームの「15パズル」から始めていこう。
…まず、このミニゲームは、ゲーム序盤に船を手に入れた後に、例えばPSP版なら「○を押したまま×を25回」など、特定のコマンド入力で遊ぶことができる。なんと、初代のファミコン版から存在する。当時のゲームと言うと、メディア容量が異様に厳しかったことで知られるが、そんな隙間にミニゲームを押し込んでしまうとは、恐ろしいものだ。さすが、ファミコン時代の伝説のプログラマー、ナーシャ・ジベリである。そして、その後のバージョンのFF1においても、いわゆるガラケー版を除いて、15パズルは引き継がれているようだ。
――やれ、FFシリーズでは、よくミニゲームが話題とされる。その、「FFにおけるミニゲーム」の歴史が、ナンバリング1作目から始まっていたというのは、興味深いものである。「ミニゲームの賛否」という話題は、最近のFFにありがちだと思っていたが、実はシリーズ初期から存在していたのだろう…。
さて。この「15パズル」のルールは、「4×4マスの中に1マスだけ空きがあるので、その位置にパネルを動かしながら、左上から順番に1,2,3,…,15と揃えていく」というものである。ごく一般的なパズルゲームのようであり、FF1だけの特殊仕様は存在しない。悪の地下要塞:「シャンバラ」でも使われる、由緒正しきロック方式である。
…そして、このゲームには、賞品が存在する。その内容は、バージョンによって様々であるが、私が使っているPSP版だと、以下の物が貰える。
●FF1「15パズル」 PSP版の賞品
・クリアで「ポーション」「エーテル」「フェニックスの尾」「毒消し」「目薬」「やまびこ草」「金の針」「100ギル」
・3位更新で「赤い牙(ファイラ)」「青い牙(サンダラ)」「白い牙(ブリザラ)」「赤いカーテン(バファイ)」「青いカーテン(バサンダ)」「白いカーテン(バコルド)」「蜘蛛の糸(スロウ)」「バンパイアの牙(麻痺)」「コカトリスの爪(石化)」
・2位更新で「エリクサー」「エーテルターボ」「万能薬」「エルメスの靴(ヘイスト)」「非常口(ダンジョンから脱出)」
・1位更新で「ラストエリクサー」
※賞品の候補が複数の場合は、ランダムに1つが貰える。クリア報酬は必ず入手できるため、タイム更新時は「ポーション」+「赤い牙」などと、2つのアイテムが貰える。
※クリア時間の初期値は、次の通り。3位:2分00秒 2位:1分00秒 1位:0分30秒
と、こんな感じである。まず、黄色で強調している「非常口」は、低レベルクリアーに必須となる。GBA版以降における追加アイテムであり、「試練の城」というダンジョンにおいて、強制戦闘のドラゴンゾンビ戦を回避できるようだ。
…そして、各種の攻撃アイテムと、ステータス系アイテムも強力である。まず、「赤い牙(ファイラ)」などの威力は、PSP版で強化され、かなり使えるものとなったようだ。ミニゲームということで、半ば無限に入手することも可能であるが、「攻撃アイテムに頼りすぎて戦法がワンパターンになる」ということは避けていこうと思っている。また、ステータス系についても、ピンポイントで役立つものが揃っている。「コカトリスの爪」による石化は、敵側に対しては即死と同じなのであるが、FF1ではボスに効く場合すら存在するので、パラメーター吟味などの際に役立てていきたい。
――その他、クリアすれば必ず貰える消耗品も、嬉しいものである。まだまだゲームが序盤ということで、アイテムも金も何もかもが足りず、基本報酬は全てが有用である。直接使う品としては、「エーテル」がMP50回復という強力効果を持ち、積極的に使っていける。これも、魔法が回数制からMP制となった、GBA版以降での追加アイテムである。いっぽう、「フェニックスの尾」「金の針」は、250ギルで売れるため、あまり効率は良くないものの、錬金手段として使用可能である。これらの「クリア報酬」は、タイム更新報酬とは異なり、15パズルを解けばタイムに無関係で入手が可能である。よって、この時点で、物資とギル不足によりゲーム進行が詰むということが無くなった。
しかしながら。これらのうち、上位の報酬は、「タイム更新時」となっていることに注意を要する。まず、「15パズル」というゲーム自体について、個人差が大きいだろうが、私は1分〜1分30秒という程度で解くことができる。しかし、何も考えずタイムを更新していくと、どんどん時間制限が厳しくなるため、タイム報酬を大量に貰うことが難しくなってしまう。
…ということで、行うのは、少しずつタイムを更新して、3位報酬を繰り返しもらうことである。例えば、パズルを1分10秒で解けたとしても、最後の1パネルだけは合わせず、ひたすら待って、タイムが1分59秒50とかになってからクリアーをする。それを繰り返して、タイム更新を細かく刻んでいくことで、更新報酬を何度も貰っていくのだ。なお、ギリギリを狙いすぎて失敗しても、クリア報酬は貰えるうえに、再トライも無料という背景が合ったため、私のプレイでは、0.3秒刻みを目安としてタイム更新を行っていった。
――ちなみに。上で「低レベルクリアーに必須」と書いた「非常口」は、2位更新報酬のアイテムである。デフォルトの2位記録は1分00秒となっており、パズルを1分以内に解けば良いだけの話…と思いきや、これを塗り替えると、1分00秒が3位に落ちていき、3位報酬を荒稼ぎするのが難しくなってしまう。今回の私のプレイでは、先の見通しが立っておらず、無闇に記録を更新していくとクリア困難な状況になってしまう可能性も考えられた。そのため、2位報酬の入手は先送りにし、現時点では3位のみを狙っていくことにした。また、必要になった時点で、「非常口」を入手していこう。
ハリファイバー死ね(無関係) |
さて。一通り15パズルに満足したら、船を使って物語を進めていく。
…まず行ったのは、コーネリアから北西(左上)の船着き場からたどり着ける「ドワーフの洞窟」である。ストーリー上で必要となるのはもう少し後なのであるが、現時点でも宝箱から合計1025ギルを入手可能である。
――なお、道中の雑魚敵についてだが、既に15パズルを使っての無限補給が可能となっているため、ここからは必ずしもノーエンカウントにはこだわらず、「ケアル」で回復しながら進めていく。MPが尽きたら、アイテムで補充しても良いし、宿屋なら最安で30ギル(コーネリアの町)でHP/MPの全回復が可能である。ちなみに、宿屋では、戦闘不能者が復活しない。これは、良い点と悪い点の両方が存在する。
続いて、コーネリアから南に行くと、次の目的地である「エルフの国」に到着する。ここでは、「アストス」の呪いによって、王子が眠ったままになっており、それを起こすための薬を探してくるように言われる。
…が、それよりも印象に残るのが、エルフの町にある「リンク、ここに眠る…」という墓石である。リンクとは、ご存じ、ゼルダシリーズに出てくる主人公の少年である。ちなみに、初めて知ったのだが、同一人物ではなく、作品ごとに異なる人間ということのようだ。それはともかくとし、他ゲーム会社の人気キャラクターを勝手に殺して埋めるというのはどういう了見かというところである。だが、そもそも根本的な始まりは、「リンクの冒険」というディスクシステム(ファミコンの周辺機器)で発売された横スクロールアクションに、「ユウシャ
ロト ココニネムル」というメッセージがあり、任天堂側から勝手に他社作品のキャラを殺し出したのである。
――しかしながら。一応、擁護をしてみると、「リンクの冒険」の配信開始は1987年1月14日であり、「ドラゴンクエスト」のほうは、『2』の発売日が同年1月26日である。伝説の勇者:「ロト」は、人物としては『3』で初登場しており、時系列で未来の『1』『2』では既に没しているため、任天堂が新規に殺したわけではない。また、『1』『2』にて、どこかにロトの墓が存在するというわけではないため、ストーリー上の矛盾が発生するわけでもない。よって、当時のゼルダが、ドラクエを、敵対視していたとも尊敬していたとも取れる表現であり、ちょっと何とも言えないところである。
そして。その後の展開として、当時はエニックスと別会社だったスクウェアが、何故か「FF1」でリンクを殺したということである。
…なお、話はこれで終わりではなく、更に後で、ナムコから発売された「ケルナグール」というゲームにて、FF1の主人公ではなく、FF2のフリオニールが埋められている。その後も、このような墓化する連鎖が何回かあったようだが、やがて無くなっていった。ま、そりゃそうだわな…。
コウモリだ!
燃やせ! |
エルフの国を出たのちは、順路だと「西の城」に向かうことになる。ただ、方角的には北西であり、先に南側にある「沼の洞窟」から訪れてしまう可能性もある。西の城でやることは、王(?)に話しかけて、「クラウン」の入手が当座の目的ということを聞くだけであり、別に足を運ばなくとも、その後の展開も変化しない。特に宝箱も無いため、慣れた人ならば、ここでの西の城は間違いなくスルーであろう。
…そして、その「沼の洞窟」は、FF1で初めての本格的なダンジョンと言える。マップは広大であり、構造もまずまず複雑であるため、侮れない難易度を誇る。通常攻略であれば、「ポーション」を大量に買い込んでいくことが攻略のカギとなるだろう。私は、「ポーション99個システム」と呼んでいる。当時のRPGは、「物資の管理」という観点が、重要な攻略性であったのだ。
――なお、最近では、ご存じの通り、セーブポイントで無限回復が可能だったり、効率良くダメージを与えることでMP補充を行えたり、そもそも戦闘終了時に全回復したりなどといったシステムが用意され、「物資の管理がゲーム性」という趣は薄くなった。もちろん、その分、別のゲーム性が用意されているため、内容が薄くなったという感じは無い。時代に合わせて、ゲームも変わっていくのである。
さて。沼の洞窟でも、基本的には、GBA版以降にてどこでもセーブが可能となったため、セーブ&リセット法により、ノーエンカウントで進んでいける。そして、ダンジョン内は広大だが、ワールドマップ等と比べてエンカウント率は低めとなっており、そこまで攻略に支障を感じることもない。
…しかし、目的の「クラウン」が入った宝箱の前では、「ピスコディーモン×2〜4」と戦わなければならない。「固定エンカウントマス(特定のマス目に入ると、必ず戦闘が発生する。戦闘後、移動してから同じマスを踏むと、再びバトルになる)」という、FF1オリジナル要素での戦闘であるが、事実上、沼の洞窟におけるボス敵と言って良いだろう。なお、“固定エンカウントマス”は、これ以降、FF1の様々な場所で使われるようになるが、FF2以降は登場しなくなった。結果的に、FF1に独特の要素となっている。
――ただし、「マップ上では何も見えず、ランダムエンカウントのようだが、実際にはマス目に入った時に必ず戦闘が発生している」という要素自体は、“RPG作品の強制戦闘”として都合が良いためか、その後の作品にもちょくちょく登場している。例えば、FF4の幻獣神の洞窟におけるベヒーモス戦、FF5のビッグブリッジ、FF6の魔大陸脱出時のノーデ戦などがそれである。これらの作品をプレイした方なら、「最初から敵シンボルが見えている場合」と比べて、実際の受け取り方がかなり変わってくることが分かるであろう。
猛烈なファンも居るというピスコ様、実はFF本編に登場するのは『1』と『12』だけ… |
それでは、「クラウン」の宝箱前に出現する「ピスコディーモン」戦について記していこう。
…まず、こいつは、遭遇自体は決定だが、その数は決まっておらず、2〜4体のパーティで出現する。だが、経験値を持っているため、2体組以外の場合は即リセットである。というか、わざわざリセットせずとも、数発殴られれば終わるため、どちらにせよ2体組でなければ勝利困難であろう。
――ちなみに、このピスコディーモンからは逃げられないのだが、「固定エンカウントマスの敵からは、必ず逃げられない」という法則は無く、敵パーティによって逃げられるかどうかが決まっている。そのため、この後には、「宝箱の前に固定エンカウントマスが存在する」というパターンが増えてくるものの、必ずしもその事実だけで入手を諦める必要は無いのだ。
では、戦い方である。いつも通り、「ブリンク」×3を貼って、殴り殺せばOK。以上!!
…いや、敵は物理攻撃しか使ってこないので、これしか攻略法が無いのだ。打撃による被ダメージは、50〜70というところであり、白魔術師Lv7のHPは140であるため、敵が2体のパターンであっても1ターンで殺される可能性すらある。こちらのハンマーによる与ダメージも1桁であり、敵HPの84を削り切るには、かなりの時間が掛かる。
――というわけで。他ジョブを使ったり、はたまた4人生存型の低レベルの場合、他にも様々な攻略法が考えられるだろう。だが、白魔術師1人となると、ブリンクを使う以外に手は無いと思われる。または、ある程度レベルを上げて、「回復→攻撃」のループを作れるようにするか…。
逆に、ブリンク×3さえ決めてしまえば、敵の物理攻撃は滅多に当たらなくなる。そして、ピスコ様の攻撃は、打撃一辺倒であり、追加効果も存在しないため、序盤さえ何とかできれば、勝利は確定と言って良い。実に、昔のゲームらしい、両極端なゲームバランスである。
ちなみに。このピスコディーモン戦では、そのままだとレベルが6→8と上昇する。一気に2つ上がると、例によってパラメーター吟味が難しくなるため、ここでもゴブリンを3体だけ倒し、あらかじめLv7に上げてから挑んでいった。もちろん、これにより、最終レベルはもちろん、道中の強制戦闘における挑戦レベルも変化しないことは確認済みだ。
――なお、2回目以降の撃破については、時間短縮のため、「青い牙(サンダラ)」を使っていく。15パズルの3位更新報酬として入手可能なアイテムだが、PSP版で威力が強化されたようで、全体に約150ダメージで一撃必殺が可能である。まあ、こんなものを自由に乱発していっては、ゲームバランスが大幅に乱れてしまうため、パラメーター吟味のみでの使用に留めていくというのが妥当なところだろう…。
白(実績) | HP | MP | 力 | 速 | 知 | 体 | 運 | モンスター名 |
Lv5 | 137 | 56 | 9 | 10 | 18 | 9 | 6 | |
5→6 | +3 | +5 | +1 | +1 | - | +1 | +1 | ゴブリン(吟味) |
6→7 | +27 | +15 | +1 | - | +1 | +1 | +1 | ピスコディーモン×2 |
Lv8 | 167 | 76 | 11 | 11 | 19 | 11 | 8 |
◆動画◆
腐女子どころではない猛烈なイケメンフィルターだなあ |
続いて、「クラウン」を入手して、西の城に戻ると、ボスの「アストス」戦がスタートする。
…なお、このアストスは、3月発売のFFオリジンにて、超絶イケメンキャラにリファインされて登場する。FF1の時点では、原作でも移植作でも、序盤に登場するだけのちょい役であり、関連作品にも出演していなかったため、まさかの大抜擢と言える。
――しかも、「ただグラフィックとバトルが現世代機にレベルにパワーアップした」というだけではなく、アストスは物語面にも深く関わってくるようだ。どうも、現在公開されている【ファイナルトレイラー】から想像するに、記憶を失う前の主人公:ジャックとは親しかった…むしろ、アストスがジャックに敬語を使っているくらいだったが、記憶を失った後では、敵対する関係になるようだ。うーん、発売まで1ヶ月、どんなストーリーなのか気になる!
では、FF1低レベルクリアーのアストスに話を移そう。アストスは、FF1のボスに頻出の、「魔法ルーチン&打撃」のパターンで行動する。
…まず、基本ルーチンとしては、「@デス」→「Aラスロウ(相手の攻撃回数を1回にする)」→「Bヘイスト(自身の攻撃回数を2倍にする。重ね掛け不可)」→「Cファイラ」→「Dサンダラ」→「Eラスロウ」→「Fダクネス(暗闇)」→「Gスリプル」の順に行動をする。また、それぞれの魔法を使用する際に、代わりに25%の確率で打撃を使用することがある。その場合は、魔法ルーチンは先へと進まず、次のターンで再度同じ判定を繰り返す。FF13で言うと、ファルシ=ダハーカのアレである。
――具体的に、まず初ターンは「@デス」or「打撃」を、3:1の割合で使用する。ここでデスを使った場合、魔法ルーチンが先に進み、次ターンは「Aラスロウ」or「打撃」に入るが、初ターンで打撃を使った場合は、再び「デス」or「打撃」の判定を繰り返す。なお、FF1のボスには、この手の行動パターンを持っている相手が多いため、以下のボスで「魔法ルーチン&打撃」と書いたら、このような仕組みで行動をしていると考えていただきたい。
そして。アストスの魔法は、初ターンの「デス」を筆頭に、厄介なものが揃っている。「デス」は、2/3ほどの確率で命中するため、実質的に1人旅となっている今回プレイでは、当たれば当然ゲームオーバーであり、いきなりの鬼門と言える。ラ系魔法も威力が高く、厄介な行動である。
…しかしながら、アストスには、低確率で「サイレス」が効くというアホみたいな弱点が存在する。サイレスが通れば、上で書いた魔法の全てを封じることができる。そして、アストスは、サイレスで魔法が使えなくなった場合、物理攻撃のみを連打するというパターンになるが、こうなったら、いつものように「ブリンク」を使えば良いだけである。以上、ダークエルフの王は、「サイレス」→「ブリンク」×3で終わってしまうのだ。
――というわけで。サイレスの命中率が低めなうえに、初ターンがデスというのが厄介なのであるが、ボス戦の直前でセーブが可能であり、それによるやり直しを前提とすれば、難易度は大したことは無い。まあ、GBA版以降では、HPが168→420と激増しており、こちらの打撃は例によって1桁ダメージがほとんどなので、時間は掛かる。だが、それだけだ。そんな感じで、序盤を乗り切ったのちに、約9分間殴り続けて、勝利に成功した。
FFオリジンでも、サイレスや石化が効くという間抜けなところは残してほしい |
ちなみに、このアストス戦は、全編において唯一、レベルが一気に3つ上がるボスである。そのため、吟味面の難易度は非常に高い。
…のだが、ここでも救済ということなのか、抜け道が用意されている。アストスには石化が効くため、15パズルで手に入る「コカトリスの爪」を使うと、一撃死させることができるのだ。なお、この命中率は「サイレス」と同じということであり、わざわざ魔法を封じる必要は無く、初ターンから普通に「コカトリスの爪」を使っていけば良い。勝敗という意味での成功率は変わらないが、こちらは速攻で勝負が付くので、時間的な意味で楽をできる。
そんなわけで。何度か戦って、最も成長が良かったパターンを、通しのデーターとして採用していった。なお、細かい内訳は覚えていないのだが、3回のレベルアップで合計17個ある低成長のうち、7つを高成長に変えたので、確率的にはかなり良かったと思う。
――具体的に、手計算だとちょっと面倒だったので、機械文明(※Excel)の力を借りて計算してみたところ、17個のうち7個以上で1/8を引ける確率は、たったの0.3%しかなかった。なお、9個以上は10000分の1以下であり、まあ無理と言って良いレベルであろう。ということで、適当にやって、割と短期間で7つのパラメーター上昇を得られたという結果は、かなり良かった。これ以上を目指す必要も無いと思う。
白(実績) | HP | MP | 力 | 速 | 知 | 体 | 運 | モンスター名 |
8→11 | +37(+1回) | +39(+1回) | +1 | +1+2 | +1+1 | +1 | +1 | アストス |
Lv11 | 199 | 115 | 12 | 14 | 21 | 12 | 9 |
◆動画◆
さすがに死ななくてもいいでしょ |
そういうわけで、アストスを倒すと、渡す予定であった「クラウン」は失わずに済み、逆に「水晶の目」を手に入れることができる。
…そしてここから、「マトーヤの洞窟」→「エルフの城」→「コーネリア城」→「ドワーフの洞窟」と順番におつかいをすることで、運河が開通し、外海へと出られるようになる。まあ、おつかいと言うと聞こえは悪いが、人と人が関わる・物や情報をやり取りする・それを確認するなどというのは、全ての仕事の基本であり、避けては通れない。まあ、これはゲームなので、そんな原則は必要無いと言われればごもっともであるが。
――さらに、この中の、エルフの城に行ったタイミングで、「神秘の鍵」というアイテムを手に入れることができる。これは、初期のドラクエで見られたような、世界各地で使える鍵であり、ゲーム開始からここまでの各地にあった扉を開けることができる。飛空艇を手に入れた後に、各地の寄り道ポイントを回収する感覚だ。扉は、コーネリア城・カオス神殿・エルフの城・西の城・沼の洞窟・ドワーフの洞窟にあり、固定エンカウントマスの罠が存在する場所もあるが、沼の洞窟に存在するうちの1個(中身はギル)を除き、マス自体を回避したり戦闘から逃げたりといった手段で、アイテムを入手できた。
さて、その入手品の中で、特に役立つのは、「ミスリルハンマー」「力の杖」「銀の腕輪」の3つであろうか。
…まず、武器として、「ミスリルハンマー」は、念願の白魔術師の新ハンマーであり、攻撃力に加えて命中率にも補正が有るため、打撃が2hitとなって大幅に火力が向上する。「力の杖」は、攻撃力がミスリルハンマーと同じで命中率補正が無いため、下位互換…と思いきや、クリティカル率で上回るため、同じく打撃が2hitになるほど素早さが成長した後は、力の杖を使ったほうが良いようだ。
――続いて、防具として、「銀の腕輪」は、これまで使ってきた「銅の腕輪」と比べて物理防御力が11も上がり、守りの要となる。FF1の打撃による被ダメ―ジは、「[攻撃力 × 1〜2]
- 物理防御力」という式で算出でき、例えばピスコディーモン(攻撃力30)なら、打撃が1hitまたは2hitということも考慮すると、「銅の腕輪」装備時(防御力6)は24〜108、銀の腕輪装備時(防御力17)は13〜86ということになるのだ。異様にダメージのバラツキの大きいゲームだな…。ちなみに、「プロテス」を掛けると、1回につき防御力が+8される(重ね掛け可能)。仕様上、「攻撃力数値が低いが、ヒット数が多い」という形式で与ダメージを稼いでいる敵に対して、プロテスは効果が高いということになる。
思わせぶりな渦巻は、GBA版以降の追加ダンジョン(クラーケン撃破後に探索可) |
そんなわけで。外海に出た後は、最初の「カオス」が待ち受ける、アースの洞窟の攻略を進めていくことになる。
――さて、ここで行われるリッチ戦は、FF1低レベルクリアーの最大の難関とされることもあるらしい。どうなるんだ、今回プレイだと…。
(2022年2月19日) 5616 PV
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