低レベルクリアーINTプレイ日誌
【第十六話 最後の死闘!裁きの庭にて!】
トライアルモードのステージ91から。ここからはすべての敵がボスレベルになってくるので、1ステージずつ順番に、慎重に攻略していくことにしよう。
雑なプレイをしていては、アイテム消費量がどうとか以前に絶対にクリアできないからな。
◆ステージ91 マジックポット+ヘクトアイズ多数 (倒すのはマジックポットだけでOK)
「マジックポット」と言えばシリーズでもお馴染みの敵キャラで、こっちにエリクサー等のアイテムをおねだりしてくる敵である。そして言われた通りにアイテムを与えれば、見返りとして何かをくれることもある。出現場所がかなり限られていることが多い、レア系のモンスターだ。
このFF12でも同様に「エリクサー」を要求し、それを与えた上で倒すと123ものLPをくれる。さらに低確率ながらも確実に「エリクサー」をマジックポットから盗み返すこともできるので、機会があれば是非倒しておきたいモンスターの一つだ(インタ版では新アイテム「バルトロの種」も盗めるようになっており、100%エリクサーを取り返すことはできない)。
が、間違えてエリクサー使用以外の行動をマジックポットに対して行ってしまうと、マジックポットは怒りモードに入って8000ダメージの「フレアー」や4000ダメージの通常攻撃を使ってくるようになる。他シリーズでも手痛い反撃が待っていることがあるが、特にFF12ではガンビットシステムのせいで謀らずとも勝手に攻撃を仕掛けてしまうため、マジックポットと他の雑魚敵の包囲攻撃で全滅してしまうことも少なくない。怖いものだな、まったく。
さてこのステージ91では『エリクサーを与えてから時間が経つと通常モードに戻る』という行動パターンがマジックポットに追加されている。通常モードに戻ると物理/魔法防御力が255になってダメージが与えられなくなってしまい、さらに攻撃を加えると怒りモードに入ってしまう。再び喜びモードに持っていくにはエリクサーを使う必要があるが、そうするとHPが全回復してしまう。マジックポットは銃耐性を持っているので、防御力無視速攻を仕掛けることも出来ない。
まあ召喚魔法ゾディアークやダークエナジー(全員に50000ダメージ)を使えば一撃であるが・・・とりあえずそれは置いといて、別の手段を使った。
このステージ91では最初に攻撃を仕掛けてくるモンスターがいないので、好きなだけ態勢を整えることができる。ということでこれからのステージに向けての準備をすることにする。前の戦いからのガンビットを調整したり、ステータス魔法をすべてかけなおしたり・・・と。更に「バブルチェーン」を装備したバルフレア・フランが適当な銃で自分を撃ってHPを1000程度まで減らす。これでいいだろう。
準備ができたのでメンバーをヴァン一人にしてマジックポットに「エリクサー」を使う。マジックポットが喜びモードに入ると同時にヘクトアイズが6体降ってくるので、これをシカリのナガサFで切り崩す。その後はヴァンを引っ込め、バルフレア・フラン・バッシュのパーティに。そしてバルとフランはバランスの魔片で攻撃し、バッシュはブレイブ+バーサク+ヘイスト状態でトウルヌソルを使って殴る。マジックポットのHPは30000しかないので、モード変化や次のヘクトアイズの補充を待たずして一気に押し切れた。
いや、低レベルでは使えないかな、と思っていたけど・・・取っといて良かったよ、トウルヌソル、シカリのナガサF。
◆ステージ92 闇神+パンデモニウム+フェンリル+シャーリート+フェニックス
闇神一味の登場。本編と同じく順番に・・・と思いきや、なんと上記の五体が同時に襲い掛かってくる。
・・・という内容を聞いたとき俺は間違いなく泥試合になるかと思ったが・・・意外にも相手の攻撃による被ダメージが一発1000弱と少なく、リバースの切れ目に殺されてしまうことはほとんどない。というわけでアーシェがヴァンに「デコイ」「リバース」、ヴァンが自身に「リバースの魔片」を使うごく普通の作戦で突破。
いや、敵は見かけに依らないもんだね。瀕死時の闇神コラプスで8000喰らった時は思わず微笑んでしまったけど。
うーん・・・短いので豆知識。「フェンリル」は北欧神話に登場する狼の姿をした怪物で、"FENRIR"と綴る。だから、場合によっては"フェンリア"と書くこともあるとか。
◆ステージ93 赤チョコボLv99*3
イヴァリース屈指の超レアモンスター「赤チョコボLv99」が三体同時に襲い掛かってくる。インタ版で強化されたと聞いたが、その実力は・・・?
・・・全員に2000ダメージの「チョコメット」を連打してくる。確かに痛いが・・・それだけだ。別段癖のある攻撃ではない。赤チョコボLv99は"ごく普通の雑魚敵"だ。
ただ、「チョコメット」は攻撃範囲が非常に広いため、攻撃を一人に集中させるデコイ・リバース作戦では、他の味方が巻き込まれてしまい意味がない。ということで、全員が自分自身をリバース状態にしながら弱点の水属性で銃撃して撃破。防御能力も低いし・・・こいつらが多分ステージ91-100の中で一番弱いな。
◆ステージ94 ギルガメッシュ+エンキドゥ
ルース魔石鉱奥でHランクモブとして登場したあいつらが再登場。ただしステージ94での登場とあって、両者とも大幅に強くなっている。HPは二倍近い値となり、「レベル」「ちから」など細かい数字はFF12INTアルティマニアには載っていないものの・・・HPの場合と同様に、大幅に上昇していることは間違いないだろう。
エンキドゥの「クラッシュファング」には即死追加効果があり非常に厄介なので、まずはオイル状態にしてエンキドゥから倒す。その後は普通にデコイ・リバース作戦でギルガメッシュ本体と戦う・・・やはりリボンで無効化できるレベル系攻撃を使う時が最大の隙。終盤は打撃で4500、「王者の剣」で10000超えの非常に大きなダメージを与えてくるようになるが、まあ殺されるか生き残るかの二択ならば関係あるまい。
・・・ということで基本を守って戦い撃破。このステージ、運が悪いと大量にフェニックスの尾・リバースの魔片を使っちゃうからやだな・・・。
◆ステージ95 アルテマ
神に戦いを挑み封印された聖天使。クリスタル・グランデの頂上で登場した彼女もついにトライアルモードに参戦である。「ホーリジャ」「破壊」などの強力な攻撃を仕掛けてくる敵で、トライアルモードではゾディに憧れてか開幕で「ホーリジャ」を使う。というわけで、下手をすると「逆転」追加効果+「フルケア・ケアルガ」でいきなり全滅する可能性もあるわけだ。
・・・が本編と同じく、所詮は裏ボスに入れなかった奴。ホーリジャはヴァンがリバースで、バルフレアとパンネロは賢者の指輪で吸収すれば無害であるし、打撃はたったの1200ダメージ。恐ろしいステータス魔法もないし、ダークショットで弱点突けるし、異常空間も正直あまり問題ないし・・・。
「たたかう」が封印された時はおとなしく攻撃の手を休めたりしながら普通に撃破。こいつは弱いよ、正直。
◆ステージ96 アビス多数
来たっ、アビスだ!ヘネ魔石鉱奥に大量に登場し、打撃や吸血で大ダメージを与えてくる超強敵。更に瀕死で防御力がアップするうえ、「捨て身」という自爆攻撃を仕掛けてくるなど、嫌らしさの面においても抜かりがまったくない。これらの事項を考えると、アビスはFF12最強の雑魚敵であると言えよう。初戦闘時は発狂したしな。
・・・と思っていたが、二回目プレイ以降ではこちらの防御をしっかりと固め、エクスカリバーや最強の矛など強力な武器で一体ずつ確実に倒していったので、アビスに対する恐怖心は薄れていってしまった。今では、むしろあいつらが可愛く思える。あの飛び方とか、経験値3000くれるところとか、ねえ?ステータス魔法もいろいろ効くし。
さて、このトライアルモードでアビス達との戦いの舞台となるのは・・・もちろん「ヘネ魔石鉱
[24-12] 坑口分岐点C」・・・『スイッチ部屋』だ。赤と青の扉の開閉を変更する部屋でスイッチを押すと、ストーリー上のエリアでもプリンが落ちてくるが、最深部の『スイッチ部屋』ではアビスが降ってくるのだ。しかも一度に10体くらい。初回プレイでは奇声が轟いたものの、今ではそこは効率の良いレベル上げ部屋と化した。アビス・・・スリプガやドンアクで行動を封じてケアルガを連打すればすぐ倒れてくもんね。ひ弱なんだね・・・。そのひ弱さがまた守ってやらない。
というわけで、トライアルでもアーシェがインディコ藍を装備して「スリプガ」を唱え、大量に登場するアビスの行動を奪っていく。そして何気にトライアルでは即死が効くようになっているので、ヴァンがシカリのナガサFでばっさばっさ切り崩していく。たまにリバース状態でも反転できない「吸血」でヴァンのHPが削られるが、盾をあえて外して相手の打撃で回復できるようにすれば死ぬこともほとんどなくなるし、まさかの全員死亡全滅はあり得ないだろう。一人余ったバルフレアは「盗賊のカフス」を装備し、アビスから盗んでフェニックスの尾・エクスポーションを補充する。
そんなこんなで20〜50体ほど即死させステージ96を突破。挑戦するたびに数が変わる・・・が、大体20体倒せばOKか?しかし50体くらい倒さないとクリアできない時もあったしな・・・。
◆ステージ97 ゾディアーク
戒律王ゾディアーク。三大裏ボスの一角を担う最強の召喚獣であり、9000ダメージ+即死の・・・という説明はたぶん皆さんちょっと前に読んだだろうし、もういいだろう。
「バランスの魔片」もちゃんと取っといてあるし、本編時と同じ戦術で特に問題なく撃破できる・・・と見せかけて攻撃の威力が激増しているので、事故率が大幅に上がっている。ここまで来るのに45分くらいかかるから、ダージャの一発一発が怖い怖い。でも本来こういう戦いなんだな、ゾディアーク戦って。
とにかく本編で使った戦法を正確に模倣して戦う。何気にあれが結構上手くできているので、ダージャで全員同時に崩されない限り負けることはないのだ。まあ全員同時に崩されて負けたこともあるが、それなりの確率でここは突破できる。
ちなみにこの面で登場するゾディアーク、なぜかデカい。サイズが本編登場時の1.5倍はある。正直気持ち悪い・・・。アルティマニアに「魔法障壁を張る前に召喚魔法ゾディアークでゾディアークを倒そう!」というとてもシュールな攻略法が紹介されていて、自軍ゾディと敵ゾディが並んでいる図がつけられていたが、別に遠近法で味方ゾディが小さく見えたわけじゃなかったんだな。
◆ステージ98 ヤズマット
お馴染み三大裏ボスの一体であり、HP5000万のラストモブ、ヤズマット。が、トライアルではなんとHPが380万に激減している。実に1/10以下・・・。
とはいえ、最大HPが本編と同じのヤズマットと戦うと1ステージとしては時間がかかり過ぎるから、これは妥当な調整であろう。
弾丸「ダークショット」で弱点が突けるので、ヴァンをデコイ・リバース盾にしてバルフレアと二人で狙撃していく。一発10000以上のダメージが与えられるとはいえ、やはり380万の最大HPは大きかった。削り切るにはかなりの時間がかかる。
そして相手の攻撃は、最初こそ普通ヤズマットより遙かに弱かったものの、最終的には「驚異」に瀕死攻撃力UPが加わり「サイクロン」で限界突破ダメージを与えてくるまでになった。こっちが限界突破なら向こうも同じ手段で対抗してくるってことか。そして、打撃の即死追加効果でいきなり崩されるのも辛い。
・・・とはいえ、もうヤズマットは無印時代から何度も何度も戦った相手。バルフレアをあえて遠距離に置いて「サイクロン」に巻き込まれないようにして、さらに「ブレイザー」で「HP満タン攻撃力UP」の効果を得させ、一発20000以上の大ダメージで削っていく。通常と同様に、やはり「通常攻撃CT0」の効力を得ている状態が厳しいが・・・手早く倒さないとアイテムがどんどん無駄になってしまうので、きびきびと戦って撃破。
ちなみにこいつも一回目の行動でサイクロンを放ってくる。みんなゾディに憧れすぎだぜ。
そのうち、開始と同時にオーバーデスを使ってくるユウナレスカとかも現れそうだな。
◆ステージ99 オメガmk.XII
クリスタル・ピークにて三大裏ボスの最後の一角、古代兵器オメガmk.XIIと戦う。
場所はストーリーモード時で戦ったデボン・ザイレム・サじゃないけど、このマップもピカピカでいい感じだな。これぞファンタジー。
さて、トライアルでのオメガmk.XIIのHPは103,7069・・・通常プレイで登場した時と変わらない。なら同じ戦法で・・・と言いたいところだが、あの戦法はフェニックスの尾の消費量が88個と尋常じゃなかったので、そのまま適応することはできない。
と言っても蘇生に「フェニックスの尾」を使っていたのを「レイズ」に変えるだけ。インタ版でマシになったとはいえ単純な敵だから、同じような戦術しか通用しないんだな。
しかしこいつ、HPが100万ある上に弱点もなく、最初から「被ダメージカット」を得ている上瀕死で防御力3倍と非常にガッツがある。最初は魔法使い二人がデコイ・リバース状態になって戦っていたがバルフレアが殺される回数が多くイライラしてきたので、もうごちゃごちゃしたことはやめてアーシェとパンネロが全員をリバース状態にしながら戦う。更にアーシェは「ビブロスの骨」で、パンネロは「フェイスロッド」でオメガmk.XIIを殴る。これ、結構馬鹿に出来ないダメージを与えられるもんだよ。
そんなこんなでしばらく戦い続け・・・20分ほどでオメガmk.XII撃破。ふう。インタ版ではリバースがとても便利になったから、全員リバースの戦術もいいね。この場合は「リバースの魔片」の消費量も全く気にしないでいいし。
◆ステージ100 ガブラス+ギース+ベルガ+ザルガバース+ドレイス
いよいよここまで来た。最後のステージは、本編で登場したジャッジマスターが五人同時に襲い掛かってくる。ホントはジャッジマスターは18人とかそういう設定には目をつぶろう。
ストーリーモードでもおなじみのガブラス・ギース・ベルガ、そして物語中では刃を交えることの無かったドレイス・ザルガバース。彼ら五人との対決が、トライアルモードのファイナルステージだ。そしてそれは同時に、FF12の最後の面でもある。
初めて戦った時は二時間かけてステージ91-99をクリアしここまでやってきたが、あっけなく全滅してしまった。だが、それも当然のこと。敵を知らないのだから、負けるに決まっている。
負けるたびにステージ91からやり直し再挑戦して・・・それでも負けたりして・・・だが、それは決して無意味ではなかった。
というわけでいつもの、そして最後の敵語りモードに入ろう。
五人のジャッジマスターは、ストーリー上で登場したときとは全く違う能力を持っている。また、リバース状態の敵に通常攻撃を加えず、逆に回復アイテムで攻撃してくるという一種の"知性"を持っている。FF12の今までの裏ボス戦は「リバース」の維持が最重要課題であったが、この戦いは全く違った方向からのアプローチが必要となるのだ。
さらに、ジャッジマスター達はお互いを「エリクサー」で回復させる。HPは10万〜40万とばらつきがあるが、要するに非常に高く、速攻をかけられる値ではない。よって「ぐりぐりばんばん」で相手をウイルス状態にして回復行動を封じるわけだが、全員がウイルスに出来るわけではないので倒す順番を工夫しなければならない。
まずは、アルティマニアに載っているデーターからいろいろ考察してみた。全く、モンスターが五体も出てくるのに、FF12最後の裏ボスなのに、割かれているのはたったの1ページ+α。こういうところで微妙な出来なんだよな、FF12INTアルティマニア・・・。
敵のHPはガブラス34万、ギース12万、ベルガ38万、ザルガバース22万、ドレイス19万。
そして敵の主な行動も挙げておく。
ガブラス:物理攻撃。逆転状態の相手には「エクスポーション」で攻撃。
ギース:ST異常攻撃。逆転状態の相手には「エリクサー」で攻撃。
ベルガ:暗闇の追加効果を持つ打撃。
ザルガバース:空気。逆転状態の相手には「ハイポーション」で攻撃。
ドレイス:プロテガ、シェルガなどの補助魔法。逆転状態の相手には「ハイポーション」で攻撃。
まず最も重要なのが、お互いを「エリクサー」で回復させる関係である。これを無視して戦っていては、プロパゲーターをでたらめに倒していくよりも遙かにキリがない戦いとなってしまう。というわけで、まずそこから整理してみた。
(ガブラス⇔ドレイス⇔ザルガバース) (⇒ギース) ベルガ(回復無し)
かっこ内が"お互いを"回復させる関係(=ガ・ド・ザの三人は自分で自分を回復させることはしない)で、紫字はウイルス状態にすることのできる者を示している。決して戦隊物の交友関係の図ではない。
これを見ると・・・まずは回復をストップできるドレイスかギースかベルガを倒すのがいいだろう。さて、誰を最初に倒せばいいかであるが・・・絶対にギースである。「カーズ」等のST異常攻撃ももちろん厄介だが、最も恐ろしいのは、奴がリバース状態のこっちのメンバーに使ってくる「エリクサー」である。回復効果が逆転し一瞬でHP/MPが1の状態にされてしまい、他のジャッジが使ってくる回復アイテムの攻撃で何が起こったか理解する前に死んでしまう。アイテム攻撃はCT0なので、一瞬でもまごつくと蘇生させる暇さえなくあっという間に全滅させられてしまうのだ。ギースには何度も何度も苦渋を飲まされた・・・。だから、トライアルモード・ステージ100でのジャッジマスターとの戦いでは、絶対にギースから倒さなければならない。
が、ギースさえ倒せば相手の攻撃はそれほどは激しくなくなる。次は・・・リバース状態のキャラの体力を「エクスポーション」でガリガリと削ってくるガブラスを倒したいところであるが、ドレイスとザルガバースがそれを阻止してしまうので、順当にウイルスのドレイスから倒すことにする。HPも次に低いし、各種補助魔法も厄介だし。
・・・ドレイスを倒したところで、先ほどの図にもう一度登場してもらおう。
(ガブラス⇔ザルガバース) ベルガ(回復無し)
ガブラスとザルガバースがお互いをエリクサーで全回復させてしまう。これではスーパー泥試合となるので、まずは脳筋ベルガを倒すことにする。逆転状態の対象には何もしないうえ、バーサク状態にすればむしろ回復源にすらなってくれるベルガ・・・敵が多いと面倒なので、ここで消えてもらおう。
さて、ガブラスとザルガバースである。リバース状態になっていると行動を回復アイテムに限定できるコンビであるが・・・向こうはお互いをエリクサー回復させてしまうのでそのままでは勝てない。ここではザルガバースに睡眠が効くことに注目し、アーシェがザルガバースをインディコスリプルで眠らせながら、他キャラがガブラスを攻撃して倒す。
最後に残ったのはザルガバース一人。特に強力な攻撃もないし、もう余裕だろう。
・・・以上より、ギース→ドレイス→ベルガ→ガブラス→ザルガバースの順に倒すことに決定した。アルティマニアの推奨順序と全く同じ・・・まあ、当たり前と言えば当たり前か。
そして、戦闘中は基本的に全員をリバース状態にする。回復アイテムで攻撃されるとはいえ、相手の攻撃をそれに限定できるのは非常に大きい。ただしHPをなんとかして回復しないといつかは殺されてしまうため、ガンビットで自分を攻撃するように設定しておく。
具体的には、次のようなセットで戦った。
◆ヴァン (シカリ) フォーマルハウト / ダークショット デュエルマスク / ブレイブスーツ / エルメスのくつ 1.自分自身 - リバースの魔片 2.HP<30%の自分 - たたかう 3.味方一人 - フェニックスの尾 4.自分自身 - バブルの魔片 5.最もHPが低い敵 - たたかう 6.最もHPmaxが高い敵 - たたかう |
◆バルフレア (機工士) アルデバランY / ダークショット デュエルマスク / ブレイブスーツ / エルメスのくつ 1.自分自身 - リバースの魔片 2.HP<40%の自分 - たたかう 3.味方一人 - フェニックスの尾 4.MP<50%の味方 - ハイエーテル 5.自分自身 - バブルの魔片 6.最もHPが低い敵 - たたかう 7.最もHPmaxが高い敵 - たたかう |
◆フラン (機工士) ぐりぐりばんばん (→フォーマルハウト / ダークショット) デュエルマスク / ブレイブスーツ / エルメスのくつ 1.自分自身 - リバースの魔片 2.HP<40%の自分 - たたかう 3.味方一人 - リバースの魔片 4.味方一人 - フェニックスの尾 5.自分自身 - バブルの魔片 6.味方一人 - 万能薬 7.最もHPが低い敵 - デスペルの魔片 8.最もHPが低い敵 - たたかう 9.最もHPmaxが高い敵 - デスペルの魔片 10.最もHPmaxが高い敵 - たたかう |
◆バッシュ (ナイト) デュランダルA / 最強の盾 グランドヘルム / グランドアーマー / エルメスのくつ 1.自分自身 - リバースの魔片 2.味方一人 - リバースの魔片 3.味方一人 - フェニックスの尾 4.「逆転」の味方 - たたかう |
◆アーシェ (赤魔戦士) ビブロスの骨 / 最強の盾 サークレット / ローブオブロード / インディコ藍 1.味方一人 - リバース 2.ヴァン - デコイ 3.味方一人 - フェニックスの尾 4.味方一人 - レイズ 5.最もHPmaxが高い敵 - スリプガ 6.敵一体 - たたかう |
◆パンネロ (白魔道士) トロの剣 サークレット / ローブオブロード / エルメスのくつ 1.自分自身 - リバースの魔片 2.味方一人 - リバースの魔片 3.自分自身 - リバース 4.味方一人 - リバース 5.味方一人 - アレイズ 6.味方一人 - フェニックスの尾 7.「逆転」の味方 - たたかう 8.敵一体 - たたかう |
戦い方はこうだ。まずはヴァン・バルフレア・フランのオール突撃メンバーでギースを倒すのだが、その前にベルガをバッカスの酒でバーサク状態にする。ベルガは逆転状態の対象にあまり攻撃を行わないが、バーサク状態にすると普通に攻撃してくるので、こっちのメンバーの貴重な回復源になってくれる。もっとも、打撃には暗闇の追加効果があるのでいいことばかりとは行かないが・・・全滅するよりマシ。その後はぐりばんでギース→ドレイス、とウイルス状態にしてギースを集中攻撃する。ギースはHPが最も少ないのですぐに倒れてくれる。
ここまでが最難関で、あとは「エクスポーション」と「ハイポーション」しか攻撃がないので、全員のリバース状態を保ちながらもっちりと戦う。予定通りドレイス→ベルガと倒したらフランを引っ込めてアーシェを出し、「スリプガ」でザルガバースを眠らせながらガブラスを倒す。ここで重要なのは「最もHPmaxが高い敵 - スリプガ」でガブラスを狙ってスリプガを使用すること。ザルガバースを直接狙ってしまうと、一度眠らせた後はガンビットの"無駄遣い防止機能"によりザルガバースにスリプガをかけなおすことが不可能になってしまう。一方ガブラスは睡眠状態を無効化するので、ガブラスを狙ってザルガバースを巻き込めば、自動的にザルにスリプガを重ねがけすることができるのだ。
ガブラスを倒せば最後はザルガバース一人。ザルガバースは「全員のHPが20%以上かつリバース状態」ならば何も行動しない(とアルティマニアに書いてある)ので、メンバーをバルフレア・アーシェ・パンネロとして全員をリバース状態にしながら戦う。ここまで来ればもう魔法と打撃だけで戦えるため、魔片が尽きても大丈夫だ。逆に考えれば、ガブラスを倒すまでに全力を注いで良いということになる。
・・・よし、戦術が決まった。あとは戦うのみ!
ステージ91から順番に乗り越え・・・リバースの魔片50個、フェニックスの尾29個を残してステージ100に突入。装備やガンビットをすべて組み直し・・・準備を万端にして、FF12最後の敵との戦いに挑む。さあ、行くぜみんな!
ヴァンはヤズマット戦、バルフレアはヤズマット・オメガmk.XII戦を経てここにやってきたので、準備が万端には整っていない。その二人が魔片で自分をリバース・バブル状態にしている間に作戦通りフランはバッカスの酒でベルガをバーサク状態にする。これでもうベルガは回復役同然だぜ!
が、ジャッジマスターズに向かって行ったフランをさっそくギースのエリクサーが襲う。HP・MPが1となってしまい、次の瞬間ガブラスのエクスポーションでフラン死亡。いきなりかよ・・・。
フランを蘇生させ、手動でコマンドを入力しぐりぐりばんばんでギース・ドレイスをウイルス状態にする。その後はフランも銃に持ちかえ、ギースを集中攻撃。途中回復に余裕がなくなってきたので、エルメスのくつを外してバブルチェーンに変える。エリクサー→回復アイテムの即死コンボに苦しめられながらも戦い続け・・・ベルガの攻撃で全員暗闇状態になったりしながらも戦い続け・・・何とかギース撃破。ふう!
ギースを倒せば「エリクサー」でHPをいきなり1にされることがなくなるので、戦いは一気に楽になる。危なくなったら自分を攻撃してHPを回復すればいいしね。
さっそく万能薬で全員の暗闇状態を治療し(・・・正確には治療する余裕ができた・・・)、二番目にHPが低いドレイスにバンバン銃撃を加えていく。あっという間にドレイスは倒れ・・・次はベルガの番だ。
ベルガは生き残っている三人の中で最大HPが最も高いので、ガンビットを切り替え「最もHPmaxが高い敵」でターゲッティングをしていく。アルデバランY+フォーマルハウト*2の猛攻を受けあっという間にベルガも瀕死状態に。すると「瀕死防御力UP」でダメージ1/3カットの状態になった。厄介だ・・・。物資もそろそろ余裕がなくなってきた。バブルチェーンをエルメスのくつに付け替えたりもしたが・・・もっと、出来るだけ手早く倒したいな。
・・・ふと、思いつきでベルガをウイルス状態にしてみる。すると・・・やはり。「瀕死防御力UP」の効果が消えた!なるほど。ウイルス状態にして相手の「瀕死〜」系を発動させないっていう戦術もあるんだね!今初めて気づいたよ。かわりに「HP満タン〜」系が効果を発揮してしまうから一長一短だけど。
そんなこんなでドレイス・ベルガ撃破。残ったのはザルガバースとガブラス。作戦通りフランを引っ込め、アーシェを登場させる。あとはザルガバースを眠らせながらガブラスを倒すだけだが・・・前やった時はアーシェにヴァンのデコイ・リバース維持やら自身のMP回復やらをたくさんやらせていたから、スリプガが途切れてしまい失敗したんだよな・・・ということで慎重にやる。大体2ターンくらいでザルガバースは起きてしまう。そして起きたらエリクサーでせっかく削ったカブラスのHPが回復されてしまい/(^o^)\だからな。
ヴァンはデコイ・リバース状態になりながら攻撃、バルフレアはアーシェのMPを回復しながら打撃、アーシェはヴァンにデコイをかけながらスリプガ連打。その間に他の二人が撃ちまくる。ガブラスが一応エクスポーションで攻撃してくるが・・・1500程度のダメージ、今となってはどうでもいい。むしろ、物資が途切れるほうが恐ろしい。そんなこんなでヒヤヒヤしながらしばらく戦い・・・ガブラス撃破!よし!
残すはザルガバースのみ。こいつは全員がリバース状態ならなにもしてこないので、メンバーをバル・アーシェ・パンの三人にして、オメガmk.XII戦の時のように魔法使い二人が全員に「リバース」をかけながら戦う。やることがなく、あたふたしているかのように歩き回るザルガバースに総攻撃を加え・・・ザルガバース撃破。
・・・ジャッジマスターズ撃破!
やった!勝ったぜ!
ヒャッホウ\(^o^)/オワタ!
総挑戦回数は7回。なんだ、たった7回か・・・と言いたいところであるが、前哨戦のStage91-99をクリアするために2時間かかることを忘れてはならない。
ちなみにこの戦い、かなり途中でガンビットをいじったりして、FF12らしくない泥臭い戦い方をしてしまった。もうちょっと回数を重ねればスマートな戦術ができるかもしれないが・・・今の俺には、突破できたことがうれしすぎて、他のことを考える余裕がない。この戦い方のさらに進化したバージョンは、他の人に任せたいと思う。今後は「弱くてニューゲーム」の条件で低レベルに挑戦する人もどんどん増えてくるだろうしね。最初は「ゴーグルマスク」装備でくらやみをガードするといいかも。
最後に残った数はリバースの魔片5個、フェニックスの尾18個。どっちもかなりギリギリ。特にリバースの魔片はこの戦いだけで45個を消費したことになる。
いやー、強かったね、ジャッジーズ。さすが、FF12最後の裏ボス。今までの戦いとは別格の緊張感が味わえた。楽しかった。そして、熱かったよ。
あ、そういや「不滅なるもの」まだ倒してなかった。