低レベルクリアーINTプレイ日誌

【第七話 持ってけ!最強銃!】

 まずは古代都市ギルヴェガンで倒した召喚獣「シュミハザ」のライセンスをシカリのヴァンに取得させる。こうすることでライセンスボードの離島に手が届き、「射手」シュミハザらしく、シカリでも銃が装備できるようになる。最強銃「アルデバランY」こそ無理だが、「アルクトゥルス」「フォーマルハウト」などの強力な銃も装備させることができるのだ。それが、俺があえてシカリを選んだ大きな理由の一つだしな。
 シカリはHPが非常に高くアイテム強化ライセンスも優秀だから、低レベルクリアーには欠かせないキャラだ。主力はあくまで銃を扱う機工士だけれども、それを全力で補助する役もいないとやってけないぜ。

 古代都市ギルヴェガンをクリアしたということで前回プレイと同じく、クリスタル・グランデ上層へ直行する。今回は「血塗られた盾」を持っていないのでおとなしく全ての敵から全力逃亡。シカリのヴァンにバブルチェーンを装備させるとHPが7500くらいあるから簡単には死なないんだな。クリスタル・グランデでは隣のエリアまで逃げやすいしな。
 無印時代では「エクスカリバー」や「最強の盾」などが手に入ったが、今回は「柳生の漆黒」「アルテミスの弓」「シェルガ」「ヘイスガ」など役に立ちそうで役に立たないものばかりが手に入る。クリスタル・ピークでエクスカリバーも手に入ったが、アルテマのホーリジャでフルボッコされたので諦めて後回しにする。
 帰る途中にア・シフト・カンブル・ラにてハントループの「クリスタルナイト」を狩る。なかなか強かったが、デコイ・リバース作戦ではめて撃破。今回のリバースは消費MPが50→20と激減し、さらに効果時間も約15秒から25秒ほどへと長くなっているのだ。低レベルクリアー信者としてはこれは嬉しい。でもその分、出来るだけ乱発は控えていかないと。

 ということでクリスタル・グランデを脱出し、レダスを仲間にする(早速ガンビット「(個人の名前) - フェニックスの尾」「ゲスト - たたかう」をセット)。
 また、この時点からさらに多くの新しいモブに挑戦できるようになる。極めて有用な装備アイテムを報酬としてもらえる奴、ランクHの強敵等いろいろいるが・・・俺が目をつけたのはランクH「デスゲイズ」。まずはこいつから挑むぜ!

 さて皆さん忘れていないだろうか、インターナショナル版の最強銃は「フォーマルハウト」ではなく「アルデバランY」である。その攻撃力はなんと66無印のフォーマルハウトの50とたった16しか違わないが・・・銃の基本ダメージは攻撃力の二乗であるため、それだけでも大きく違ってくるのだ。例えば「石化弾」(攻撃力3)を装備させた場合、ダメージは・・・
 フォーマルハウト:2809〜3555
 アルデバランY:4761〜6025
 となる。6000ダメージ!無条件でこのダメージが出せるとは・・・凄いな。機工士にオプション「HP満タン攻撃力UP」と「瀕死攻撃力UP」がないのが残念だけど・・・それでも、バーサクやブレイブを使えば恐ろしいほどの大ダメージを連打出来るはずだ。今回はダメージが9999の限界を突破するから、「アルデバランY」装備の機工士は縦横無尽に活躍できることだろう。

 ・・・おっと。もう手に入れてしまったかのように話してしまった。いけないいけない。
 非常に強力な「アルデバランY」であるが、当然それに比例して入手難度は非常に高い。交易品で購入可能で、レシピは「皇帝のウロコ」*2、「土の魔晶石」*8、「銀色の液体」*5。別に特別なものは無いように見えるが・・・問題は「皇帝のウロコ」である。
 ゼルテニアン洞窟の「アルケオエイビス」を倒すことにより心得アイテムとして14%の確率で入手できるこの「皇帝のウロコ」。無印では何の問題もないのだが、インタ版ではこのアルケオエイビスが激烈強化され、レベルは60〜99、打撃も一発4000即死付きと非常に凶悪。攻撃音にもヤズマットのような効果音が付き微妙にシュールというかリアルというかそんな感じになった。とにかく、低レベルの条件下でまともに戦って勝てる相手ではない。別に倒すだけならデコイ・リバース作戦とか、いっそエリア切り替えを何度も繰り返してHPを削る戦法でもいいが・・・こいつの場合、一回倒せばそれで終わりではない。皇帝のウロコを二個手に入れるまで前述の戦法を繰り返すというのは、非常に大変であろう。
 それくらいの苦労FF12では別に珍しくはないが・・・もっと楽な方法がある。この「皇帝のウロコ」、モブのデスゲイズ(とボス「エルダードラゴン」)から「低」確率で盗めるのだ。ならば盗むしかないだろう。楽な手段があるのなら、楽な手段を採るぜ。

 というわけで「デスゲイズ」にターゲットを絞ったわけだ。飛空艇定期便に何度も参拝し問題の敵を出現させ・・・さあ、盗むぜ!
 ・・・こいつ開始と同時に魔法障壁を貼り「盗む」を無効化しやがる。これはめんどい・・・!と思ったが、デスゲイズは周りに敵がいないと魔法障壁を解除するという能力も同時に持っているため、ヴァンをデスゲイズに突っ込ませて死亡即復活、相手がこっちを感知し魔法障壁を貼る直前に「盗む」でかすめ盗ることができる。何かヤズマットハメ殺し作戦を彷彿とさせるな・・・。
 そんなこんなで30分ほどで「皇帝のウロコ」を2枚入手。さっそく売却、他のアイテムの条件は満たされていたようなので「アルデバランY」登場!さっそくこいつでデスゲイズを・・・と言いたいところだったが、120000ギルと高価だったため買えず。仕方なく飛空艇を降り、幻妖の森でケルベロスを倒して金を稼ぐ。ついでに「獄門の炎」も入手(というかこっちがメイン)できた。金がたまったので早速購入・・・「アルデバランY」入手!やったぜ!ついでに土弾丸「ソイルショット」も手に入れる。

 さてアルデバランY・・・さっそく試してみるが、思い通り5000以上の大ダメージを普通に連打してくれる。バーサクを兼ねれば8000台のダメージが出ることも珍しくない。
 準備が整ったということで、モブ討伐へ向かう。さあ、最強銃で思う存分暴れるぜ!

 ランクS「ワイルドモルボル」・・・ただの雑魚だと思っていたが、打撃と「とてもくさい息」のステータス異常が痛かった。
                      しかも終盤にHPを全回復し魔法障壁まで貼る念の入れよう。激烈強化・・・?と思ったが、無印からそうだったんだな。
 ランクS「カトブレパス」・・・弱かった。
 ランクA「ベリト」(バッガモナン一味)・・・弱かった。エンサに食われたような演出だったけど、(一応)続編のFF12なんとかで生存が確認されてるんだよな・・・。
 ランクA「ピスコディーモン」・・・こいつからは「白のローブ」が盗めるので、一応頑張って二個盗んでから撃破。
                     無印のときずいぶん苦労した覚えがあるけど、今回は別に苦戦はしなかった。
 ランクH「ディアボロス」・・・「アクアバレット」で弱点を突いて瞬殺。
 ランクH「ファーヴニル」・・・無印と同様にリフレクハメ殺し作戦が有効。弱い弱い。
 ランクH「デスゲイズ」・・・久し振りの対面。最初に魔法障壁を貼られるが、それが切れた後は特に脅威となる攻撃もなし。
                終盤に「治療」を使われてビビったが、ちょっとしかHPが回復しなかったのでそのまま押し切って撃破。
 ランクH「謎の男」・・・一回戦のみ。特に強い攻撃はないのでアイテムをちゃんと盗んで撃破。

 一連のモブ狩りで「ユークリッド定規」「メイスオブゼウス」「ダークショット」「デモンズシールド」などを入手した。ついでに召喚獣「ゼロムス」も撃破する。エクスポーション乱打で何とかなった。
 この時点で残っているモブはランクH「謎の男」の二回戦、ランクH「キングベヒーモス」のみ。こいつらはラスボスより強い最強クラスのモンスターなので後回し。

 さて。
 アルデバランYの威力を試すためにちょっとやってみたいことがあったので、足早に(L1)クリスタル・グランデへ向かった。ア・グランド・シフトから進入し、ア・シフト・カンブル・ラでワープしカンブル・ピスでセーブ。この横文字だけでどこのことを言っているか通じる人は相当なFF12マニアです。
 ここまで来た理由は召喚獣「アルテマ」と戦うため。アルテマは闇属性を弱点としているため、闇弾丸「ダークショット」を使用すると倒しやすくなるのだ。が、普通に戦うと「ホーリジャ」や異常空間に苦しめられる。ゾディには劣るものの、何と言っても最強から二番目の召喚獣だからな。ましてや低レベルクリアー。やすやすと倒れてくれる相手ではない。
 そこで今回は「アルデバランY」を使って瞬殺を狙ってみる。アルデバランYにダークショットを装填すると攻撃力は70、基本ダメージは4900〜6201。更に次の効果を加える。
 バーサク状態・・・*1.5
 ブレイブ状態・・・*1.3

 (弱点攻撃)・・・*2
 これらを合計し、ダメージは3.9倍。つまりバルフレアの攻撃で与えるダメージは・・・19110〜24186!さらに「ブレイザー」装備で「HP満タン攻撃力UP」の効果を引き出し、クリティカルが出た時の最大ダメージは58041!恐ろしい・・・。アナタハ本当ニレベル2デスカ?
 しかしアルテマは「被ダメージ返し」の能力を持っているため、ただただ撃っているだけではバルフレアが死んでしまう。そこで味方はバルフレアに向かって「ホーリーの魔片」を使用し、リバース状態で回復させると同時にバルフレアが攻撃する時間を稼ぐ。こういう味方にプログラム的に攻撃するような戦術を構築出来るのが、FF12のいいところだな。
 さらにトライ&エラーで戦術を煮詰めていく。ダメージが若干足りずに負けてしまったことがあったので、バルフレアをデコイ状態にしてアルテマの最初の攻撃を受け止めHPを回復し、「HP満タン攻撃力UP」の効果を引き出せる回数を上げる。更にレダスはプロテス状態になっているアルテマに「デスペルの魔片」を使用し以降「たたかう」を入力するのだが、その対象をバルフレアにする。微量ではあるもののリバース状態でHPを回復できるため、被ダメージ返しで戦闘不能状態になる確率を下げることができる。
 というわけで何度か戦い・・・思い通りにアルテマ撃破。成功時の戦闘経過はこうだった。

 レダス:「デスペルの魔片」使用
 バルフレア:260292395820038
 アーシェ:「ホーリーの魔片」バルフレアに使用
 バルフレア:213942185464838
 パンネロ:「ホーリーの魔片」バルフレアに使用
 バルフレア:46549701014099
 アルテマ:「ホーリジャ」使用、リバース状態のバルフレア以外死亡。さらに「バオル」使用
 バルフレア:102735010
 撃破。

 黄色はクリティカルが出たことを意味する。ろっ、64838・・・。末恐ろしい・・・。計算で出た最大ダメージと違うけど、多分「HP満タン攻撃力UP」が強化されてるんじゃないかな。取得できるキャラが限定され、それ以外のキャラはわざわざアクセサリで引きださなければいけないから、その分バランスを取って強くなっているんだろう。
 ちなみに「アルデバランY」「ナパームショット」を装備し火属性が弱点の敵をオイル状態にして「瀕死攻撃力UP」を引き出しバーサク・ブレイブ状態でクリティカルを出したときに最大で281999のダメージを与えることができる。うーむ、恐るべき最強銃。こいつを入手させないためにアルケオエイビスをあそこまで強化したのだなあ。納得納得。

 トレジャーから聖剣「エクスカリバー」を入手し、クリスタル・グランデを後にする。
 次はいよいよ大灯台。シュトラールでリドルアナ大瀑布へ飛ぶ・・・。

 

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