アビリティのみクリアープレイ日誌

【第7話 敵愾】


 敵愾〔てきがい〕
 「相手に対して激しく闘争心を抱く」などという意味。
 「敵愾心を燃やす」という表現はよく使われる。


 ティーダ、ワッカ、リュックの三人で進んでいく浄罪の水路。
 ここに出現する敵はスモークボムを使用することでほとんどの攻撃を封じることができる。
 が、スモークボムをそろそろ節約しておきたいのであまり無理をしない程度に。
 途中のデカいたまり場の前でセーブし、
ボス、エフレイエ=オルタナ戦。

 こいつはフェニックスの尾を二回使うだけで勝てる。
 カウンターの通常攻撃でティーダが、『石化にらみ』でワッカが逝ったが、リュックがとどめの一撃で即終了。
 
ゾンビになる前のエフレイエには一時間近くかかったというのに…ゾンビになったら一分とかからず終了である。
 まぁ万全の状態で終了することはできなかったが…できる限りなので必ずしろというわけではない。
 途中の宝箱で
リターンマッチ(ワッカ武器:回避カウンター)アヴェンジャー(ティーダ武器:カウンター)を入手。後者はもう持ってるからいらないけど。ワッカのリターンマッチにセットされている「回避カウンター」はこれから使えるはず。

 浄罪の路を抜けたユウナんたちと合流する。
 そこに現れるのはしもべを連れて現れる裸ネクタイの男。イカしてるぜ!
(著者は好みが人と激しくずれているのが特徴です)
 虫けらのように殺されたキノックが転がる。うああ、キノックが…。周りの兵士どもを吸収(?)して異体へと体を変化させるシーモア。
 キマリが一人でシーモアに立ち向かい、グレートブリッジを渡る。…しかし戻る一行。
 
どうせならもっと近くで引き返そうって言ってくれりゃよかったって誰もが思う以下略

 さて、シーモア=異体(以下、シーモア)の行動の解説でも。
 シーモアは幻光異体というしもべを引き連れて行動する。すばやさの関係で必ずしもそうなるわけではないが、基本的には幻光異体が行動した後シーモアが行動する、といった順番。シーモア、幻光異体ともに、シーモアの残りHPによって基本行動を変える特徴がある。

 最初はどちらも属性魔法を使ってくる。
 かならず「氷→雷→水→炎→…」の順番に使ってくるため、各バリア状態になることによって防ぐことはできる。
 …ところがこれには問題がある。シーモアが行動する前に基本的に幻光異体が行動することが多い。幻光異体はややこしい行動規則があり、「現状で、次にシーモアが行なうと予測される行動」によって行動を決める。シーモアが『連続魔法ファイラ』を使うならば、全体化した『ファイア』を。『連続魔法サンダラ』を使うなら、全体化した『サンダー』を…といった具合。
 シーモアが使う属性魔法に対してバリアをはっておいても、それを防ぐ前に幻光異体のものを防いでしまい、バリアを消してしまう…。
 そしてそれ以前に問題がある。シーモア戦はメンバーがティーダ・ユウナ・キマリの三人で固定されている。
 さきがけで動くティーダの次の行動するのは幻光異体、そしてその次にはシーモア。ユウナとキマリは敵が行動した後でないと行動できない。バリアを覚えているのはユウナだけのため、敵の属性攻撃をもろに受けてしまう。月のカーテンをつかってもシーモアの連続魔法に耐えることはかなり難しい。どうするか…。

 
ここで思いついたのは、すばやさが高く、行動が回ってきやすいリュックにバリアを習得してもらう、ということ。
 リュックならば、もともと動作時間の短いバリアを連続して使うこともたやすい。MPも多いし。
 そこで、テレポスフィアを使ってユウナエリアのバリア地点に移動。バリア四種類を習得。

 よし、これでなんとか…。実際に戦ってみると、さきがけで行動したティーダとリュックを交替させて、『バコルド』を使用…。
 そうすると、敵が行動する前にもう一度リュックは行動できる。ここでティーダに交替させ、幻光異体に『ディレイアタック』を使う。そうすると幻光異体は行動が遅れ、シーモアの方が先に行動することに。シーモアの『連続魔法ブリザラ』。バコルド状態になっていないティーダが逝き、ユウナは『ブリザラ』を回避。
 その後、幻光異体が全体化『サンダー』を使ってくるが、ダメージは小さいので余裕で耐える。

 
…ここで、更なる秘策を登場させるときが来た。
 
再び現れる救世主『リフレク』。

 ユウナとキマリで『リフレク』を使用。これでどんな魔法が来ても怖くないぞっ。魔法をどかどか使ってくるシーモアと幻光異体。だがすべて跳ね返すぜッ!!
 
…ちなみにティーダは逝ったままです。これには理由が。
 幻光異体はこちら側に有利なステータス変化が一定数以上あった場合、独断で『デスペラード』という行動をとる。固定値乱数攻撃のこの攻撃自体は耐えることは不可能ではないが、
この攻撃の厄介なところは有利なステータス変化をすべて解除すること。リフレク状態を解除されたらおしまいである。こざかしい。実にこざかしい。
 なのでユウナとキマリの二人がリフレク以外のステータス変化になることは控えなければならない。
 この『デスペラード』を使ってくる条件があいまいなため、最善のステータス変化状態が確立できないのだが。
 こちら側に有利なステータス変化が四つ以上あると使ってくるが、三つのときでも使ってくることがある(逆に四つ以上あっても使わないこともある)。そのため、三人リフレク状態になっていると、『デスペラード』を使用される可能性があるため、あえて一人を戦闘不能状態のままにしておく。
 
戦闘開始時に「『バコルド』を使わせるためユウナをヘイスト状態にする」という案を出さなかったのもこのため。

 敵の攻撃をどんどん跳ね返して、安全に行動できるようになった。
 この間、キマリをルールーに交替させ、『バイオ』をシーモアに使う。シーモアを毒状態に。そしてそのあとユウナがルールーをリフレク状態に。 二人連続で行動が起こせるようにタイミングを選ばなくてはならない。
 毒のダメージと反射のダメージでとうとうシーモアのHPが2/3以下に。ここから敵の行動に変化が現れる。
 シーモアは『ブレイク』を使用するようになり、幻光異体は『砕きのツメ』で、石化状態の敵を狙って石化破壊を起こそうとする。
 ただ、この『ブレイク』もリフレク状態で跳ね返すことができるため、石化状態になることはない。『砕きのツメ』は石化破壊率こそ高いものの、攻撃力はたいしたことはないため、防御状態で楽に耐えることができる。この間はHPの回復を必要なときに行ない、あとは防御さえしておけば、毒のダメージで勝手にHPが減っていく。
 ルールーをキマリに交替し、防御を繰り返す。これで大丈夫。……が。




 『デスペラード』

 !!!??

 え? え? なんで? 二人リフレク状態になってるだけなのに…??? もしかして控えに回ってるメンバーもカウントされる?


 ………いや待て? キマリの周りに……そういえば………。


 あーーーーーーーっ!!
 そういえばキマリがバコルド状態だった!!! なんて痛恨のミス…。

 だが運よくユウナとキマリは瀕死で耐える(ユウナは残りHPがわずか8)。しかしリフレク状態が解除されてしまった。
 幸いにも『デスペラード』後、シーモアが行動する前にユウナとキマリ二人とも行動できたので再度リフレク状態に。
 『ブレイク』は跳ね返して……
って、次に行動するのは幻光異体じゃないか!
 まずい! 『砕きのツメ』が来るッ! HPが減ってるから耐えられない!!
 万事休すか…と思っていたら……。

 なんと『砕きのツメ』が向けられたユウナ、
奇 跡 的 に 回 避!!

 よくやった!!! ふう、運がよかった…。
 きっちり回復して、敵の行動に備える。さすがにこれは心臓に悪かった…。

 敵のHPが1/3以下に。
 こうなるとまた行動パターンが変化。シーモアは『フレア』を、幻光異体は『ケアルラ』でシーモアを回復していく。
 こちら側は今までどおりと変わらず。『デスペラード』によるリフレクの解除さえ行なわれなければそのうちシーモアは自滅する。
 結果、毒と反射した『フレア』のダメージで
シーモア撃破!!
 うおお…ミスがあったこのバトルだが、運がよかった…全滅しなかったのは奇跡だったかも。

 …ちなみに本当なら幻光異体のHPを0にして、『幻光吸収』を使わせ、シーモアをオーバーキルする予定だった。
 しかし最初の属性攻撃による行動パターンの際に、反射した全体化魔法で幻光異体を一度倒してしまった。『幻光吸収』を利用してシーモアをオーバーキルできるのは、幻光異体が『幻光吸収』をまだ一度も使用してない場合に限る。
 少し予定が狂ってしまったが、まあ倒せたからいいや。

 
ちなみに、あとでもう一度戦ってみて、幻光異体の『デスペラード』を検証。
 最初キマリをリフレク+ヘイスト状態に、ユウナをリフレク状態にして、有利なステータス変化が三つある状況に。それで待っていたら、相当後(『フレア』を使い始めたあたりから)になって『デスペラード』を使用した。三つある状態で使われる確率は結構低いみたい。
 参考程度にどうぞ。ただしあくまで参考に。

 そしてマカラーニャの森でこのFFX最大のイベントムービーとも言える、泉でのキスシーン。
 あまりにもきれい過ぎる、極彩色のムービーに心奪われる。
 むう、マカラーニャの森がもともと幻想的な雰囲気をかもしている場所であるだけに、このムービーもきれいだ…。
 素敵だね。
 
(「極彩色」:×「ごくさいしょく」 ○「ごくさいしき」)

 休憩地で
まどわざる指輪(ユウナ防具:沈黙防御・混乱防御)を入手。
 一行はナギ平原へと向かう。



 
おまけ:あなたがFFXをどれだけ知り尽くしているかのクイズに挑戦。

 問題:次のモンスターの中で、ナギ平原に現れるのはどれか答えなさい。
 1:オートスカウター
 2:オートハンター
 3:オートガーダー
 4:オートコマンダー
 5:オートアーマー
 6:オートガンナー
 7:アルベドガンナー

 正解(反転): 1

 

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