最強武器決定戦

【忍刀 -忍びの子供-】

・ブリッツの単数形

 忍刀。その全てが闇属性を持つ、忍者の装備品。攻撃力はそこそこだが連撃率が高く、連続攻撃で敵を圧倒する姿はまさに忍者といったところ。もっとも、片手装備っぽいのに両手を占領してしまこと、そして何よりこのゲームはやたらとアンデットが多く、闇属性が吸収されてしまう場合が多いことにより、使う場所が非常に選ばれる装備である。有名どころではアルテマ戦、ヤズマット戦といったところだろうか。もっとも、そのヤズマット戦では、数少ない見せ場ではあるが縦横無尽に戦ってくれる。「シャコッ!」という効果音と共に9999ダメージを連打する姿は、まさにキャラクターを育て、その戦いぶりを楽しむFF12の醍醐味だと言えよう。
 さて最強忍刀「柳生の漆黒」(やぎゅうのしっこく)を入手するには、「忍刀」の名の如く、耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ必要がある。ルース魔石鉱の奥、身体からミストを吹き出す「アイロネート」が出現する橋に出現するレアモンスター「ブリット」が低確率で落とす。それ以外の入手手段は無い。よってひたすらブリットと戦い続ける必要がある。出現率は20%。このゲームではレアモンスターの出現はマップを1回切り替える毎に行なわれるのでまだ楽だが、一度倒した場合は橋のどちらかまで行って、トロッコを利用して反対に行き、再び橋とその隣との間で何度かマップを切り替え、ブリットが出現したらそれを倒し・・・をひたすら繰り返す必要がある。俺が柳生の漆黒を3つ手に入れるのには大体3時間かかった。適当に剣でも矛でも使ってヤズマット倒した方が遙かに楽だが、それは言ってはいけないルールだ。ちなみに俺がやったときは、一体目でいきなり手に入り、二体目でいきなり手に入り、これは一瞬で終わるか?と思ったら残りの一個を手に入れるのに50チェインくらいつなげたりした。日常日常。

・竜技王

 さて、見せ場であるヤズマット戦。闇属性を弱点としていて、連続攻撃で9999ダメージを連打することが出来る。5000万ものHPを持つヤズマットに立ち向かうには、キャラクターを極限まで成長させた場合以外は、忍刀で立ち向かうのが一番良い。キャラクターを極限まで成長させた場合は、マサムネを二本使って切り崩すのが一番良いが、それでも残り一人の武器は「柳生の漆黒」となることには変わりない。やはり忍刀はヤズマット向けの武器なのだ。
 では戦う。戦う・・・。源氏の小手を装備したバルフレアが恐ろしい程の連撃を繰り出し、画面には9999の数字が踊り狂う。たまにパンネロが9600くらいの数字を出してイライラするが、まあ良い。
 さらに戦い・・・ダメージ限界が6999になっても戦い・・・撃破。時間は1時間38分21秒。ふーん、まあまあか。最後の真・発狂モード・・・HPが10%以下になってから倒すまで20分も掛かってしまった。あそこを素早く乗り切らないと、全体を首尾良くまとめることは不可能そうだね。

忍刀 - ヤズマット戦
1時間38分21秒



・忍道

 オメガmk.XII戦。瀕死状態のオメガmk.XIIを回復させる早さなら忍刀が一番だという確信はあるが・・・。知っての通り、オメガmk.XIIは特殊能力「バリアチェンジ」で毎回弱点を変化させる。そして弱点以外の属性は全て吸収・・・つまり闇属性を持つ忍刀は圧倒的にこの戦いに不利なのだ。まあぶっちゃけ闇属性吸収を持ってるやつ全員に当てはまるんだがなこれ。
 というわけで、打撃でダメージを与えていくのは不可能。仕方ないので「遠隔攻撃」を使う。攻撃が無属性になりオメガmk.XIIに普通にダメージが与えられるが、遅い、ダメージの期待値が低い、連撃が出ない、命中率が悪いと大きな負荷を背負うことになる。さらに「遠隔攻撃」は「武器の攻撃力の数値」等を基準としてダメージが決まる攻撃なので、攻撃力の数値の低い忍刀を使うメリットなど何もないことになるが、まあいいだろう。ネタだし。
 ・・・ということで戦う。命中率は2/3くらい、当たった時の平均ダメージは2500くらいか?どちらにせよ効率が悪い。まあいい点を一つあげるとすれば、最終盤の時もダメージが1/3に軽減されないことか。本当にそれくらいだな・・・。
 というわけで撃破。時間は1時間38分32秒。おや、2時間くらい掛かると思ったけど、素手の3倍近く掛かってるが割と早かったね。というわけで、忍刀でオメガmk.XIIと戦うことはお勧めしません。

忍刀 - オメガmk.XII戦
1時間38分32秒



 ・・・この二つの結果を並べてみると・・・どうやら忍刀の9999連打の効率は遠隔攻撃のたった5倍でしか無いようだ。そんなもんなんだねえ。やっぱ世の中、大切なのはイメージなんだなあ。
 次は「ロッド」編。ちょっと前に「杖」をやったばっかりなのでネタが切れてるが・・・まあじっくりやりますよ。

 

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