低レベルクリアー.プレイ日誌


♪ハンターチャンス 提供:NO LIMIT Is.

【第二話 狩るか狩られるか】

 唐突に半年ぶりにFF9の低レベルを再開してみる。
 今回のやり込みプレイの題名は「低レベルクリアー.」。初代と同じと見せかけ、小さくピリオド(点)が付いている。それには、これをFF9の最終やり込みにしようという気持ちを込めている。そんなプレイを、いつまでも放置していて良いものなのか・・・?
 ということで、再びプレイをすることにした。俺にとって、FF9と言えば低レベルクリアー。最後だからこそ、最高のやり込みをしよう。もちろん、閲覧者の皆さんにとっても、ね。

 さて、どこからだっけ・・・と思うとダリの村。なんだろう、毎回なぜかここで気が抜けるんだよな。ゲームを開始した勢いでオープニングイベントを突破し、一息つくあたりがここなのか・・・?
 イベントを進めつつ「羽根付き帽子」を購入。ショップの利用を禁止していた前作「低レベル+入店禁止クリアーIII」でもこれだけは許可したことからも分かるように、これはFF9の低レベルクリアーにおいて必要不可欠な行動である。サポートアビリティ「追加効果発動」が無いとニードルフォークで敵を石化させることができず、DISC1後半の黒魔道士タイプA戦で経験値入手を避けることができなくなってしまうからだ。「ガラスのバックル」を使う手もあるが、まあどっちでもいいので、「羽根付き帽子」を買おう。
 他にもとりあえず店売り最強セットを買っておく。FF9の特に厳しい制限を課さない低レベルプレイは楽しくできるので、力を抜いて、通常プレイと思っていろいろ購入する。
 さらに風車小屋でステラツィオ「星宮アリエス」を入手したりビビの「きぁっ!」というこの世のもぽではない奇声を聞いたりしながら、ダリ地下へ。アイテムを集めながら進む。ビビをパーティに加えたところで奥の扉を開ける。ゴーストとの戦闘が発生してしまうものの、意外にも逃げられるのでさっさと逃げ、奥を探索しアイテム入手する。

 さらにイベントを進め・・・「黒のワルツ二号」戦。全ての能力が一号の上を行くらしいですが、あんたMPで下回ってますがな。
 こいつは基本的にダガーに攻撃してこないためいきなりの全滅はないが、攻撃役三人を戦闘不能状態のまま長く放置すると催眠術で眠らされ結局ゲームオーバーになってしまうので、すぐに回復させなければならない。HPが半分未満になった時の全体ファイラなどでダガー以外の三人が全員死ぬ場合は多いので、フェニックスの尾を多めに持っていこう。一応、黒ワ二号の攻撃によって誰かが戦闘不能状態になった直後に回復を挟まずHPを半分未満にすると反撃ファイラを使われない・・・というマニアックな回避方法もあるが。
 ちなみにビビが魔法で攻撃すると同名の魔法攻撃をカウンターで使用されやはり戦闘キャラが全滅する可能性があるので、ビビの魔法攻撃は封印していこう。魔法剣はOK。ちなみに、俺は思いっきり反撃ファイアを食らった。序盤からノーヒントでこんな凶悪なカウンター攻撃アリですか?
 で、FF12と違って蘇生直後のキャラも攻撃対象になるから、戦闘不能者が三人でると蘇生→殺されを繰り返しジリ貧になっちまうんだよなこれが。そこなへん、こいつは一応手加減してくれるみたいだけど・・・。
 そんなこんなでアイテムをたくさん消費しながらも黒のワルツ二号撃破。はあ・・・やっぱ腕が落ちてるなあ・・・。

 いったん村に戻ってセーブ&アイテム補充をしてカーゴシップに乗り込み、イベントを進めて「黒のワルツ三号」戦。こいつも序盤の雑魚ボスと見せかけて凶悪カウンターを持っているので、知識必須。FF9の低レベルは楽々と宣言しながら全滅した俺が言うんだから、間違いない。
 黒ワ三号に対して「たたかう」で攻撃すると奴は空を飛び、「たたかう」を無効化しながら全体サンダラを二回使用してくる。一発全滅クラスではないが大きく体力を削られるため、「たたかう」での攻撃は避けたい。魔法剣とビビの魔法で削っていこう。
 序盤ではフェニックスの尾を大量に準備することができないので、ダメージを受けたら回復、の方針で。ダガーの全体ケアルが使えればこの戦いも楽だったろうに・・・。
 ということで二回目にて撃破。まさかの無制限低レベルでのガチ全滅。「たたかう」への反撃で浮上することは一応知っていたけど・・・「サンダラ」の威力をなめていたか。

 さて、リンドブルムに到着。ここでしばらく戦闘が発生せずまだG.F.のジャンクションをしなくて良いスタイナーとダガーの装備品をはがしておこう。細かいところにこだわっておくと、いつか役立つ。「低レベル+入店禁止クリアーIII」では、外した。今回は、忘れた。
 イベント後は街に出るので、いろいろとこれからの準備を整える。まずは合成屋でジタン用の盗賊刀「バタフライソード」と「オーガニクス」を作っておこう。盗賊刀は「刀魂放気」で100%相手をステータス異常にできるというとても便利な効果を持つからな。他にも消費アイテムを補充したり店売りセットを揃えたり。
 もしダリの村で「羽根付き帽子」を買うのを忘れていたら、絶対にここで「ガラスのバックル」を合成しておくこと。これら両方を持たないままギザマルークの洞窟に入ってしまうと、「追加効果発動」で相手を石化させることができなくなり、詰まる。ギザマルークの洞窟に一度入ると、リンドブルム城のトロッコが封鎖されてしまうからな。
 ・・・街は広いが、要するに「劇場街のタンタラスアジトへ行く」→「リンドブルム城の客室でスタイナーと会話する」→「兵士の服を奪ってリンドブルム城上層へ行く」の順に行動をすれば話が進む。FF12の感覚に慣れた後だと、なんかFF9がビジュアルノベルのように感じられてしまう。とにかくイベントばっかりだ。ま、今更って感じだけどね。

 次は狩猟祭。まさにただの"イベント"であるが、ここでも低レベルクリアーを行う際の必須の行動がある。それは、このイベントでメインモンスターとして登場する「ザグナル」から相手を石化させるクイナ用の武器「ニードルフォーク」を盗むことだ。全員1という極限低レベルを守り切るために、絶対にここで盗まなければならない。「ぬすむ」を禁止していた入店禁止クリアーIIIでもここで一回だけ「ぬすむ」を使った。
 そのザグナルは狩猟祭の残り時間が4分30秒を切ると商業区の最奥の広場に必ず姿を表すので千里眼の薬を用意する必要はない。ポイントも関係ないので無理して他のザコモンスターを狩る必要も全くない。黙々と駅で待ち、時間が来たら狩りに出掛けよう。商業区で駅から出たエリアでは、画面右端を進むとトリックスパローとの戦闘を避けられる。
 戦闘が始まったらぬすむ連打で「ニードルフォーク」を盗み、それが終わったらメニュー画面を開いて時間切れまで待つべし。戦ってもアイテム消費が多くなるし優勝キャラが安定しなくなるしで全くいいことがない。急がば待て、の精神で。
 ・・・・ということで狩猟祭終了。この手順の通りに進めれば、優勝するのは確実にフライヤとなる。そうすると雷属性を吸収できる「さんごの指輪」を入手することができるので、これが一番いいパターンだ。ジタンが優勝すると5000ギルがもらえるが、ギルは中盤以降余ってくるしデートは出来ないしでいいことなし。ビビのカードなんかはもはや馬鹿の領域。
 なんにせよ、「ニードルフォーク」を盗めていない場合は必ずリセットし、盗めるまでやり直さなければならない。

 話が展開し、リンドブルム城下層からワールドマップへ。そういや、FF12ってワールドマップがなかったな。まあ街と街を結ぶダンジョンが文字通り「ワールド」だったから、不足を感じることはまったくなかったけどね。その影響か、こういうマップに出るとつい右スティックを倒してしまう俺。それじゃ視点操作できねぇって、この時代は。
 ここでやることは二つ。まずはク族の沼に行ってクイナを仲間にする。ここで仲間にしなくともDISC2で強制的に仲間になるし、ストーリー的にもしばらく緊迫した場面が続くため空気の読めないクイナはあまり仲間にしたくないところであるが・・・低レベルクリアーでは石化食器「ニードルフォーク」の使い手であるためここで仲間に加える必要がある。
 仲間に加えた直後のクイナは何も防具を装備しておらずいきなり喧嘩を売っているので、しっかりと一式を装備させておこう。「ニードルフォーク」と「羽根付き帽子」(か「ガラスのバックル」)を装備させたら、忘れずアビリティ画面で「追加効果発動」も装備させておくこと。「黒魔道士タイプAが石化しません><」という質問のうち2/3くらいは追加効果発動を装備し忘れてるから。

 さて、次はチョコボである。通常プレイでもそうだが、このチョコボの穴掘りのミニゲームを行うことにより、非常に豊かな装備品が手に入る。目立つものだけでも三色ローブやアルテマウエポン・ラグナロク。そして低レベルクリアーでは「ストップ」を使用できるようになる「オークスタッフ」がDISC2中盤でどうしても必要なため、絶対にこれを行わなくてはならない。まあ、そうでなくてもほとんどの人はやるだろうけどね。
 この時点で掘りだせるおたからは「川のほとり」と「山のはざま」。さらにギザマルークの洞窟通過後に必要となる「やすらぎの浜」も手に入れておこう。
 ということで掘って、掘って・・・掘りまくる。森でチョコグラフを回収したら今度は外に出て掘る。このプレイ日誌のコンセプトは他の攻略情報無しで低レベルクリアーが楽しめるようにすることだが・・・さすがにお宝の位置を書くのは無理。どこか他を当たってください。または原点に返って自分で探すとか。ちなみに俺はアルティマニア派。真ん中で裂けてるけど。
 早速「ゲルミナスブーツ」を手にいれる。これで「とんずら」を武器に依らずに使用できるようになり、ジタンが武器を自由に選択できるようになった。他にも有用な装備をいくつも入手。うん、これがFF9の面白いところだな。様々な装備品を手に入れて、色んな戦術を試せるところが。

 今やれることは全てやった。
 ああ・・・次はギザマルークの洞窟だ・・・。

 

第三話へ

 

ひとつ前のページへ トップへ