アビリティのみクリアープレイ日誌
【第0話 嚆矢】
嚆矢〔こうし〕
「始まり、一番最初」という意味。
このたび、ファイナルファンタジーXで「アビリティのみクリアー」というものを行なおうと思います。
このプレイは、スフィア盤で習得できるアビリティとアイテムだけでクリアするというものです。
厳密には「アビリティ&アイテムのみクリアー」と表記するべきですが、以降は「アビリティのみクリアー」と呼称します。
このプレイ日誌はモンスターの行動などに関して、必要に応じて逐一文章を入れてあります(特にストーリー後半は顕著に多い)。
この日誌を通して、普通の倒し方ではなく、モンスターの行動パターンの穴をついた倒し方を知ってもらいたいので。
こういう戦い方もあるんだ、と感じていただければ幸甚です。
それをわかりやすく説明するには、敵の行動パターンも説明しないといけないため、非常に長い文章となってますけども、勘弁してね。
世間では、スフィア盤を使用せずにクリア、というのはよく見かけます。
その場合、オーバードライブ技とアイテム、装備品のオートアビリティ追加、そして召喚獣がカギとなりますが、自分はみんなとはどうも微妙にずれた感覚を持っているようで、この月並みともいえる制限プレイはやりたくありませんでした。
逆にオーバードライブ技と武器の改造を封印し、スフィア盤の制限を緩めることで進めていくのも面白いのではないか。
そう思って、今回この「アビリティのみクリアー」というものをやろうと考えました。
このプレイのもっとも異なる点は、オーバードライブ技が使えない代わりに、アビリティがMPが許す限りほぼ自由に使用できる点にあります。
オーバードライブ技の代わりが、いかにアビリティでつとまるのか。
ほとんどのやりこみにおいて重要なのは、リュックのオーバードライブ技『調合』の使い方ですが、このプレイでは彼女の『調合』はほとんど有効活用できません(リュックに限らず、オーバードライブ技は一部解除していますが、ほとんど意味はありません)。リュックの調合を活用していないというあまり例のない(そうか?)やりこみ。
このプレイ日誌を通して、アビリティ(とアイテム)の使い様を改めて実感していただきたいのです。
そして、「FINAL FANTASY X」というゲームを、このプレイ日誌を踏まえたうえで再びプレイしていただけるのであれば、自分がこの日誌を書いた意義もあるというもの。
この日誌の内容を把握した上で、今一度FFXを手に取り、機会があれば日誌で行なっている戦い方を参考にしてもらえないでしょうか。
〜スフィア盤の使用に関して〜 〜オーバードライブ技の使用に関して〜 〜武器防具に関して〜 〜召喚獣の利用に関して〜 〜モンスター訓練場に関して〜 〜そのほかの行動〜 |
プレイ日誌の中には、著者が独自に、あるいは総称、またあるいは意義を省略して使っている言葉もあります。
以下にいくつかを記しておくので、前もって理解していただきたいです。
・「バリア」
『バファイ』『バコルド』『バサンダ』『バウォタ』の四つの魔法の総称を指す。
四つの属性のうちの複数を使ってくる敵に対して各対応のバ○○○になる際にまとめてこのように表現する場合がある。
・「カウント」
「行動変化カウント」の事を指す。
敵は何かしらの行動を受けたり、自身が何かしらの行動を起こした際に、それぞれ行動変化カウントというものを一定数数える。
(フレジアスやアケオロスなどが行なう『チャージ』なども、便宜上「行動変化カウント」とみなす)
このカウントが一定値以上になると特定の行動を起こすモンスターは多い。敵の行動パターンを解説する際にこの言葉を使う。
ただし、すべての「カウント」という言葉がこれをさすとは限らないので、文脈から判断していただきたい。
・「アルティマニア」
「バトルアルティマニア」「シナリオアルティマニア」「アルティマニアオメガ」の三つを総称を指す。
日誌内ではとくに区別することなく、総じて「アルティマニア」と表記している。
・「はげます」
状況にもよるが、基本的にプロテスなどと併用して『はげます』を使用している場合は、五回使っている。
「はげます状態に〜」という言葉だけで五回(五ターン)使用していることを念頭においてほしい。五回ではない場合はそのつど解説を入れている。
なお、『集中』『ねらう』『見切り』『幸運』『不幸』にも同じようなことが言える。
以上の事項を踏まえた上でプレイしていきます。
ただし、説明でも述べましたが、プレイを進めていく上で追加・変更・削除を行なう可能性があります。
また、ゲームをクリアした後は、モンスター訓練場の一部のオリジナルモンスターなどを相手にするため、制限の一部を解除します。
それについては、クリア後に作成予定であるエクストラにて説明する予定です。