低レベル+入店禁止クリアープレイ日誌

【第九話 クリスタル・コア】

 ◆動画 9-1◆

 さあ、次はいよいよ古代都市ギルヴェガン!ストーリー的にもバトル的にも最高潮クライマックスという感じだ。
 ここで戦うボスは「ラフレシア」「ダイダロス」「タイラント」、そして3体目の召喚獣「シュミハザ」。どいつもこいつも一筋縄ではいかない奴らばかりだが、果たして戦いの行方は・・・?そして、新たなフィールドで手に入る装備品の強さは・・・?
 ――プレイ日誌も終盤に入った第九話。さあ、今回も俺に付き合ってくれ!


 前回の続き・ドラクロア研究所クリア後ということで、港町バーフォンハイムからスタートする。シナリオ的には、ギルヴェガンを目指して幻妖の森へと向かうパートだ。
 ・・・実は、ここでオープンされる新フィールドは無い(幻妖の森深部には、ラフレシアを倒さないと行けないし・・・)。ということで爆発的な戦力強化は望めないのだが、それでも入手可能なアイテムは出て来ているので、それを余すことなく集めて今後に備える。
 まずは、バーフォンハイム民家のトレジャーから「血塗られた盾」を入手(ダイヤ装備で10%)。回避が90もある究極の盾であり、盾の性能を上げるアクセサリ「ガントレット」と組み合わせれば、回避可能な攻撃全てを避けることができる。この先「喰らう=リセット」というレベルの全体攻撃が数多く現われてくるが、それに対抗する最終手段として使うことができる。まあデメリットとして毒・スロウ・スリップ状態を負うため、気軽に使用できないのが残念であるが・・・。
 次に世界各地の飛空艇定期便を回り、キャビンチーフのイベントを終わらせて「守りの指輪」を手に入れる。メインであるリジェネの追加効果は、その回復量が「『1〜自分のレベル』の範囲でランダム」となっているためまるでダメ。むしろ、物理防御+6/魔法防御+5という基本能力の方を活かしていくべきだ。

 ・・・うん!これで主だったアイテム収集は終わり。この時点から始められるものとして有名なコッカトリス逃亡イベントは、実はモブの「ニワトリス」を倒さないと起こらないため、今回プレイでは行うことができない。今までモブ討伐を制限したプレイなんてやったことなかったしなぁ・・・。
 他にもハントループは、ロクなアイテムが無いモンスターを倒して装備品を得るというシステムが制約である「アイテム目的の戦闘禁止」に抵触してしまう恐れがあるため、今回は封印して行くことにした。まあ有っても無くても大して変わらんがな。
 ――ということで、後は消費アイテムを補充して準備完了。さあ行くぜ!俺もギルヴェガンへ向かう!追って行く空族っ!


 ラバナスタからチョコボを使って南下し、ゴルモア大森林を通って幻妖の森へ。最初にトラップを踏みながらも進み、奥で第一のボス「ラフレシア」戦。
 こいつ、「ドンアクガ」「スリプル」「タクシク」などの厄介なステータス魔法を使ってくるが、沈黙が有効なため、まずはメイジマッシャーで魔法を封じてしまう。そうすれば雑魚敵を召喚する「仲間呼び」も使えなくなるため(まあ沈黙してるしな)、後は回避可能な攻撃を繰り返すだけの木偶デクとなるのだ。
 他にも、フィールドの異常空間でMPダメージを受けたり、特殊攻撃が追加効果を持っていたりもするが・・・そんなことはどうでもいい。攻撃が回避できるヤツに強い奴は居ない。これはFF12の終盤では、常識と言っても良い事項であろう。
 ・・・ということで、「ヒスイのカラー」などを装備し、数回戦ってサクッと撃破。ま、こいつは大して強くないことが分かってたけどね。

 その後、幻妖の森の深部へと進んでいく。まずパンネロにベリアスを召喚させてギルヴェガンへの扉を開けセーブ、少し戻ってアイテム収集を行う。
 ここで重要なのは、2枚目の「血塗られた盾」、そして高い攻撃力と優秀な追加効果を持つ「デスブリンガー」攻撃力90に即死10%は強すぎるだろうJK・・・。モンハンで言うなら、攻撃力350・会心15%・毒450の片手剣が天素材無しで作れるようなものだ。まァ低レベルだと物理ダメージは少なめだから、そこまででも無いんだけど。


 ということで、いよいよ古代都市ギルヴェガン!入り口となる「水の門」でヴァンたちを待ち受けるのは、本日第二のボス「ダイダロス」
 アルティマニアで軽く調べたが、どうやら途中で「回避無視」「通常攻撃CT0」を得る物理タイプの敵であるそうだ。とはいえアンデット特性を併せ持ち、回復手段がダメージ攻撃として通用してしまう。しかもHPはたったの65644。なんだ、「ほろろの根付け」で強化したエクスポーション28回で倒せるじゃん!
 これは意外と楽そうだな。さっそく戦ってみたのだ!

 まず、ダイダロスは最初に必ず「ヘイスト」を使うため、こちらも負けじと「ヘイスガの魔片」「リフレガの魔片」「レビテガの魔片」を使う。ヘイスガは、打撃でダメージを与えるバッシュへの支援になるし、リフレガ・レビテガは、それぞれダイダロスの使う「ダーク」「ロッククラッシュ」への対策となる。
 その後に攻撃を開始する。CT0のエクスポーションが炸裂し、どんどんダイダロスに2400ダメージを与えていく。あっという間にHPが80%以下となり、ダイダロスの「ダーク」。リフレガで跳ね返して無効化する。まァ多少相手のHPを回復させてしまうが、それくらいは仕方無い。
 続いて、ほぼノータイムでHP60%時に使う「ロッククラッシュ」。これは土属性攻撃なので、レビテト状態なら無効化できる。そのままどんどん2400ダメージを重ねていく。この頃からダイダロスは「回避無視」の能力を得るが、打撃のダメージは500程度なので、ちゃんと回復をしていけば全く問題が無い。
 そのままダメージを与え続け、HP40%モード時の「コルドブレイク」。今度はオプションの効果で回避不能だが、これ氷属性を持っているため、アイスシールドで半減すれば350ほどのダメージに抑えられる。うん、これも問題無し無しナッシング。
 ――さァ、あと一息だぜ!エクスポーションを連射し、いよいよ赤光りする瀕死状態に持ち込む。ダイダロスの「大暴れ」全員に1500ダメージ!全滅ッ!



 ( ゚д゚)




 (゚д゚)



 いや・・・なんというか・・・その・・・1500ダメージはねェだろ。低レベルだと素のHPが約100、それに「シャコーハット」「ミラージュベスト」装備で350+800プラスされる。つまり「1500」「100+350+800」の大小を比べれば良いわけだが・・・まあ小学三年生くらいの問題だろう。無理。死ぬ。
 耐えるのは無理なら「当たらなければ(ryと言いたいところである。しかしオプション「回避無視」のせいで、盾によって「大暴れ」を受け流すことができない。攻撃範囲も円10と広く、多くの場合メンバー全員が巻き込まれてしまう。バッシュに弓を打たせて位置調整をしてみたが、都合良く範囲外に出れるはずも無かった。
 そして追い打ちを掛けるように、最終モードのダイダロスは「通常攻撃CT0」を得ている。基礎能力が高いバッシュに「守りの指輪」を持たせたところ、一回だけ「大暴れ」に耐えられることもあったのだが、即座にダイダロスの通常攻撃でピキュンしてしまった。これでは焼け石に水・・・。

 一応勝つだけならば、「大暴れ」の直前に手動でキャラを退避させたり、サブメンバーを一人ずつ出して「エクスポーション」で攻撃すれば倒せてしまうだろう。
 しかしながら、それを俺はやりたくない。今回プレイの一つのテーマとして「動画を意識する」というものがある。俺は、FF12の面白みはガンビットによる自動操作にあると思っている。だから強敵でも、可能な限り手動の要素を少なくしたいのだ。チャカチャカと装備品を変えているFF12動画って面白い?つまりは、そういうことだ。
 ――やり込みを面白くするのは「自主規制」。ダイダロスも、できる限りはガンビットだけで倒してしまいたい。そういうわけで、上記のアイデアは没となった。


 ・・・さァて、どうするか・・・。
 エクスポーション作戦を何度か繰り返してみたが、やはり瀕死になったと同時に「大暴れ」を食らって全滅してしまう。うーむ・・・ダイダロスには混乱が有効であるが、このプレイでは生憎とそれを掛ける手段が存在しない。他にも、ターゲッティングされたキャラが次々と戦闘不能状態になって「大暴れ」をキャンセルさせ続けることも考えたが「ヤズマットハメ殺し作戦」の応用)、このプレイでそこまでの構築は至難の業であろう。
 そして何らかの手段で「大暴れ」を乗り切ったとしても、その後に残ったダイダロスは「通常攻撃CT0」「回避無視」「瀕死攻撃力UP」の能力を得ている。打撃で800〜900ダメージ・回避不能・瞬時・連撃率28%という壮絶な殺し状態であり、エクスポーション5発を使うことすら難しいであろう。
 ――なら、作戦は決まりじゃァないか。つまり、「大暴れ」を使われる前に倒すッ!

 と言っても、それが難しいんだけどねェ。
 まずバッシュに「最強の矛」で攻撃させてみたが、何のことはない。「瀕死防御力UP」に阻まれティウンティウン。物理防御力が3倍では、強引に押し切るのは無理・・・。
 続いて、攻撃アイテムに「エクスポーション」ではなく、「ホーリーの魔片」を使ってみることにした。ダメージは1000程度と少ないが、派手なモーションによって大きな遅延時間を発生させられるのが魅力。その間に「最強の矛」での攻撃を繰り返せば、ひょっとするとHPを削り尽くせるかも知れない。
 早速やってみる・・・。開始と同時にバッシュを3倍モードにし、ホーリーの魔片を連打しながら突貫を繰り返す。すると、最初何故か「ホーリーの魔片」が3連打できた。あれ、魔片を使ってるのは2人だけのはずなのに・・・?
 この理由はすぐに分かった。HP<80%の「ダーク」を使うために、ダイダロスが最初に入力した「トライアタック」をキャンセルしたためだ。
 その後も矛で2000ダメージを与え続け、一気にダイダロスを瀕死状態まで持っていく。ここでダイダロスは驚くべき行動に出る。瀕死状態になったが「大暴れ」では無く、40%以下時の「コルドブレイク」を構えているッ!どうやらダイダロスは、HP減少毎に使ってくる特殊行動をキャンセルしないようだ。
 これはチャンス!と矛で突き続けるが、バッシュのバーサク状態も切れてしまい、もう一息のところで「大暴れ」により全滅させられてしまった。
 ふゥ・・・。

 その後何度かやってみたが、いつもあと僅かのところでやられてしまう。つまり「ダメージが足りない」のだ。だがこの戦術だとお互いの行動はほぼ固定となるため、攻撃回数を増やすのは難しい。バッシュの超連撃に期待する手もあるけど・・・いや、待て。「ホーリー」は聖属性。なんだホーリーロッドで強化できるじゃないか。
 ・・・ということで、徒歩でラバナスタまで戻り、そこから飛空挺を使ってバーフォンハイム→セロビ台地と移動。再びセロビマラソンを開会して「ホーリーロッド」を2本入手。逆順を辿ってギルヴェガンへ戻る。なに、3時間くらい掛かったけど、ボスを倒すためならなんでもないことだZE★
 更に戦闘メンバーとしてバルフレアでは無く、魔力の高いヴァンを久々に起用。・・・これで準備は整った。

 戦術が決定したので、再びダイダロス戦へ。やることは簡単。とにかく「ホーリーの魔片」で行動を遅延させながら、バッシュが物理攻撃を加え続ける。ダメージ乱数やダイダロスの初撃にも影響されるが、上手く行けば「大暴れ」が来る前にHPを0にすることができるハズ。
 ・・・最初の物理攻撃でバッシュが倒されたりして何度か失敗したものの、いったんハマれば面白いくらいにバッシュがHPを削っていく。「ダーラ」は跳ね返し、「ロッククラッシュ」はレビテトで回避。「コルドブレイク」は回避不能なのでバッシュが倒されてしまうが、残りの2人が耐える。
 ――さァ、「大暴れ」が来るッ!当然その前にヴァン・アーシェは「ホーリーの魔片」を入力していた。残り2発・・・どうだ、行けるか?
 まずはヴァンがホーリーを使い、アーシェもそれに続く。渾身のダメージは1436・・・ダイダロス撃破!

 うおっしゃしゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
 強かった・・・マジでこいつは強かったぞ・・・!
 あとほんの少しでも体力が高く設定されていたら、最後の魔片でも削りきれずに敗北していただろう。それくらいギリギリの戦いだった・・・。

 ◆動画 9-2◆

 ダイダロスを倒したので、次はギルヴェガン内部へと進む。雑魚敵が強烈なので一気に走って逃げ、「火の門」へと到着。第三のボス「タイラント」戦だ。
 こいつ、180428という前代未聞のHPを持ち、物理攻撃面では「回避無視」得ており、魔法攻撃面では「貫通グラビガ」「ファイガ」「サンダガ」「ブリザガ」「ダーラ」などを使ってくる。こう書くといかにも厄介な敵に思えてしまうが・・・行動のペースが遅い上に威力も低く、恐るるに足る敵ではない。つまり体力バカだ。
 一応、「最も近い敵」に攻撃する特性を持ち、氷属性が弱点なので、バッシュには弓と氷属性の矢を装備させていった。工夫したことと言えばそれくらいで、後は適当に殴ったのみ。こんなやつに「リフレガの魔片」を使うのも勿体ない・・・。もう弱いので省略。それでいいじゃん。


 そんなこんなでタイラントを倒し、いよいよ「クリスタル・グランデ」への道を開く。ネットでは散々な評価なんだけど、ここ好きなんだよな〜!冒険感とか、BGMとか・・・!
 まずはシナリオ通りに下層部を目指す。道中で「黒の仮面」「白のローブ」「ホーリーランス」を回収し・・・最深部「クリスタル・コア」にてセーブ。さあ、ギルヴェガン攻略もいよいよ大詰め、「風の門」にて召喚獣の「シュミハザ」戦だ!
 こいつ、「グラビジャ」とか「クラウジャ」などの特殊魔法を使って来ないため、今までは特に印象の無い召喚獣だった。しかし戦ってみて分かった・・・こやつ、できる!
 ということで、その強さと対策を順番に解説してみることにしよう。今回もクソ長ェ・・・。

 まずシュミハザの特徴の一つに、武器が「ボウガン」だということがある。要するにどういうことかというと、シュミハザの通常攻撃は「回避不能」「クリティカルあり」「射程が長い」という3つの性質を持っているのだ。クリティカル率は20%であり、それが発生した場合はダメージが2倍となる。通常攻撃のダメージ幅が非常に大きいわけだ。更に加えて、「CT1」「ウイルスの追加効果(5%)の効果も存在する。
 このように、シュミハザの通常攻撃には非常に多くの特性が存在し、安定した対策を練るのが難しい。打撃を繰り返されるだけでピンチになることも十分有り得るのだ。

 そしてシュミハザも例によって、残りHP次第で攻撃パターンを変化させる。
 軽く整理してみると、以下のようになる。

◆シュミハザ HP91136
オプション:『リフレク貫通』『回避無視』『バリアチェンジ』
--------------------HP100%--------------------
「サイレガ」「アスピル」
--------------------HP80%---------------------
「ショック」「サイレガ」「アスピル」
--------------------HP60%---------------------
『被ダメージカット』
「ショック」「クラウダ」「フレアー」「サイレガ」(-「アスピル」)
--------------------HP40%---------------------
『通常攻撃CT0』
「ショック」「クラウダ」「フレアー」「サイレガ」
--------------------HP20%---------------------
『瀕死攻撃力UP』『瀕死防御力UP』『魔法CT0』
「ショック」「クラウダ」「フレアー」「サイレガ」
--------------------HP0%----------------------

 よく分からないと思う。俺もよく分からん。
 まあ注目すべきことは一つだ。最終盤において、攻撃面では「通常攻撃CT0」「魔法CT0」が、防御面では「被ダメージカット」「瀕死防御力UP」が発動していることである。どういうことかというと、物理攻撃も魔法攻撃も瞬時に使い、物理ダメージは約1/4まで軽減されてしまうということだ。
 各種魔法の威力も異常に高く、「ショック」は単体1300、「クラウダ」は全体1300、「フレアー」は単体1500の威力を持つ。物理攻撃も瀕死状態では500ダメージを超え、クリティカル時は4桁ダメージに達することさえある。とにかく攻撃が速く威力も高いので、いきなり状況を崩されてしまう危険性が大きいのだ
 瀕死がいくら強かろうと、あと20%削ればいいだけだろJK・・・と言いたいところであるが、二つの防御系オプションによってダメージは7/30にまで軽減されてしまう。つまり瀕死状態で与えるべきダメージは20%*30/7全体の85.7%・・・平たく言えば78116だということだ。
 ――要するに、シュミハザは攻めも守りも堅実であり、これと言った行動パターンや隙も無いため、安定して戦い続けることが非常に難しくなっているのだ。

 さて、こちらの対策である。
 まず多数の特性を持つシュミハザの通常攻撃への対応であるが、避けられないのでどうしようもない。ダメージが蓄積して魔法で倒されてしまわないよう、すぐにエクスポーションで回復する。ウイルスの追加効果も厄介なので、即座に「ワクチン」で解除する。ワクチンの備蓄が1個しかなかったため徒歩でラバナスタ以下略
 そして魔法攻撃であるが、「サイレガ」「アスピル」には特に対策は必要無い。ってか隙。強力なのは「ショック」「クラウダ」「フレアー」で、どれもまともに食らうと確実に一撃死できる。特に「クラウダ」は全体攻撃であるため、非常に危険である。実はFF12では、「回避無視」を持つ敵でも魔法なら回避可能なので、「ベネチアプレート」の25%に懸けていく手もあったが・・・「回避失敗しちゃった。テヘッ☆」「全滅」という悲劇が何度もあったため、無難に「シェルシールド」で耐える方法を採用した。
 「シェルシールド」さえ持っていれば、「ショック」「クラウダ」のダメージを1000程度まで抑えることができ、HPの回復さえしっかり行っていれば、安定して堪えることができるのだ。さすがに「フレアー」では倒されてしまうが・・・バルフレアには「暁の断片」を持たせることで、それにも耐えられるようにする。
 また、アタッカーのバッシュは「最強の矛」を装備していくため、片手に「シェルシールド」を持つことができない。よってバッシュについては魔法攻撃に耐えることを度外視し、「ドラゴンアーマー」「守りの指輪」で物理防御を固めていった。これで打撃のダメージを他キャラの1/2以下にまで軽減することができる。
 ・・・ちなみに、残ったアーシェのアクセサリは「リボン」。クラウダのスリップ、サイレガの沈黙、打撃のウイルスを無効化できるので、回復に要する手間を減らせるのはもちろん、相手に恒久的に「サイレガ」を使わせ、隙を作り出すこともできる。


 まあごちゃごちゃと書いてきたが、要するに必要なのは気合である。明確な対抗策を組み上げるのが不可能である以上、ある程度まで戦える戦術を練ったら、後は運と気合に全てを懸けるしかないのだ。個人的には、そういうのあんまり得意じゃないんだけどな・・・「河童のポロロッカ」「グレイソーマタージ」苦手だし・・・。
 ――というわけで、シュミハザ戦。何度も何度も戦い続ける。やはりとにかく最後がきつい。「通常攻撃CT0」は、元々打撃のCTが1であることからそれほどまで問題は無いのだが、「魔法CT0」が極悪。特にバッシュ確実死&バル/アシェ大ダメージ「クラウダ」がノータイムで飛んでくるのは凄まじい脅威で、それがきっかけで何度も何度もな・ん・ど・も!全滅させられてしまった。仮に生き残ったとしても、打撃の威力とペースが凄まじいため、態勢を再度立て直すことは非常に困難である。
 だが、諦めずに挑戦し続ける・・・。

 もう何回目か分からない・・・けど、俺は行くぜ!
 序盤。序盤のシュミハザは「クラウダ」どころか「サイレガ」「アスピル」しか使わないため、一切の負ける要素が存在しない。普通に回復しながらボコスカ殴る。すると80%以下で「ショック」を使うようになるが、これも「クラウダ」の単体版であり、恐るるに足らない。
 ということで更に殴り続ける者たち。HP<60%になると、「フレアー」を使った後に「ショック」「クラウダ」「フレアー」「サイレガ」という四大魔法のパターンに移るが、実はまだまだ弱い。だって魔法攻撃をするためにCT30も使ってくれるんだから、回復が余裕で追いつくんだよなァ。HP40%未満の「通常攻撃CT0」も、1が0になるだけなので大差無い。――とまあ、ここまでには敗因が一切無いのに、瀕死状態になるとポコポコやられてしまう。やはりシュミハザ、EASY神奈子並の最後殺し・・・。

 いよいよシュミハザが瀕死状態となる。前述の通り、シュミハザは「瀕死攻撃力UP」「瀕死防御力UP」「魔法CT0」の能力を得て、一気に自身を強化する。
 この先は「シュミハザの攻撃ペース」「フェニックスの尾の使用ペース」となるため、漫然と戦っていると回復が間に合わずに全滅させられてしまうのだ><
 ・・・よって、巨大な損害を被る「クラウダ」が来ず、「サイレガ」が来ることを祈りながらひたすらに戦う。何度も何度も打撃クリティカルで倒されたり、減らない体力ゲージをじりじりしながら見つめたりしながら、戦うこと約5分・・・バッシュの178ダメージが炸裂し・・・シュミハザ撃破!


 疲れた・・・。

 もうやりたくない・・・。

 挑戦回数は50回くらいか。成功時はクラウダが結局1回しか来なかったことを見るに、シュミハザ戦は相当な運が必要とされる戦いだったようだ。
 まったく。召喚獣をナメてると、えらい目にあうんだなァ。


 ということで、古代都市ギルヴェガン突破!キツかった・・・本当にキツかったよぅ・・・。
 ――次は大灯台。合計8体ものボスが登場するから、また凄い難しいんだろうなァ。

 

第十話へ

 

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