◇トップページ > FFプレイ日誌 > 低レベルクリアー(笑) > No.07
低レベルクリアー(笑) プレイ日誌
理由はよく分かりませんが、私の場合ここも飛ばさないと無理でした |
事情により、約1ヶ月ぶりの更新である。予告通り、今回は「バグによる8章中盤〜9章序盤のスキップ」と、「その飛ばせる地点の、バグを利用しなかった場合の戦い」の2点について記していくことにしよう。
…まあ、実を言うと、この「8章中盤〜9章序盤のスキップ」についても、既に新しい発見が為されており、最新の手法だと、伍番街スラムに入る直前(“中盤”)ではなく、序盤のエアリスと教会を出た直後にバグ状態を発生させ、そのまま9章の同じところまでイベントをスキップしてしまう、ということが可能になっている(【YouTube】)。ということで、極限低レベルを目指すのならば、8章序盤からやり直す必要がある…どころか、現在では5章もほぼ全域を飛ばして6章まで進む技が発見されている(【YouTube】)ため、本当に限界値を目指すなら、そこからやり直さなければならない。
――と、いうわけで。バグの世界は日進月歩であるため、私はあえて大幅に遡ってプレイをやり直すことはしなかった。そう決めないと、いつまで経ってもプレイが終わらない。また、記録をしっかり取っておけば、「この地点ではどれだけ経験値を節約できる」ということは、後からでも読み出すことが可能である。そんなわけで、まずは通しでの低レベルプレイとして、1周しっかりと終わらせることが重要だと考えたのだ。さすがに、数時間で終わるアクションならまだしも、30〜40時間が掛かるRPGで何度もやり直すというのは厳しすぎる…。
そんなわけで。まずは、私が今回使用した、「8章中盤〜9章序盤のスキップ技」を説明していこう。前述の通り、この技は既に古いのであるが、後述する“無限逃走バグ”の基本となる事項が詰まっていること、本作の代表的な“バグによるイベントスキップ技”として知られていること、イベントスキップ以外にも様々な遊び技に応用可能なことなど、多くのポイントが凝縮されているので、現在でも紹介する価値はあると考えた。
…では。まず、これらのバグ状態を使用するのに、第1の前提となるのが、「無限逃走バグ」というものである。その内容は、以下の通りである。
●「無限逃走バグ」の基本的な内容
(参考動画/8章中盤〜9章序盤の旧スキップ技:【YouTube】)
・「精霊のピアス」を装備してリレイズ状態になり、逃げられる敵との戦闘に入る。そして、『リレイズ状態のキャラが最後に戦闘不能になる→復活する』」という手順を踏んでから逃げると、敵から十分に離れても「ESCAPING」表記が消えず、戦闘状態のまま移動することが可能となる(なお、参考動画では、「てきのわざ:自爆」を使って戦闘不能状態になっている場合が多いが、「自爆」が必須というわけではない)。
・この「ESCAPING」が出ている“無限逃走”の状態だと、通常と違う動作が発生し、様々なバグ状態に繋げることができる。例として、「バーストスラッシュ」の発動でイベント発生ラインを超える(あらかじめショートカットに登録しておく。また、モーション中に他キャラへ操作を入れ替えることで、イベント発生を回避する)、遠距離でのキャラ交代でロードを発生させてマップの裏側に入り込む、といった感じである。
・元の敵を「サンダー」(射程無限、障害物に関係なく必中)などで倒せば、戦闘が終了し、バグ状態が解除される。
という感じである。
…やれ、この「無限逃走バグ」は、7リメイク第1弾の一大バグであり、多くのバグ技の入り口として愛されている。海外では、「Infinite
Flee」などと言われているようだ。ただし、13章全域スキップ(WARNING壁抜け、【YouTube】)、15章の何が何だかよく分からない空中散歩(【YouTube】)、16章序盤戦の一部スキップ(リスタートによるイベント不発、【YouTube】)など、無限逃走を使用しないバグも多数存在するため、7リメイク第1弾のバグ研究は奥が深い。16章ダクトでの操作不能バグなんかは直す必要があるが、前述の遊べるバグなんかは、本作の特徴として残し続けてほしいものだ。
本来2654の経験値が入るところを、55の経験値で済ませられた。つまり2599減らせている |
そんなわけで。この8章スキップは、「無限逃走バグ」の適用例の一つと言える。そして、「精霊のピアス」が3章で買えるようになることと、「自爆」が必須ではないことから(※「てきのわざ」の入手は最速で13章)、今回の低レベルプレイ(ニューゲームで始めた1周目のプレイ)においても、この8章スキップ技を適用することが可能であり、強制戦闘を回避して経験値を抑えつつゲームを進行させることが可能となる。
…ただし、参考動画と私のプレイでは、少しだけ違う点も存在する。まず、敵パーティとして、「K:ヘッジホッグパイ」を使用するということである。ネットに上げられている動画では、一つ前の「I:ホウルイーター×2+ヘッジホッグパイ」のパーティを使っている場合が多いのだが、この無限逃走バグを使用したあとは“敵を倒してバグ状態を解除する”という過程が必要であるため、最も経験値の少ない敵を利用しようと考えたのだ。
そして、敵パーティを変更したことによる弊害かどうかは不明だが、私の場合、伍番街スラムに近付き、「デート1回の報酬を支払い中」という会話が終わった後の、「ここまで来れば大丈夫だが、タークスを忘れるな」という趣旨のセリフを出してしまうと、何故かATBゲージの自動回復が無くなって、ゲージが足りずにバグが失敗となってしまう(バーストスラッシュ×2回と、最後に敵にトドメを刺す用で、最低ゲージが3本必要)。そのため、この会話をスキップするために、追加で1回の「『バーストスラッシュ』&キャラ入れ替えによるスキップ技」を使用していった。場所は、伍番街スラム直前の、“廃戦車が少し左向きで道を狭くしている場所”である。これで、「ここまで来たら、もう安心」から始まる一連の会話をスキップでき、ATBゲージも自動回復が続くようになる。
――そしてその後は、参考動画と同じく、「@伍番街スラムの入り口を、バーストスラッシュ&入れ替え技で突破」「Aスラム内を、最初に右に曲がって回り込むことで、街頭テレビのイベント発生を回避」「Bそのままウォールマーケットまで行き、サムが居る側の門を、バーストスラッシュ&入れ替え技で突破」「C敵を『サンダー』で倒してバグ状態を解除し、みどり公園方向に進んでWARNING壁に跳ね返されるとサムが登場するので、話しかけてイベントを進める」という過程により、ウォールマーケットから通常のゲーム進行ができるようになる。
ということで。これにて、「8章中盤〜9章序盤」のスキップ技は終了である、この結果として、ボスのルード戦を含む多くの強制戦闘を回避しつつ、ウォールマーケット入り口のち天までシナリオを進めることができた。
…なお、後に詳しくまとめるが、このスキップされる地帯で手に入る経験値は、クラウドで2654である。それが、ヘッジホッグパイ×1の55の経験値だけで済んだため、結果的に2599の経験値が節約できたということになる(現在では、8章序盤からのバグ利用により、さらに260の経験値が減らせるはず)。しかしながら、もちろん良いことばかりではなく、これによって入手が後回しになるアイテムが数多く存在するため、バトルは楽になるどころか苦しくなってしまう。この辺りも、また後に説明していくことにしよう。
ヨーロッパ地区で販売禁止になりそうなポーズをしてますね… |
そんなわけで、バグ技を使って「8章中盤〜9章序盤」をスキップし、伍番街手前からウォールマーケットへと瞬間移動したことになるのだが、まだまだバグは終わらない。ここから、エアリスを使用した、通称「ハイタッチバグ」と呼ばれる深淵が待ち受けているのである。
…さて、前述の通り、バグを利用してウォールマーケットの入り口前まで移動したのちは、サムと会話し、ウォールマーケットに入って通常のシナリオ通り進めていけば良い。しかしながら、ここから更に逆走をすることで、みどり公園から陥没道路へと入ることができる。
――これは、ただの後戻りであって、通常はシナリオ上での意味は無いのだが、今回は陥没道路を飛ばして来たため、一部のイベントが再発生する。そして、バグ的に重要な意味を持つのが、陥没道路の出口から入り、すぐ戻った際に発生する「ハイタッチ」である。これは、陥没道路の出口で、エアリスと△ボタンで手を合わせるという、例のイベントである。通常のストーリー進行だと、これが発生すると前にも後にも進めなくなるため、△ボタンを長押ししてストーリーを進める以外の利用法は無い。しかし、バグ利用だと、この「△ボタンでエアリスとハイタッチできる状態」のまま、あちこちに移動をすることができる。そのための右手…。これをハイタッチ状態と呼び、様々な怪奇現象を引き起こすことが可能なのだ。その性質を、簡単にまとめてみた。
●「ハイタッチバグ」の基本的な内容
(参考動画/はしご&路地壁抜け:【YouTube】 無限上昇:【YouTube】
「●はんいか」の回収:【YouTube】 等々…)
・バグ利用で8章中盤〜9章序盤を飛ばして、ウォールマーケットから逆走して陥没道路に入り、公園側に戻ると、△ボタンでエアリスとハイタッチするイベントが発生するが、バグを利用している場合、この状態のまま動き回ることができる(セーブ&ロードをしても継続する。イベントが進行してエアリスが離脱すると無くなるが、順番を工夫することにより、最大で9章ラストのコルネオの館まで持ち込むこともできるようだ。誰とハイタッチをするつもりなのだろうか…)。
・△ボタンを長押ししてエアリスとハイタッチをすると、どの場所からでも強制的にみどり公園へと瞬間移動する。この場合、その後のイベントが進まなくなってしまう場合が多い。しかし、小刻みに△ボタンを押すだけならば、ハイタッチを実行せず、ハイタッチ状態の維持が可能である。
・「△ボタンを連打しながら、ハシゴを降りる/狭い路地に入る」という行動を取ることで、クラウドを壁抜けや空中浮遊が可能な状態にできる。
・これらのバグで、新規にシナリオを短縮可能になることは無いが、様々な遊び技が発見されている。
こんな感じである。
…さて、まことに残念ながら、このハイタッチ状態や関連するバグにより、更にシナリオが短縮可能になるということは無い。例えば、13章→14章のワープが可能な下水道の入り口にまで行ってみても、9章→14章と移動できることは無い。また、ウォールマーケット開始直後にすり抜けをしてコルネオの屋敷に入ってみても、何も起こらない。陥没道路のハシゴで壁抜けを発生させ、柵を超えて13〜14章で解禁される地域に入ってみても、敵は一切出現せず、シナリオが進むことも無く、チョコボ看板も反応してくれない。無限上昇で開発地区の壁を登っていっても、神羅ビルに辿り着けるわけでもない。
――ただし。このハイタッチバグは、非常に遊び技が豊富である。例えば、ドレス(女装)のままみどり公園に行ったり、シナリオを逆走してティファとルードを戦わせてみたり、花売りイベントの際のカゴを持ったままあちこち移動したり…という感じである。それらの応用例は、数が多すぎて私も全ては把握できていないので、詳しくは、これまで紹介してきた動画の投稿者様のページに行って、関連動画を調べていただけると良いだろう。
アーム操作で「●はんいか」を取ろうとすると、この位置でエアリスが虚空へ歩き続けて詰む |
では、このハイタッチバグが、遊び技以外の実用例があるかと言うと、神のマテリアである「●はんいか」の回収に使えるのだ。
…まず、「●はんいか」は、陥没道路の“3つ目のアームを動かす場所”で手に入れることができる。このアーム、周回プレイでかなり悪い印象を残すことが知られているが、バグ勢にとっても鬼門となる。まず、陥没道路をゴールから逆走するということで、現実世界の法則で考えると、上がっているハシゴを下げながら進んでいけば良いことになる。しかし、バグ界には常識など存在しないため、逆走をすると、透明なハシゴを下り、アーム操作盤のところで、さっき降りてきたはずのハシゴを指して「あのハシゴを下ろそう」というトンチンカンな会話が入る。
そして、肝心の「●はんいか」であるが、普通は3つ目のアーム地帯で、エアリスに寄り道をさせて入手することになる。しかし、このバグ利用の状況で同じ手順を行おうとすると、「●はんいか」を手に入れるまでは良いのだが、その後に“エアリスがアームに乗る直前”で見えない壁に向けて歩き続け、ゲームが進行しなくなって詰んでしまう。こんな細かいところにどういうフラグ管理がされているのかは、正直よく分からない…。また、これが仮に取れていたとしても、3つ目のアーム操作イベントを終了させると、その先のマップで逃げられない敵が出現するため、低レベル的にはアウトとなってしまう(ただし、そいつらに関しては、ギルを盗ませて逃げさせることで、経験値を回避できるかも…?)。
――ならばと、「△ボタンを連打してハイタッチのモーションを発生させると同時にハシゴを降りると、クラウドが空中歩行可能な状態になる」というバグを使い、エアリスではなく、クラウドで直接「●はんいか」を取りに行ってみた。しかし、そうすると、マテリア獲得と同時にクラウドが着地し、狭い地域から出られなくなって詰んでしまう。もちろん、エアリスがアームを操作して助けてくれるようなこともない…。
ということで。前話までの私は、「バグ利用の場合は、『●はんいか』は入手不可能」と考えていたのだが、この解法もまたバグにより見つかった。
…というのも、具体的には参考動画(【YouTube】)を見ていただけると良いのだが、まずはハシゴを使ってクラウドを空中歩行可能な状態にする。次に、「●はんいか」のある場所の左に置いてあるコンテナの位置までエアリスを誘導し、そこで△ボタンを細かく押して高さを少し下に調整する。その後、クラウドを「●はんいか」の手前まで移動させ、ギリギリの位置からマテリアを拾うと良い。この時、近付きすぎると、「●はんいか」が置いてある床に乗ってしまって詰むが、距離が適切だと、その手前の床でクラウドの空中歩行が継続されるため、そこから脱出することが可能となるのだ。
――というわけで、バグ利用時であっても、「●はんいか」は入手可能である。このために、私は10章終盤まで進めていたデーターを、9章からやり直すことになった。あと、この日誌を書く時になって気付いたんだけど、ひょっとしたらここで取らなくとも、13章か14章で再入手できる機会があるのかも…?
まあ、どちらにせよ、10章は序盤から一気にラストまでスキップする技が発見された(【YouTube】)ため、やり直さざるを得なかったのだが…。
ちなみに。他にも、陥没道路を更に戻ったり、逆に順路方向から進んでみたりすることで、別のバグを引き起こせるかもしれない。
…しかしながら、いろいろなパターンを試してはみたものの、これと言って新しい発見は無かった。やれ、この8章〜9章のバグ地帯は、既にバグ勢によるかなり精力的な研究が行われており、更に大きなイベントスキップ等が見つかる可能性は低い。また「●はんいか」以外には、これと言った貴重品も存在しないうえ、低レベルプレイだと、逃げられない敵に立ち塞がられた時点でアウトである。
――そんなわけで。今回は、陥没道路方向の探索は、「●はんいか」の入手に留め、深追いすることはやめておいた。もし、このプレイが“バグ研究”であれば、徹底的にやるべきなのだろうが、これはあくまで低レベルプレイ、ということなのである。
聖なる魔法陣で連撃にすれば、中型の雑魚すら一撃必殺!
エアリスの火力が攻めの要になりそう |
さて。バグの話も終わったということで、9章ウォールマーケットから攻略を再開していく…前に。バグによって飛ばされた地点の攻略を行っていくことにしよう。今回プレイでは低レベルクリアーであるものの、戦闘自体を避けたいわけではなく、むしろ強敵とは積極的に戦っていきたい。そのため、データーを分けて、スキップ部分の攻略もしていくのである。ついでに、どの敵が逃げられてどの敵が逃げられないかを把握することで、“バグによってどれだけ経験値を節約できたか”をハッキリさせるという意味合いもあるな。
…そういうわけで、伍番街では、まずはエアリス関連のイベントを済ませた後に、子供たちの秘密基地でいくつか雑魚戦を行うことになる。ここでは、現れる敵の数が多いうえに、ハシゴや細い道によって定期的に区切られているため、逃走を成立させることができず、全ての敵を倒さなければならない。しかも、ここに出現するウェアラットは、仲間を呼ぶことがあるため、経験値計算も一苦労である。そして、奥の広場では、攻略本の表記でP+Q+Rの3パーティと連戦をさせられる。ここは、敵の数が多く、苦戦を強いられるが、エアリスの魔法が非常に強力であるため、それを使って数を減らしていった。最後に、子供を連れて「ズバッ」だの「シュパ」だのの会話をしながら戻ることになるのだが、そんなことより帰り道の雑魚敵も全て倒さなければならない。
――ということで、この地域の雑魚戦だけで、一気に1401もの経験値を獲得してしまった。これがどれくらいかということであるが、例えば5章:螺旋トンネルでのクラウドの獲得経験値が1586(【第4話】)であるため、たった1地域でそれに匹敵する経験値を得てしまったということになる。恐ろしや。ここがスキップできていて、本当に良かった…。
そうして、子供たちを助けるイベントを終えると、各種のサブクエストを受注できるようになる。ただし、例によってサブクエストの敵は経験値を持っているため、低レベルプレイで進行させることはできない。「クラッシュボックス」のミニゲームも、クエストクリアが条件であるため、実施できない。
…しかしながら、その中で唯一行えるのが、モーグリショップを使用可能にするクエストである。これを行うことで、無意味だったモーグリメダルを商品に交換できるようになる。その内容は、エアリス用武器の「シルバーロッド」、戦闘開始時のATBゲージを増やす「疾風のスカーフ」など、なかなか魅力的な物が揃っている。また、メダルが余っても、2枚で「エーテル」に個数制限なく交換でき、250ギルで売れるため、メダル1個を125ギルで換金できることになる。お金は、低レベルプレイでは全く足りないため、金策手段が増えてくれるのは嬉しいものだ。
――が。忘れてはいけない。これはあくまで、バグ不使用を仮定した別データーでの検証であり、ここでどれだけ有用なものを入手したところで、本編のほうに引き継ぐことはできない。ということで、これらのアイテム&金策は、全て14章までおあずけということになる。こういうのが、「バグを使うと、簡単になるどころか難しくなる」という点なのだ…。
魔法陣の上でエアロを連打していれば勝てる。レノと比べて、何がしたいのか分からない… |
そんなわけで。モーグリショップ以外のサブクエスト達成は諦め、エアリスの家に戻ろうとする道で、ボスの「ルード(1回目)」と戦う。
…さて、この戦いも、原作には全く存在しなかったリメイク版オリジナルであり、レノ戦の時と同じBGMで戦うことになる。というわけで、レノ戦に引き続き、バトルゲームである本作に相応しいライバルキャラクターになっていてほしいところであったのだが、こいつに関しては、正直よく分からない。
――というのも、ガードからの反撃が基本であったレノ戦に対して、ルードのほうは“ガード不能の投げ技で攻めてくる”というところまでは分かるのだが、いかんせんメンバーがクラウド・エアリスの2人なので、レノ戦と比べるとゴリ押しが遥かに行いやすくなっている。しかも、敵は風属性という明確な弱点を持っており、「エアロ」を連打しているだけで、簡単に体勢を崩すことができるのだ。
そんなわけで。実戦では、「バイオ」と「聖なる魔法陣」で準備をしたのちに、適当に「エアロ」を連打しているだけで、よく分からないまま勝ててしまった。残念ながら、ライバルキャラクターという感じが全く存在しない戦いであった。
――うーん…。やっぱり、レノ戦との一番の違いは、メンバーの数だろうか。ひょっとすると、本作で縛るべきは、レベルではなく、操作キャラの数だったのかも知れない。カエル状態になる「カエルの指輪」は、人数縛りでよく使われるが、最速入手が14章と、ニューゲームでの通しプレイでは使いづらい。それでも、「マテリア等を全て剥ぎ取って、メンバーチェンジを使わない」というだけで、十分にソロプレイの雰囲気は味わえるはずだ。「低レベルだけでは難易度が低すぎるため、低レベル+1人クリアーにする」…原作のこんな特徴までリメイクしてきたか。
●8〜9章でスキップされる地帯@:8章の中盤以降/伍番街スラム(通しの経験値には含まない)
○クラウドLv16(520)
エアリスLv17(260) / [バレットLv15(2094)
ティファLv16(724)]
○経験値 / ヘッジホッグパイ:55 ウェアラット:28 スモッグファクト:95 ルード(1回目):480
●逃げられなかった方々
○L ヘッジホッグパイ×3
経験値165 …
ここから全て、子供たちの秘密基地での戦いである。この敵パーティでは、ハシゴがある。
○M ウェアラット×2+ヘッジホッグパイ
経験値111 …
奥の細い道を進めない。なお、これら一連の地帯に登場するウェアラットは、仲間を呼ぶことがあり、その場合はそれだけ経験値が増えてしまうので、弱点魔法で即殺をするよう気を付けていった。
○N ウェアラット×4
経験値112 …
同じく、仲間を呼ぶことがあるので、しっかり経験値を管理していく。
○O ウェアラット+ヘッジホッグパイ×2
経験値138 …
例によって、仲間を呼ぶことがある。なお、Nの敵から逃げようとしてもOのパーティにぶつかり、結局は両方倒さないと先に進むことができない。
○P+Q+R ヘッジホッグパイ×6+スモッグファクト×3
経験値615 … 最深部でのイベント戦である。
○S スモッグファクト
経験値95 …
ここからは子供たちを連れての戻り道であるが、やはり逃走を成立させられないため、倒すしかない。
○T ヘッジホッグパイ×3
経験値165 … ズバッシュパ!
○U ルード(1回目)
経験値480 …
ボスである。サブクエストを全てスルーしても、こいつとの戦いは飛ばせない。バトル自体は、適当にエアロを連打していれば終わる。なお、クラウドとエアリスでは、魔法ダメージに3倍もの開きがあったので、魔法はエアリスに任せ、クラウドは相手がヒートしたときに「バーストスラッシュ」を撃ち込む役に専念しても良かったかもしれない。
●逃げられた方々
(なし)
●合計戦闘回避率:0/10
○クラウドLv16(520)→Lv16(2401) 獲得経験値1881
○エアリスLv17(260)→Lv17(2141) 獲得経験値1881
[バレットLv15(2094)→Lv16(1469)]
獲得経験値1506
[ティファLv16(724)→Lv16(2230)]
獲得経験値1506
エアリスの魔法が非常に強力なので、実に簡単に敵を倒せます。やはりソルジャーなのでは… |
続いて、物語は9章に進み、正式に陥没道路・ウォールマーケット方向へと移動が可能になる。
…まずは、エアリスと2人で、陥没道路を抜けるところからである。ここの陥没道路は、アームを操作してエアリスを移動させるというミニゲームが、悪い意味で印象的である。初回はどうということは無いのだが、9章にはドレスや闘技場などの収集要素があり、それらをコンプリートするためには周回プレイを行うことが多い。そして、何度も繰り返すとなると、このアーム移動が非常に面倒に感じてしまうのだ。やれ、7リメイク第1弾は、FF13的な要素のうち、不評だった点の反省を活かした作りとなっているが、純粋なバトルゲームと捉えた場合には、やや13よりも劣ってしまう点が多い…。
――そして、この陥没道路においても、ボスこそ居ないものの逃げられない雑魚戦が多発し、なかなかの経験値を獲得してしまう。敵としての強さはそれほどではなく、例によってエアリスの火力が大爆発しているため、苦戦をすることはない。また、敵の回避法として、陥没道路の中ほど(ベンチがあるところ)で“盗賊の隠れ家を見下ろすミニイベント”が入るが、これを見るとFの敵パーティが出現して戦闘を回避できなくなるため、ベンチ方向には近付かず、直接に盗賊の隠れ家へと向かうようにすれば良い。なお、道中で手に入るアイテムは、既に解説済みの「●はんいか」を除くと、貴重なものは無い。「スリプル」などが唱えられる「●ふうじる」は、3000ギルと高価なものの、9章から店売りされるため、バグ利用の場合も問題は無い。
●8〜9章でスキップされる地帯A:9章序盤/陥没道路(通しの経験値には含まない)
○クラウドLv16(2401)
エアリスLv17(2141) / [バレットLv16(1469)
ティファLv16(2230)]
○経験値 / チュースタンク:46 羽根トカゲ:81 プロトスイーパー:32 ベグ:61 ブッチョ:82 バド:51 バグラー:82,61,51
●逃げられなかった方々
○A チュースタンク
経験値46 …
いつもながら、ハシゴに阻まれる。クラウドがレベル17に上がる。
○B 羽根トカゲ
経験値81 … 再びハシゴに阻まれる。
○C プロトスイーパー
経験値32 … みたびハシゴに阻まれる。PS5版ではハシゴを無くしてほしい…。
○G ベグ+ブッチョ+バド
経験値194 …
中ボスという扱いだろうが、敵としての強さは何ということも無い。
○I プロトスイーパー+バグラー×2
経験値175 … 3つ目のアームの操作盤がある。なお、「バグラー」には3種類が存在し、持っている経験値などが異なるようだ。エアリスがレベル18に上がる。
○J バグラー×4
経験値245 …
例のハイタッチ地点の手前で、リア充を爆破するために現れるが、炎魔法で消毒されていく。直接の逃げられない理由は、例のハイタッチを呼ぶ低い通路である。なお、これを書いている時に気付いたのだが、バグラーには「スる」でギルを盗んだあとに逃走するという性質があるため、これを使えば入手経験値を下げられたかもしれない。まあ、どちらにせよ、この地点はバグでスキップされてしまうのであるが…。
●逃げられた方々
○D,E チュースタンク+スモッグファクト[多数](2個目のアームの手前)
… 普通に走り抜けて回避する。なお、Eの敵は、行き止まりまで進んでから戻ると登場するが、逃走を成立させることが可能であるため、奥のメガポーションも獲得して良い。
○F 羽根トカゲ×2(盗賊の隠れ家を見下ろした後)
…
ベンチ方向に近付かず、順路となるハシゴを降りる。
○H バグラー×3(盗賊の隠れ家に、時間経過で登場)
… ベグたちを撃破したのちに、後戻りしなければ出現しない。
●合計戦闘回避率:4/10
○クラウドLv16(2401)→Lv17(757) 獲得経験値773
○エアリスLv17(2141)→Lv18(263) 獲得経験値773
[バレットLv16(1469)→Lv16(2091)]
獲得経験値622
[ティファLv16(2230)→Lv17(556)]
獲得経験値622
安全な近道(教会からウォールマーケットまでひとっ飛び) |
そんなわけで。これにて、8章中盤〜9章序盤の“バグによりスキップされてしまう地帯”の攻略を終えた。なお、これはあくまで参考のための別データーであり、通しプレイのほうはバグでスキップをするため、ここで手に入ったアイテムも経験値も加算されることは無い。
…そして、この一連の地帯で手に入った経験値は、クラウド基準で2654であるが、バグ利用だとヘッジホッグパイ×1体ぶんの55で済むため、差し引き2599だけ経験値を削れたことになる。代わりに、この区間で手に入るはずだったアイテムが入手不能となるものの、モーグリショップは14章で解禁されるし、当初は手に入らないと思っていた「●はんいか」も、ハイタッチ&ハシゴ活用の空中浮遊で入手ができた(なお、ここで入手しなくても、13章か14章で再入手可能だったかもしれない)。そのため、低レベルクリアーにおいて、致命的な戦力の劣化は無いと言って良いだろう。当然、レベルのほうは下がるものの、それは低レベルクリアーとしては持って来いの話である。
――なお、これまで何度も述べている通り、今回の私のプレイでの経験値は、あくまで一例である。現在では、8章でバグを開始する場所が「伍番街スラム直前」から「教会周辺」へと前倒しされ、更に経験値の削減が可能となった。一方の正規ルートのほうついても、“雑魚のバグラーにギルを盗ませて逃走させる”といった方法が可能であれば、まだ経験値をカットできる余地があるかもしれない。まだまだ、7リメイク第1弾の低レベルプレイには、進化する余地があるのだ。まあ、縛りプレイとしての面白さを考えれば、レベルを制限するより他の要素をキツくしたほうが良さそうなのであるが…。
ということで。これにて、バグ利用区間の話は終わりである。次回からは、バグ利用後の9章のウォールマーケットに戻って(進んで?)、通常の低レベルプレイとしてのシナリオ攻略を再開していくことにしよう。
…やれ、9章:ウォールマーケットは、これまでとは一風変わって、アニメチックな演出が数多く挿入される場所であり、多数の遊び要素とともに、7リメイク第1弾の中でも独特の雰囲気を醸し出してくれる。それと同時に、全編でも屈指の強敵とされる「ヘルハウス」がボスとして登場する難関でもある。これまでのところ、私は特に苦手意識を持っていない相手であるが、今回プレイでは果たして…?
(2020年7月24日) 5030 PV
. . |