クリスタリウムなしクリアープレイ日誌
【第1話 運命への反逆】
2009年12月17日に発売した、シリーズ最新作「ファイナルファンタジーXIII」。プラットフォームをPS3に移し、グラフィックはもちろん、演出やゲーム性も大きく進化した作品である。思えば、始めて作品のムービーが公開されたのは、2006年の春。FF12が発売してすぐの頃だ。それから3年も待ったんだなァ・・・。
ご存じの通りFF13は、ネット上で賛否が真っ二つに分かれている作品だ(「組織的な評価」を除いても、である)。俺としても確かに、クリア後のクエストはもう少し面白く作れたと思うし、8章までが序盤という極端な構成はどうにかならなかったのかと思う。後半は、あと2章くらい多くても良かったよね、正直(´・ω・`)
――が。基本的な感想は「面白かった」というものである。システムを理解すればどんどん面白くなるバトルに、プレイを燃えさせてくれる演出。そして壮大な世界。まさに「FFシリーズの最新作」に相応しい作品だったと、個人的には思った。
だから、初回プレイを終わらせた後、俺はすぐに思ったのだ。(
^o^)「この知識を活かして、2回目プレイをやってみたいなァ・・・」と。初回プレイは、どうしても物語を進めることだけに気を取られてしまい、バトルをじっくりと味わう余裕は無い。だからこそ2回目を行い、純粋に戦闘を楽しんでいこうと思ったのだ。
FFシリーズには毎回、「強くてニューゲーム」の類が存在しない。それを希望する声も多いが・・・俺は、必要無いと思う。だってRPGでは、プレイヤーが得た「知識」こそが、最強の武器なのだから。それをふんだんに使用できる「2週目」は、初回以上に楽しんでいくことができるのである。それこそ「やり込み」の原点なのだ。
――ただし。こっちは「知識」という武器を装備しているのに、敵の強さが前と同じでは、明らかに不平等である。ならば「制限プレイ」をやるしかなかろう。そしてその制限は、誰もが思い付く「クリスタリウム封印」というものだ。正直、どんな戦いになるかは予想が付かない。そもそも、通常プレイでも何度も全滅させられたし('A`)
が、やらないで諦めたら男が
――ということで始める、FF13の「クリスタリウムなしクリアー」。
何よりも楽しんでプレイして逝こうと思うので、どうかよろしくお願いします!
プレイ開始!早速PS3の電源を付け、「NEW GAME」を選択する。♪新た〜な旅が始〜まるううううううううう〜(←古い)
◆初回プレイの思い出 その1 FF13では、タイトル画面が表示される前に、オープニングムービーが再生される。 これがまた良い出来で、メインテーマと共に、「まさにFF13!」という感じの壮大な映像が流れる。 ・・・のだが、何と俺は、初めて電源を付けたときに、オープニングを飛ばしてしまったのである。 というのも、PS3のコントローラーは形状が少々特殊で、R2/L2ボタンは"トリガー型"になっている。 そして、布団の上に置いていたコントローラーに力を掛けた結果、それが押されてしまったということだ。 ――いやァ、これは絶対に被害者が大勢居るはず。素直にR2/L2で飛ばないようにしといてよ(´・ω・`) |
まずは「一章:ハングドエッジ」。「一本道」と評判のFF13だが、一章はホントの意味で一本道である。サブクエストもキャラクターの成長要素もなく、ひたすら「イベントシーン」→「バトルのチュートリアル」が繰り返されるだけ。そのバトルも「たたかう」だけで勝ててしまうという始末だ。まァ、FF12で言う「レックス編」みたいなものと考えれば仕方無いか。まだまだ最初だしね。
――ちなみに、成長システムの「クリスタリウム」が登場するのは三章から。よって、一章・二章は通常プレイと全く同じとなる。つまりこのプレイ日誌第1話には存在意義が無いということになるのだが・・・まァ、そこはご愛敬と言うことで。FF13は初回の「通常プレイ日誌」を書いてないし、需要は有るだろ。多分。
そんな感じで、サクッと一章クリア。本当に「たたかう」だけで勝ててしまった。正直、ちょっぴり危ない場面もあったが・・・(´・ω・`)
次は「二章:下界のファルシ」。これ章名じゃなくて、地名が「下界のファルシ」なんだぜ? 何か違和感がある・・・「下界の遺跡」とかならともかく。
ここもサクッと進められる・・・のだが、その前にアイテム稼ぎを行う。というのも、メインページのやり込み紹介欄でも書いたのだが、今回のクリスタリウムなしクリアーで鍵となるのは「改造」。武器の改造をして攻撃力を上げなければ、最終的にHPが数百万までインフレするボスのHPを削りきることは、とてもじゃないができないのである。そして「改造」には金が要る。そのための手段はアイテムの売却・・・というわけで、クリスタリウムなしクリアーにはアイテム稼ぎが必要とされるのである。
実際の稼ぎは、「下界のファルシ」の最初のマップで行う。というのも、ここの雑魚敵は何故か50〜60%という高い確率で「スモーク」を落とす(他のエリアだと1%とか)。スモークは1個500ギルで売れるうえ、単純に戦闘補助アイテムとしても必須級の強さを誇る。よって、序盤のここで集めておくのである。
――というわけで、バトルスピードを「ゆっくり」にして、あえてバトルリザルトを下げ(★2以下だとスモーク系アイテムの入手率が上がる)、スモークを100%手に入れる作戦でいく。ヴァニラは突っ立っているだけで、ホープ君に全てを任せる。これでOK。時間効率的には二人でバリバリ戦ったほうが良いだろうが・・・やはり、放っておくだけというのは楽だし、戦ってもアイテムを落とさないということになれば、精神的ダメージは少なくない。こういうのは、堅実なのが一番ということである。
そんな感じで、10時間ほど戦って、入手できる「パワースモーク」「スニークスモーク」を90個、ギルを10万ほど得たところで稼ぎ終了。もっと稼いでも良かったかもしれないが、あんまりダラダラやっていても仕方無いだろう。っていうか正直、早く進めたかった。
ホープに加えてヴァニラも攻撃すると撃破タイムが早くなり、スモーク入手率100%を保てなくなってしまう。 というわけで見ているだけでも良いのだが、たまに攻撃したりすると、稼ぎの効率を上げられる。 ちなみに、今回のプレイ動画・画像のキャプチャーに使うのは、もちろんコンポジット(三色端子)。 うーむ、文字がボヤボヤだ・・・('A`) |
稼ぎが終わったということで、物語を先へと進行させる。
途中、雑魚敵のガスト*2戦(料理屋・・・?)でポーションを1個使ってしまったりもしたが、それ以外は特にバトル面での問題もなく進め、遺跡奥で二章ラストとなるボス「ファルシ=アニマ」戦。この時点ではクリスタリウムが存在しないとあって、普通に戦っても問題無い相手なのだが・・・せっかくだから、アルティマニアの作戦を試してみる。
戦闘開始。ライトニングは何もしない。ファルシ=アニマは近距離しか攻撃しないため、スノウは突っ込んで逝って死ぬが、ライトニングとサッズはダメージを受けない。そのうちにサッズが銃撃でダメージを蓄積させてくれる。・・・そんな感じで撃破。つまり、コマンドを何も入力することなく勝ててしまったということである。
BOSS◆ファルシ=アニマ HP3300 普通に戦うと大きめのダメージを受けてしまうが、ファルシ=アニマは近距離しか攻撃できないため、 何も行動を入力しなければ、リーダーのライトニングはダメージを受けることが無い。 そしてサッズが銃による遠隔攻撃で敵を倒してくれる。タイムも2分52秒と、決して遅くない。 ・・・こういう「何も攻撃しないことが最善の策」というバトルって、FFシリーズでは結構あるよね。 |
そんなわけで予想通りではあるが、特に問題無く一章〜二章はクリアー。
次の三章からクリスタリウムが使えるようになり、いよいよ「クリスタリウムなし」という制限事項が現実のものとなってくる。また同時に、FF13のバトルにおけるメイン要素の「オプティマ」も登場し、バトルも飛躍的に面白くなってくるはずだ。さァ、この先はどうなる・・・?