最強武器決定戦

【銃 -タマが火を噴くぜ-】

・POWER OF THE LOWLEVELIST

 銃。装備キャラのレベルや力、そして相手の防御力などによる影響を受けず、常に一定のダメージを与えることができる武器だ。他にも「遠隔武器である」(=飛行タイプの敵にも当たる)、「100%命中する」(ボウガンと弓は強風で命中率が下がる)、「弾丸によるステータス・属性攻撃が充実している」(弓もまあまあ)など数多くの利点を持ち、FF12の武器の中でも使いやすい部類に入る。
 がしかしデメリットも多い。「ATBゲージが溜まるのが遅い」「連撃が発生しない」「『銃・計算尺耐性』でダメージを1/8にされる」「見た目の攻撃力が低い」等々・・・特に最後の影響で、俺は初回プレイでは全く銃を使わなかった。だって・・・同時期に購入できる武器に比べて攻撃力が約半分って、ねえ。銃の特性をよく知っていなければ、とても使おうとは思えないよ。
 だが二週目の低レベルクリアーでは主力武器として大活躍し、三週目の収集プレイでも魔法使いパンネロが前衛のサポート武器として装備していた。その性質を活かすことができれば、銃は非常に便利な武器となるのだ。

 さて、銃で与えることのできるダメージは「(武器の攻撃力)^2 × 1〜1.265625」(1.265625 = 81/64)である。最強銃「フォーマルハウト」(攻撃力50)に攻撃力3の「石化弾」を込めたとき、敵に与えられるダメージは2809〜3555。打撃で4桁ダメージを出すことが難しい低レベルプレイではこのくらいのダメージをコンスタントに与えられることは非常に大きな利点であるが、今回のようなLv99でのプレイにとって、この固定ダメージはディスアトバンテージでしかない。
 よって、いかにキャラクターを布陣し、効率よく打撃を加えていくかが重要になる。

 ちなみにこの最強銃「フォーマルハウト」、神都ブルオミシェイスを訪れたあとに討伐できるランクA「アントリオン」が出現する部屋のトレジャーにより、ごく普通に30%の確率で入手することができる。何個でも入手できるため、最速タイミングで3つ集めてしまうと以降のゲームバランスが崩壊しかねない。ご利用は計画的に。


・PHANTOM DARKSHOT

 まずはヤズマット戦。初回の低レベルクリアーでは戦い方が不明瞭だったため、実に11時間という超超時間戦闘になってしまった。それを模倣して「銃(AAry)オワタ」では全く芸が無い。今回は高レベルならではの戦闘を展開してみようではないか。
 低レベルと高レベル時の違い。銃で与えられるダメージは、前述の通り変わりない。となると違うのは・・・戦闘キャラのHPとMP。Lv99の場合HPの基本値が低レベル時より圧倒的に高いため、バブルチェーンか「ポンチョ」装備で「サイクロン」に耐えることができる。つまり、一撃全滅を避けることができるのだ。
 ということで組んだ装備・ガンビットはこんな感じ。

・ヴァン

フォーマルハウト / ダークショット
デュエルマスク / ポンチョ / 賢者の指輪

1.味方一人 - アレイズ

2.敵一体 - たたかう
・バルフレア

フォーマルハウト / ダークショット
黒の仮面 / マクシミリアン / バブルチェーン

1自分自身 - エスナ
2.自分自身 - ヘイスト
3.HP<100%の自分 - たたかう
4.MP<50%の味方 - ハイエーテル
5.自分自身 - バーサク
・パンネロ

フォーマルハウト / ダークショット
デュエルマスク / ポンチョ / 賢者の指輪

1.味方一人 - アレイズ
2.敵一体 - たたかう


 ・・・うん!これくらいシンプルなガンビットにすると、心が晴れ晴れする。
 戦法は基本的には円卓外でひたすら「必殺」「サイクロン」を受けるいつものパターン。ヴァンとパンネロは円卓の内部の端で戦い、バルフレアが階段から狙撃すれば、最も近い敵に「必殺」を使用する性質により、ほとんどバルフレアに「必殺」は来なくなるのだ。ということでヴァンとパンネロがひたすらにお互いを蘇生させている間に、バルフレアが3倍モードで攻撃することができる。
 またこの装備なら、HPが全快していれば「サイクロン」で死ぬことはない。ヴァンとパンネロはアレイズで復活するし、バルフレアはバーサクの切れ目に自分を撃って回復する。防御面にも抜かりはない。
 ちなみに与えられるダメージは、「ダークショット」でヤズマットの闇弱点を突くことによりヴァンとパンネロで8748〜11071、バルフレアは13122〜16607(上限は9999)である。「HP満タン攻撃力UP」が無いとバルフレアでもカンストダメージを与えられないことがあるが、まあそれはご愛敬ということで。
 でも・・・マクシミリアンで素早さを上げるくらいなら、黒のローブ装備で闇属性を強化して常にカンストを与えられるようにしても良かったかも?

 というわけで戦う。割とこの戦術、放置に近いんだな。まあノックバックによる影響やノータイムで蘇生を繰り返すことによるズレが原因で、完全な放置とまではいかないけどね。でもこんな単純な戦法でヤズマットがハマらないことは一年前に散々味わわせて貰ったので、今更驚くことはない。
 撃って撃って・・・時々手動で盾役(ヴァン・パンネロ)の位置を調整したりもしながら撃ち・・・撃破。記録は4時間39分20秒。おお、思ったより早いな。
 

銃 - ヤズマット戦
4時間39分20秒



・TACTICAL EVOLUTION(ができるといいな)

 続いてオメガmk.XII戦。ヤズマット戦でテーマとした「銃ならではの戦い方」が全く思いつかなかったため、「弓」の戦術を模倣することに。
 装備もシンプル全員「フォーマルハウト / 石化弾 / リジェネモリオン / ブレイブスーツ / エルメスの靴」と打撃力に特化させる。

 というわけでレッツトライ。オメガmk.XIIには弱点が無く、最初から「被ダメージカット」の能力を得ていて、更に「被ダメージ返し」でHP満タン攻撃力UPを妨害してくるので、大きなダメージを与え続けることは非常に難しい。ブレイブ状態のヴァン・パンネロで3000、バーサク・リバース状態になったバルフレアでも5000と言ったところだ。その上終盤赤くなって防御力が3倍となるため、与えるダメージは更に減る。ジリジリと戦い・・・少しずつライフゲージを減らして撃破。
 はて、記録は・・・うん、もうちょっと遅くなると思ってたけど、これは意外にも早いんじゃないかな。
 

銃 - オメガmk.XII戦
1時間4分38秒



 「銃」。高レベルで使うには特別アドバンテージが取れる武器ではないが、その点さえ除けば、使いやすく優秀な武器であることは間違いないだろう。
 皆さんも是非適切な知識を身に付け、銃を活用して楽しい旅をしてみよう。武器は攻撃力じゃない。

 

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