低レベルクリアー.プレイ日誌
【第一話 あの丘を越えて】
3年ぶりにFF9をすることにした。制限は・・・「低レベル」のみである。前回の「ジャンクションなしクリアー.」は実際は「ジャンクションなし+インビジブルムーンなしクリアー」だったが、今回は真に低レベルだけである。なんだ、面白くない・・・と思うなかれ。FF9の低レベルクリアーは、非常に自由度が高い。多数の装備、多数の技、多数のアビリティが存在し、それらを自在に組み合わせることができる。発売から7年経った今でも、まだまだ可能性はあるのだ。それをこのプレイで発見できれば・・・俺は嬉しいと思う。というわけで、俺自身が楽しんでプレイできるように、制限はあえてかけなかった。
また、今回も「低レベルクリアー攻略法」的な書き方をする。全てのFF9のやり込みの基礎となる低レベルクリアー、皆さんにもそれを楽しみながらプレイして欲しい。そしていつかは俺を超えるやり込みゲーマーになって欲しい。「出藍の誉れ」（しゅつらんのほまれ）・・・ってやつだな。と言っても、FF9は凄い達人が大勢いるから、俺なんて大したことないけどね。
前作「低レベル+入店禁止クリアーIII」から3年・・・恐らくこれがFF9最後のやり込みとなる。今までの集大成であり、そして原点でもある。楽しみながら、懐かしい物語、懐かしい戦術をなぞっていくことにしよう。
ということでPS3にFF9を入れてプレイ開始。ちょっと前まではPS3で初代PSのソフトをやるなんて地獄だったけど、本体OSのバージョンが上がったことにより、PS3では初代PSのソフトをむしろいい環境でプレイできるようになったんだな。メモリーカードの容量は心配しなくていいし、グラフィックはきれいだし、コントローラーは軽いし・・・FF9に振動は特にいらないからね。FF8はスコールのためだけに振動機能のあるDUALSHOCK2をPS3に接続してやるけどね。
懐かしいオープニングムービーを見たあと、暗闇からスタート。・・・主人公の名前を自分の名前にするか、初期設定の「ジタン」にするかどうかでしばし悩む。ふむ・・・主人公に自分の名前を付けて、ガーネットに好きな女の子の名前をつけたりすると・・・例えばこのプレイで凄い戦術を思いついてネットに動画を上げたりすると壮絶なことになるな・・・。普通に行こうっと。主人公、ジタン！よろしくな！
最初の戦闘、謎の仮面男戦。シナの防御が非常に脆いのですぐさま後列に下げ、みんなで「ぬすむ」連打。ここで手に入る「メイジマッシャー」はしばらくジタンの主力武器。是非とも盗んでおこう。盗み終わったら適当に殴って倒す。というかこの一連のバトルは通常プレイでもLv1で戦うんで、あまり問題がなかったり。
操作がビビに移り変わる。いつも通りナワトビをやって10ギルだけ取って速攻で殺され、どんどん進めて演劇戦。適当に戦って倒してチャンバラ。前回プレイから3年・・・。まさに初回プレイだ。まあ、70人くらい満足させられればいいかな・・・？
・・・・・・・・・。
95人満足、868ギル。先に進む。スタイナー操作でブラネからシルクの服を貰った後、一応入店禁止クリアーの時の癖に従って全員に命令しエリクサー入手。ジタンに操作が切り替わり、ジタン・ブランク・シナでスタイナー戦。一連のイベント戦闘ではここだけでアイテムを盗むことができる。一応盗んでおいて先に進める。イベント戦闘がいくつかあるが、適当に進める。適当（でたらめ）でおｋ。
さらにシナリオが進み、魔の森へ。まずはガーネットを捕えたプリゾンゲージ戦。開始直後にジタンがトランスする。この戦闘ではアイテムを盗むことができないので、さっさとトランス技で始末してやって良い。メイジマッシャーを装備している場合「フリーエナジー」と「タイダルフレイム」の2つの技が使えるが、「タイダルフレイム」は全体攻撃でガーネットに被害を与えてしまうため、必ず「フリーエナジー」を使おう。ちなみに俺は初回プレイで「フリーエナジー」を回復技と思ってガーネットに使った覚えがある。
さて、次はビビが捕らえられてプリゾンゲージ二回戦。今度はアイテムが盗めるので、しっかりと剥ぎ取ってから撃破する。
さらにイベントを進めバクー戦。あらかじめ後列に下げておいて、アイテムを盗んでから打撃連打で撃破。危なくなったらポーション。この辺りは基本的過ぎて、書くことがないんだよな・・・。
ここで一つ書いておかないといけないことがある。魔の森からは雑魚敵と遭遇する可能性があり、低レベルクリアーでは基本的に雑魚からは全て逃げることになるが・・・FF9ではL1とR1を同時押しにすることにより「逃げる」体勢を取ることができるが、これ実は敵とのレベル差により逃げられる確率が決まり1秒ごとにその判定がなされる、というルールなので、メンバーが全員Lv1の低レベルクリアーでは、LRボタンを使った「逃げる」は役に立たないと言ってよい。そもそも中盤以降は敵とのレベル差が非常に大きくなり、絶対にLR逃亡は成功しなくなるのだから。
そういうわけで、敵に遭遇した場合はジタンの「とんずら」を使って逃亡することになる。確実に逃亡することができる反面、ギルを落としてしまうのが欠点だが・・・チョコボを使えば物資や装備は簡単に手に入るので、それほどお金には気を置かなくていいだろう。どんどん逃げよう。
魔の森を進んでプラントブレイン戦。炎を弱点としているので、ビビのファイアやスタイナーのファイア剣で大ダメージを与えることができる。ちなみにブランクが登場するまでは絶対にプラントブレインにとどめを刺すことはできないので注意しよう。
さて。次はちょっと細かく書く必要がある、プラントスパイダ戦である。魔の森脱出のイベントでは必ず一回はプラントスパイダのパーティと戦わなければならない。この時点では経験値を回避する手段がないので、プラントスパイダからの経験値をまともに受け止める必要が出てくる。なに、すぐ離脱するゲストキャラクターのブランクに経験値を背負わせればいいではないか・・・と思うかもしれないが、そうするとDISC2の最後で仲間になるサラマンダーのレベルが上がってしまうのだ。どうしてこんな良く分からないシステムにしたのだろうか・・・。
とにかく、ブランクを含めた全メンバーが、この戦闘をLv1で乗り切る必要があるわけだ。プラントスパイダのパーティは2体、3体、4体のいずれかで登場するが、2体で登場したときに、こっちのキャラクターが3人以上生存している状態で倒すことで、レベルを上げずに突破することができる。逆に言えば、3体・4体で出た時はどんな手段を使ってもレベルが上がってしまうということである。これだけは運だから仕方ない。プラントブレイン戦の前でセーブして、プラントブレインを倒し、プラントスパイダと戦い2体が出るまでリセットを繰り返す。FF9の低レベルをやった人は、みんなこれを乗り越えてきたのだ。人はこうやって、歴史を作ってきたのだ。
運良く二体が出てきたら、ビビの全体ファイアで瞬殺できる。その後は忘れずにブランクの装備を剥がし、先に進もう。実戦でも何回かのリセットを覚悟していたが・・・運良く一回で成功！ふう、良かった良かった。
魔の森を脱出・・・次は氷の洞窟であるが、やはり入店禁止クリアーの時の癖で北ゲート（氷の洞窟向かって右）に行ってしまう。一応ポーションが購入できるが・・・今まで色んな場所で拾ってきて十分な数があるはず。なので、今特別にお金を払ってまでポーションを新しく買う必要はないだろう。
氷の洞窟。アイテムを拾いながら先に進んで、ジタン一人で黒のワルツ1号・シリオン戦。2体で登場するボス敵であり、倒し方に注意を要する。
まず、黒のワルツ1号はシリオンのHPを「ブリザド」で回復させてしまうので、黒のワルツ1号から倒さなくてはならない。そして重要なのが、シリオン（HP472）は316以上のダメージを受けると「つなみ」を使用することである。Lv1のジタンがこの攻撃を受けると確実に戦闘不能状態になってしまうので、絶対に「つなみ」を発動させないようにして倒さなければならない。
そのために使うのはトランス技である。メイジマッシャー装備での「フリーエナジー」「タイダルフレイム」は360程度のダメージを与えることができるので、数発殴ってトランス技で一気にとどめを刺せば良い。よって、この戦闘ではいかにしてジタンをトランス状態にするかが問題となる。前回の「低レベル+入店禁止クリアーIII」で使った3ターンキルも悪くはないが・・・シリオンから「ミスリルダガー」を盗みつつ100%の確率で勝利する、最も愛されている古典的な方法で戦うことにしよう。
ここまでの戦闘でジタンのトランスゲージはかなり溜まっているはず。戦いが始まりジタンがトランスしたら、まずフリーエナジーで黒のワルツ1号を倒す。「タイダルフレイム」でシリオンも一気にたたみかけたいところであるが、トランス技で攻撃してもシリオンを一撃で倒すことはできないうえ、「つなみ」のトリガーをひいて全滅街道一直線なのでぐっとこらえて、一発シリオンに打撃を加える。トランス状態でダメージが1.5倍になり、大体130程度のダメージを与えられるはず。
その後は後列に下がる。トランス状態が解除されるので、「ミスリルダガー」を盗んだ後は次のトランスまでひたすら耐える。FF9の防御状態はダメージを半減するうえ、打撃の命中率も1/2にするという絶大な効果を持つので非常に便利・・・と思って防御させていたら攻撃がミスしまくってトランスゲージがたまらなくなり意味がない・・・。そんなこんなでポーションで回復しながら耐え・・・ジタンが再びトランス。「フリーエナジー」でシリオンにとどめを刺す。黒のワルツ1号・シリオン撃破！
ちなみに「ミスリルダガー」は攻撃力が高い上にアイテムを盗みやすくなる「盗賊の極意」を取得できる便利武器だが、「とんずら」のアビリティを持っていないので、うっかり雑魚戦で装備させていて逃げられなくなりました、なんてことがないように注意。まあ、これはたぶん低レベルクリアーでのあるあるwwwwトップ10くらいにはなるが・・・。
ガーネットの偽名はストーリーを純粋に味わう、ということで「ダガー」に決定。
まだまだ序盤・・・。