アビリティのみクリアープレイ日誌

【第4話 膺懲】


 膺懲〔ようちょう〕
 「悪いことをした者を懲らしめる」という意味。


 戻ってイベントを済まし、マカラーニャの湖でアルベドガンナー(以下、ガンナー)と戦闘。
 行動パターンは、通常では低威力のダメージをランダムに8回与えてくる『ガトリング』をひたすら繰り返すのみ。
 ただこいつはおともとしてアルベドシーラー(以下、シーラー)をつれている。シーラーはこちらに何の行動も仕掛けては来ないが、魔法と召喚を使えなくしてしまう。宙に浮いているため、ワッカの攻撃かアイテムによる攻撃しか届かない。
(キマリの『タネ大砲』は当たるが使用は禁止)
 こいつを倒すと魔法などが使えるようになるが、ガンナーの行動パターンが変化。『魔法ビーム』を発射する準備を行なうようになる。ただし発射に三ターンかかるが、この間に雷属性の攻撃を与えるとシーラーを再放出する。雷属性の攻撃を与えるとカウンターで威力の高い単体攻撃『突撃』を使用(雷属性以外の場合は1/2の確率で使用)。シーラーが出現していると『魔法ビーム』は不発に終わる。
機械ってのはマヌケだぜ。

 ガンナーの『ガトリング』は威力が低いとはいえ、一人に集中して当たるとHPが初期状態のキャラクターでは死亡しかねない。
 この戦いはシーラーを倒して魔法を使えるようにしても『魔法ビーム』を防ぐのにいろいろ都合が悪い。それよりアイテムによる補助を利用して、シーラーを倒さずに切り抜けたほうがよいな。
 具体的には光のカーテンでプロテス状態に、さらに『はげます』を使って『ガトリング』にも耐え抜けるようにする。一発大体100前後食らう攻撃を、これで30程度に抑えることができる。完全に防ぐことはできないが、それでもユウナの『祈る』で回復するにはそれほど後れを取ることはない。必要ならポーションなどでカバーすればよい。
 これで防御面に関しては問題はなくなった。あとは攻撃面。これは簡単。ただひたすらリュックが落雷玉などのアイテムで攻撃するだけ。カウンターを行なうのは『魔法ビーム』準備中だけなので大丈夫。
 もはやこれで負ける要素はなくなった。あとはダメージを与えていくだけ。
攻撃アイテムをそれなりに消費したが、撃破。

 スノーバイクの相手はルールーの姐御。会話をして、一行はマカラーニャ寺院の門戸を叩く。
 
ワッカ歩いていったんだ…。

 ストーリーを進めて、シーモアとのバトル…の前にオオアカ屋。
 ティーダのソニックブレイドを買い換える。
ソニックブレイド(さきがけ)ソニックブレイド(さきがけ・物理攻撃+3%)
 まぁ少しでも攻撃力があがればいいかな…と。本当気持ち程度しかないけど。
 また、
ソルジャーアーマー(リュック防具:HP+10%・HP+5%)サイレスリング(ルールー防具:沈黙防御・HP+10%)も購入。

 先に進んで
シーモア+グアド・ガード(以下、ガード)x2との戦い。
 こいつらは戦闘開始時に必ず先制で、シーモアはシェル状態、ガードはプロテス状態になる。
 そしてその後シーモアは「『ブリザラ』→『サンダラ』→『ウォタラ』→『ファイラ』→…」の順(召喚獣に対しては常に各ガ系。また、アニマを戻した後は威力が高い上に二回連続で使用する『連続魔法』に変化する)に魔法攻撃を仕掛けてくる。
 ガードは常にシーモアに対しての物理攻撃をかわりに受け、自身の行動では回復を行なったりこちらを邪魔してきたりする(時時何もしないこともある)。ただし、ガードの『オートポーション』は盗むを行なえば封じることが可能。

 さて、こちらの基本的な行動だが、シーモアの魔法攻撃は初期能力値のティーダたちでは一撃でも受けてしまうと戦闘不能は免れない。
 
よって、ユウナが常にバリアを行なっておく必要がある。ガードに邪魔されなければ、シーモアが魔法を使ってくる前に対応するバリア状態になっておくことはできる。(シーモアの魔法は動作時間が3だが、バリアは動作時間が2のため、早くターンが回ってきやすい)
 とにかく対応するバリアを仕損じのないようにかけておき、敵の『ぼんのうやく』で混乱しないように祈る。

 とまぁこれが計画なのだが、
実際に戦ってみると、思わぬ事態が発生。
 このシーモア戦はスターティングメンバーがティーダ、ユウナ、キマリで固定されている。初期値のすばやさでは先にシーモアたち三人に先手を取られてしまう(ただしティーダはさきがけがあるのでいち早く行動できる)。
 具体的にはティーダ→シーモア→ガードA→ガードB→ユウナ→キマリ…の行動順。
 この順番だとユウナにバリア使わせることができないじゃないか。
これはユウナに『ブリザラ』が行かないことを祈ってひとり天に行かせるか…(鬼畜)。いや、アーロンなら耐えられるか…。

 …と考えていたが、
あ、ユウナをヘイスト状態にさせればいいじゃん。
 ヘイスト状態にすることによって行動順番が変化し、シーモアより先に動けることに。
 『バコルド』を使って、シーモアの『ブリザラ』を回避。その後片方のガードが『ブリザド』を使ってきたが、これも回避。
もう片方は棒立ち。何こいつニート?
 キマリと交替したリュックで『盗む』を行い、ガードの『オートポーション』を封印。ユウナは一人も漏れがないよう、そのつど対応するバリアをかける。
 ヘイスト状態で、動作時間も短いバリア行動なので、行動回数が多く、それなりに余裕を持ってバリア状態になることができる。

 だが、敵側も黙っているわけではない。シーモアは行動パターンが決まっているからいいが、ガードが時時困る。『ぼんのうやく』でこちら側を混乱状態にさせてくることがあるため、これによって狂う場合も。幸い、混乱状態になってもすぐにそれを解除できる状態(混乱になったときに、次に動けるキャラが混乱したキャラではない)でよかった…。
とっとと横のガードどもをワッカ選手のハードロックで石化状態にして撃破!
 
石化手榴弾で石化させりゃよかったのだが、存在をすっかり忘れていた。
 ティーダは『はげます』を使い、さらにトリガーコマンド『話す』で攻撃力を15上昇させる。いや、攻撃力+15ってすさまじい数字だぞ、FFXでは。
 万が一のバリアの仕損じに備えて戦闘メンバーは全員シェル状態になっておく。

 残るはシーモアだが、シーモアは残りHPが半分をきるとアニマを召喚してくる。
 アニマ自体には召喚獣で対抗すればいいから問題はないが、アニマを倒した後が問題。HPが全回復し、魔力も上昇したシーモアの魔法は召喚獣を軽く昇天させるほどの威力。退いていたメンバーが復帰するが、タイミングしだいでは復帰した直後に連続魔法を受けて出オチしかねない。
 アニマを召喚する前のシーモアに止めをさす際は次に使ってくる魔法の属性を確認してそのバリア状態になっておく必要がある。今回は『ファイラ』を使ってきたため、次に使ってくるのは氷属性。バコルド状態には全員なっているので心配なし。
 …あ、いや、氷属性を受けるのは召喚獣だから、その次の属性のバリア状態になっておかなくちゃならないんだった。氷属性の次は雷属性なので『バサンダ』を…あ、バサンダ状態にも全員なってた(厳密にはティーダはバサンダ状態にはなってなかったが、ティーダは
サンダーシールド(雷無効・空き)を装備しているので、バサンダ状態にする必要がなかった)。さすがユウナ、ぬかりない。
 ダメージを与えて、シーモアにアニマを召喚させる。

 
このプレイはできるだけ召喚獣は使わないという名目ではあるが、アニマ戦は召喚獣で対抗することに妥協。
 アニマが使ってくる『ペイン』には即死の効果がある。この時点ではこの即死を防ぐ手段が全くない。即死で戦闘不能になると、バリアをはじめとしたすべてのステータス変化が解除されてしまう。蘇生させること自体にはやぶさかではないが、アニマは二ターンごとに『ペイン』を使用してくる。さすがに効率が悪く、リカバリーも難くなること必至なので、ここは即死効果を無効化する召喚獣で対抗。
(理論上は召喚獣を使わなくても勝てる。『ペイン』の対象がずっと同じキャラクターになるなら)

 新しい召喚獣、シヴァ(この時点では????という表示)を呼び出して、できる範囲で攻撃。
 HPは1500程度しかないが、向こうが使ってくる『ペイン』のダメージは500程度。MP不足になるまで『ブリザラ』で回復を図りつつ攻撃。やがて『ブリザラ』を使えるMPを底をつき、できるところまで攻撃したら、シヴァを戻し、代わりにイクシオンを召喚。
 ちなみにシヴァを戻してイクシオンを召喚する間にリュックが行動できたのでアニマに『盗む』を使用。をっ、異界の影をゲットした。1個だけだがこれから使えるときに使っておこう。

 さて、イクシオンだが……
遅い…。すばやさが低いため、アニマに行動されまくりだ…。
 しかもいきなりアニマはオーバードライブゲージが満タンに。しかたなく『まもる』を実行。アニマの『カオティック・D』!!
 1/4に軽減したとはいえ、それでも受けるダメージは500強。ふう、危ない危ない。イクシオンでできる限り攻撃し、状況を見て『サンダラ』で回復。ダメージを地道に与えて
アニマ撃破!

 しかし、戻ってきたシーモア。
案の定『ブリザガ』でイクシオンが逝く。
 戻ってきたメンバーに対して、次にユウナが行動する前にやはりシーモアの番が…。でも次に使ってくる『連続魔法サンダラ』に対しては雷無効になっているため、回避できる。
 以降も対応する属性に対してバリア状態になっておけば、シーモアが同じキャラに立て続けに使用する、といった暴挙を行なわない限り勝てる。(ちなみにシーモアは挑発状態かこちらが一人でない限り、同じキャラには使ってこない。後にバトルを交えることになる異体、および最終異体も基本的に同様)
 勝利は目に見えてきたのだが、このバトルはかなりひやひやさせるものが多いので、さっさとアイテムを使う。
 
シーモア撃破!!
 やったね! 戦利品として
メイジハンター(キマリ用武器:沈黙攻撃改・貫通・空き)をゲットする。改造で「見破る」を追加。
 
(改造は禁止だが、「見破る」のみ例外として改造でオートアビリティを追加しても良い)
 ふむ、沈黙攻撃改はこれから先活用できるな。これからキマリは沈黙要因として活用しよう。

 試練の間を攻略して、
ウサイン・ボルトもびっくりの高速で移動するグアド族との戦闘。『とんずら』でさっさと逃げましょう。
 ランダムエンカウントも『とんずら』でさっさと逃走。マカラーニャの湖前でセーブをして、
ボス、ウェンディゴ+グアド・ガードx2との戦闘。

 
ウェンディゴは睡眠が効くので、ユウナの杖で眠らせておく。
 これで怖いものはないね。ただその前に万が一に備えて、『パワーブレイク』も有効なのでそれを当てておく。
 横にいるグアド・ガードはウェンディゴに『バーサク』をかけてくる。これは解除してもまた再度バーサク状態にしてくるので、ガードを倒してから『おどす』で解除しよう(『エスナ』などでは睡眠も解除してしまう)。『ブリザラ』は『バコルド』で対処しておき、アイテムでガードを撃破。
 グアド・ガードは死に際に『プロテス』と『シェル』をウェンディゴにかけるが、これらはほうっておいてよい。どうせアイテムで攻撃するだけだし。
 『おどす』をつかってウェンディゴのバーサク状態を解除しておく。あとは敵の睡眠状態を維持しつつ、物理攻撃を与えないようにアイテムで攻撃していくだけ。
 もはや状況は変わらない。念のため『はげます』と『プロテス』も使っておいたが、まったく意味がなかったな。ぶっちゃけ、バーサクを『おどす』で解除する必要もなかった。
 眠ったままウェンディゴをぶっ飛ばす。
死の安息に…いや、華胥の国に沈めィ!!
 
(「華胥の国に遊ぶ〔かしょのくににあそぶ〕」:昼寝をする。寝る、などの意味。「華胥」は天国、天国のような心地)

 最後の力を振り絞って地割れ(氷割れというべきか)をおこされ、一行は湖の底へ。

 

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