最強武器決定戦

【杖 -我が妄想-】

・賢者の意志

 杖。初回プレイでは魔法使いのパンネロが愛用していた装備だった。だがしかし、手に入れたのは店で売っていた「雲の杖」まで・・・。最強の杖である「賢者の杖」は、大灯台地下層に出るレアモンスター「ライトオブライト」から盗めるのだ。他の最凶装備に比べればかなりマシな入手条件であるが、攻略本などを見ずに気づくのはまあ難しいと思う。
 入手に当たっては大灯台地下三階に出る「ソウルオブカオス」を倒してから地下二階の広間に行くというややこしい条件があり、しかも「ライトオブライト」は一度倒すか盗むかするともう一回「ソウルオブカオス」を倒さなくてはいけない。「ソウルオブカオス」は一度大灯台地下層から出なければ出現しない・・・まあやることは簡単であるが、思ったよりも時間は掛かった。
 そんなこんなで3つ集めた「賢者の杖」。とりあえずそこなへんの雑魚相手に一発殴ってみると1000ダメージ。やはり弱い・・・。となれば、魔法を使って戦うしか無かろう。というわけで、それを前提として戦術を組み上げてみた。

・リフレクと滅入る

 さあヤズマット戦だ。ヤズマット戦で魔法を使って戦うと言えば、アルティマニアオメガに乗っていた「通路に隠れて一方的に反射」だろう。一時間ちょっとで倒せるらしいが・・・その戦法は使わない。あの戦法ではメイスオブゼウスを使って闇属性を強化していたが、このプレイでは杖限定だ。そしてそれよりも、やはりお楽しみプレイなのだから、自分の戦術で戦わなくては。
 ところで、オメガmk.XIIはもっとも近距離の敵を攻撃するという特性を持っているが、実はヤズマットにも似たような性質があることをご存じだろうか。オメガmk.XIIはそのことにより、ノックバックを後ろから支えて"はめる"ことが出来た。なら似たような性質があるヤズマットにも、似たような戦術が通用するのではないか?
 ヤズマットの「最も近い敵を攻撃する性質」とは、皆さんもよく知っている「必殺」モードにも現れている。ヤズマットは自分の射程外に敵がいるとひたすら「必殺」を繰り返すが、射程内に敵がいるときはその敵を優先して攻撃する。よって、ストップ・リバース状態の盾をヤズマットの射程内に、その他の味方を射程外におき適当に魔法で攻撃すれば、ヤズマットの攻撃によるダメージを受けずに戦うことが出来る。
 ・・・わけがないんだよなもちろん。ヤズマットは、オメガmk.XIIと違って範囲攻撃の「ペトロブレス」「ホワイトブレス」、全体に大ダメージの「サイクロン」、シェル無しでは無条件即死の「必殺」、更に打撃攻撃に5%の追加効果即死がついているという念の入れよう。あと3年くらいすればこいつをハメにかける勇者も現れるのかもしれないが・・・とりあえず俺の知能では無理だ。ホワイトブレスで3人全員停止した瞬間、俺はこの戦法は駄目だと確信した。
 と言うわけでこの戦術の劣化版であるが、次のような戦術を立てた。まず攻撃を受け止めるのはバルフレア。ストップ・リバース状態でヤズマットの攻撃に耐える。ヴァン・パンネロはそれを遠くから支援しながら、「ダーク」をリフレクで反射して弱点を突き攻撃する・・・。うむ。通常の戦い方と"ハメ"戦術の戦い方を融合した感じだ。これなら上手くいくはず。
 ・・・途中、攻撃魔法をカンストの出る「ダーラ」に変えたりしながら戦い・・・結果的には撃破に成功した。だが時間は5時間29分47秒。遅い・・・。特に欠点は無いが、何の利点も無い攻略になってしまった。部分的には、攻撃キャラとストップ・リバース盾が円卓の対極に位置し、サイクロンをノーダメージで回避できたりと面白い点もあったのだが・・・。まだ大幅に改良の余地があると思うが、本攻略ではこれにて完、ということで。

杖 - ヤズマット戦
5時間29分47秒



・ショックマンX

 オメガmk.XII戦。ただ殴り殺すだけでは杖は素手に何もかもが劣る武器としかなり得ないので、戦術を変えてみる。
 FF12のタイムアタックと言えば、リフレクを味方にかけたのち、攻撃魔法を跳ね返して3倍ダメージを与える技があるだろう。あれを使ってみるとどうか。と言うわけで、キャラクターを下のように配置して「バイオ」を跳ね返して戦ってみた。



         
       オメガmk.XII

    | バルフレア |
    | ヴァン・パンネロ
    |          |


 ・・・ご存じ、低レベルクリアー時と同じ布陣である。前列のバルフレアがストップ・リバース状態でオメガmk.XIIの攻撃を受け止め、ヴァンとパンネロがひたすら魔法を跳ね返す。リーダーは当然ヴァンでバルフレアの滑り込みを阻止する。これで相手の攻撃は完全に防御出来る。反射の3倍ダメージで素手にも勝てる!さあ、行くぜ!
 ・・・戦術段階から矛盾していることは分かっていた。バルフレアがストップ状態になるので攻撃役が一人減り、ヴァンとパンネロが跳ね返しても攻撃回数は6回。素手で殴った場合の攻撃回数の2倍にしかならないだろうと・・・しかし実際にやってみればそんなことは問題にならないと分かった。この戦術、クズ過ぎる!
 まず攻撃力を増すためにストップ・リバース盾のバルフレアもリフレク状態になるわけだが、そうすると当然「ストップ」も「リバース」も跳ね返ってしまう。それを防ぐためにバルフレアは「オパールの指輪」を装備して、リフレク貫通効果を得た上で自分にリバース・ストップ状態にするわけだが・・・これ、リバースが切れた状態で自分をストップ状態にしてしまうと致命的になる。普通は他の攻撃系キャラがストップ状態の上からリバースを掛け直せば良いわけだが、跳ね返し戦術を使う場合当然その「リバース」はあえなく跳ね返される。かといって「オパールの指輪」を装備するとそもそも味方に攻撃魔法を跳ね返せない。明らかに"ムジュン"しているぜ!
 ここで俺は路線を変更した。もうバルフレア、リフレク状態にならなくていいよ。どうせリバース状態になってるから味方の攻撃魔法を喰らっても回復するだろ!これなら他の味方からのリバースも有効。攻撃回数は更に減りたったの4回となってしまうが、もう意地だ。
 ・・・が、この戦術も駄目すぎ。まずリバースが切れたバルフレアに「バイオ」を当てて殺してしまう事があること。それを我慢すれば何とか戦えるが、この戦術、何の長所も無い。しばしばバルフレアが殺されて、再び防御態勢を立て直す必要がある。そしてリフレクで跳ね返すのならば敵に攻撃したことにならず「勝手に当たっただけ」になるので「被ダメージ返し」によるダメージを受けないことがこの戦術の利点かと思っていたが・・・ごく普通に跳ね返って来て攻撃役が死ぬ。「ケアルダ」辺りでHPを回復しようにも跳ね返ってオメガmk.XIIに飛んでいく。もうつべこべ言わず「ショック」で狙撃すればいいだろがオラァァァァァァァ!!!!!!!!!

 失敗した俺は従来からのファンを切り捨て、完全な路線変更を試みた。フォーメーションは上記のまま、ただし攻撃役のヴァンとパンネロはおとなしく「ショック」で攻撃する。「ショック」・・・FF6やFF9では強烈な印象を残した技であったが、FF12ではすっげぇ地味。闇神くらいか?使うヤツ。とはいえ、割り込み可能な攻撃魔法として役に立つ。演出がショボい事が良い効果を上げることってFF12の世界にあるんだな。
 というわけで戦術を立てる。単純に、バルフレアの防御態勢を保ちながら「ショック」で狙撃すれば良い。ガンビットと装備は下のようにした。

・ヴァン

1.味方一人 - アレイズ
2.味方一人 - フェニックスの尾
3.バルフレア - リバース
4.味方一人 - ヘイスガ
5.バルフレア - プロテガ
6.HP<10%の自分 - ケアルダ
7.MP<10%の自分 - チャージ
8.HP=100%の敵 - 魔防破壊
9.MP<10%の味方 - ハイエーテル
10.目の前の敵 - ショック
・バルフレア

1.味方一人 - アレイズ
2.味方一人 - フェニックスの尾

3.HP=100%の敵 - 魔防破壊
4.自分自身 - リバース
5.自分自身 - ストップ






・パンネロ

1.味方一人 - アレイズ
2.味方一人 - フェニックスの尾
3.バルフレア - リバース
4.バルフレア - バブル
5.HP<10%の自分 - ケアルダ
6.MP<10%の自分 - チャージ
7.HP=100%の敵 - 魔防破壊
8.目の前の敵 - ショック

 ・ヴァン    賢者の杖 / リジェネモリオン / ローブオブロード / 賢者の指輪
 ・バルフレア 賢者の杖 / デュエルマスク  / グランドアーマー / インディコ藍
 ・パンネロ  賢者の杖 / リジェネモリオン / ローブオブロード / 賢者の指輪

 頭にはあえて「サークレット」でなく「リジェネモリオン」を装備した。魔力が99に行かないのは残念だが、被ダメージカットのダメージの回復も考えると、こっちのほうが効率が良い。魔防破壊を当てまくった後なら、大体6999かそれに準ずる位のダメージを与えられる。また「賢者の指輪」を装備して「ショック」を使うと消費MPは14。そして6000台のダメージを与えると回復MPは7・・・だが、クリスタル・グランデは「ミストの濃いエリア」なので回復量は3倍。つまり「ショック」を一回使う毎にMP7のおつりが来る。エネルギー保存の法則論破完了だ。ハイエーテルはバルフレアのためね。最近リバース状態でもエーテルの回復量は逆転しないと気づいたんだな。うん。

 ・・・ということで戦い続け、特に問題もなく1時間17分51秒で撃破。素手の約二倍の時間が掛かってしまった。やはりコンスタントにカンストを連打する武器を抜くのは容易ではない・・・か。この戦術の利点をあえて言うのならば、一回も触らなくても、ほぼ確実に、しかもほとんど同じ時間で、オメガmk.XIIを倒せることかなミスリルソード*2入手のために粘着するのにはちょっと役に立つかも。オメガmk.XIIのハメ技、発見しました。

杖 - オメガmk.XII戦
1時間17分51秒


 今回オメガ→ヤズの順番に倒したけど、ヤズマット戦では「ドレイン」が役立った。オメガmk.XII戦も「ドレイン」を使えばもうちょっと楽になったかも。
 「槍」は「最強の矛」が揃わないので後回し。ちょっとスカっとしたくなったので次は「忍刀」。

 

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