低レベル+入店禁止クリアープレイ日誌

【第七話 アイス・ブリザード・マスター】

 ◆動画 7-1◆

 神都ブルオミシェイスで大僧正(何故か変換できた)アナスタシスに会い、ミリアム遺跡へ向かう。
 ・・・ここでの一大イベントは、何と言ってもアクセサリ「ファイアフライ」の入手。経験値入手を0にするという、明らかに低レベルクリアーを意識した効果を持っている。これを利用して初めて、雑魚敵からの自由なLP稼ぎが可能になるのだ。
 この時点でも東ダルマスカ砂漠などに戻り雑魚敵を倒し続け、HPアップなどのオプションを全て修得すれば、キャラクターを大幅強化することができる。LP不足で使えなかった装備品や魔法も習得可能になり、戦術が一気に花開くのだ。オプションライセンスでHPを1000ポイント底上げし、同時期に手に入る最強銃「フォーマルハウト」を先回りして手に入れてしまえば、もはやストーリー上に敵は居なくなる。

 ――このプレイでは「オプションライセンスの習得」が禁止されているため、残念ながら上記のような大幅強化は望めない。しかしながら、それでも全ての装備品を全員が自由に使えるというのは重要であり、マラソンで手に入れた多種多様な装備品もここで初めて使用可能になることが多い。
 やはり、LP稼ぎによって低レベルクリアーの戦術が花開くことには、全く変わりがないのである。

 ということで、今回もミリアム遺跡の入口からファイアフライのトレジャーを目指して、一心不乱にマラソンする。
 前回の低レベルプレイでは3つ集めるのに30分で済んだので、マラソン慣れしてる今回なら余裕!・・・と思いきや何故か3時間掛かったりもしながら、無事に「ファイアフライ」を三人分入手。東ダルマスカ砂漠に徒歩で戻り、ウルフとコッカトリスとサボテンを倒しまくってLP稼ぎ。その狩猟はパンネロに行わせる。パンネロは最初からこの役に使うつもりだったから、今までバトルでは使ってこなかったんだな。LP不足でLP稼ぎができません。お わ り 。・・・ではさみしすぎるかんね。
 ――数時間戦って、全員が全装備品装備可能+LP500ほどを獲得したところで稼ぎ終了。あとは足りなくなったら適時稼ぎに来よう。銃が使えない今回プレイでは、火力不足で雑魚敵を倒しながら進んでいくことはできない。だから、稼ぎは独立して行わなければいけないからね。


 さ、LP稼ぎを終わらせたところで、ミリアム遺跡の探索を再開する。
 各所でキモい顔像に追いかけられながらも銅像をグルグルと回す。途中で道を塞ぐボス「ヴィヌスカラ」と対峙(※動画への収録は、時間的都合から7-2となっております)
 ・・・HPが15138と低く、今までの低レベルプレイでは全く注目することはなかった。今回も大したことは無いだろうと思ったが、一応攻略本を見て戦術を立ててみる。
 こいつ、通常攻撃から特殊技まで全ての攻撃が物理攻撃であり回避可能なので、「ボーンメイル」で固めたうえで、「マインゴーシュ」「アイスシールド」「ヒスイのカラー」で回避を重視して戦う。ちなみにこのセットの場合、回避率は約61%。盾の性能がまだまだ低いものの、これくらいあれば積極的に回避を狙って行けるであろう。

 ちなみにヴィヌスカラ戦では、特殊フィールド「地場」が発生する。身に付けている装備品の"金属度"という内部値が2以上になるとATBバーの溜まりが極端に遅くなってしまうが、全員が装備している頭防具の「パイレットギア」は軽装備なので金属度0。「ボーンメイル」骨なので0。「ヒスイのカラー」も石("翡翠")なので0である。
 そしてサポート役のバルフレア・アーシェは「マインゴーシュ」を装備しているが、その金属度は1。またアタッカーのバッシュが装備している刀「備前長船」も金属度1である。別に狙っていったつもりは全く無いのだが、地場の影響を全く受けない構築となっているのだ。
 ――さあ、机上の理論はこんなもので良いだろう。戦うぜ!

 戦闘開始!基本的に戦術はバル・アーシェが攻撃を受け流しながら、バッシュがバーサク状態になって殴る。「バッカスの酒」、今まで手に入らないと思っていたけど、モスフォーラ山地のトレジャーから入手できるんだね。10個稼ぐのに1時間くらい掛かるのが難点だけど・・・。
 ・・・狙い通り、ヴィヌスカラの攻撃はそのほとんどが回避できる。仮に当たったとしても、攻撃の値が34しか無いため、防御力34の「ボーンメイル」の前ではノーダメージに等しい(FF12の基本的なダメージ計算式は「(攻撃力*1〜1.125 - 防御力)*(ダメージ倍率)」。FF9と似ているが、攻撃力が変動する点には注意)
 そんなこんなであっという間にHPを半分まで減らす。ヴィヌスカラの特殊技「ソードダンス」!どうせこれもザッコい攻撃なんだろ・・・?
 ・・・350ダメージ!うっそん!攻撃範囲が狭いようでバッシュには当たらなかったものの、アーシェが一撃で戦闘不能になる。うわっ!と思ったが、その次の瞬間の打撃ダメージ「12」で心を保ちなおした。「ソードダンス」が強いだけなら、これで一撃全滅しなければなんとかなるだろ。

 ここでヴィヌスカラはHP50%以下のモードに入り、「HP消費攻撃」を失う代わりに「回避無視」「カウンター」を得る。打撃力は相変わらず低いため、問題は無かろう。
 そうこうしてボコっているうちに、ヴィヌスカラの「クラウン」が攻撃役のバッシュに直撃する。そのダメージは・・・なんと904。うげっ、打撃がよわよわだから注目してこなかったけど、特殊攻撃はめちゃくちゃ強力じゃないか、こいつ!
 とにかく打撃が脆弱なことに救われながらも殴りつづける。あと一撃で倒せる・・・!というところで、2回目の「ソードダンス」。今度は全員に命中してしまい、バルとアーシェが350ダメージを喰らって退場。だが基本能力の高かったバッシュだけがHP11で生き残る。そのまま殴り、リーダーチェンジをしたところでヴィヌスカラ撃破!
 ふぅ・・・。HPと「攻撃」の低さに救われたが、もう少しそれらが高く設定されていたら相当な強敵になっていたはずだ。運が良かったようだな、うん。
 ちなみに後で気づいたのだが、「クラウン」は聖属性の攻撃であり、ちょうどボーンメイルの弱点を突かれていたとか。そうでなくても一撃で死ぬダメージだったけどね。


 ライフクリスタルに化けたクリスタルバグを魔法防御力で固めたバッシュで切り崩したりしながら、本日のメインディッシュ、召喚獣「マティウス」戦。
 今までの低レベルプレイでは味方を大幅に強化していったので、この戦闘が難関となることは無かった。しかしながら今回はHPアップのオプションを使用することができず、強力な銃も装備できない。要するに、低レベルのストーリー上そのままの状態で戦うのだ。まあ、それがやりたくて今回の制限を作ったんだけどね。
 ――マティウスに関して説明しなければいけないことは大量にあるが、こういうときは順番に語るのが道理。ということで、このサイトやり込み史上屈指の名勝負だった初代低レベルクリアーのゾディアーク戦に倣って、「敵の能力」「自分の装備」「戦い方」の順に語ってみることにしよう。

 まず対策しなければいけないのが、マティウスの象徴とも言える召喚獣特殊魔法「ブリザジャ」。全員が700ダメージを受けるため、棒立ちで喰らうと全滅してしまう。よって当然「アイスシールド」で半減して耐えなければならない。他に特殊攻撃で「凍天撃」というものがあるが、威力も同じで、ちょうど単体版「ブリザジャ」と言ったところだ。
 マティウスの通常攻撃のダメージは、HP重視で「ブリガンダイン」を装備したときで300、防御と力重視で「ボーンメイル」を装備したときで150ほど。どちらにせよ手痛いダメージであり、回避を上手に使ってダメージを軽減していく必要がある。
 次に、マティウスが得る能力について。初期状態では特に強力なオプションは無いが、HP50%以下で「ブリザジャ」を使いだすと同時に「通常攻撃ダメージUP」「魔法CT0」の能力を得る(アルティマニアには行動順が「ブリザジャ」→「連続魔」とあるが、実際には逆である)。更に瀕死状態になると「通常攻撃CT0」「瀕死魔力UP」が発動し、更にパワーアップする。ブリザジャのダメージも1.2倍となり、スリップの追加効果も相まって、下手すると一撃全滅の危険性すら存在するようになるのだ。
 またマティウスは、使い魔の「氷のアーゼ」5体と同時に出現する。こいつらは経験値を持っているため「ファイアフライ」の装備が必須となる。「ブリザド」で攻撃してくるのも嫌らしいが、なんと言ってもこいつ、マティウスに「ケアルダ」を使ってHPを回復させてしまう。よって、まずは氷のアーゼから倒さなければならない。

 このように、多種多様な攻撃手段を持つマティウス。それを迎え撃つこちらの装備であるが・・・まず上記のように、氷のアーゼからの習得経験値を回避するため、アクセサリは3人とも「ファイアフライ」を装備していく。「ヒスイのカラー」などはこの戦闘で極めて役立つはずだが・・・残念極まりない。
 また、サポートのバルフレアとアーシェはもちろん、アタッカーのバッシュも「ボーンヘルム」「ボーンメイル」で物理攻撃を重視していく方針は有り得ない。なぜなら初期HPだとマティウスの打撃で一撃死してしまうからである。よって、少なくとも頭装備はHPを230上げる「パイレットギア」で確定であろう。
 残った両腕には何を装備するか悩ましいところであるが・・・マティウスは「回避無視」の能力を得ないため、回避率の高い「マインゴーシュ」の装備が有用であろう。またその場合盾は、回避率も高く「ブリザジャ」を半減できる「アイスシールド」で決まりである。
 だがしかし、全員が「マインゴーシュ」+「アイスシールド」では、攻撃力が大きく不足してしまう。目的は攻撃を回避することではない。あくまで、敵を倒すことなのだ。ならばアタッカーのバッシュには回避と「ブリザジャ」への耐性を度外視してでも、攻撃力の高い「備前長船」を装備させるべきであろう。
 ・・・以上により、装備品・ガンビットは次のように決まった。


◆バルフレア (サポート)

マインゴーシュ / アイスシールド
パイレットギア / ブリガンダイン / ファイアフライ

1.味方一人 - フェニックスの尾
2.HP<60%の自分 - ハイポーション
3.HP<3000の敵 - たたかう
4.バッシュ - ヘイスガの魔片
5.目の前の敵 - たたかう
◆バッシュ (アタッカー)

備前長船
パイレットギア / ボーンメイル / ファイアフライ

1.味方一人 - フェニックスの尾
2.最もHPが低い敵 - たたかう
◆アーシェ (サポート)

マインゴーシュ / アイスシールド
パイレットギア / ブリガンダイン / ファイアフライ

1.味方一人 - フェニックスの尾
2.HP<40%の自分 - ハイポーション
3.HP<80%の自分 - ポーション
4.HP<3000の敵 - たたかう
5.バッシュ - バッカスの酒


 このプレイでは、制限によりオプションライセンスを取得しないように進める都合、ガンビットは最大でも5つまでしかセットできないことをまずはご留意いただきたい。
 ――そのうえで、装備品は上記の説明で解説した装備を、ガンビットはアイテムを節約しながら手早く相手を倒せるようにセットした。ぶっちゃけ戦ってみて分かったのだが、チンタラ戦っているとハイポーションが99個あっても使い尽くすため、節約&速攻撃破は欠かせないのである。
 ガンビット中の「HP<3000の敵 - たたかう」は、氷のアーゼを狙い撃つためのガンビットである。構築がやや複雑になっているが、要するにアーゼ撃破前は攻撃と回復だけを繰り返し(某母のオート戦闘と同じ)、5体を全て倒した後はバッシュをヘイスト+バーサク状態にして殴る形になっている。スペース的な問題でアーシェに「たたかう」を入れられなかったのは残念であるが、ここは発想を逆転させてサポートに徹することができたと考えることにしよう。
 また、前述の通りハイポーションは99個あっても不足するため、氷のアーゼの「ブリザド」やスリップによるダメージ(「ブリザジャ」の追加効果)などの軽微なダメージは「ポーション」で回復することにする。今回はベリアス戦での失敗のように、一人の味方に「ポーション」と「ハイポーション」を両方使ってしまうことも無い。

 サポート役の二人のHPはこの装備で大体500。しかしながら打撃で300ダメージを受けてしまうため、耐久力は見た目ほど高く無い。通常攻撃に対する防御という点では「ボーンメイル」のほうが遥かに優秀である。だが「パイレットギア」+「ボーンメイル」ではHPが400に達しないため、「ブリザジャ」で一撃全滅してしまう危険性があるのだ。それではいけない。バルとアーシェは何が何でも「ブリザジャ」に耐えたいので、多少の物理防御力は捨てていかなければならないのだ。
 またバッシュは「ブリザジャ」と「凍天撃」を受けると一撃死するが、反面攻撃に集中することができた。また打撃に限って言えば、「ボーンメイル」のおかげで耐性はかなりのものである。大体こんな感じで、サポート役とアタッカーが上手く区別できたはずである。

 ・・・うむ!自分でもびっくりするくらいに長くなったが、大体戦術はこんな感じで良いだろう!
 ということで、さっそく戦ってみることにする。


 行くぜ!まずは作戦通り、マティウスを取り囲む5体のアーゼを集中攻撃する。アーゼは通常時に「ブリザド」、魔法を詠唱する相手には「スリプル」、HPが50%以下のマティウスには「ケアルダ」を使うが、この条件下では「ブリザド」のみを意識すれば良い。またブリザドの攻撃力は25だが、こちらの頭防具(パイレットギア)の魔法防御力は23。しかもそれを「アイスシールド」で半減するため、ダメージは微々たるものである。この時点ではマティウスもゆっくりとしたペースで打撃と「スロウ」「リフレク」を繰り返してくるだけなので、全く恐るるに足らない。
 ・・・強いて言うのならば、氷のアーゼは雑魚敵扱いであり、倒すと一定確率でドロップアイテムを落していく。このプレイではその入手が禁じられているため、漫然と戦っていてアイテムに触れてしまい「GINYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA(以下略)となってしまったことが何度かあった。一瞬たりとも油断は許されぬ。

 そんなこんなで5分ほど戦い、氷のアーゼを全滅させる。さあ、行くぜ!バルフレアが「ヘイスガの魔片」、アーシェが「バッカスの酒」をバッシュに使い、一気に攻撃のペースをアップさせる。回復アイテムにも余裕が無いし、速攻で勝負を決めてやるれ!
 マティウスの打撃では連撃が発生しないため、この時点ではバッシュに「凍天撃」が命中した場合以外、戦闘不能になる要素は一切無い。そういうわけで攻撃を回避できずダメージを受けた味方を、着実に「ハイポーション」で回復しながらダメージを与えていく。
 そしてHPを削っていき、半分を過ぎたかと思ったところでマティウスの「連続魔」。これで「魔法CT0」の能力を得る。すると次は・・・来たっ、マティウスの「ブリザジャ」!予定通りバルとアーシェが半減して350ダメージで耐え、バッシュが戦闘不能状態になる。

 この先、マティウスは一定間隔で「ブリザジャ」を放ってくるようになるが、特別戦い方は変化しない。まだまだ攻撃ペースがゆっくりであるためだ。
 ただ「通常攻撃ダメージUP」の効果で打撃でも400近いダメージを受けるため、「ブリザジャ」の追加効果でスリップ状態に陥っていると一撃死してしまう危険性もある。そのため、回復はしっかり行わねばならない。また「魔法CT0」で瞬時に放ってくるようになる「凍天撃」であるが、肝心のダメージ発生速度が遅く、回復アイテムでの割り込みも可能なので、やはりバッシュに当たって即死する場合以外は全く問題が無い。
 ――そうやって戦っている間に、いよいよマティウスが赤く点滅して最終モードに入る。前述の通り瀕死状態のマティウスは「通常攻撃CT0」「瀕死魔力UP」を得て一気に強化される。ここで手間取り、アイテム切れで負けてしまったことが何度もあった。ここからはいかに相手の攻撃を回避できるか・・・?それが問題となるのだ。

 瀕死状態になった瞬間に、洗礼のつもりか「ブリザジャ」が飛んでくる。この先のブリザジャは約850ダメージで、アタッカーのバッシュは当然死ぬし、サポートの二人もHPが満タンでないと危ない。・・・案の定、スリップでHPが減っていたアーシェも死んでしまい、生き残ったのはバルフレア一人。そして全く隙の無いマティウスの通常攻撃がバルフレアに襲いかかる!・・・が、見事回避!よっしゃあ!だがここで喰らっていたら、3人死亡でリセットを余儀なくされるところだった・・・。
 そのまま3回連続でマティウスの攻撃を回避し、その隙に一気に態勢を立て直す。行動12回間隔の「ブリザジャ」というのはこの状態では恐ろしく短いと言って良い。単純に言えばヤズマットの「サイクロン」の3倍の頻度なのだから。回復にまごついていると、すぐに次の「ブリザジャ」で崩されてしまうのだ。最終モードのゾディの「ダージャ」は更にこの1.5倍のペースだけどな!
 時々来る「凍天撃」は、所詮単体版の「ブリザジャ」。もはや完全なる回復チャンスである。

 ・・・そうして戦い続け、「ブリザジャ」で何度か危ない状況に立たされたものの、いつも物理攻撃を回避して首の皮一枚で繋がる。装備品による回避確率45%を、果たして高いと見るか、低いとみるか・・・?しかし、それに頼るしかないのが現実だ。
 また、相手のHPが残り1割ほどになったところで、「ヘイスガの魔片」「バッカスの酒」による補助を切り、回復・攻撃だけを行いながら戦うようにする。・・・というか、氷のアーゼを攻撃する際のガンビット「HP<3000の敵 - たたかう」が今更働き出して勝手にそうなったと言ったほうが正しいのだが。ただ、この方針は間違っていない。残り相手のHPは3000なのだから、どうせすぐ殺されるバッシュのために補助を使うくらいならば、一発でも多く敵に打撃を与えたほうが得策である。
 そんなこんなで、瀕死状態になってから何と「ブリザジャ」を4回も受けたが、バッシュの一撃が炸裂し・・・マティウス撃破!


 よっしゃあ!久しぶりに画面の前でガッツポーズを取ってしまった戦いだった。挑戦回数は、テストプレイも含めると10回を超える。リセット回数こそ少なめと言えるが、トライ&エラーを繰り返し、少しずつ戦術を塗り替えていく様は、まさにやり込みプレイに相応しかった。
 アイテムは「ポーション」を42個、「ハイポーション」を92個、「バッカスの酒」を15個、「ヘイスガの魔片」を9個消費。アイテム的にもギリギリの大激闘となった。
 ・・・この時点の召喚獣戦でここまで全力だと、一体今後はどうなることやら・・・。

 ◆動画 7-2◆
 (編集上の都合により、「ヴィヌスカラ戦」はこのパートに収録しております)

 次はブルオミシェイスへ戻り、ボス「ジャッジ・ベルガ」戦。どうせこいつなんてHP17200しか無いしリフレクで魔法を跳ね返せば勝てるだろJK...と舐めてかかって行ったら見事に全滅させられたため、しっかりと戦術を練ることにする。
 まずベルガについて語りたいことは、ベルガの体からミストが噴出するシーンをサムネにしようとしたもののカビが生えているようにしか見えず断念したことだが、そんなことはプレイ日誌に全く関連が無いのでスルー。ベルガは魔法攻撃を主体として攻めてくる印象が強いものの、実際にはそれは終盤のみであり、通常時には打撃も使う。この打撃は「ボーンメイル」を装備していても200ダメージを受け、しかも連撃が発生するため一撃で状況を崩される危険もあるのだ。
 また、ベルガのお伴として「ジャッジ」*3が現れるが、そいつらも苦しい。経験値を持っているため、またしてもアクセサリが「ファイアフライ」に固定されてしまうもそうだが、時折使ってくる範囲物理攻撃「アクアハリケーン」が凶悪で、全員が150ダメージを受けるうえに、回復アイテムなどの一切の割り込みが許されない。物理攻撃なので回避は可能だが、これで受けた損害の回復に手を煩わせているうちにベルガの攻撃が来ると、かなり苦しい情勢となる。
 ジャッジは物理攻撃こそ脆弱であるが、HPが3179もあるうえに、こちらの物理攻撃を43%の確率で回避してしまう。それが3体もいるので、とにかく厄介なのだ。

 こちらの行動パターンは、ジャッジを全滅させるまで通常攻撃→ベルガのみになったらリフレクを貼る・・・などという手の込んだことはしない。最初から全力で行かないと殺されるからだ。というわけで「リフレガの魔片」を稼ぐために一度ナム・エンサまで遠征し(チョコボ屋のガーディが空中退避していてため徒歩で、リフレガの魔片を10個入手する。更にハイポーション・フェニックスの尾も再びトレジャーから大量生産。店で買えば、一瞬で99個集まるのにねぇ・・・。
 装備は前回と同じく、バル・アーシェがマインゴーシュで攻撃を受け流し、バッシュは刀でザクザクと斬っていく感じで。これでいいだろう、行くぜ!

 戦闘開始。まずは雑魚のジャッジから攻撃を加える。前述の通り回避率が高いので速攻撃破は難しいが、最初から「リフレガの魔片」で味方を守っているため、時折使ってくるベルガの魔法が良いダメージ源になってくれる。数が1体ずつ減るごとに格段に楽になっていくので、勝負は最初である。――いかに相手の攻撃を回避して、こちらの攻撃を当てるか。そこで何回か失敗しながらも進め・・・運良く全員を倒すことに成功!そこからベルガを責め始める(一発変換)
 皆さんご存じの通り、ベルガはHPが30%以下になると魔法を連発してくるが、そうでなくても通常時からそこそこのペースで全体魔法攻撃を行ってくる。しかしながら、それさえ跳ね返しで防ぐことができれば他に危険な攻撃は無いため、連撃で一人が殺されたとしても容易に立て直すことができるのだ。
 たまに跳ね返した魔法が相手の盾で回避されたり、ドンムブガで攻撃を封じられたりしながらも削り続け・・・いよいよ「連続魔」(魔法CT0)を使ってくるモードに。これこそこちらの思う壷である。バリバリ魔法を跳ね返していき・・・瀕死で全体防御率33の状態に入るが、魔法ダメージは1/3にされないので続々と追加ダメージを与える。
 みるみるうちにHPは減っていき・・・ジャッジ・ベルガ撃破。ふぅ。思ったより強かったぞ。


 ・・・何でもない3体のボスを扱ったつもりが、何故か裏ボス攻略レベルの長さになってしまった第七話。
 さて、次話の収録はどこまでにしよう・・・。区切りの良さで言えばドクター・シド戦までがベストだと思うけれど、また長くなりそうで嫌だな・・・。

 

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