低レベル+入店禁止クリアープレイ日誌
【第一話 ワールド・ワイド・オンエア】
◆動画 1-1◆
久々のFF12プレイ。今回の題名は・・・FF9で懐かしい「低レベル+入店禁止クリアー」だ。
元々、FF12で何らかの制限プレイをするのならば「入店禁止」をテーマにしようと決めていた。FF9で何度も繰り返した思い出からというのもそうだが、FF12の低レベル系やり込みを調べたところ、多くの人が「銃・計算尺禁止」「技禁止」「リバース禁止」「バブルチェーン禁止」などと、細々とした制限を行っていた。
FF9の時もそうだったのだが、俺はそういうのがあまり好きではない。やるならもっと大胆に。「リバース」を禁止するくらいなら、いっそ魔法を封印してしまえ。・・・そういうことを考えていると、自然に制限が決まった。以下が、今回プレイの制約事項である。
◆極限低レベル(1,2,2,3,3,3) |
・・・とまあ、ほぼ無制限だった前回までの低レベルプレイに比べて、かなり厳しめな内容となっている。
主要なアイテムの入手先が全て制限されているように見えるが、唯一ノータッチなのがトレジャー。よって、このプレイの方針は「ひたすらトレジャーを漁り、装備と消費アイテムを手に入れる」ということになる。今までおまけとしてしか捉えていなかったトレジャー・・・それがメインになるなんて、面白くなりそうじゃないか。
ということで久しぶりのFF12プレイ、楽しんでやっていきたいと思います!
そして今回初の試み。現在(2008年11月)では通信速度の高速化により、インターネットでの動画配信サービスが普通となった。そして、かつては稀にしかなかったゲームのプレイ動画も、今では一般的に見られるようになった。個人が気軽に自分のプレイをネットで公開し、様々な人のコメントを得られるようになったのである。
・・・が、実は俺はそういうのがあまり好きではない。大勢の人が集まってわあわあ騒ぐのはもちろん楽しくて良いことなのだが、それで本質を見失ってしまうこともある。具体的に言えば、FF8の特に制限の無いジャンクションなしクリアーの動画では、その大抵があまり勝率の高くない戦い方をしている。運勝負に持ち込まなくても、もっと良い戦術があるのに――!似たような事は、他のやり込み系動画でも何度も思わされたものだった。
まだまだ、動画配信におけるやり込みプレイの公開は、成熟していないのかもしれない。
さて。
俺は「こうしたほうが面白いのに」と考えたとき、それを見ているだけでなく実際に行動へと移すタイプだ。どういうことかと言うと、つまり・・・自分のやり込みプレイを動画で公開してみよう!と思ったわけである。ただしそれだけでは、俺が思うプレイ動画の悪さ(検索性が乏しい・時間が掛かる・背景が理解されづらい)をまるっきり踏襲してしまう。ならば、プレイ日誌と動画を同時連載すれば良いだろう。文章と動画の良いとこ取りをしようという考え方だ。
もちろん手間は掛かるが・・・それでも、やはり一度はネットのプレイ動画というものを自分でやってみたいのである。自分の動画に――自分のプレイにたくさんのコメントが付けられる喜びを、俺も味わいたいのだ。
ということで、サイト史上初となるプレイ日誌と動画の同時連載。是非とも楽しんでいただきたい。もちろん今まで通り、プレイ日誌だけでも読み進められるようになっているので、その点はご安心を召されよ。
ちなみに動画配信に使うのは、お馴染み「ニコニコ動画」である。アカウントを持っていない人はそろそろ取ってください。
というわけで導入がごちゃごちゃしたが・・・プレイ自体は楽しむのみ。さあ、今回も行くぜ!
序章のレックス編は、特に問題無く逃げ回って突破する。レックスの「ここは俺が食い止める!だから先に行け!」シーンでは、帝国軍兵士3人を「サンダー」+たたかうで撃破。これでサンダーの詠唱回数は、プレイ終了まで3回と確定した。あとはファイアとケアルしか魔法が使えないんだよね・・・。
まあここでは一切の詰まる要素が無い。装備も固定だし、アイテムもこの後の本編には引き継がれないし。
その後は、ヴァンの地下水路での秘密の特訓からスタート。相手はウェアラット*3。普通の低レベルプレイでは殴って倒すだけだが・・・このプレイではいきなり注意が必要となる。というのも「アイテム目的の雑魚敵との戦闘禁止」により雑魚敵のドロップアイテムを拾うことが禁止されていて、片手剣で倒した瞬間ドロップアイテムに触れると、いきなりリセットが確定してしまうのだ。
・・・後で調べた結果、この戦闘では絶対に敵はアイテムを落とさないらしい。しかし、このドロップアイテム禁止制――今後何度も俺を悩ませることになりそうだ。
◆動画 1-2◆
ということでラバナスタの街に出て、おつかいで「はぐれトマト」の討伐へ向かう。東ダルマスカ砂漠に出て、早速トマト野郎(ちょうどこんな色)と戦闘開始。適当に殴って撃破する。雑魚敵のウルフを呼び寄せてしまうと面倒だけど、上手く回避してトマトとの1対1に持ち込めば楽勝だな。
その後は街へ戻って、ヴェインの演説シーンを見る。最後の微笑みは・・・どうなんかね。上手く人心を掌握できたというほくそ笑みにも捉えられるし、占領地の人民に受け入れ平和を作っていこうという純粋な気持ちにも思える。今までヴェインは単純な悪役としか考えてこなかったが・・・今回プレイでは、後者の解釈で行ってみるか。
その後はイベントを進め、恐らく終盤で主力となる「最強の矛」のためダラン爺家前のトレジャーを華麗にスルーし、太陽石を集めるためギーザ草原へ向かう。
集落でパンネロを仲間にし・・・と、ここでアイテム稼ぎを開始する。今回のプレイではショップの利用が一切禁止されているうえに、雑魚敵への「盗む」もアウト。となると「稼ぎ」とは・・・当然のごとくトレジャー収集である。FF12では一部を除きトレジャー(他のシリーズで言う「宝箱」)は復活するため、何度も集めることができるのだ。今までこのトレジャーに注目した低レベルクリアーというのは見たことがない。だからこそ、トレジャーアイテムを活かせるような制限にしたのだ。
・・・しかしまあ、最大でも6個入手すれば良い装備品はともかくとして、「ポーション」「フェニックスの尾」などの必須系アイテムを手に入れるのが面倒過ぎる。また今回プレイでは一切魔法が使えないため、サポートは「ヘイスガの魔片」「リフレガの魔片」などの魔片に頼ることになるが、それらを大量に手に入れるのにも膨大な手間が掛かる。まったく、廃人殺しも良いところだ。
――まあ、そのような巨大な作業が必要なのは、プレイ前に織り込み済み。作業もゲームの一部分として、楽しんでやっていけばいいや。
ということでパンネロと一緒に、ダルマスカ砂漠とギーザ草原で稼ぎ始める。この時点での目標は、こんなところか・・・。
「ポーション」 90個
「フェニックスの尾」 10個
「ヘイスガの魔片」 5個
「ホーリーの魔片」 5個