最強武器決定戦
【両手剣 -ひまわりの花-】
・★★★★★★
両手剣。作中では「片手剣」と並び、"初心者向け"とされることが多い武器であるが・・・俺は逆に、初心者に向いているとは思っていない。というのも、一振りの隙が非常に大きく、雑魚敵への対処がしづらいこと、また攻撃後の行動がほぼ100%回転回避に限定されるため、それで攻撃を避けきれない相手には非常に苦戦を強いられてしまうのだ。また得意の「攻撃力」も、初心者では弱点を狙うことができないため、高い火力を出すことは難しいであろう。
そして、俺が最も問題だと思うのが、動きが鈍重で地味ということである。(
^o^)「遅々としたその動きから想像も付かないような高火力が発揮される・・・」というのも魅力の一つではあろうが、初心者にはやはり地味に見えてしまい、最悪ゲームを止めてしまう恐れもあるだろう。ゲーム自体が初心者向けじゃないからなァ('A`)
まァ、「双剣」や「太刀」よりはマシであるが・・・それでも性能バランスがあまり良くないため、"初心者向け"とは言い難いのだ。男は黙って片手剣ッ!
と、一段落も全く関係の無いゲームの話をしてしまったが、今回のお題は「両手剣」である。終盤でしか手に入らない物が多いが、攻撃力は優に100を超え、安定したアタッカーの主力武器として使っていける。アルティマニアの「武器の特徴」欄の"攻撃の高さ"が、全武器で唯一の★6評価となっているのは伊達じゃない。
特に優秀なのが、「エクスカリバー」と「トウルヌソル」。前者の「エクスカリバー」は、128という堂々の攻撃力と「聖」の攻撃属性を持っている。従来シリーズだと、この手の追加効果はデメリットになってしまいがちであるが・・・FF12において、裏ダンジョンレベルで出現する雑魚敵は大抵が聖属性を弱点としているため、それらに対して非常に高いダメージを与えることができるのだ。初回プレイ、アタッカーの与ダメージが2000〜3000程度と伸び悩んでいたときに、「エクスカリバー」を持たせてみたら簡単に9999が飛び出たのには、我が目を疑ったものであった。それくらいの強力武器であり、有ると無いとでは攻略自体が異なってきてしまうほどである。
また「トウルヌソル」は、攻撃力が140という「最強の矛」に次いで2位の数値を持っている。属性が無いため、雑魚敵に与えられるダメージは少なくなりやすいが・・・逆に敵の耐性によってダメージが左右されるということも無いため、安定したダメージを与えていけるのだ。回避率・連撃値といった他の能力も総じて高く、アタッカーが最終的に持つべき武器の一つと言うことができる。矛はね、何というか、ホレ、アレだし(´・ω・`)
・・・「エクスカリバー」と「トウルヌソル」は、確かに何の情報も無くプレイしていては入手が難しい武器である。しかしながら、"FF12のプレイ全体"という観点から見れば、それはせいぜい「中の下」くらいの難易度であろう。「強力な両手剣」の入手と活用には、FF12のやり込みプレイの基本が詰まっているのである。
そういうわけで、今回の「最強武器決定戦」でも期待が持たれる「両手剣」。
今回の2ボスは残念ながら聖属性を吸収してしまうため、使うのは「トウルヌソル」と「アルテマブレイド」*2。後者は下位とはいえ、118という十分な攻撃力を持つ。
――さァ、これらの3本で、既存の記録をどこまで塗り替えることができるか? 早速逝ってみよう。
・12 * 1.8 = 21.6
ヤズマット戦である。
「両手剣」の戦い方は、基本的に他の武器と同じ。盾役のパンネロがデコイ・リバースで攻撃を引きつけ、他の味方は「ペトロブレス」「ホワイトブレス」の範囲に巻き込まれない側面に移動しながら攻撃を加える。その中でも特にバルフレアはバーサク状態になって、速いペースで攻撃を仕掛けていくのだ。
・・・今回驚いたのが、「トウルヌソル」の連撃率。連撃値は12という高めの値であり、「源氏の小手」を装備することで21.6%まで連撃発生率を高められる。特に瀕死状態になったときは連撃回数も多くなりやすいため、凄まじいまでの連続ヒットで一気に相手のHPを削っていけた。
また「両手剣」は攻撃力が高いが、ダメージは9999(HP半減後は6999)でカットされてしまうため、その攻撃数値は「サポートなしでもカンストが出せる」という点に活かしていった。例えば今回は「ブレイブ」なしでもカンストに近いダメージを叩き出せたため、その分だけタイムが短縮できたのである。
そんなこんなで戦い、予想通り最後の超発狂で苦戦させられてしまったが・・・タイムは1時間58分30秒。
見事、ライバルとも言える「槍」の2時間5分31秒よりも良い結果を出すことができた。矛ざまぁwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
両手剣 -
ヤズマット戦 |
・6999 6999 6999
続いて、オメガmk.XII戦。
これも戦い方は従来と同じで、バルフレアが盾役&アタッカーとなって攻撃を加えていく。オメガmk.XII戦では「被ダメージ返し」によって体力が大きく削られるため、最も多く攻撃を行うキャラがリバース盾となるのが良いのだ。他の2人は普通に攻撃しつつ、瀕死になったら「ケアルダ」で一気にHPを回復する。
今回は攻撃性の高さゆえに、瀕死状態で連撃を出してしまうと反射ダメージで確実に死ぬという新たな問題も生まれたが・・・それでも持ち前の攻撃力の高さにより、ガンガン相手のHPを削っていける。通常時は全員が6999を連打し、恒例の最後の超硬化(ダメージ3/4カット)でも「トウルヌソル」装備のバルフレアが5000という大ダメージを与えられた。そんな感じでサクサクと削り、タイムは28分45秒。またしても「槍」(30分20秒)より良い結果が出た。
・・・「トウルヌソル」は140、対する「最強の矛」は150と、最強武器の攻撃力こそ劣っているが、それでも性能のバランスや下位武器の攻撃力により、最終的には「両手剣>槍」という結論が出た。これは、全国の両手剣ファンは喜んで良い結果であろう。矛くやしいのうwwwwくやしいのうwwww
両手剣 -
オメガmk.XII戦 |
ということで、順当に良いタイムが出た「両手剣」。だから、特に書くことが無いんだよなァ・・・(´・ω・`)
今までひねくれた武器(「計○尺」とか「メ○ス」とか)を多く使ってきて、(;^o^)「普通の武器で戦いたい・・・」などと思っていたが、「普通に強い武器」だと出る結果も普通であり、退屈となってしまう。ネタ的にはINT版の1しかダメージが出ないエクスカリパーを使ってヤズマット討伐などと言ったほうが面白くなるのだ。
弱い武器だと嫌だが、でも強いだけの武器も嫌い・・・うん、21歳にありがちな精神状況だな。
次回は、両手武器の「棒」。打撃のダメージが魔法防御力によって左右されるという性質を持つ、特異な武器である。既に悪口を書く準備は整っているが。
――そしてこの「最強武器決定戦」も、いよいよラスト3つとなった。まだまだ波乱の展開が予想されるが、果たしてッ・・・!?