低レベルクリアープレイ日誌
【第九話 至高の闘い!ハイパーモブ!】
大灯台地下。Lv60程度の雑魚が狭い通路に大量に登場する、FF12全ダンジョンの中でも屈指の難所。不等号を付けるのならヘネ>大灯台>グランデ>ルース>・・・といった所か。
この低レベルクリアー、実は雑魚はファイアフライ装備でほとんど倒してきた。その方が逃げ回るより楽しいし、アイテムも収集出来る。しかし、裏ダンジョンではこれは無理だ。物理防御力58のマクシミリアンを装備しても打撃のダメージが1000を超える。回避不能の全体攻撃やステータス攻撃などもあり、かなり厳しい。倒せないわけでは無いが、戦うとエクスポーション乱打となり消費が大きすぎる。よって裏ダンジョンでは逃げるに徹するのが良いわけだ。
だがしかし、大灯台ではどうしても雑魚と戦わなければならない。下へと進むために、戦って「黒の珠」を集めなければならないからだ。必要な黒の珠は168個・・・「黒の珠」は三回に一回登場するので、凝塊の3倍効果を利用したとしても、地下層の強敵を150体以上倒さなければいけない。これは非常に厳しい。低レベルの状況下では裏ダンジョンの戦闘一回一回がボス戦並の難易度となる。通常プレイでも大灯台地下がかなり厳しいのを知っている人ならば、低レベル時の苦しさは言うまでもないだろう。
これを避ける手段としては「1.ニホパラ万能薬で相手の行動を封じる」「2.大灯台地上の下層で黒の珠を集める」などがまずは考え出されたが、ニホパラオアは使用すると印象がかなり悪くなるのでパス。2の下層で集める、という手段も膨大な時間がかかる。やっても悪くなかったのだが、今回は別の手段を使用した。
まずは大灯台地下層通路にいる敵に注目した。アバドン・スプラッシュ・・・俗に言う「カエルと馬」。ここでボコボコにされて大灯台地下の洗礼を受けた人は数知れず。だが、こいつらは黒の珠を落とさないため、このプレイでは完全無視。さっさと部屋に入る。
部屋の中に登場する敵・・・アパンダ・ブーネ・ドラゴンゾンビ・ネクロマンサー・・・こんな奴らが集団で襲ってきたらそりゃ死ぬわ。しかしこれでは道理が通って無理が引っ込む。ネクロマンサーは雑魚を倒した後に死体から登場するタイプ。よって主に出現するのは最初の三体。この中でどれか一体でも安定して倒すことが出来ればいいわけだ。
というわけでアルティマニアのそれらのモンスターの項をまじまじと見つめる。アパンダにブーネ・・・FF12最強クラスの打撃モンスターだが・・・こいつらセーフティ能力を持っていない。ならインディコデスやニホパラフェニックスで確実に一撃死させられるじゃん!しかしそれでは意味がない。ファイアフライを装備して倒さないとレベルが上がってしまうのだ。よってアクセサリーはファイアフライで固定。
後は・・・そうだな。まずは一人で突撃してインディコステータス攻撃でステータス異常にし、その後他のファイアフライ装備の戦闘用キャラを出すのはどうだろうか。これは行けるか?・・・しかし、アパンダもブーネも上級モンスターなので、くらやみ・ドンアクなどの決定的ステータス異常には耐性があり、有効なステータス攻撃をかけたとしても結局戦いはあまり楽にはならない。決定打となりうる「混乱」は効くが、これを使用するとあっちこっち敵同士で殴り合い勝手に混乱状態を解除し、結局の所次から次へとコンフュをかけ続けねばならず、ファイアフライを装備する暇が無い。やはりレベルが上がってしまうのでこのやり方も無効である。
セーフティ能力を持っていない・・・なら、デスブリンガーで即死させる事が出来る。相手の打撃攻撃は回避できるのがほとんど。ならば盾は・・・いいのがあるじゃん、「血塗られた盾」。デスブリンガー・血塗られた盾を装備して、全員でボコボコと殴り、即死効果を発動させて敵を倒していく。難点は・・・特に無い!行けるぞ!センター国語の難問でも難点が無く特に何も断言していないものが正解となる!行けるぜ!
というわけで戦術が決まった。「デスブリンガー・血塗られた盾で即死狙い」。このためだけに血塗られた盾を3つ集めた。問題が有るとすれば、血塗られた盾のスリップ・毒の能力でHPがガリガリと削られていくこと、セーフティを持っているドラゴンゾンビ・ネクロマンサーには即死が無効化されてしまうことだろうか。まあ前者はハイポーション乱打で回復すれば良いので死ぬよりマシ、後者はエクスカリバーを装備して戦うか、逃げれば良い。問題はあるが、これならば安定して戦える。というわけで、長くなったが大灯台地下。行くぜ!
・・・たまに死体から出てくるネクロマンサーがウザいが、基本的に思い通り!で倒していける。ブーネのダーラを黒の仮面などで吸収しながら戦い続ける・・・地下層は三階まであり、アルティマニアでは地下二階、三階で戦う事が推奨されているが、このプレイでは逆。地下二階、三階では回避無視・リフレク貫通・セーフティという、低レベルクリアーを根底から否定する能力を持っているデッドリーボーンが出てくるからだ。よって地下二階、三階に行けるようになっても、地下一階でひたすらブーネとアパンダを倒して稼ぐ。たまにブーネになっかなか即死が発動せず、HPが50%を切り「回避無視」能力を得てボコボコに殴られて全滅しそうになったり、ネクロマンサーのリフレク貫通ガ系魔法でメイン3人が即死したりしながら、3時間ほどで黒の珠稼ぎ終了。ついでにフェニックスを倒して一旦戻ってセーブし・・・いよいよランクS「神」戦!
コイツに関しては「大灯台地下四階にたどり着くまでの敵のほうがよっぽど『神』」等という意見も良く聞かれる。俺もそう思う・・・が、低レベルクリアーではコイツも十分な強敵。少なくとも、既に倒してしまったランクHのモブよりもよっぽどランクHに相応しい。
戦う。回避不能の打撃の2500ダメージが非常に痛い。マクシミリアンを装備していても即死するので「デュエルマスク(又はローレルクラウン)+ミラージュベスト+バブルチェーン」でHPを5000以上にして戦う。アーシェのみ「ほろろの根付」を装備して全快フェニックス係。ダーガが来たら全員黒の仮面に着替えて無効化。さらに打撃の連打が非常に痛いのでパンネロがデコイ状態になって走り回り、攻撃回数を減らす。これまでやってきた戦い方が結集、と言ったところだな。
しばらく戦い続けていると闇神が使い魔を召喚する。まずはパンデモニウム登場。回避無視が非常にウザいが、闇神と比べれば塵のような攻撃力なのでさっさと倒す。次はシャーリート。コイツもオイル状態にして9999ダメージを連打し撃破。フェンリル。こいつやはり回避可能な攻撃を連打するしか能力が無いので、さっさと倒して次の敵へ。フェニックス。序盤が強いが、インディコブラインで暗闇状態にすれば何とかなる。終盤は「回避無視」の能力を失うので雑魚。使い魔と戦っている最中も闇神はガンガン攻撃してくる。エクスポーション連打とパンネロデコイ逃亡で何とかなった。
しもべが全滅。闇神は強くなる・・・と思いきや、それほど強くはならない。しかしコラプス、ショック、クラウダと強烈な魔法を連打してくるので、全員が同時に巻き込まれないようにして戦う。そのまま戦い続け・・・・・・闇神撃破!よって、大灯台地下クリア!やったぜ!
・・・まだランクS「イクシオン」がいたや。ラバーコンシャスで雷属性を無効化して撃破。適当に戦って撃破。
次はランクH「キングベヒーモス」戦。実はコイツ、召喚獣カオス戦の前に一度挑戦していた。「トウルヌソル」購入資金をこいつを倒して稼ごう、と考えたためだ。しかし甘すぎた。コイツHPが半分になると魔法CT0・・・ファイガ・サンダガ・ブリザガ・ダーガ・アーダー・ホーリーなどの強烈な魔法を連打してくる。その時は回復が間に合わず、なすすべなく全滅。しかし今は違う。黒/白の仮面、ラバーコンシャス(雷無効)などの強力な装備も揃った。今なら勝てる・・・いや、今勝てなければ勝てないのだ。だが勝てるはずだ。行くぜ!
・・・全員の装備は次の通り。
バルフレア フォーマルハウト/ダークショット/黒の仮面/ラバーコンシャス/バブルチェーン
アーシェ フォーマルハウト/石化弾/黒の仮面/ラバーコンシャス/バブルチェーン
パンネロ フォーマルハウト/サイレント弾/黒の仮面/ラバーコンシャス/バブルチェーン
「賢者の指輪」で消費MPを半減しつつ「ホーリー」を吸収するという手もあるのだが、バブルチェーンでHPを3000程度にすれば相手の魔法にギリギリ一発耐えることが出来る。それが出来れば、攻撃回数はかなり多くなるのだ。
さて、この戦い、ファーブニル戦のように一方的に攻撃することが出来ない上、相手のHPは166,8491とかなり多い。1時間を超える長期戦となる。それはつまり、回復にアイテムを使うとアイテムが切れてしまう恐れがあるのだ。戦闘不能の回復は「レイズ」、そしてHP回復は・・・こいつ「被ダメージ返し」の能力を持っているので、攻撃するたびに200弱のダメージを受けてしまう。積み重なるとかなり痛い。HPが減ってしまうと相手の魔法で死ぬので、せっかくのバブルチェーンも活用出来ない。HPの回復は・・・バルフレアが味方に向かって攻撃することで行なう。闇属性の「ダークショット」を黒の仮面で吸収するのだ。これでHPは回復できる。ガンビットは「最もHPの低い味方
- たたかう」。こういう戦い方が出来るのがFF12のいいところだ。
では行く。雑魚を全滅させ、図体のでかいキングベヒーモス登場。近距離だと打撃の連打で容易に全滅するので、遠距離から銃で攻撃。バルフレアは回復役。敵の攻撃はどれも強烈だが、一発主力全滅は滅多に無いのでガンビットに任せて俺は観戦状態。HPが50%を切ると魔法CT0の能力を得て一気に強くなるが、それでも基本を守りながら戦っていく。ひたすら戦い続け、戦い続け、戦い続け・・・1時間半後、遂に巨体が墜つ。キングベヒーモス撃破!強かったー!
次はルース魔石鉱の奥へ行きランクH「謎の男」戦。かなりの強敵・・・と思っていたが、弱かった。「レベル2睡眠」「レベル3ドンアク」がバルフレア・アーシェ・パンネロのパーティには痛すぎるのでここでの主力はヴァンLv1。デコイ状態になり、デュエルマスク・ミラージュベストを装備して逃げ回る。こうすることで攻撃回数を減らす・・・。そのまま特に難無く撃破。確かに一発2500の打撃は痛いし、連撃が発動すればほぼ確実に即死。「王者の剣」も7000ダメージの即死攻撃。だがそれだけだ。回復は十分間に合うし、ヴァンが走り回って時間を稼げば攻撃する隙も出来る。特に特記するような敵では無かった。謎の男撃破。
これでランクHまでのモブは全て倒したことになる。後はヤズマットのみ!・・・いや、その前に魔神竜戦。ヤズマットを倒すつもりならば、避けては通れぬ戦いだな。今回書くつもりだったが、大灯台地下が非常に膨らんだため次回。さようなら。