アビリティのみクリアープレイ日誌
【第8話 苞苴】
苞苴〔ほうしょ〕
もとは「贈り物」という意味。
そこから転じて「わいろ」を意味する。
ナギ平原。満目蕭条の大地。
(「満目蕭条〔まんもくしょうじょう〕」:見渡す限り、荒涼とした大地が広がっていること)
途中の変な乗り物のショップでセーフリング(ルールー防具:完全石化防御・完全沈黙防御)とキュアアーマー(リュック防具:オートST回復薬)を購入。
周辺に現れるモンスターはスリープパウダーや挑発、石化や即死を利用することで簡単に倒すことができる。
途中のベルゲミーネさんに修業してもらい、召喚獣の心を入手。戦闘に関しては説明の必要ないです。逃げたから。
モンスター訓練場をシカトし、ガガゼト山手前のところでセーブ。
ここではボス、護法戦機とのバトルがある。
こいつは一定の攻撃を加えると『ブラストパンチ』で反撃してきたり、『ダブルアタック』で即死確定のダメージを与えてきたり…。
というやつなのだが、挑発状態にすることで敵の行動を『ブラストパンチ』に固定することが可能。
『ブラストパンチ』は強ディレイ効果こそあるものの、残りHPの1/2という割合ダメージの攻撃なのでこの攻撃で死ぬことはない。
よって、このバトルは『挑発』を行なったティーダを間違えて外してしまわない限り、一人の犠牲者も出すことなく勝てる。
機械って頭弱いね。
挑発状態にしてあとは適当に殴っているだけで終わり…なのだが、敵はHPが65000もある。わざわざアイテムを使うまでもないとはいえ、さすがに攻撃力がひくいのでダメージも低い…。アーロンの攻撃で500程度。
『ブラストパンチ』でティーダが瀕死になってるけどかまわずドカドカ殴る。
(『挑発』によって負ける要素がなくなったので、いくつかのオーバードライブ技は使用を許可している)
アイテムなんぞ無駄にしてたまるか!! 撃破!!
まぁ本当に殴ってるだけなんで特に説明の必要はありませんね。ききたいですか。いいでしょう。
ティーダは護法戦機に(省略されました。すべて読むにはどちらをクリックしてください?)
そして一向はガガゼト山の土を踏む。入り口でロンゾ衆にかこまれて、まさに四面楚歌。
それでもユウナは己の信念を曲げない。そして開かれた御山への道。
入り口で待っているのはキマリの宿命ともいえる因縁の敵、ビラン=ロンゾとエンケ=ロンゾ(以下、ビラン、エンケ)。
このバトルはキマリ一人で戦わなくてはならないが、ビランとエンケはキマリのステータスによって、一部の能力値が変動する。
具体的にはキマリの能力値が低ければ低いほど、ビランとエンケも弱くなる。今回のプレイはキマリの能力値が初期値のため、ビランとエンケの能力値も最低クラス。
ヘイスト+プロテス+シェル+はげます状態になったあと、Lv.3キースフィアを盗むため、何度でも盗むを仕掛ける。合計で九個のキースフィアを盗んだ。
敵の攻撃はエンケの『火炎』がややダメージがきついが、充分耐えられる。
HPが1000ちょっとしかないので、適当にアイテムを投げるだけで勝てる。エンケが逝く。さらに残ったビランには炎の魔石を使用。
600前後のダメージが五回飛び交い、ビランをオーバーキル。リターンスフィアを三つゲット。
いや〜、ロンゾの勇者、強かったなぁ。
君たちは本当にロンゾのほこりだよ。どっちのほこりか知らんけど。
さて、ガガゼト山を登る…。
とその前に、盗まれた祈り子の洞窟を回って、アイテムを回収しよう。
ここで出てくるソーンからはサイレントマインが盗める。これからのバトルで思う存分活躍できるアイテムだ。
ほかにマジックポットはいろいろくれるし、ゴーストはエンカウントなしのアビリティがついた防具を落とすことがある。
敵を倒す手段は特に問題はない。
唯一問題があるとすれば護法機士ぐらいだろうか。アーロンに攻撃を耐えてもらい、アイテムでちくちく攻撃。
トンベリなんかも睡眠状態にすればあとはアイテムで攻撃するだけで終わる。
戦闘中………。
サイレントマインを盗みまくって90個ほど入手。
またその間に、ゴーストがチキンリング(ルールー防具:エンカウントなし・空き)を落とした!
これで今後の道中も楽になるってもんよ。まぁここの探索で、マジックポットによって何度も爆死した人がいるけど。
(マジックポットからはAPが得られないので、できるだけAPを得られる状態で戦闘を終了させる、というこのプレイの制限は該当しない)
ちなみに最奥部のようじんぼうは無視。
ガガゼト山も特に苦労するモンスターはいないが、石化や即死に耐性を持っている敵が多いので、ワッカやルールーの攻撃はあまり当てにならない。
暗闇や沈黙、睡眠状態にしたうえで、ルールーの『バイオ』で毒状態にするか、炎の魔石を使って撃破というパターンが多い。
炎の魔石はグレネードから簡単に集めることができるので、湯水のごとく使っても問題ない。グレネード自体はサイレントマインで沈黙状態にした後、一発殴れば行動してこなくなる。ここで大量に入手しておけば今後のバトルでも非常に役に立つ。
ランダムエンカウントのバトルに関しては問題はなし。ガガゼト山と盗まれた祈り子の洞窟を往復してアイテム回収しつつ、ナギ平原、そこからさらに戻って雷平原とマカラーニャの森、マカラーニャの湖の方でも有効活用できるアイテムを盗めるモンスターが多数登場するので、回りに回ってアイテム回収。ふう、ちょっと楽しいな。
…と、さて、ガガゼト山の道中は全く問題なく進むのだが、ここで非常に深刻な問題が発生する。
ガガゼト山の峠ではしつこい、シーモア=終異体(以下、シーモア)とのバトルが待っている。
アルティマニアなどを熟読して、策を考えたら、勝てる見込みがかなり薄いのである。
シーモアだけなら問題ないのだが、問題はおともの幻光祈機(アルティマニアいわく、読み方は「げんこうれいき」)。
敵が使う『死刃の交撃』(「死刃の攻撃」と間違える人が時時いる)と『完全なる破壊』は初期値ではまず耐えられない。またシーモアの使う『滅びのヤリ』も、攻撃自体は耐えられるが、ゾンビのステータス変化にしてくる技。ゾンビにされた後に幻光祈機の『アレイズ』で即死させられるのだ。
『死刃の交撃』はプロテス+防御状態のアーロンならば耐えることはできるが、この攻撃にはディレイ効果もある。受けた後に続けざまにシーモアに『滅びのヤリ』を撃たれ、ゾンビにされた後に『アレイズ』で死亡。
ヘイスト状態になることもできないし(敵が『死刃の交撃』の前に必ず『デスペル』を使ってくるため)。
『死刃の交撃』が来る前に、待機時間の関係でプロテス状態にすることしかできないのだ。
召喚獣で耐えることも不可能。その上すぐに消される(召喚獣に対しては、幻光祈機は行動をスキップするため、壁になってもらうことができない。その上、シーモアは『一撃の慈悲』で召喚獣を強制的に即死状態にしてくる)。『完全なる破壊』もこのプレイではどうやっても耐えることは無理。シェル+集中状態でも耐えられない。
ダメージを与える手段は、シーモアは毒状態にすることができるので、これで毒ダメージを蓄積。
だが、これだけだと、単純に50ターン(正確には49ターン。毒の牙を利用することで2000程度のダメージを与えられるため、一ターン分減る)耐えなければならない。敵のHPが70000なのに対して、毒ダメージはたった2%(1400のダメージ)。
敵の『死刃の交撃』は上記の理由で耐え切れないので、49ターンも持ちこたえるのは不可能といってよい。そんなわけで大ダメージを与えて、速攻で倒す必要がある。しかし一番多くダメージを与えられる手段は属性攻撃の魔石。
しかし、ダメージの一部が幻光祈機に流れてしまうため、あまり効率がよくない…。
そこで、ここで起死回生をはかるべき、すばらしいマリス砲(爆)を入手する。
そのアイテムの名は「光の魔石」。
ガガゼトによく出現するグレネードに『わいろ』を使用することで光の魔石を入手することができる。光の魔石は無属性で、6000前後のダメージを与える強力な攻撃手段だ。
この時点でモンスター訓練場を使用できるので、さまざまなやりこみプレイでマカラーニャの森のモンスターを捕獲することで入手することが多い。
そのせいか、グレネードから『わいろ』を利用して光の魔石を入手できるというのはあまり知られていない(それ以前に、FFXにおけるやりこみは大抵スフィア盤を禁止することが多いので、『わいろ』自体の使用に関する情報が何の役にもたたないのだが)。
光の魔石はこのプレイでは恐ろしいまでに大ダメージを与える手段である。シーモアに限らず、これからのいろいろなバトルで役立ってくれることだろう。
が、まだ『わいろ』を習得していないので、もっとも『わいろ』地点に近いティーダがそこにいけるまでAPをためることに。
とまぁ、ダメージを与える手段は確立できたが、すばやさの関係で思い通りに動けるかどうかが問題。
よって、どうしても勝てないことを考えて、ここで制限の一部を変更。
どうしてもこれからのバトルが勝ち抜けないことを想定して、バハムートのみ、「そだてる」で能力値などを成長させてもよいことにする。
また、「おぼえる」で『プロテス』『シェル』『ヘイスト』『はげます』『集中』『竜剣』の六種類を習得させる。
ただし、成長させてもバハムートを召喚するのは本当にどうしようもないときに限る。
具体的には魔力をできる限り「そだてる」で上昇させ、『メガフレア』のダメージを大きくするのだ。
数値の参考値としては、魔力が50程度で16000程度だが、80程度で70000にまで増える。相手の魔法防御の値に左右されることなく、どの敵にも同等のダメージを与えられる。
『メガフレア』は威力自体も他の召喚獣より飛びぬけているので、ダメージが非常に高い。ただ、バハムートの魔力を上昇させるには大量のマジックスフィアが必要。
バトル回数を重ねることで召喚獣は成長するが、その限界値は55。80まであげるにはあと25という数字が必要。それには約800個のスフィアが必要という計算になる…。
…とはいえ、実際にはこれほど必要なわけではない。
「そだてる」は能力値が低いうちに行なっておくほうが効率がいいということも覚えておくように。それでもやはり大量のマジックスフィアが必要。
マジックスフィアは落とす敵も限られて…あ、魔法の記憶使えばいいじゃないか。
訓練場のジジイからショップで魔法の記憶を購入。(訓練場は、モンスターの捕獲およびバトルが禁止。ショップを利用することは禁止していない)
倒せるモンスターには魔法の記憶を使ってマジックスフィアを稼ぐ。オーバーキルできればさらに効率がよい。
というわけで、そこらじゅうのモンスターをばっさばっさとなぎ倒す。
グレネードから炎の魔石、アシュラから生命の泉、バンダースナッチからドリームパウダーを、それぞれ盗みまくっておく。そして、倒す前に魔法の記憶を使ってマジックスフィアを入手。できる限りオーバーキルをしてアイテムとAPを稼ぐ。
…文章としては短く済んでいるが、実はすごく時間がかかっている。25時間ぐらい。
ティーダがなかなか『わいろ』の地点までたどり着けず、マジックスフィアもかなり荊の路。まぁ後者はある程度妥協してもいいのだが…。
80まであげずとも、72〜6程度でも、光の魔石とのダメージの加算で倒せるし…。
というか、それ以前に光の魔石だけで何とかできるなら、バハムートは使わないようにしたい。本当に、どうしようもなかったら使う。
ガガゼトの途中でワンツに話しかけて、テトラシールド(ティーダ防具:HP+10%・物理防御+10%・空き・空き)、死龍の腕輪(アーロン防具:HP+10%:ゾンビ防御・空き・空き)などを購入。
後に待つシーモア戦ではアーロンの死龍の腕輪が不可欠。
これで敵の初手の『滅びのヤリ』によるゾンビを防ごうというわけ。
ただ、発生率から防御率を引いた数字は50…、つまり、防ぐ確率は50%。ここは50%にかけなくてはならない…。きついな…。でも不可能ではない。
できるできないじゃなくて、やるかどうか、ただそれだけ。
試練は乗り越えられない人に襲いかかりはしない。(Janne
Da Arc「WILD FANG」)
ちなみに、アルティマニアを読んでいると、『滅びのヤリ』には命中率が設定されている。
ん? ってことはこれ、「回避カウンター」で回避できるんじゃね!? と喜び勇んで、アーロンに『鉄壁』を習得させ、さらに特殊スフィアを使って回避カウンターを持っているワッカにも『鉄壁』を習得させて、実戦投入。
ところが『滅びのヤリ』をかばったワッカに、シーモアの利刃は見事命中。回避カウンターを利用するという作戦は見事画餅に帰す形となったのでした。
(「画餅に帰す〔がべいにきす〕」:計画などが完全に失敗に終わること)
この命中率は一体何なんだよくそったれ。シーモアの命中の能力値が関係しているのだろうか?
(ちなみにモンスター訓練場のアビスウォームの『頭突き』なども命中率が設定されている単体攻撃なのにもかかわらず、回避カウンターで回避できない。これに関してもアルティマニアの記述が間違っているのか。それとも回避カウンターになにか厳密な設定があるのか。詳しいことは不明)
(全滅回数:3回)