オプティマ変更なしクリアープレイ日誌
【第6話 最後の救い】
11章:「グラン=パルス」の後半、「テージンタワー」と「ヲルバ郷」の攻略である。
ここで印象的なのは、なんと言っても2体の大ボス「ファルシ=ダハーカ」と「バルトアンデルス(2回目)」。共にHPが100万を超し、ステータス異常を交えた強力な攻撃を使用してくるため、これまでのボスとは別次元の強さを誇る。キャラクターをしっかりと育成させたうえでENH・JAM・DEFをフル活用しなければ、通常プレイのレベルでも勝つことは難しい。そんな感じで、11章後半はFF13における大きな山場の一つとなるのだ。
――そしてその"山場"は、各種のやり込みプレイでも巨大な壁として立ち塞がってくる。有名なのは、「クリスタリウム封印・改造禁止クリアー」でのファルシ=ダハーカ戦であろう。3章からキャラクターを一切成長させず綱渡り的に進めてきた同プレイであったが、それがついに行き詰まってしまったのがダハーカ戦。相手の攻撃をブレイクキャンセルとDEFで全て凌ぎきったまでは良かったが、それでも231万のHPを削りきることができず「死の宣告」で倒れてしまったのだという。
・・・ちなみにその後、サッズに心の底から惚れ込んだやり込みゲーマーがENHの「フェイス」を活用し、無成長・無改造という条件を全く緩めることなくファルシ=ダハーカの撃破に成功したのは、あまり知られていない話である。それはやはり、サッズが時代の最先端を進みすぎているからだろうか・・・(;^o^)
ということで、今回の「オプティマ変更なしクリアー」における攻略を始めることにしよう。
ふもとで受注できるミッションを軽く終わらせ・・・いよいよテージンタワーの内部に突撃であるッ!
◆第十一章 今回は毒とかヒートは効きません |
地底湖を抜けた先には、中途で折れてはいるものの、天まで届こうかという巨大な塔がそびえ立っていた。 その下層に到達した時、塔の番人である巨大な像がルシたち一行へと語りかける。 この「テージンタワー」には暴虐な魔物が棲み着いており危険であるため、今すぐに立ち去れと。 だが、ヲルバ郷へ行くためには、どうしても塔を通らなければならない。一行は、ファルシを倒す決意をした。 |
テージンタワーでは、M21〜M26に相当する6つのミッションを攻略して最上層を目指すことになる。
基本的に雑魚戦では、今まで通りサッズを用いた「ATK+BLA+ENH」を使っていくのだが、さすがにそれだけでは押し切れない敵が出てくるようになるので、場合によっては「ATK+BLA+HLR」や「JAM+BLA+BLA」など、他のオプティマも効果的に用いていく。雑魚戦であろうと、そろそろ気が抜けない戦いとなるのだ。
そして、この辺りでパラメーターが十分に成長してきたため、ATK役をスノウからファングに、そしてBLA役をライトニングからホープに交代する。ファングの攻撃モーションはスノウより遅いし、ホープはHPが低いうえに物理攻撃も行えないという弱点が存在するのだが、それでもパーティ6人の中で圧倒的な攻撃力を誇るファングとホープを使うほうが、雑魚戦においてはメリットが大きいと判断したのである。それで倒せない敵が出てきたら、他のキャラクターを使えば良い話であろう。
そういうわけで、機械で出来たテージンタワーの内部を練り歩く、敵は魔法で倒す。まずはM21「ギガゼラチン」戦。「スロウガ」「ペインガ」「ウィーガ」が厄介な敵であるが、こいつペインとフォーグの両方を無効化できないという致命的すぎる弱点が存在するため、JAMで攻撃を封じてタコ殴りで終わらせることができた。
続いて、マハーバラ坑道でも戦ったM22「スパルタン」戦。ここでは使い魔がホプリタイではなくクリュプキアとなっているが、戦い方は同じである。これまたファングが妨害系魔法で行動を封じ、スパルタンにターゲットが合ったところでボタン連打を止め、ライトニングが「ルイン」を撃ち込んで撃破した。
そしてM23「グランガッチ」戦。こいつには淘汰の断層の最初で戦わされる雑魚という印象しかなかったが、実際に戦ってみると「サンダーブレス」で2000ものダメージを受けてビックリした。・・・が、やはり一撃で死なないということは雑魚であるため、「ATK+BLA+HLR」で地道に戦って撃破に成功。ふぅ。
テージンタワーの更に上層へと進み、後半3つのミッションを攻略する。
M24「ムシュフシュ」戦。なんかよく分からないけど適当に戦って勝った。以上。
次にM25「ヴェーターラ」戦。俺としてはあの姿を見るだけで嫌になってくるし、前述の無成長・無改造プレイでもコイツとの戦いは大きな山場となるらしい。実際、素早いペースで攻撃を仕掛けてくるうえに、防御力が高くブレイクさせなければダメージを与えられないという上司を彷彿とさせるような能力まで持っている。しかしながら、今回プレイの制限は「オプティマ変更を行わない」というだけであり、パラメーターの成長を十分に行っていたため、敵の攻撃1発で戦闘不能となることは無い。そのため、自分より弱い敵と戦うときの基本「ATK+BLA+HLR」で無事に勝利を掴むことができた。しっかしまあ、なんでコイツブレイク中なのにバリアを再生させるんだよ・・・。
そしてM26「ペナンガラン」戦。なんかよく分からないけど適当に戦って勝った。またかよッ!(;^o^)
そしていよいよ最上層。大ボスの「ファルシ=ダハーカ」戦である!
今回プレイではキャラクターのHPが3000以上あるため、大技「焦熱の劫雷」「極寒の怒涛」によって一発で戦闘不能状態となってしまうことは無い。しかしながら、ダハーカは「フェイス」「ヘイスト」で自身の攻撃能力を高めてしまうため、それらを使われると非常に危険である。また、2つの大技にはウィークの追加効果が存在し、それを受けると属性攻撃全てのダメージが2倍となってしまうため、通常ルーチンのガ系魔法ですら即死級のダメージに達することがあるのだ。
更に、HPが半分を切ったダハーカは、大技として「疫病の氾濫」を使うようになる。これはダメージこそ小さいが非常に多くのステータス異常が発生するため、一発で戦線が崩壊してしまう。更に、「疫病の氾濫」を使った後の緑色のモードでは、極めて威力の高い「エアロガ」を使用し、先の攻撃でデシェル状態となっていると約5000のダメージを受けてしまうため、一発全滅の危険性すら存在する。そしてもちろん、強敵特有の性質として時間が経つと「死の宣告」を使用してくるのだ。
・・・ということで、厄介さ極まりない「ファルシ=ダハーカ」。今回プレイでは戦闘中にオプティマチェンジを行うことができないため、使用するロールは慎重に選んでいかなければならない。ホープのENHで徹底的に防御を固めるか、ヴァニラのJAMで「ウィーク」を使ってBLAと共に攻めていくか、各種ステータス異常を受けるものだと最初から割り切ってスノウのDEFでダメージを減らしてしまうか、それとも・・・?
――そして実戦で選んだのは、ファング・スノウ・ヴァニラのパーティでの「JAM+ATK+HLR」である。まずファングのJAMで効果があるのは「スロウ」「デプロテ」だけなのであるが、特に「スロウ」は行動ペースを落とすため必須と言って間違い無い。また、「デスペル」で相手の強化魔法を無効化するのも極めて重要だ。そしてダハーカはウィーク状態にしなければ弱点が存在しないため、無難にスノウのATKで攻めていく。回復は「ケアルア」「ケアルダ」が使えるヴァニラのHLRが担当だ。
戦術は・・・まあ○ボタンを連打するだけなのだが、基本的にはリーダーのファングが「スロウ」「デプロテ」を連打して弱体化&チェーンボーナスを維持しながら「デスペル」で相手のフェイスとヘイストを解除し、スノウが物理攻撃でダメージを与えていく。そしてヴァニラは回復とステータス魔法の解除を担当するのだ。
まあ、色々と考えるよりもプレイしてみるほうが早い。駄目だったら戦術を変更すれば良いのだ。さあ、やってみるぞッ!
というわけで、戦闘をスタートする。
序盤は「焦熱の劫雷」と「極寒の怒涛」を交互に使ってくるだけのモードであるため、基本通りJAMとATKとHLRを組み合わせて戦う。JAMで○ボタンを連打しているうちに、ゆっくりとであるが敵のチェーンボーナスが増えていき、そのうちにブレイクにも成功。そこまでの過程と合計して半分弱のHPを削る。
そうして攻撃しているうちに、いよいよ相手のHPが50%を割る。ここからは「疫病の氾濫」でステータス異常を発生させて「エアロガ」での一撃必殺を狙ってくるモードだ。さあどうなるッ・・・!? と緊張していたが、なんと大技のターンで飛んできたのは「焦熱の劫雷」だったのである。もちろん今まで通り耐える。どういうことなの・・・? などと思っている間に次の大技がやってきたが、やはり使われたのは「極寒の怒涛」であった。
これは推測であるが、恐らくはHPを半分以下に減らしたうえで"一度ブレイクを行う"という条件を満たさなければ、「疫病の氾濫」を使うモードには移行しないのであろう。そういうわけで更に攻撃を加えていき、相手をブレイクしてダメージを与える。そして、それまでの2回のブレイクで相手の残ったHPは僅かとなっていた。恐らく次からは「疫病の氾濫」が飛んでくるのであろうが、それを見ることも無く撃破に成功してしまった。
――ふぅ! 戦闘時間は10分10秒、全滅回数は0回である。俺は単に○ボタンを連打していただけであったが、どうやら「疫病の氾濫」を使われる可能性を極限まで下げつつ相手のHPを削りきるという超効果的な戦術を自動的に実行していたようである。ビギナーズ・ラック(?)って恐ろしいねぇ・・・(;^o^)
そんなこんなで、無事にテージンタワーもクリア成功! そして11章最後のヲルバ郷へと到着する。
ここでの名物と言えば、何と言ってもM28のケラトサウルス収穫祭である。前のスーリヤ湖でも苦戦させてくれたアイツが一気に10体登場するという法外なミッションであり、一般にはスモークによる先制攻撃や召喚獣の使用が推奨されることが多い。しかしながら今回プレイではファングがJAMで「ペインガ」を使って攻撃を封じ、そしてホープがBLAの「ファイガ」で一気に相手を倒してしまった。あれ、俺のFF13がこんなに簡単なわけが無い・・・(;^o^)
その後、バクティの修理を終わらせて「プラチナインゴット」などのアイテムを入手し、いよいよ11章ラスト・ヲルバ郷の鉄道橋へと足を進める。
◆第十一章 おっさんで厨二でホモとか・・・ |
ルシの手がかりを探し、ヲルバ郷へと到着した一行。だが、彼らの求めた救いはどこにも存在しなかった。 絶望する一行の前に、クリスタルと化していたはずのセラが現われる。そして告げるのであった。 下界中を探しても、救いの手などは存在しない。だから、ファルシ=オーファンを倒し、世界を救えと。 セラがこんなことを望むはずが無い――そう一行が確信した時、突如セラの体から光が放たれた。 |
そのセラはダイスリーが見せた幻であった。怒りに震える一行を嘲笑し、ダイスリーは告げる。 自分に代わってレインズを聖府代表に据え、軍の反乱によってコクーンを滅ぼそうとしていると。 軍がファルシ=オーファンを破壊するか、それとも下界に怯えた人々同士での殺し合いが先となるか。 高笑いしてダイスリーは言った。お前たちルシは、これからどうするつもりなのかと。 |
さあ、2回目の登場となる11章ラストの大ボス「バルトアンデルス」戦だッ!
こいつは330万ものHPを誇り、様々なステータス異常によって休むことなく攻撃を加えてくる。また「アポトーシス」(細胞死?)によってENH/JAMが掛けた状態変化を全て解除してしまうため、一方的な攻撃ペースを維持することはかなり難しい。そしてもちろん、時間が掛かると「死の宣告」でシャットアウトを行ってくる。
――しかしながら、今回のバルトアンデルスは直接的に大ダメージを与える攻撃を一切持っていない。全体攻撃の「タナトスの哄笑」もそのダメージは1000弱と非常に貧弱である。そのため、ある程度までキャラクターを成長させたうえで、敵のステータス異常を防ぎながら攻撃&回復効率を維持することができれば、つまり相手より強い戦闘パーティを用意できれば簡単に勝つことができるのだ。ねっ、"相手より強い戦闘パーティ"を用意できれば、ねっ・・・。
ということで、今回使用するオプティマはファング・スノウ・ヴァニラでの「JAM+ATK+HLR」。戦術はファルシ=ダハーカ戦と同じく、バルトアンデルスに「スロウ」「デプロテ」「デシェル」を連打しながら弱体化とブレイクを狙っていき、スノウがひたすらATKで攻撃を加えていく。
敵の攻撃で受けるダメージは高くないし、本体の「ダルガ」「カーズガ」「バイオガ」も邪魔ではあるが全滅に繋がるほどではない。また「アポトーシス」でJAMの効果がかき消されても、すぐさまファングが掛け直してくれる。そして今回は敵のブレイク耐性が低いため、容易にブレイクして大ダメージを与えることができるのだ。
――ただし、唯一の問題はパーツからのレーザー攻撃によって発生するフォーグ状態である。これでHLRの行動が封じられてしまうと非常に危険であり、今回プレイではアイテムを使った解除も不可能なのだが、フォーグ発生に備えてHLRを2人入れる・・・などということをすると時間切れが確定であるため、もうここは割り切って素早く戦闘を終わらせることにする。そもそもフォーグを引き起こすレーザーは半分だし、その発生確率もたったの1%だから、運頼りというのも決して悪くない手だ。
・・・そんなわけでひたすら攻撃していき、無事にヴァニラがフォーグ状態にされることもなく撃破に成功。戦闘時間は11分3秒。制限時間とか余裕だったぜ・・・。
◆第十一章 俺はおっさんいい人説を信じています |
戦いが終わったのち、ダイスリーの姿に戻ったバルトアンデルスは言った。 コクーンは救いのない闘争に明け暮れている。それを終わらせるためには、全ての命を殺めるしかない。 そうすることで神が降臨し、コクーンのみならず全ての世界を救うことに繋がるのだと。 そしてルシたちはダイスリーの船でコクーンへと戻る。ダイスリーの計画を阻止して真に世界を救うために。 |
というわけでバルトアンデルス(2回目)も撃破し、無事に11章もクリアに成功した。
ここでクリスタリウムレベルが上がって更なる成長が行えるようになるため、少し戻ってミッションモードを進め、ある程度までキャラクターを成長させておく。そしてそれが適当なところまで終わった段階で、いよいよ物語を先へと進めることにする。
――さあ、FF13もついに終盤。この先の12章と13章では、ボスはもちろん雑魚敵ですらも凄まじい強さを誇るようになるが、その面々にオプティマ変更なしの○ボタン連打だけでどこまで戦っていくことができるのか・・・? 俺たちの戦いはここからだッ!!\(^o^)/